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「<大垣共立銀>ATM、静脈で本人確認 通帳、カード不要」(9月26日、毎日新聞)
大垣共立銀行(岐阜県大垣市)は26日、手の平を翳せば通帳やカードが無くても利用出来る「生体認証ATM(現金自動受払機)」を同県羽島市の羽島支店に導入した。同行によると、手の平の静脈の形を赤外線で読み取る仕組みで、誤認率は略零。カード不要の生体認証ATMは国内初、世界でもトルコの銀行に次いで2例目と言う。
同行は東日本大震災の直後、災害支援用の移動店舗ATM「レスキュー号」の派遣を検討したが、多くの人がカードと通帳を失っていた為利用出来ないと判断し、派遣を断念。此の事が切っ掛けで生体認証システムを開発した。開発と設置費用は約6億円。
利用は、設置店舗での登録が必要。利用の際は生年月日を入力し、手の平を翳して預金者と確認した後、暗証番号を入力する。此の日は羽島支店内に2台、移動店舗に2台が開設された。来年9月迄に、全店に配備する予定だ。
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大災害が発生した場合は別として、通帳やカードを紛失するというケースは、そうは多くない気がするけれど、現金の預け入れ&引き下ろしでATMに行く際、通帳やらカードを持参するというのは、結構面倒だったりする。
生体認証ATM自体は既に在る様だが、「通帳不要の生体認証ATM」というのは「良いな。」と思う。「拾ったカードで、不法に現金を引き下ろす。」という犯罪も無くなるだろうし。
問題は、設置費用だろう。今回のケース、「開発と設置費用は約6億円。」と記されているが、「開発費」と「設置費用」の内訳が判らない上、「設置費用」にしても「羽島支店だけ」なのか、「羽島支店内の2台+移動店舗用の2台」なのかが判らない。兎に角、設置には馬鹿にならない費用が必要なのは確かだろう。自分が利用している銀行でも、こういったシステムを導入して欲しいけれど・・・。