変なタイトルつけてしまったが・・・.。o○
今日の新聞記事を抜粋して簡単に短くしたものです。
【厚生労働省が認知症高齢者の急増を受け「認知症施策推進5カ年計画」を4月からスタートする。高齢化が進むと現在の病院や介護施設、在宅サービスの態勢では対応できなくなる為、今までの施設が基本だったのから、住み慣れた地域で暮らし続けられる在宅ケア中心への転換を目指す。云々・・・・・本人や家族の生活の質の改善を支援し家庭訪問による「認知症初期集中支援チーム」も新設。研修を早期強化して診断を行う医療機関は全国に約500カ所整備する。】と、あった。
人にはそれぞれの介護の仕方があって決まりごとに束縛されるのも負担だと思うが、認知症急増で介護の仕方も変化してくるんだな。
現代は食糧難もなく医療機関が発達していても、やはりある年齢になると段々と物忘れも酷くなり、思考も体力も細胞も衰えてくる。
そして、しまいにはボケが始まる。しかし誰しもが避けて通れない一本道。
ボケる事は遠い存在と思っていたが、親戚や知人などの変わっていく姿を見ている内に、現実のものと受け止めるようになった。
本当に赤ちゃんに戻ってしまうのだ。
しかし、赤ちゃんは話しかける内に物事をどんどん吸収して覚えていくが、認知症状になると、覚えてることをどんどん忘れてしまう。
そして頑固になる。
姉が、ペコロス岡野さんの『ペコロスの 母に会いに行く』と言う本を見せてくれた。
「62歳の漫画家が描く、認知症の母との可笑しくも切ない日々」とある。
何か、表紙を見ただけで、自分の迷いに強力な助っ人が現れたような感じだった。
つまり、いずれは自分もいつかはと、心の何処かで不安があるのだ。
子供たちに迷惑はかけたくない、いつまでも優しく強い私を見せていたい。
作者の母が、現実と昔を行ったり来たりする姿、生きる切なさ、愛おしさが描かれている。
自分でもこの本が欲しくなり買ってきた。1200円。
この本は、なかなか絵が良い。
年老いてボケてしまったとしても、私たちの今日を支えてくれた命の恩人である。
あとがきに、『僕はただ少しずつ忘れていく母との日常を、オモシロ可笑しく淡々と描き留めているだけでした』と書かれている。
長崎弁で書かれた作者の介護日記。
ちょっとぶっ飛ぶ内容もありましたが、読んだら分かる。(^o^)一度読んで貰いたい一冊です。