ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「“誰”が、不快に感じたのか?」にもよる気がする

2024年06月18日 | 時事ネタ関連

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鶴光MCラジオ番組不適切替え歌謝罪にネット様々 『そういう時代。』、『ラジオの楽しみの1つ。』
」(6月17日、スポニチ

ニッポン放送は16日、今年3月15日に放送した「鶴光の噂のゴールデンリクエスト」に付いて、「公共の電波で流すには著しく不適切」な内容が在ったとして謝罪した。

此の謝罪に、インターネット上には、様々な声が上がっている。「そういう時代なんだね。」、「コンプライアンスの時代。」、「今は仕方無いかな。」、「時代なのかな。鶴光の替え歌好きだったけど。」と“現在”のコンプライアンスを指摘する声が在る一方、「オールナイトニッポンが懐かしい。」、何だ彼んだ言っても、昭和は自由が在り、楽しかったと思う。、「テープ録って、楽しんだ思い出。」、低俗だろうが何だろうが、クスッと笑えるネタ披露するってのも、ラジオの楽しみの1つ。」という“擁護派”の声も在る。

番組は、レジェンドパーソナリティー、笑福亭鶴光による番組。「御笑い」とグッド・ミュージック御茶の間に元気と癒やしを届ける、リスナーとのコミュニケーションで送るリクエスト番組で、アシスタントは"御美和子様"田中美和子

1987年から2003年放送された生ワイド番組鶴光の噂のゴールデンアワー」終了後、番組復活を要望する声が多く、単発で復活。其の後、2019年に「笑福亭鶴光の噂のゴールデンリクエスト」として復活し、2020年にレギュラー番組昇格。其の後、何度かレギュラー終了→復活を繰り返す等、根強い人気を誇る

同社は今年3月15日の放送に付いて、ピンク・レディーの複数曲の替え歌を放送しました。」と説明し、「然し乍ら、其の歌詞の内容は余りに低俗で在り、公共の電波で流すには、著しく不適切な物でした。」として御詫び掲載

当該放送を聴かれて、不快に思われたリスナーの方も多数いらっしゃると思います。何より、往年の名曲を手掛けられた作曲家都倉俊一先生、作詞家阿久悠先生を始めとする御関係者の皆様に、多大な御迷惑、御不快を掛ける物でした。又、番組の出演者の皆様にも、御迷惑を御掛けしてしまいました。此処に、深く御詫びを申し上げる次第です。と謝罪した。

続けて「今後は、公共的機能有するラジオ放送局としての責務自覚を強く持ち、務めを果たして参ります所存です。」とし、「どうぞ宜しく御願い申し上げます。」と呼び掛けた。
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最初に、自分の“立ち位置”を記す。自分は、結構“エロい人間”で、エロ話も嫌いでは無い。寧ろ「好む。」と言って良いだろう。でも、「どんなエロ話でも好き。」という訳では無い。女性遍歴が激しく、エロい人間として認識されている(で在ろう)火野正平氏の様に、「“さらっと”口にするエロ話。」は好きだが、「“ねちっこく”口にするエロ話。」は苦手。(ブログで何度も書いているけれど、御笑い大好き人間の自分が萩本欽一氏や明石家さんま氏の笑いが大の苦手な理由は、彼等の“ねちっこい人弄り”に在る。)なので、ファンの方には申し訳無いけれど、鶴光氏のエロ話は昔から苦手なのだ。

今回の件、色々調べてみたが、「具体的に,どんな内容の替え歌だったのか?」を含め、どうにも詳細が良く判らない。鶴光氏の過去のエロ話を思うに、どんな感じだったのかは凡そ見当が付くけれど、「今回の記事は飽く迄も、詳細が全く判らない上での“自分の推測”に基づく私見。」で在る事を理解した上、先を読んで戴きたい。

元記事にも在る様に、ディープなファンを多く持つ鶴光氏。そんなディープなファンからすれば、「何故、こんな程度の替え歌で、放送局が謝罪するの?“言葉狩り”と似た感じがして、何かだなあ。」と感じるかも知れない。中には「そんなに不快だったら、、(鶴光氏の)番組を聞かなければ良いじゃん。」という声も在った様だ。自分も“言葉狩りの様な風潮”には抵抗を覚えるし、世の中には“何でも彼んでもクレームを付けたがるクレーマー”が存在するのは事実で、そういう連中のクレーム“だったら”、放送局が一々気にする必要は無いと思う。

、詳細が良く判らない上で書くと、3ヵ月“も”前に放送された内容が、何で今になって大事になってるの?と不思議。「不快だ!」等の抗議が相当数届いていたならば、(謝罪するにしても)もっともっと早い時点で放送局は謝罪していたと思う。又、そんなに大した数の抗議で無ければ、放送局が謝罪に追い込まれる事は無かったろう。

そんな事を考え合わせると、「抗議数はそんなに多く無かったけれど、放送局としては“絶対に無視出来ないレヴェルからの抗議”が在り、其の対応(根回し)に時間が掛かって、3ヶ月後の謝罪となったのではないか。」と想像する。具体的に言えば、歌詞を“卑猥”に変えられた事で、強い憤りを感じた阿久悠氏の御遺族か、又は“同志”だった作曲家の都倉俊一氏からの強い抗議が在ったのではなかろうか。飽く迄も推測に過ぎず、事実で無い可能性も多分に在るけれど、自身の作品を“宝物”の様に大事に考えているクリエーター、又はクリエーターの関係者ならば、卑猥な替え歌にされてしまった事に強い憤りを感じるのも、凄く理解出来る。ので。若しそうだとしたら、「今回の放送局の謝罪は仕方無いだろうな。」と思う。


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4 コメント

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Unknown (悠々遊)
2024-06-18 11:10:28
こんにちは。
つい最近ネット記事で『笑福亭鶴光』と『ラジオ番組』というキーワードを見かけたことがあるのですが、そういう事だったのですか。

替え歌は元が名曲や有名だからこそ生まれるもの。
物真似は元が有名人や人気者だからこそ真似られる。
そう考えれば替え歌が生まれたり物真似されることは世間に認知された証として名誉ある事、とも捉えられるけれど、その中身によっては当事者でなくても不快と感じることもあり、前日のこちらのブログ記事のテーマ同様、十二分な配慮が必要という事でしょうね。
特に有名であったりした場合には、当事者の了解をあらかじめ得ておくというのは大事かもしれません。

エロい替え歌という事で思い出したのが、以前タモリ氏のテレビ番組で視聴者からの投稿を流していた事。
ちょうどその時たまたま見ていて「え? こんなのテレビで流していいの?」とびっくりしたのが、松山千春氏の『恋』の一節。
露骨な表現ではなく、さらりと連想させる表現だったところが秀逸だったけれど(笑)。
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>悠々遊様 (giants-55)
2024-06-18 13:53:19
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

タレントの坂上忍氏は「週刊新潮」でコラムを連載されているのですが、先日、「へー。」と思わされる内容が記されていました。当該誌が手元に無く、記憶に頼って書く為、細かい部分で誤りが在るかも知れませんが、次の様な内容でした。

坂上氏が自身の楽屋に居た所、タレントの島崎和歌子さんが手土産を持って挨拶に来たそうです。で、彼女は開口一番、「先日、生放送の番組内で、“勝手に”坂上さんの名前を出してしまいました。本当に済みません。」と言ったそう。坂上氏は其の番組を見ていないし、彼女が何を言ったのかも全く判らなく、当然、彼も彼のスタッフも番組に抗議とかもしていない。別段、坂上氏の悪口を言った訳でも無いし、「そんな事気にしなくて良いのに・・・。」と恐縮してしまったそう。

で、坂上氏曰く「収録した番組内で、スタジオに居ない有名人の名前を出した際には、番組スタッフが事後に当該有名人に『勝手に名前を出しました。良いですか?』みたいな御伺いを入れる事は在るけれど、出演者が自身で御伺いを入れる事、況してや直接会いに来てなんて無い事なので、『律儀な子だなあ。こういう律義さが在るから、芸能界で長年活躍出来るんだろうなあ。』と感心してしまった。」と。

で、自分が驚いたのは、「悪口云々で無くても、番組内で勝手に名前を出しただけで、番組スタッフが当人に事後、御伺いを入れる事”も”在る。」という事実。まあ煩型の人も居ますから、そういう対応は必要なのでしょうが、「其れだけ配慮しているんだなあ。」と驚いた次第。

そういう事を考え合わせると、「今回の替え歌、事前に関係各所に御伺いを立てていなかったのかなあ?」という疑問が湧きました。

多くの人に知られた歌だからこそ、其の替え歌は生まれる。余り知られていない様な歌だったら、替え歌なんか生まれない訳で、そういう意味では歌を作った人達にとっては“誇り”と成り得る訳ですが、と言って、どんな替え歌で在っても、其処に最低限の“リスペクトの念”は必要。「面白ければ、何でもOK。」というのは、明らかな間違いでしょうね。

昔、替え歌の帝王・嘉門達夫氏が、「替え歌を披露する前に、必ず作詞家&作曲家に許可を取る。中には、『絶対に駄目。』と言う方も居り、そういう場合は“御蔵入り”させる。」みたいな発言をしていましたが、其れが筋だと思います。

エロ話、個人的には結構好きなのですが、記事にも書いた様に”ねちっこい口調の物”は苦手。併せて、“オブラートに包んだ様な言い方”は良いのですが、“直截な言い方”はどうにも好きでは無いというのが在ります。飽く迄も“趣味の問題”ですが。
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今の時代における問題点 (Kei)
2024-06-18 15:21:31
この騒動については、昔(昭和の時代)だったら問題にならなかった(話題にもならなかった)かも知れませんね。
一つには、インターネットがなかった時代なら、ラジオで聴いたリスナー以外には情報が伝わらないでしょうし、マスコミも話題にしないでしょう。せいぜい、ラジオを聴いた友人とか会社内で笑いのネタにする程度で終わってたでしょうね。
今の時代は、ちょっとした事でもSNSで拡散しますから、当然元歌を作詞・作曲・歌唱した方や関係者の耳にも入るでしょうし、その内容が卑猥で露骨なエロネタだと、元歌に関わった方々にとっては、まるで元の歌が穢された気になる方もいるでしょう。
ネットで検索すると、掲示板やブログ等に替え歌の歌詞が載っていますが(“ピンク・レディーの替え歌の歌詞の内容は?”で検索出来ます)、私もこれはちょっとエゲツないなと思いました。宴会での余興程度ならまだ許せるでしょうが、公共電波で流すのは不適切であるのは当然でしょう。放送時間が18:00 - 20:00のゴールデン・タイムだった事も問題です。小さな子供でも聴いてる時間帯ですし。せめて昔のように深夜に放送されたならまだマシだったでしょう。
もう一つは、著作権の問題です。今の時代は、詞を変えたとしても、公共電波でメロディをそのまま使うのは著作権者の了解が必要になります。その点昔はこれもおおらかで、著作権が話題になる事もなかったでしょう。

替え歌と言えばシンガーソングライターの嘉門達夫さんが有名で、いくつもの替え歌を発表しCDも多く出していますが、その際は必ず原曲の著作権者の許可を得ているそうです。時には「今から歌うから聞いてください」と電話越しにギターを鳴らし、許諾を得た事もあったそうです。嘉門さん自身「昔は著作権の意識がゆるかったが今は厳しい。必ず許可を取っている」と語っています。それでも今回のような卑猥な歌詞ではとても許可が得られないでしょうが(笑)。
まあ息苦しい時代になったと言えばそれまでですが、電波に乗せるなら原曲を作った方にも笑ってくれて、喜んで許可を与えてくれるような替え歌が望ましいと思います。嘉門さんの場合は替え歌の許可を求めると、快諾した上、大喜びで宣伝までしてくれた方もいたそうです。
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>Kei様 (giants-55)
2024-06-18 16:36:28
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

インターネット普及の影響は、非常に大きいですよね。仰る様に、昔なら“極めて限られた空間だけで共有された情報”が、今ではインターネットによってあっという間に、其れこそ世界中に拡散されてしまう。だからこそ、昔じゃあ考えられない事ですが、「一般人でも、一夜にして有名人に成り得てしまう時代。」になっている。

今回の記事を書くに当たり、インターネットで“替え歌の具体的な歌詞”を捜し回ったのですが、「色々捜したけれど見付からなかった。」という書き込み許りで、「相当卑猥な内容だから、転載すると問題になりそうと判断した人が多いのかな?」と思っていました。Kei様の“検索ワード”によって調べました所、漸く当該歌詞を見付けましたが・・・此れは、流石に駄目でしょうね。オブラートに包んでいない、余りに直截で下品な歌詞。深夜帯ならいざ知らず、ゴールデン・タイムに流したとなると、放送局の見識が問われるのも理解出来ます。

“時代の違い”というのは色々な事柄に付いて言え、今回の替え歌も“昔”なら看過されたかも知れません。でも、流石に“今”は、其れもこんなに直截で下品な歌詞だとNG。

嘉門氏の話は、自分も悠々遊様へのレスでも書きましたが、其の位の充分な配慮は必要でしょうね。じゃないと、「オリジナル作品に対する“最低限のリスペクト”すら無い。」と言えるでしょうから。
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