ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

もっと早く踏み切って欲しかったが

2006年08月16日 | スポーツ関連
タイガース金本知憲選手が、昨夜の試合で連続試合全イニング出場記録を1,000試合に伸ばした。チームの主軸として試合に出続け、尚且つしっかりと結果を残しているのだから、これは立派の一言。本当におめでとうございました。

彼の存在無くして、今の強いタイガースは成立しなかったろう。「打撃成績よりも、目一杯の走塁が出来なくなったと自分で判断した時に引退する。」というのが確か彼のポリシーだったと記憶しているが、目一杯走れる限りはこの記録を伸ばし続けて貰いたい。

「それに比べて、我がジャイアンツの選手達の虚弱さは何とかならないものか。」と愚痴を言い続けて来たが、たまには褒めて上げたい。

高橋由伸選手と並んで”ガラスのプリンス”と呼ばれ続けた二岡智宏選手。毎年、怪我等でフル出場出来ない虚弱さも然る事乍ら、チャンスで凡退してスタスタとベンチに下がる等、覇気が全く感じられないのがとても歯痒く、当ブログでも何度か痛罵して来た。しかし12日の試合では喉元に、そして翌日の試合では左肩に死球を連続して受けるも、今季のジャイアンツ選手では唯一連続試合出場を続けているのは大したもの。”ガラスのプリンス”なる不名誉な呼称を返上するべく、今後も当たり前の様に連続出場を続けて欲しいし、願わくは覇気をもっと前面に押し出して貰いたい。

それと昨日の試合では、スタメンの1&2番に若い脇谷亮太選手(顔だけ見ると、ベテラン選手の風格?)&鈴木尚広選手(若いと言っても、もう10年目の選手だが。)を据えたジャイアンツ。「もっと早く踏み切って欲しかった。」と思わないでもないが、原監督の決断を評価したい。快足の2人が1&2番を務めた事で、チーム全体に躍動感が出た様に思う。

他にも矢野謙次選手や先発の内海哲也投手がスタメンに起用され、思いっきり振り抜く打撃や外連見の無い投球を堪能させてくれた。こんなのはプロ選手として当たり前の事なのだが、その当たり前の事がずっと出来ていなかったのが、今季の(5月以降の)ジャイアンツだったのだ。

昨日は全てが上手く回転したジャイアンツ。勿論、そんな風に上手く回転する日ばかりではないだろう。だが、強く且つ魅力在るチームを作る為にも、多少の不調によって若手選手起用を断念しないで貰いたい。

今のジャイアンツに求められるのは目先の1勝では無く、将来のチームの”核”を如何に多く育成出来るかなのだから。

コメント (6)    この記事についてブログを書く
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6 コメント

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昨日の試合・・・ (hiro)
2006-08-16 07:35:20
しかし、今年のドラゴンズはカープに弱いのだろうか?

こんな試合やっている様ではまだまだですなぁ・・・



ジャイアンツ、脇谷はイイ1番バッターですね。

今後対戦する時は要注意ですな!!
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そりゃ二岡は (破壊王子)
2006-08-16 21:06:35
あんな嫁さん(用稲千春)もらってグダグダな成績やらプレーをしようものなら天が許しません。
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Unknown (テルテル)
2006-08-16 23:18:52
おっしゃるとおりですね。

「だから言ってるでしょ」みたいなところは多分にありますが、少しずついい方向に向かってるかな?

あとは、今季、亀井に目途がつけばいいのですが・・・・



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全くおっしゃるとおりで・・・ (y-nishikawa-kcvo)
2006-08-17 15:12:05
強いチームというものは一朝一夕にできるものではありませんからね。

とにかく若く生きのいい選手層の底上げをして

5年・10年後には再び常勝球団と呼ばれるようになればいいと思います。
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身に付けて欲しいもの (ハニスポ)
2006-08-19 01:22:33
内海、西村両投手が先発ローテに座り、矢野外野手も復帰してからスタメンに座り続け、脇谷内野手&鈴木尚広外野手の1、2番で数試合臨んでいるわけですが、こうして彼等が今期試合に出ていても、身に付くものが「負け癖」と「負け犬根性」だけでしかない様な気がするんですよ。

そう、かつて「黒い霧事件」で弱体化し、東尾、加藤初両投手が馬車馬の如く投げ続けても真弓内野手や若菜捕手等が試合に出続けても低迷し続けていたライオンズの姿を(実際見てはいないのですが)、今のジャイアンツに見てしまっているのですよ。で、そのライオンズが所沢に移転して4年目に日本一になった時には、低迷期を戦い抜いた若手達の内で東尾投手と大田外野手ぐらいしか生き残れていなかったという「歴史」を、ジャイアンツが繰り返すのではないのかと。

確かに一軍の試合に出なければ何も始まらないのですが、これが「終わり」ではなく「始まり」でしかないわけで、その辺の事はわかっておかないと。



では、ジャイアンツのチーム再建のために、若手に限らず選手達に身に付けて欲しいものというのは、「最下位攻防戦」のコメント欄において、ベイスターズが強くなるために必要なものとして書いた、「チームを勝たせるノウハウ」です。

前出のライオンズが所沢に移転して4年目以降に黄金時代を築けたのも、当時「御荷物球団」の汚名を背負っていたスワローズが1990年代に強くなったのも、18年間もいたずらに低迷し続けていたタイガースが2003、2005年とリーグ優勝を果たせるようになったのも、選手達が広岡氏なり森さんなりノムさんなり星野氏なりに「チームを勝たせるノウハウ」を叩き込まれたからであり、今年ブッチ切りで首位を走るドラゴンズについても、星野氏-山田久志氏によって確立された「守り勝つ野球」という「チームを勝たせるノウハウ」に、落合監督なりの「チームを勝たせるノウハウ」が加味されたおかげだと思うのです。(ノムさんに関しては、確かにタイガース監督時代に「チームを勝たせるノウハウ」注入に失敗して低迷期を3年延ばしてしまった失態はありましたが、今年のイーグルスを見ていると去年と比べて「野球をやっている」様に感じられます。)

で、ジャイアンツに目を向けてみると、原監督は今は亡き藤田氏の持つノウハウしか知らない上に表面的なものしか見ていない様であり、ヘッドコーチに至っては「チームをBクラスに低迷させるノウハウ」しか持っていないわけで、これでは選手達に「チームを勝たせるノウハウ」を身に付けさせる事などできません。





今期どのような順位で終わり、ドラフト等でどのような選手を獲得できるかどうかも重要かもしれませんが、それ以上に「チームを勝たせるノウハウ」を持った人材を招聘し、来期が始まるまでに「チームを勝たせるノウハウ」を、試合で実践できるレベルまでに選手達に浸透させる事こそがジャイアンツの最重要課題であり、それが出来なければ、例え何年と時間をかけようとも、ただいたずらに低迷期を長引かせるだけで、チーム再建などできやしないと言ってよいでしょう。(まぁ、「チームを勝たせるノウハウ」といっても、日本一とリーグ4位を交互に繰り返す程度のノウハウや、日本一になれず、連覇どころか1任期中に2度目の優勝ができない程度のノウハウでは、ジャイアンツの再建が可能だとは思えませんが。)

その一方で、福岡に移転したホークスが1999年に日本一になってから強豪チームの称号を手にしたように、故・根本氏と王監督とコーチ陣と選手達が力を合わせ、自前で「チームを勝たせるノウハウ」をゼロから時間をかけて築き上げるというのも1つの方法だとは思いますが・・・。



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>ハニスポ様 (giants-55)
2006-08-19 02:19:23
書き込み有難うございました。



西鉄ライオンズ時代に起こった「黒い霧事件」。そして、その後「太平洋クラブライオンズ→クラウンライターライオンズ→西武ライオンズ」とチーム名が変わって行き、チームは低迷を続ける。



確かに西武ライオンズとなって初優勝を達成した際、低迷の時代を潜り抜けて来た若手選手で残っていたのは東尾投手と太田選手位だったかもしれません。でも、それ以前にライオンズから放出された若手選手の中に、真弓明信選手や竹之内雅史選手、若菜嘉晴選手等素晴らしい選手が居たんですよね。ライオンズでは負け犬根性が染み付いていたので”後の様な”活躍が出来なかったのか?それとも、活躍する”芽”が出掛かっていたのに、フロントが見抜けずに放出してしまったのか?どっちなのか自分には判りません。



仰る様にジャイアンツが、ライオンズの轍を踏む可能性も無くはないでしょう。唯、この点に関しては、割合楽観視している自分です。と言うのも、マスメディアがジャイアンツに見切りを付けつつ在るとはいえ、それでもジャイアンツに対しては厳しい”視線”を送り続けていると思いますし、そんな状況下で負け犬根性を少しでも見せたら、それこそケチョンケチョンに叩かれる事になるでしょう。(それを自分は期待している所も在りますが(笑)。)



嘗ては”御荷物”と呼ばれた弱小チームが、強いチームに変わって行く歴史を顧みると、先ずは監督やコーチ等の形でチームの中に入り、そのチームの問題点を内側からジックリ分析した上で、その人物が今度はフロントでチーム編成を行って行くというケースが殆どの様に思います。



「ジャイアンツが駄目なのは、フロントに野球を熟知している人間が居ないから。」とは良く言われますが、野球に関する深い見識を持った人物を先ずは首脳陣の一人としてジャイアンツに入れ、内部から真の問題点を探り出して貰った上で、フロントに転出させ、実権の在るGMとしてチーム編成を担って貰う。そういった長期的な戦略も必要なのかもしれませんね。
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