独特の画風で今なお人気が高い洋画家・熊谷守一。
少年時代を過ごした岐阜と晩年を過ごした東京都豊島区のつながりにより、守一のアトリエに残された遺品を豊島区から借用し、作品とともに紹介します。
熊谷守一
1880年(明治13年)4月2日、機械紡績を営む事業家で地主の父熊谷孫六郎と母タイの三男(7人兄弟の末っ子)として岐阜県恵那郡付知(現・中津川市付知町)に生まれた。子供時代から絵を好んだ。父親の孫六郎は学も財もない中から製糸業で成功し、岐阜県会議員となり、1885年(明治18年)には同議長を務め、人口不足のため市制が布されなかった岐阜の将来のため有力者に働きかけて市制実施運動を興し、近隣町村を合併して人口を増やし、私財を投じるなどして市制を実現し、1889年に初代岐阜市長に就任、1892年には衆議院議員に選出され、岐阜の名士となった人物。製紙工場のほか春牛社牧牛場などを経営する孫六郎は政治や商売に忙しく、守一が3歳のときに祖母や母から引き離して他の兄弟とともに熊谷製糸工場に隣接する岐阜市内の邸宅に住まわせ、妾の一人を「おかあさん」と呼ばせて養育させた。同家には、孫六郎の二人の妾と大勢の異母兄弟が暮らしていた。岐阜県尋常小学校に入学し、11歳のとき、濃尾地震で友人を多数亡くす。12歳ころより水彩画を描きはじめ、14歳で岐阜市尋常中学校に進学する
開催期間
令和3年12月4日(土曜日)から令和3年12月19日(日曜日)まで
開催時間
午前10時 から 午後5時 まで
入場は16時30分まで
開催場所
みんなの森 ぎふメディアコスモス1階 みんなのギャラリー
費用
必要
300円(当日券のみ)
高校生以下、身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳・難病に関する医療受給者証の交付を受けている方及びその介護者1名は無料
主催
熊谷守一展実行委員会・岐阜市・公益財団法人ぎふしん記念財団
問い合わせ
文化芸術課 電話番号 058-214-4973