先月、ロト7で1等8億円が3口出た。2口は香川県観音寺市の同じ売り場から出たという事で、恐らくは1人の人間が16億円を引き当てたと思われる。観音寺市と言えば寛永通宝を模した巨大な砂絵「銭形砂絵」が在る所としても有名だが、金銭に纏わる土地とは言え、1人で16億円とは羨ましい限りだ。
しかし、上には上が居る様で・・・。
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「米宝籤で590億円の高額当選、84歳女性名乗り出る」(6月6日、CNN)
米フロリダ州の宝籤運営当局は5日、高額宝籤の「パワーボール」で5億,9050万ドル(約590億円)の当選金を当てた女性が名乗り出たと発表した。此の金額は、米宝籤史上2番目の高額となる。
幸運の主はフロリダ州在住のグロリア・マッケンジーさん(84歳)。当選金を一括で受け取る事を選んだ為、実際に支払われる金額は税引き前で3億7,090万ドル(約370億円)となる。
当局を通じて発表したコメントによると、マッケンジーさんは同州タンパ北部のスーパーマーケットで宝籤を購入した。「行列に並んでいると、親切な人が行列の順番を譲ってくれ、私に先に買わせてくれた。」と言う。
マッケンジーさんは息子やファイナンシャル・アドヴァイザー等に付き添われ、宝籤運営本部に当選券の確認に訪れたと言う。
今回のパワーボールでは当局が5月18日、フロリダ州で5億9,050万ドルの当選が出たと発表して注目が集まっていた。米国の宝籤では、「メガ・ミリオンズ」で2012年3月に出た6億5,600万ドルが史上最高額。此の当選金はイリノイ州等に住む複数の当選者の間で分割された。
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パワーボールでジャック・ポットを引き当てた場合、其の当選金の受け取りは「年金形式」か「一括形式」かを当選者は選択。記憶違いで無ければ、「年金形式」だと30年間の分割で、最終的には当選金を丸ごと得られるが、「一括形式」を選ぶと大幅に減額されてしまうという事だったと思う。今回の当選者は84歳という事で、年齢を考えると「一括方式」を選択したのは理解出来る。「年金形式」を選択した場合、受けている途中で亡くなったら、残額が遺族に相続されるのかどうかは知らないけれど、先を考えたら大幅に減額され様とも「目先の大金」を選び、余生を楽しく過ごしたいと考えるのは、自分も同じだから。
今回のニュースを読んで一番思ったのは、「逆だったら、良い教訓になったのに・・・。」という事。マッケンジーさんは「行列に並んでいると、親切な人が行列の順番を譲ってくれ、私に先に買わせてくれた。」とコメントしているが、此れだと「親切心で先を譲った人が幸運を逃し、逆に譲られた人間が濡れ手で粟。」という感じがし、「他者に親切にするのは損。」という思いを持ってしまう人も出て来るだろう。もし逆のケース、即ち「親切心で先を譲った人が幸運を得た。」というので在れば、「情けは人の為ならず」という教訓となった様に思うから。
「買う番号を自分で選ぶ方法」と「買う番号を機械任せにする方法」が在るのかどうかも知らないのだけれど、もしマッケンジーさんが「買う番号を自分で選ぶ方法」“だけ”で購入したのだった、先を譲った人は悔しく無いだろうが、マッケンジーさんが「買う番号を機械任せにする方法」で1口購入し、尚且つ先を譲った人も「買う番号を機械任せにする方法」で1口以上購入する予定だったら、自分が引き当てた筈の高額当選金を掻っ攫われた“善意の人”の無念さは、察するに余り在る。
余計な御世話なのだが、何故マッケンジーさんは「先を譲られた話」をしたのだろうか?「譲ってくれた人に御礼したい。」というのなら話は判るのだが、そうで無ければ“善意の人”を悔しがらせるだけだと思うのだが・・・。
でも不思議な事に何故か日本の高額宝くじの当選した一部の人の元に寄付してくれ金を貸してくれなどの要請がガンガン来るそうです
誰がバラしたんでしょう?
こうなると会社を辞めて違う町に引っ越ししたくなりますね
宝くじを買う人は夢を追ってる人なんでしょうね
恥ずかしながら俺は宝くじを買う金が有るなら自分でパチンコをして金を儲けようとする宝くじの当選番号発表まで夢を見る余裕の無い目先の金に目が眩む守銭奴ですf(^_^;
宝籤で高額当選を果たした事を口外し、其の事で殺されてしまったというニュース、国内外で何度か見聞した事が在ります。「岩手宝籤殺人事件」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E6%89%8B%E5%AE%9D%E3%81%8F%E3%81%98%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6)も其の1つですが、自分なら絶対に口外しないです。一面識も無い“親戚”や“友人”が大挙して押し寄せるという話も聞きますし、其の挙句に殺害されては堪りませんから。
8億円を2口も引き当てた人は、今頃どんな生活を送っているのでしょうね?恐らく、暫くは人目を避ける意味でも、派手な生活はしない事でしょう。
1等8億円が3口出た第7回は、当選番号が「1、3,5、7、27、29、33」と全てが奇数番号で在り、尚且つ「1~7迄及び27~29」が1つ飛ばしの番号という、中々狙い難い番号でした。又、昨日発表の第10回(1等当選無し)は「1、2、3、6、24、28、30」と接近した数字が多く、此れ又狙い難い番号。仰る様に、続き番号が可成り多い気はしますね。
昔、時代劇の「暴れん坊将軍」だったかで、富籤の箱に細工をし、代官達が大儲けしていたというストーリーが在りました。公開の場で抽選を行っているのですから、流石にロト7の抽選に“細工”は無いと信じたいですが、「もしかしたら数字の書かれたボールに重量の差が付けられていたりと、特定のボールが選ばれ易くなっていたりして・・・。」なんぞと考えた事も在ります。