ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

ズバリ聞きます!(17)

2007年08月11日 | 「ズバリ聞きます!」
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① 朝青龍への厳罰処分

「腰骨の疲労骨折等で全治6週間」という医師からの診断書を提出し、夏巡業の休場を決めてモンゴルに帰国した横綱・朝青龍。しかし帰国後直ぐにモンゴルサッカー協会主催のサッカー・イベントに飛び入り参加し、サッカーに興じている姿がTVで報じられた事で”サボリ疑惑”が持ち上がり、日本相撲協会は朝青龍に対して「2場所連続出場停止、九州場所千秋楽(11月25日)迄の謹慎、4カ月間30%の減俸。」という処分を下したのはもう御存知の事だろう。

この厳罰処分に対し朝青龍の祖国モンゴルでは、「サッカーをした位で、この処分は厳し過ぎる。」、「過去に日本人力士が作った記録を外国人力士の朝青龍に破られたくないが為、日本相撲協会が引退に追い込もうと厳罰を課したのではないか?」といった朝青龍擁護の論調が目立っているとか。又、朝青龍が神経衰弱状態に在るという報道が為された辺りから、日本国内でも彼に対して同情的な意見が出始めている様にも思う。

日本人力士が同様の事をしても特に指摘しないのに、外国人力士がすると狂った様に批判する横綱審議委員内舘牧子女史(第4代委員長の高橋義孝氏もそういった傾向が見受けられたが。)の様な人物も居るし、個人的には外国人力士に対して同情の思いを持ち続けている。自ら選んだ道とはいえ文化や風習の異なる異国の地で、それも非常に閉鎖的&封建的な相撲界に於いて単独で頑張らなければならない辛さは如何許りか、想像するに難くない

そんな自分だが、今回の「朝青龍擁護論」に違和感を覚える。これはスポーツ・ジャーナリストの二宮清純氏も指摘しているのだが、日本相撲協会は『大相撲の興行、相撲競技の指導・普及、相撲に関する伝統文化の保持等の目的』で設立された、文部科学省管轄の財団法人で在り、その特別な性格を考えると巡業は単なるイベントでは無く、相撲競技の普及を図る為の重要な業務。なのだ。「本場所の様に金にならないから。」という軽い気持ちで、朝青龍がサボッたとしたらとんでもない勘違いだし、相撲ファンへの冒瀆と非難されても仕方ないだろう。

「サッカーをした位で、この処分は厳し過ぎる。」という意見は、事の一部しか見ていないのではないか?朝青龍が”通常時”にサッカーをして処分されたのなら判るが、今回はそうでは無い。実際には在り得ない事だろうが、例えば日本人がモンゴルの国会議員に就任したとする。国会の会期中に体調不良を訴え、その人間が日本に帰国したものの、TVで元気にサッカーをしている姿が報じられたら、それでも彼の国の人々は「サッカーしてたって全然OK。」と言えるだろうか?幾ら大らかな国民性とはいえ、「我が国を馬鹿にしているのか!」と怒るのが普通だと思う。

又、「外国人力士だから厳罰処分を受けた。」という論調は、必ずしも正しくない。今から58年前の1949年10月、休場していたにも拘わらずアメリカから来日していたプロ野球チームのサンフランシスコ・シールズの試合を球場で観戦している姿が新聞に載り、結果的に引退に追い込まれた横綱・前田山のケースが在る。良い悪いは別にして、日本人力士だって厳罰処分を受けているのだ。

以上の点を加味して、朝青龍が厳しい処分を受けるのは当然だと考える。唯、2場所も出場停止というのは重過ぎ、1場所の出場停止で良かったのではないか。そして何よりも、朝青龍を指導&監督する立場の高砂親方及び力士達を監督する日本相撲協会の幹部達がより厳しい処分を受ける可きだろう。一人横綱という事で、これ迄に朝青龍が為して来た問題行動を黙認して来た結果が、彼に相撲という文化の軽視をさせてしまう土壌を生んだのではないか?相撲界に八百長八百長が存在しないなんて思ってもいないが、朝青龍の八百長疑惑が世間を騒がせた際に日本相撲協会が「臭い物に蓋をする」様な態度で臨んだのも、彼に「自分は何をしても許される。」という甘えを持たせてしまったのだろう。

日本相撲協会が今為す事は「今回の経緯を協会として、きちんと対外的に説明する事。」と、「毅然とした態度で諸々の疑惑に対して真相究明を図り、体質改善を図る事。」だと思う。


② クール・ビズを廃止!?

‌民主党西岡武夫参議院議院運営委員長が、9日の理事会で提案した事柄が波紋を投じている。「参議院では次の国会から、クールビズの申し合わせを廃棄したい。」とし、次期臨時国会からは本会議委員会でのネクタイ着用を義務付ける提案で、西岡氏は制服を着た国会参観の子供が居る中で、大人がリラックスした格好で良いのか?」とその理由を挙げている。

そりゃあ上半身は裸で、下はステテコなんて格好(マスク姿というのも、個人的にはどうかと思うが。)なら問題だろうが、一般常識に照らし合わせて許容範囲の格好なら服装等どうでも良い話だと思う。子供達に対して示しが付かないというので在れば、国会で質問&答弁中に話を全く聞く事無く、下品極まりない野次を飛ばし続けたり、寝ていたりする議員の方が余程子供達に示しが付かないのではないか?電力消費量を抑えるという意味合いでクール・ビズを導入し、冷房温度を上げているのは評価している。参議院で過半数を抑えたからと、与党主導の取り決めに「何でもかんでも反対。」という事でのクール・ビズ廃止が”本音”ならば、民主党には異を唱えたい。
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最近話題になっている2つの事柄への私見を記させて貰ったが、そこで皆様にズバリ聞きます!「朝青龍の処分をどう思いますか?」又、「西岡氏の参議院に於けるクールビズ廃止をどう思いますか?」

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27 コメント

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Unknown ((まめ)たぬき)
2007-08-11 10:13:50
①外国人だから、ということではなく、文化的事業だということを理解してないですよね。
ただ、朝青龍問題よりも、若手力士変死問題に対して親方や相撲協会の理事連中が処分されていないことのほうが私は胸糞悪いです。

②クールビズが廃止できるなんて
そりゃ冷房の入った職場なんでしょうね。
私の職場、基本的に冷房があるのは環境が悪く窓が開けられないケースのみ。
教室にはなくて職員室にのみあるのが通常です。
これでクールビズなんてやってられませんw

歳費や秘書給与だけではなく、冷房代もカットしてみてはいかがでしょうか、国会議員様。
いまどき夏にネクタイ締めて上着着ているのは
営業などでどうしても必要だという人と
移動中のプロスポーツ選手くらいだと思うのですが。
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>(まめ)たぬき様 (giants-55)
2007-08-11 10:31:39
書き込み有難う御座いました。

外国人が絡んだ問題になると、どうしても「差別」や「偏見」という切り口で語られてしまうのですが、今回の件は”高砂親方を含めて”相撲文化を深く理解していなかったという事に端を発している気がします。御指摘の「若手力士変死問題」も闇に葬られそうな感じですし、相撲協会の事勿れ主義はどうしようもないレベル迄来ていますね。朝青龍に厳罰を下したのならば、相撲協会の幹部連中も監督責任を負って厳罰を受けなければおかしいと思うのですが。

流石に「クールビズ廃止」の提案には、与野党から批判の声が相次いでいる様です。電力消費量を極力抑えるという世のトレンドに逆行する今回の提案。民主党も個々の議員がもっと良く考えて物を言わないと、次々と与党に突っ込まれるだけなのに・・・。
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うちは形ばかりのクールビズで反省しています (マヌケ)
2007-08-11 10:36:22
彼はまだ子供なのですよ。 日本のしきたりや力士の社会貢献などを付け焼刃で教わっても生まれ育った時から学んだのではないので、シンからの力士ではないと思うのです。 決して外国人だから仕方ないという意味ではなく、生まれ育った環境の違いの差はそう簡単にはうまらないと思うのです。 子供がつまんない勉強をさぼってサッカーをしてしまった程度に思うのです。 大相撲ファンを裏切ったというのは後でつけたような、マスコミが煽っているような気もします。 勉強をサボった罰があまりにも厳しかったので、今はしょげ返った子供状態なのではないでしょうか。 おそらく会見を強要しても、だれかが用意したコメントを口にするくらいの意味しかないでしょう。 また、子供だからここで罰をあまりに軽くすると、それはそれでペロリと舌を出してしまうかもしれませんね。 稽古に専念して精進し、強ければ横綱にはなれますが、横綱としての品格が同じペースでついて来るかというと、それには年齢とともに時間がかかるのではないでしょうか。 彼がどんな人間なのか、話をしたことがあるわけでもありませんので断言はできません。 そもそも大相撲にあまり関心がありません。
クールビズが格好ばかりでネクタイをはずしてリラックスした上に冷房温度はこれまでどおりという会社もあるようです。 実はわが社がそうなんです。 電力消費を押さえて二酸化炭素排出量を少しでも減らす効果を今の子供はちゃんと理解しています。 昔はまったくありませんでしたが、今は小学生もエコロジーについて教室や体験学習などで学んでいるのです。 その民主党の議員さんはちょいと考えが遅れていますね。 子供が制服を着ていてというのも学校によるもので、私服の学校の生徒だって見学に来るのではないでしょうか。 まったくもって?です。
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>マヌケ様 (giants-55)
2007-08-11 10:47:23
書き込み有難う御座いました。

稽古中、相手にプロレス技を掛けて怪我を負わせてしまう等、朝青龍には確かに子供じみた部分が多々見受けられます。今回のサッカーも力士としてというよりも、”人間として”大人に成り切れていない彼だからこそ、仕出かしてしまった事なのかもしれません。そもそも相撲部屋に入門するのは、社会的に成熟していない年齢の子供が少なからず居り、だからこそ親方や相撲協会がしっかりと”人間教育”を行わなければいけない筈なのに、どうでも良い部分ばかりに五月蝿くて、肝心な人間教育を怠って来たのではないかという気がしてなりません。今回の高砂親方のコメントを聞いていると、「~してくれた」といった親方と弟子という関係が主客転倒した様なものが目立ちます。部屋に大金をもたらしてくれるなら、何をしても目を瞑るという環境が在ったのではないかとどうしても感じてしまいます。(まあ自分も、相撲に殆ど興味が無いのですが(苦笑)。)

クールビズを実施し乍ら、冷房温度は従来通りガンガンに冷やしているという会社は少なくなさそうですね。流石に最近のスーパーやデパートでは、実際の所は判りませんが、少なくとも体感温度では従来よりも温度設定が上げられている様に感じます。今迄が冷やし過ぎという思いが在りましたので、今位が個人的には丁度良いです。
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Unknown (青空百景)
2007-08-11 11:12:22
中田ヒデが自分のサイトで、朝青龍は本当に腕が痛そうにしていたよ、と言っているそうですね。
ほんとに仮病だったのかどうか、まずそこんところをはっきりさせろ、と。
そういえば彼も、実力は誰しもが認めながら、周囲とうまく折り合っていけないダーティ・ヒーローのような扱いの人。たまたま現場にいただけ、と他人事ではすまされない思いなのでしょう。
ガトームソンのドーピング違反では、本人以上に球団が批判を浴びています。朝青龍本人だけではなく、部屋(親方)にもしっかり処分を課さなければおかしいと思っています。朝青龍は高卒で角界入りですよね? いわば親方のもとで大人になった訳ですよ。育て損なった責任は重大です。

クールビズは……国会の様子をテレビで観るだけの印象では、「ただ単に上着やネクタイをとればいいってもんじゃねー! 何だらしない格好して平気で人前に出てくるんだー!」と言いたい着こなしの人があまりにも多過ぎるので、もうどうにでもせえって感じです(苦笑)。
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Unknown (ドロップ)
2007-08-11 17:31:22
今回の件を「横綱として」だとか「相撲は文化的側面が強い」ということで話す前に、まず朝青龍にとって相撲は仕事だということをはっきりさせておかなければならないと思います。相撲を取ることで利益をあげているのだから、怪我で仕事を休んだにもかかわらず、療養とは反対のサッカーをしていたのだから、たとえ仮病でなくとも問題になるのは至極当然でしょう。

他のスポーツでもファンとの交流や普及のためにメインとなる試合以外も行うのです。もし巡業をおろそかにしたのであれば、それはファン・お客さんを軽視したと言われるでしょう。



そもそも、スポーツ選手が怪我をした時には一日でも早く治して復帰したいと思うであろうに、あろうことか怪我を悪化させるやもしれない行為をしたことが私には不思議でなりませんでした。その違和感はちょっとやそっとの説明では拭えないでしょう。
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立場をわきまえていただきたい (びすこSTi)
2007-08-11 18:04:06
 横綱ともなれば引退後は親方として自分の部屋を持つことも可能です。とすればやはり「立場をわきまえる」ということを学習することも必要ではないでしょうか。相撲は日本人にとってただのスポーツ・競技ではなくして「国技」なのです。
 例えば小学校の頃、熱が出て学校を休み、午後になって治ったとしても親には「学校を休んだのだから大人しくしていなさい」と言われた経験が多くの方にあると思います。サッカーをして遊ぶことができる体調だったとしても、診断書をもらって仕事を休んでいる以上、大人しくする必要があったと思うのです。
 この「大人しくする」という単語が総てをあらわしており、大人だったら自分の置かれた立場をわきまえる必要があったと思います。今回の謹慎で自分を律し、乗り越えてこそ真の横綱、将来の親方となれるのだと思います。
 外国人だからとか日本人だからというのではなく、相撲人として相撲という伝統を継承発展させていくために、彼には良い通過点ではないでしょうか。そしてこれが通過できないのであれば、たとえ土俵の上で相撲という競技では強くても、相撲を生業にする権利はないと思います。
 蛇足かも知れませんが、ゴルフの宮里藍も確か体調不良でラウンドを休み、体調が良くなったからとパター練習をしていて罰せられたことがあったと記憶しています。私はあまり詳しくありませんが、ゴルフも本来は英国紳士のスポーツであり、体調不良で休み、回復したからといって練習をするのは、ルールで禁じられていなかったとしてもふさわしくない行動だと思います。
 どの領域においても、ルールでなくモラルとして自律していかなくてはいけないと思います。
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クールビズ、忘れていました (びすこSTi)
2007-08-11 18:13:08
 相撲は文化ですが、政治や経済は効率だと思っていますから、暑い格好をしてうだった頭で物事を考えてもらうより、涼しい格好でリラックスして本当に正しい方向に進んでもらえれば良いと思っています。私が暑がりなので、クールビズの普及が自分にとって好都合ということもありますが。
 民主党におかれましては、今が攻め時と何から何までひっくり返そうという立場をとらない方がよろしいかと存じます。本当になすべきことを順位づけ、枝葉を放っておく賢さを身につけましょう。
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ダメだと思う反面・・・ (久保課長)
2007-08-11 20:57:02
朝青龍の行為は横綱として到底許されるべきものではないし、客観的に見て処分内容については妥当、むしろ軽いくらいかなと感じます。ただ私の中では正直、それくらい破天荒でアウトローな相撲取りがいてもいいのではとも思うんですよね。相撲は厳格で品位を重んじる国技ですが、興味のない人からすれば、ただのおデブちゃん同士の単調なぶつかり合いにすぎず、非常に個性に乏しい競技に映っているのではないでしょうか。若貴ブームをピークに、新たなファンを取り込めないまま相撲人気は低迷していますが、良くも悪くも他と違うキャラを持った力士が多数出てくれば、比較的若いファン層にも関心を持ってもらえるのではないかと思います。もちろん朝青龍のようなヒール役ばかりでは困りますが・・・。
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Unknown (ハムぞー)
2007-08-11 22:23:28
彼の状況が本当に病気か仮病かは、第三者には
判らないので何なんですが・・

彼には「一人横綱」で相撲を支えてきたという自負があり、そのため今までわがまま放題をしてそれを押し通していました。
そこで協会なり親方が締め付けて置かねばならないのに、甘かった→そこで彼は増長していったのでしょう。

ところが今回は「一人横綱」ではないので、遠慮なくペナルティを与えた・・・

勿論横綱本人も悪いですが、
そう育ててしまった相撲界も悪いと思います。

>クールビズ
空気が乾燥している国では、夏でも日陰に居れば
涼しいのでネクタイをしてもどうということは
ありません。

しかし湿気の多いわが国では、半袖よりも首元をあけて湿気を逃がすことが涼しさにつながります。

エネルギーの観点もそうですが、風土にあった
装いを考えていくべきだと思います。

ただ現在のクールビズでありがちなのが
オッサンの服装が「ダサダサ」になるのが
難点ですが・・
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