昨日、「チョメチョメが一番高い国」という記事を書いた。クイズ形式の内容だった為、答の「ビッグマック」を伏せ字で表す必要が在ったのだが、単に「○○」とするよりも「チョメチョメ」と書いた方が、一寸意味深な香りが漂って面白いかなと考えてのタイトル付けだった。そもそもエロい事が大好きな自分なので、こういった発想だけはパッと浮んでしまうのが困った所。
ところがエロい事が御好きな方は結構居らっしゃるのか、昨日このブログを覗いて下さった総人数が1,004人と、一昨日の665人に比べて50%強増しを記録した。覗いて下さった事を感謝すると共に、エロ好きの同士が多そうな事を嬉しく思ったりも。
因みに、世界のマクドナルドに興味を持っておられる方は自分以外にも結構居られる様で、ネット上にも幾つかのサイト(資料1、資料2&資料3)が存在していた。興味深い内容なので、是非覗かれる事を御薦めしたい。
さて今日は、最近読んだ2冊の本に付いて触れてみたい。
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① 「野ブタ。をプロデュース」
白岩玄氏が著し、2004年度の文藝賞を受賞した作品。TVドラマ化され、主題歌の「青春アミーゴ」が大ヒットした事からも、御存知の方は多い作品だと思う。(自分の場合、ドラマは初回をチラッと見ただけ。)
「クラスの人気者として君臨する桐谷修二が、突如自分の高校に転校して来た典型的な虐められっ子の小谷信太を人気者にす可く、プロデューサーとしてアイデアを次々と出して行く。名前に引っ掛けて「野ブタ」と呼ばれる信太は、やがて修二の思惑通りにクラスの人気者となる。自らのプロデュース能力に自信満々となる修二だったが・・・。」
モーニング娘。を意識し、タイトルを「野ブタ」では無く「野ブタ。」とする等、この作品には若い感性が漲っている。唯、個人的には「主人公の内面的な思いの殆どが、漫才の突っ込み調で描写されていた。」のには読み辛さを感じた。*1用いられている比喩も今一つパッとせず、読む前の期待度がかなり高かっただけに、読み進む毎に失望感が高まって行く。
しかし、野ブタ。が人気者になって以降の展開が、予想していた範疇に在ったとはいえ、ほろ苦さを感じさせるなかなかの良さ。ついつい自身の学生時代を思い返してしまう様な、懐かしさを感じさせる作品だった。
総合評価は星3つ。
② 「灰色のピーターパン 池袋ウエストゲートパーク6」
好きな作家の一人で在る石田衣良氏の作品。池袋西口公園に屯している果物屋の息子・真島誠が主人公で、彼のトラブル・シューターぶりを描いた、シリーズ第6作目で在る。こちらも前作がTVドラマ化され、人気を博した。今回も「盗撮映像売買で恐喝される羽目になった小学生」や「足に障害を負った兄の敵を討つ為に、復讐を誓うブティック販売員」、「幼児誘拐事件に巻き込まれた園児の救出劇」と、複雑なトラブルが誠の前に横たわる。
4ヶ月前に出版された石田氏の作品「眠れぬ真珠」に関しては、「嘗ての瑞々しさが薄れ、凡庸な文章になってしまった。石田衣良も年老いたのか?」等といった酷評が結構目に付いたが、どうしてどうして今回の作品は何時もの”比喩のマジシャン”ぶりが健在で、石田ワールドをたっぷりと堪能させて貰った。
総合評価は星3.5個。
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*1 以前紹介させて貰った「殺人ピエロの孤島同窓会」も、主人公の内面的な思いが漫才の突っ込み調で延々と描かれていた。こういう文体が、今は流行なのだろうか。
ところがエロい事が御好きな方は結構居らっしゃるのか、昨日このブログを覗いて下さった総人数が1,004人と、一昨日の665人に比べて50%強増しを記録した。覗いて下さった事を感謝すると共に、エロ好きの同士が多そうな事を嬉しく思ったりも。
因みに、世界のマクドナルドに興味を持っておられる方は自分以外にも結構居られる様で、ネット上にも幾つかのサイト(資料1、資料2&資料3)が存在していた。興味深い内容なので、是非覗かれる事を御薦めしたい。
さて今日は、最近読んだ2冊の本に付いて触れてみたい。
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① 「野ブタ。をプロデュース」
白岩玄氏が著し、2004年度の文藝賞を受賞した作品。TVドラマ化され、主題歌の「青春アミーゴ」が大ヒットした事からも、御存知の方は多い作品だと思う。(自分の場合、ドラマは初回をチラッと見ただけ。)
「クラスの人気者として君臨する桐谷修二が、突如自分の高校に転校して来た典型的な虐められっ子の小谷信太を人気者にす可く、プロデューサーとしてアイデアを次々と出して行く。名前に引っ掛けて「野ブタ」と呼ばれる信太は、やがて修二の思惑通りにクラスの人気者となる。自らのプロデュース能力に自信満々となる修二だったが・・・。」
モーニング娘。を意識し、タイトルを「野ブタ」では無く「野ブタ。」とする等、この作品には若い感性が漲っている。唯、個人的には「主人公の内面的な思いの殆どが、漫才の突っ込み調で描写されていた。」のには読み辛さを感じた。*1用いられている比喩も今一つパッとせず、読む前の期待度がかなり高かっただけに、読み進む毎に失望感が高まって行く。
しかし、野ブタ。が人気者になって以降の展開が、予想していた範疇に在ったとはいえ、ほろ苦さを感じさせるなかなかの良さ。ついつい自身の学生時代を思い返してしまう様な、懐かしさを感じさせる作品だった。
総合評価は星3つ。
② 「灰色のピーターパン 池袋ウエストゲートパーク6」
好きな作家の一人で在る石田衣良氏の作品。池袋西口公園に屯している果物屋の息子・真島誠が主人公で、彼のトラブル・シューターぶりを描いた、シリーズ第6作目で在る。こちらも前作がTVドラマ化され、人気を博した。今回も「盗撮映像売買で恐喝される羽目になった小学生」や「足に障害を負った兄の敵を討つ為に、復讐を誓うブティック販売員」、「幼児誘拐事件に巻き込まれた園児の救出劇」と、複雑なトラブルが誠の前に横たわる。
4ヶ月前に出版された石田氏の作品「眠れぬ真珠」に関しては、「嘗ての瑞々しさが薄れ、凡庸な文章になってしまった。石田衣良も年老いたのか?」等といった酷評が結構目に付いたが、どうしてどうして今回の作品は何時もの”比喩のマジシャン”ぶりが健在で、石田ワールドをたっぷりと堪能させて貰った。
総合評価は星3.5個。
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*1 以前紹介させて貰った「殺人ピエロの孤島同窓会」も、主人公の内面的な思いが漫才の突っ込み調で延々と描かれていた。こういう文体が、今は流行なのだろうか。