野草ちゃん♪のブログで、『日本透明水彩会福岡展』の案内をしていたので、昨日は福岡市美術館に見に行ってきた。
すごく繊細で写実的で、透けた感じでの濃淡や光の具合、影の具合など、どれもレベルが高く、全部を何度も何度も繰り返し見てまわった。
良い目の保養になったよ♪ 良かった~♪
あ、野草ちゃんにはお会いできなくて残念でしたが。
美術館の入り口近くで初老のご婦人が寄ってきて、「『法隆寺展』の券を貰ってくれませんか?」と券を一枚私に差し出してきた。
ご主人が急に「行かない」と言い出して、一人で来たので券が余ったらしい。
絵を見に来たからいらないと言ったら、「どうぞどうぞ、タダで良いですから」と言って呉れたので、お礼を言って貰ってしまった。
そう言うわけで、あまり興味はなかったんだけど、国宝の観音像も見てきた。
貰っておきながら何という言い草かと思うけど
美術館のある大濠公園の近くには、私が青春時代に住んでいた場所がある。
今は、その場所は駐車場になり、周りはビルだらけになっていた。
分かってはいたけど、面影も何も無い・・・・。(:_;)
あの時の苦しみ、悲しみ、喜びは何だったんだぁ~!
思い出までも影も形も無くなったようで、なんとも言えない虚しさを感じて、しばらくその場所を眺めていた。
油絵を覚えてよく描いていたのも、この場所。
部屋は、絵の具とシンナーの匂いが充満してたような。
時代が変わるのは当たり前だが、青春を返せ~!と思いながら帰ってきた。