ズバリ聞きます！（３７）

２００７年のレギュラー・シーズンでは２位乍ら、クライマックスシリーズで勝ち抜いて日本シリーズに進出し、日本一を達成したドラゴンズ。しかし落合博満監督の中には「レギュラー・シーズンで優勝したチームが日本シリーズに進出すべき。」という思いが在る様で、「レギュラー・シーズンで優勝を果たした今年こそ、真の日本一を達成したい。」といった趣旨の発言をシリーズ前に口にしていた。当ブログで何度も書いている事だが、自分も「レギュラー・シーズンで優勝したチームが、日本シリーズに進出するのがベスト。」と考えているので、落合監督も同じ思いというのは心強さを感じたりもする。

そして今年の日本シリーズでは、自分と落合監督との共通する思いが他にも在る事が判った。其れは「２対２」の引き分けに終わった第６戦の試合後の事。記者団に対して落合監督が「此れでシリーズの引き分けはなくなるんじゃないか。今の野球界は、改善されなきゃいけない所がどんどん出て来る。７試合引き分けたら、最多で１４試合遣る訳だから。」と語ったのだとか。此方に書かれている様に、第７戦迄は「延長１５回迄に決着が付かない場合は引き分け。」という決まりが在るので、確かに最多で１４試合も行わなければいけないケースは出て来るだろう。落合監督がレギュラー・シーズンを含めて「引き分け否定派」なのかどうかは判らないけれど、「レギュラー・シーズンも含めて引き分けなんて野暮な制度は撤廃し、けりが付く迄試合を行って欲しい。」と考える自分は、落合監督の見解に大賛成だ。

引き分け制度を導入した理由としては「選手達の酷使を避ける。」、「延長が余りにも長くなってしまうと、終電の関係で帰れないファンが出てしまう。」といった物が挙げらるだろう。でも「選手達の酷使を避ける。」と言っても、例えば今季のレギュラー・シーズンの場合、引き分けが最も多いホークスでも僅か５試合に過ぎない。全１４４試合からすれば、約３％だけなのだ。其れだけの決着を付ける事で壊れてしまう選手ならば、プロとしてどうかと思う。又、良い年をした大人なら自分で帰る時間を決められるだろうし、子供だけで観戦している場合にはアナウンスなり、周りが注意すれば済む事ではないだろうか？

今のプロ野球は「勝つ為の野球」と言うよりも、「負けない為の野球」が主流になっている気がする。「引き分けの関係で、勝利数が勝っているのに、勝率が下回っている事で順位が下になってしまう。」というケースが往々にして在るからだ。「負けない為の野球」というのも其れは其れで面白味が在るけれど、個人的には「勝利数がより多いチームが上に行く。」という方がスッキリして良い。引き分けを完全に無くして、無制限で延長を行うか。それとも一定の回数制限をして延長戦を行い、其れでけりが付かなければ無効試合として再試合を行うか。球場確保や無効試合となった場合の記録の問題等、色々解決しなければいけない問題は在ると思うが、スッキリしない引き分けは何とか廃止して貰いたい。

・・・と書いた所で、皆様にズバリ聞きます！「プロ野球に於ける引き分け制度を、貴方はどう考えますか？」