一定年齢以上の方ならば「音羽御殿」なる通称の方が判りが良いと思われるが、民主党代表・鳩山由紀夫氏の祖父・鳩山一郎元首相の邸宅だった「鳩山会館」を見に行って来た。1924年に建てられたこの館には、戦前~戦後を彩る数多の政治家が訪れている。ソ連との国交回復に向けた打ち合わせが行われる等、政治史を語る上で欠かせない舞台の一つと言っても良い。数年前から訪れてみたいとは思っていたが、やっと念願が叶った。
公式サイトによると、最寄駅は江戸川橋駅、又は護国寺駅。自分は、江戸川橋駅を下車して向かう事にした。交通案内を見ると非常にシンプルな道程なのだが、恥ずかしい事にかなり行き過ぎてしまい(講談社の辺りで、行き過ぎた事に気付いた。)、Uターンして目的地に到着。「これだけの名所なので、駅からちょこちょこ表示板が在るだろう。」と思っていたのだが、自分が気付いた範囲では1ヶ所だけしか無く、それ故に行き過ぎてしまったという次第。鳩山代表の首相就任が現実味を帯び出した辺りから来館者が大幅に増えたと言われているが、それに伴って“迷子”も増えたのではなかろうか。
小さな町工場が在ったりと下町の風情も感じさせる江戸川橋駅界隈も、少し奥に入ると山の手の雰囲気が漂っている。小高い丘の上に建つ鳩山会館は、そんな一角に鎮座。
【鳩山会館入口】
葛折りの坂を上がって行き、広い駐車スペースを通り過ぎると、大きな館が目の前に現れる。「入口上部に鹿の装飾が施されたこの館に、数多の政治家達が入って行ったのだなあ。」と、暫し「歴史の世界」に思いを馳せる事に。
【鳩山会館入口】
【鹿の装飾】
地下1階、地上3階の館だが、見る事が出来るのは1階と2階のみ。1階には3つの応接室、そしてイギリス風サンルームが在る。1995年に大規模な修復工事が行われたが、3つの応接室は元々「応接間」、「居間」、「食堂」として使われていたとか。第2応接室には鳩山元首相が愛用していたという椅子が置かれており、嘗て其処に座っていた“主”の事を想像。
【第2応接室】
【鳩山元首相愛用の椅子】
サンルームから庭園に出る事が出来るのだが、花や木で綺麗に整えられた広大な庭に圧倒。「音羽御殿」とは上手く譬えたものだ。
【庭園】
【鳩山元首相の銅像】
庭園をぶらっと歩いた後、再び室内に戻る。室内のあちこちにステンドグラスが施されており、其処には「鳩」が多く用いられていた。
【ステンドグラス1】
【ステンドグラス2】
2階には「鳩山一郎記念室」、「鳩山威一郎(鳩山元首相の長男。元外務大臣。)記念室」、「鳩山薫(鳩山元首相の妻。元共立女子学園理事長。)記念室」、そして「大広間」が在る。「撮影禁止」の記念室には歴史的価値の高い品々が展示されていたが、一番印象に残ったのは鳩山元首相のデスマスク。実に穏やかな表情をしていた。又、大広間は嘗て威一郎氏の3人の子供達の寝室だったそうで、鳩山由紀夫代表や鳩山邦夫元総務大臣が此処で寝起きしていた事になる。
【大広間】
入ってから1時間程して、館を出る事に。「『音羽御殿』の次は、近所に在る『目白御殿』を見に行こうかな。」とも思ったのだが、目白御殿は昔見に行った事が在るし、別の所に行く事にした。向かうは国会議事堂。実は、国会議事堂を見学した事が無いのだ。参議院(衆議院の見学は、“原則として”国会議員の紹介が無いと駄目とか。最近はツアーが組まれている様だが、それでも参議院見学に比べると面倒。)の公式サイトの「国会体験・見学」を確認し、最寄駅の永田町駅で下車。
【国会議事堂】
内部も外部も、歴史を感じさせる造り。内部は一切「撮影禁止」だったのは不満だが、とても有益な時間を過ごせた。
国会議事堂の見学を終えた後、斜め前に在る「憲政記念館」に足を運んだ。入館料は無料だが、歴史好きには堪らない資料が多く展示されている。国会議事堂を見学された際には、是非こちらも覗いて欲しい。
記念館を出て、道路を挟んだ向かい側の建物に行く。此処では国会議事堂関連の土産が売られており、以前から「買いたい。」と思っていた「歴代首相の似顔絵入りの湯飲み」も置いてあるという事だったので。しかし、御目当ての湯飲みは無かった。麻生太郎首相の退陣を控えて、在庫一掃されてしまったのだとか。仕方が無いので、代替として「歴代首相の似顔絵入りタオル」を購入した。こういう点では、かなりミーハーな自分なのだ。
公式サイトによると、最寄駅は江戸川橋駅、又は護国寺駅。自分は、江戸川橋駅を下車して向かう事にした。交通案内を見ると非常にシンプルな道程なのだが、恥ずかしい事にかなり行き過ぎてしまい(講談社の辺りで、行き過ぎた事に気付いた。)、Uターンして目的地に到着。「これだけの名所なので、駅からちょこちょこ表示板が在るだろう。」と思っていたのだが、自分が気付いた範囲では1ヶ所だけしか無く、それ故に行き過ぎてしまったという次第。鳩山代表の首相就任が現実味を帯び出した辺りから来館者が大幅に増えたと言われているが、それに伴って“迷子”も増えたのではなかろうか。
小さな町工場が在ったりと下町の風情も感じさせる江戸川橋駅界隈も、少し奥に入ると山の手の雰囲気が漂っている。小高い丘の上に建つ鳩山会館は、そんな一角に鎮座。
【鳩山会館入口】
葛折りの坂を上がって行き、広い駐車スペースを通り過ぎると、大きな館が目の前に現れる。「入口上部に鹿の装飾が施されたこの館に、数多の政治家達が入って行ったのだなあ。」と、暫し「歴史の世界」に思いを馳せる事に。
【鳩山会館入口】
【鹿の装飾】
地下1階、地上3階の館だが、見る事が出来るのは1階と2階のみ。1階には3つの応接室、そしてイギリス風サンルームが在る。1995年に大規模な修復工事が行われたが、3つの応接室は元々「応接間」、「居間」、「食堂」として使われていたとか。第2応接室には鳩山元首相が愛用していたという椅子が置かれており、嘗て其処に座っていた“主”の事を想像。
【第2応接室】
【鳩山元首相愛用の椅子】
サンルームから庭園に出る事が出来るのだが、花や木で綺麗に整えられた広大な庭に圧倒。「音羽御殿」とは上手く譬えたものだ。
【庭園】
【鳩山元首相の銅像】
庭園をぶらっと歩いた後、再び室内に戻る。室内のあちこちにステンドグラスが施されており、其処には「鳩」が多く用いられていた。
【ステンドグラス1】
【ステンドグラス2】
2階には「鳩山一郎記念室」、「鳩山威一郎(鳩山元首相の長男。元外務大臣。)記念室」、「鳩山薫(鳩山元首相の妻。元共立女子学園理事長。)記念室」、そして「大広間」が在る。「撮影禁止」の記念室には歴史的価値の高い品々が展示されていたが、一番印象に残ったのは鳩山元首相のデスマスク。実に穏やかな表情をしていた。又、大広間は嘗て威一郎氏の3人の子供達の寝室だったそうで、鳩山由紀夫代表や鳩山邦夫元総務大臣が此処で寝起きしていた事になる。
【大広間】
入ってから1時間程して、館を出る事に。「『音羽御殿』の次は、近所に在る『目白御殿』を見に行こうかな。」とも思ったのだが、目白御殿は昔見に行った事が在るし、別の所に行く事にした。向かうは国会議事堂。実は、国会議事堂を見学した事が無いのだ。参議院(衆議院の見学は、“原則として”国会議員の紹介が無いと駄目とか。最近はツアーが組まれている様だが、それでも参議院見学に比べると面倒。)の公式サイトの「国会体験・見学」を確認し、最寄駅の永田町駅で下車。
【国会議事堂】
内部も外部も、歴史を感じさせる造り。内部は一切「撮影禁止」だったのは不満だが、とても有益な時間を過ごせた。
国会議事堂の見学を終えた後、斜め前に在る「憲政記念館」に足を運んだ。入館料は無料だが、歴史好きには堪らない資料が多く展示されている。国会議事堂を見学された際には、是非こちらも覗いて欲しい。
記念館を出て、道路を挟んだ向かい側の建物に行く。此処では国会議事堂関連の土産が売られており、以前から「買いたい。」と思っていた「歴代首相の似顔絵入りの湯飲み」も置いてあるという事だったので。しかし、御目当ての湯飲みは無かった。麻生太郎首相の退陣を控えて、在庫一掃されてしまったのだとか。仕方が無いので、代替として「歴代首相の似顔絵入りタオル」を購入した。こういう点では、かなりミーハーな自分なのだ。
会社は、某政党の月刊誌を任されていました。^±^
でもって、記念誌も作ってましてそのたびに行ってましたよ。
国会図書館は一時通い詰めです。^±^
地元でもあまり知られておりませんが、幼いころから成績優秀だったそうです。
四代血統表というとサラブレッドのものなら良く見るのですがね。
「女性達が在っての鳩山家」と口の悪い人は言いますが、それは強ち誤りでは無い様に思っています。鳩山由紀夫首相の曾祖母・春子さんは御指摘の通りかなり優秀な人物だった様で、共立女子学園の創立者の一人。又、祖母・薫さん&母・安子さんも女傑として有名。うろ覚えですが薫さんは鳩山一郎首相が退陣した後、その能力を買われて「大臣にならないか?」との話が在ったのを断ったというのを聞いた事が在ります。鳩山由紀夫首相の妻・幸さんも、かなり強烈なキャラクターですしね。
(金曜日の東京出張ないかなー^^;)
有名なステンドグラスもそうですが、他の部屋も随分立派なんですね。
国会議事堂も外から眺めたことしかありません。
中に使われている石の中に、父方の祖父が関係していた採石場から採った石があるんだそうです。その祖父は「一度行ってみたい」と言っていましたが、なんやかんやと行かないでいるうちに亡くなってしまいました^^;。
父はあまり興味ないみたいですし、まあ、私も一体どこにその石があるんだかわからないんですけどね^^;。
歴史が好きなものですから「政治史を彩った場所」という事で見に行った訳ですが、建築物としても見るべき所が多かったです。江戸川乱歩の小説に出て来る様な「丘の上の瀟洒な洋館」といった風情。門を通り抜けて上って行く葛折りの坂には曼珠沙華の花等が咲き、なかなかの味わいが在りました。
鳩山会館のスタッフの方と少しだけ話をしたのですが、昨年は来客数も余り無く、週に1回行われている「説明付き見学会」の取り止めも考えられていたとか。それが今は、毎回現定数を超えてしまう程の人気だそうです。
「当時の建築技術の粋を集め、又、最高の材料を使った建築物。」と言われている国会議事堂。初めて中を見学しましたが、それが頷ける建物でした。「石」一つとってみても(パネルで具体的に表示されていました。)、あらゆる場所から素晴らしい材料が取り寄せられている。御祖父様が関わっておられたとの事で、それならば一層感慨深い物が在ると思います。是非機会を見付けて、見学なさって下さい。
自民党本部前ではSP等の数も減りましたか。衆院選挙で自民党が大敗して以降、未だ「麻生政権」が続いているというのに、新聞の「首相動静欄」を見ると、めっきり人の出入りが少なくなっていました。そして既に「鳩山“代表”動静欄」が一緒に設けられていて、そちらは来客万来状態。「驕れる者は久しからず」とは、良く言った物です。
個人的には「洋館」が大好きで、神戸に行く度に異人館に足を運んでいます。友人からは「何度も同じ館を見て、何が面白いの?」と不思議がられますが。何度見ても魅了されるのだから仕方無い。