ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

20年前の約3分の1

2015年09月14日 | 時事ネタ関連

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「現代の小学生:82%がマッチ使えず」(9月13日、毎日新聞

 

マッチで火を点ける事が出来る小学生は、20年前の約3分の1。象印マホービン大阪市北区)が実施した子供の生活体験に関する調査で、マッチや缶切りを使えない小学生の割合が、20年前に比べて増えている事が判った。

 

調査は今年5月、首都圏に住む小学生の母親を対象に、インターネット上で実施。330人から回答を得た。社は、同様の調査を20年前の1995年5月に調査票を用いて実施しており、今回の結果と比較し、発表した。

 

調査によると、マッチを使える小学生は、全体の18.1%で、20年前の58.9%を大きく下回った。反対に「子供に遣らせた事が無い。」と回答した親は68.8%で、20年前(25.8%)の約2.7倍だった。

 

包丁で、林檎の皮を剥く事が出来る。」は10.1%(20年前は36.3%)、「缶切りで、缶詰開ける事が出来る。」は、20.7%(同50.7%)留まり何れも6~7割の親が「子供に遣らせた事が無い。」と答えた。タオル絞る事が出来ない。/子供に遣らせた事が無い。」との回答も計19.7%在り、20年前の計2.6%を大きく上回った。

 

一方、「外で良く遊ぶ。」79.7%(同67.9%)、「泥だらけになって遊んだ経験が在る。」75.6%(同72%)等は20年前よりアップした。

 

今回初めて設けた質問で、「自分専用の携帯電話スマートフォンを持っている。」と答えたのは小学生全体で29.2%、6年生では43.3%に上った。

 

母親に、子供の生活技術の習熟度を尋ねた所、「平均的だと思う。」との回答が59.5%(同54.3%)、「もっとさせないといけないと思う。」は21%(同32.3%)だった。同社は便利な道具が増え、体験の機会が減った事が、マッチや缶切り等を使える小学生が減った要因の一つではないか。としている。

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此の手の調査では、必ずと言って良い程に設けられる質問「包丁で、林檎の皮を剥く事が出来ますか?」だが、自分は“出来ない派”だ。なので、偉そうな事は言えないのだけれど、「マッチや缶切りを使い熟せない小学生が、こんなにも増えている。」というのは驚きでは在る。「便利な道具が増え、体験の機会が減った。」というのも要因の一つだろうが、「子供に遣らせた事が無い。」と回答した親の(20年前との)増え方を考えると、「親が遣らせなくなった分だけ、“数字的に”減っている。」とも言えるだろう。

 

今回の調査、最も意外だったのは「外で良く遊ぶ。」や「泥だらけになって遊んだ経験が在る。」という小学生が、20年前よりも増加している点。「幼い頃より、塾等に行く子が増えた。」「外では無く、家でゲーム等して遊ぶ子が増えた。」、「不審者から守る、子供を外で遊ばせない様にする親が増えた。」等、“外遊び”をする子供が大幅に減っている気がしていたので。実際問題、近所の公園で子供を目にする機会は、昔に比べて減っているし。「良い意味で、意外な結果。」と言える。


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