一昨日から始まった「セ・パ交流戦」。2005年からの開催なので、今季で9年目という事になる。普段は闘う事の無い他リーグのチームとの対戦というのは、見ている側としては非常に面白いのだが、過去を振り返ると「交流戦で調子がガラッと変わるチーム」が続出しており、選手や首脳陣は嘸や気を引き締めて臨んでいる事だろう。
一昨日、対マリーンズ戦を“嫌な形”で落としたジャイアンツ。2戦目の昨日も6回表に“嫌な形”で逆転され、9回裏は「3対4」とマリーンズが1点勝ち越した状態で迎えた。展開を考えると、「ジャイアンツの敗戦は、九分九厘確定。」という諦めの境地。しかし、選手達がしぶとく繋ぎ、最後は長野久義選手の“サヨナラ・ヒット”で、何とかジャイアンツは勝利を収める事が出来た。
同一カードの対戦が「3連戦」ならば、万が一初戦から2連敗しても「3戦目に勝てば、結果的に1つの負け越しだけで済む。」という気持ちの余裕が出るけれど、「2連戦」という交流戦の場合は、初戦を落とすと「2戦目も落とせば、借金が2つ増えてしまう。」という切迫感がチームを覆う。だからこそ連勝する事で一気に“上昇気流”に乗るチームが出る一方で、連敗すると其の儘“低迷”に向かう傾向が出るのだろう。
昨日の試合でジャイアンツが負けていたならば、其のショックは長く尾を引きそうな感じだった。ジャイアンツにとっては「単なる1勝」で無く、「実に価値の在る大きな1勝」だった様に思う。
巨人はパリーグ首位のロッテ相手にイーブン。
阪神はパリーグ5位に2連敗。
阪神はなんとか巨人についていってますが、追い越すの難しそうですね。
このままドラゴンズがBクラスで終わりドラゴンズから引き抜いた外人達の活躍でベイスターズがクライマックスシリーズに出場したら世間の笑い者ですからね
しかし善良な野球ファンとしては堂々と逆指名をした長野と菅野の無法者コンビだけは地獄の底を這いずり回ってもらわなければ気が済まんです!
でもまぁ巨人ブランドに野球選手が群がるのも分かります現役はおろか引退後も安泰ですからね
でも巨人から放出(特にパリーグ)されると目に見えて今まで周りにいた人達が潮が引く様に居なくなるらしいですね
恨み言ですがドラゴンズが優勝した時でも関口宏のフレンドパークはドラゴンズを出場させずジャイアンツやヤクルトやライオンズやホークスを出場させてました・・・
交流戦も未だ2試合を終えただけですので、此の段階でどうこう言ってしまうのも何なのですが、セ・リーグで言えばカープとドラゴンズは好発進しましたね。タイガースは2連敗という結果ですが、昨年と違いチームの戦力がアップしていますので、此の儘ズルズルと沈むという事は無いでしょう。
心配なのはスワローズ。開幕からずっと調子が悪く、遂には最下位に沈んでしまった。「投手陣が良い。」と捉えていただけに、チーム防御率の悪さが気になります。
ジャイアンツも、不安を捜せば結構在るんです。一番の不安は澤村投手。過去2年間、彼は“貯金”を作れない投手だった。何れだけ素晴らしい投球をしようとも、「チームのエース」と呼ばれる為には、「如何に多くの貯金が出来る投球をするか。」が大事。今季こそはと期待していたのですが、今の所“昨年迄の彼”と全く変わっていない気がします。
雫石鉄也様宛のレスで書かせて貰ったのですが、セ・リーグのチームで言えば、交流戦に入って上昇気流に乗りそうなのはカープとドラゴンズ。特にドラゴンズは何度も書いている様に、選手個々が“大人”のチームですから、何れは上がって来るとは思っていました。
腐っても「ジャイアンツ・ブランド」というのは、確かに在るでしょうね。失礼な言い方になるけれど、他チームでは引退後の仕事にも困る様なレヴェルの成績しか残せていないのに、元ジャイアンツという事でメディアに露出している人も少なからず居ますし。
個人的には、「ジャイアンツから追い出された(という感じの)選手達」に注目しています。新天地で頑張り、何としても追い出したジャイアンツを見返してやって欲しいと思うからです。今は二軍に落ちてしまったけれど、バファローズの東野峻投手も、何としてでも復活して貰いたい。良い素質を持った選手なのですから。