「アニメ『サザエさん』に登場する脇役で、貴方が好きなのは誰ですか?」というgooが行ったアンケート結果が載っていた。総合ランキングのベスト3は以下の通り。
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[総合ランキング]
1位: 波野イクラ
2位: 花沢花子
3位: 波野ノリスケ
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男性が選んだランキング及び女性が選んだランキングも同時に発表されていたが、共にイクラちゃんはトップで、ベスト3に花沢さんが入っているのも同じ。残る一人(一匹)が、男性はノリスケさんを、女性は伊佐坂一家*1の飼い犬・ハチを選んだのが異なる所。
自分の場合で言えば、花沢さんやイクラちゃんも捨て難いが、マスオさんの同僚の穴子さんを一番に挙げたい。そしてマニアックな選択が許されるならば、サザエさん一家が住む町に在る書店の親父を選ぶだろう。最近の放送に登場するかどうか知らないが、カツオ等が立ち読みしていると、ムッとした顔で目の前の本にパタパタと叩きをかけるあの親父だ。
実は子供の頃に、原作者の長谷川町子女史が住み、且つサザエさん一家が住む町のモデルとされる町の近所に住んでいた。だから、あのアニメに登場する店(のモデル)は知っているし、実際に何度も足を運んだものだった。中でも一番印象に強いのが、あの書店の親父。この時既に結構年を召されていたが、雰囲気はあのままだった。
さて、本題に入ろう。
心揺さぶられる様な詩や曲が数少ない為か、最近のヒット曲に強い思い入れを持つ事が極めて稀。しかし嘗てのヒット曲に関しては、それこそ空気の如く無意識の内に体内に取り込まれている様で、今でも曲を耳にすると当時の自身の思い出とリンクして、ついつい一緒に口ずさんでしまう。馬齢を重ねたが故のセンチメンタリズムなのかもしれないが、最近はとみに”懐メロ番組”が放送されていると見入ってしまう。恐らく視聴ターゲットを自分等中年世代にも絞っている様で、幼き時代から青春時代にかけて流行った歌や歌手が次々に登場するのが何とも懐かしい。だから、先日NHKで放送された「第38回思い出のメロディー」も当たり前の様に見てしまった訳で在る。
ザ・リリーズの「好きよキャプテン」*2や元ぴんからトリオの宮史郎氏(イヤミの様な風貌は健在。ノブ&フッキーの”ぴんから兄弟”の物真似がつい頭に浮かんでしまう。)の「女のみち」、フォーリーブス(御年57歳にして、北公次氏のバク転は立派。それと、江木俊夫氏が以前より若返った様に見えたのは、痩せた為だけだろうか?気のせいか、前頭部の頭髪がドッサリ増えた様な気が・・・。)の「ブルドッグ」、金井克子さんの「他人の関係」(子供の頃、クラスであの「パッパッパヤッパー パッパッパヤッパー♪」の音楽に合わせての振り付けを真似する同級生が何と多かった事か。勿論、自分もそのOne of themだったが。)等々、これでもかという位に心の琴線に触れる曲&歌手が登場。
今でも時折カラオケで歌う名曲、八代亜紀さんの「なみだ恋」(”あんな歌手”では無く、八代さんを代わりに紅白に出して欲しいもの。)やダークダックスの「銀色の道」(これは本当に名曲!御存じ無い方には、是非聞いて貰いたい。)等が聞けたのも嬉しかった。
しかし何と言っても嬉しかったのは、あがた森魚氏の「赤色エレジー」を本当に久方ぶりに耳に出来た事。そもそも哀愁を帯びた曲調が好きなのだが、大好きな曲の一つ「天然の美」(曲名は御存じなくとも、曲を耳にすれば「ああ、あの曲か!」と思われる方も多いだろう。昔のサーカス小屋で良く流れていた曲でも在る。)と何処と無く雰囲気が似たこの「赤色エレジー」は自分の好きな一曲。でも他の好きな曲の様にカラオケでしばしば歌う訳でもなく、一定間隔でふっと思い出しては、つい口ずさんでしまうという不思議な曲なのだ。
大信田礼子さんの「同棲時代」やかぐや姫の「神田川」(こちらの先生の歌では勿論無い。)、さくらと一郎の「昭和枯れすすき」等と相通ずる、昭和レトロ感と言うか、もっとハッキリ言えば”貧乏臭さ”が程良く漂う曲調&詩が堪らなく好き。
今回の番組、中島らも氏の様な風貌になったあがた氏が「赤色エレジー」を歌ってくれただけで、もう御腹一杯といった充足感を与えて貰った。
*1 昔の放送では、サザエさん一家の隣人は「伊佐坂家」では無く「浜家」だった。何時の間にか伊佐坂家に変わっており、「何でなんだろう?」とずっと疑問に思っていたのだが、此処の情報を見ると原作者とディレクターの間に著作権を巡るトラブルが在った様だ。
*2 今回の記事、曲名をクリックして戴く事で、曲が視聴出来る趣向になっている。
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[総合ランキング]
1位: 波野イクラ
2位: 花沢花子
3位: 波野ノリスケ
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男性が選んだランキング及び女性が選んだランキングも同時に発表されていたが、共にイクラちゃんはトップで、ベスト3に花沢さんが入っているのも同じ。残る一人(一匹)が、男性はノリスケさんを、女性は伊佐坂一家*1の飼い犬・ハチを選んだのが異なる所。
自分の場合で言えば、花沢さんやイクラちゃんも捨て難いが、マスオさんの同僚の穴子さんを一番に挙げたい。そしてマニアックな選択が許されるならば、サザエさん一家が住む町に在る書店の親父を選ぶだろう。最近の放送に登場するかどうか知らないが、カツオ等が立ち読みしていると、ムッとした顔で目の前の本にパタパタと叩きをかけるあの親父だ。
実は子供の頃に、原作者の長谷川町子女史が住み、且つサザエさん一家が住む町のモデルとされる町の近所に住んでいた。だから、あのアニメに登場する店(のモデル)は知っているし、実際に何度も足を運んだものだった。中でも一番印象に強いのが、あの書店の親父。この時既に結構年を召されていたが、雰囲気はあのままだった。
さて、本題に入ろう。
心揺さぶられる様な詩や曲が数少ない為か、最近のヒット曲に強い思い入れを持つ事が極めて稀。しかし嘗てのヒット曲に関しては、それこそ空気の如く無意識の内に体内に取り込まれている様で、今でも曲を耳にすると当時の自身の思い出とリンクして、ついつい一緒に口ずさんでしまう。馬齢を重ねたが故のセンチメンタリズムなのかもしれないが、最近はとみに”懐メロ番組”が放送されていると見入ってしまう。恐らく視聴ターゲットを自分等中年世代にも絞っている様で、幼き時代から青春時代にかけて流行った歌や歌手が次々に登場するのが何とも懐かしい。だから、先日NHKで放送された「第38回思い出のメロディー」も当たり前の様に見てしまった訳で在る。
ザ・リリーズの「好きよキャプテン」*2や元ぴんからトリオの宮史郎氏(イヤミの様な風貌は健在。ノブ&フッキーの”ぴんから兄弟”の物真似がつい頭に浮かんでしまう。)の「女のみち」、フォーリーブス(御年57歳にして、北公次氏のバク転は立派。それと、江木俊夫氏が以前より若返った様に見えたのは、痩せた為だけだろうか?気のせいか、前頭部の頭髪がドッサリ増えた様な気が・・・。)の「ブルドッグ」、金井克子さんの「他人の関係」(子供の頃、クラスであの「パッパッパヤッパー パッパッパヤッパー♪」の音楽に合わせての振り付けを真似する同級生が何と多かった事か。勿論、自分もそのOne of themだったが。)等々、これでもかという位に心の琴線に触れる曲&歌手が登場。
今でも時折カラオケで歌う名曲、八代亜紀さんの「なみだ恋」(”あんな歌手”では無く、八代さんを代わりに紅白に出して欲しいもの。)やダークダックスの「銀色の道」(これは本当に名曲!御存じ無い方には、是非聞いて貰いたい。)等が聞けたのも嬉しかった。
しかし何と言っても嬉しかったのは、あがた森魚氏の「赤色エレジー」を本当に久方ぶりに耳に出来た事。そもそも哀愁を帯びた曲調が好きなのだが、大好きな曲の一つ「天然の美」(曲名は御存じなくとも、曲を耳にすれば「ああ、あの曲か!」と思われる方も多いだろう。昔のサーカス小屋で良く流れていた曲でも在る。)と何処と無く雰囲気が似たこの「赤色エレジー」は自分の好きな一曲。でも他の好きな曲の様にカラオケでしばしば歌う訳でもなく、一定間隔でふっと思い出しては、つい口ずさんでしまうという不思議な曲なのだ。
大信田礼子さんの「同棲時代」やかぐや姫の「神田川」(こちらの先生の歌では勿論無い。)、さくらと一郎の「昭和枯れすすき」等と相通ずる、昭和レトロ感と言うか、もっとハッキリ言えば”貧乏臭さ”が程良く漂う曲調&詩が堪らなく好き。
今回の番組、中島らも氏の様な風貌になったあがた氏が「赤色エレジー」を歌ってくれただけで、もう御腹一杯といった充足感を与えて貰った。
*1 昔の放送では、サザエさん一家の隣人は「伊佐坂家」では無く「浜家」だった。何時の間にか伊佐坂家に変わっており、「何でなんだろう?」とずっと疑問に思っていたのだが、此処の情報を見ると原作者とディレクターの間に著作権を巡るトラブルが在った様だ。
*2 今回の記事、曲名をクリックして戴く事で、曲が視聴出来る趣向になっている。
あがた森魚、彼の歌は昭和初期に限らず、大正浪漫をも、彷彿させるような竹久夢二の世界だね。
サザエさんは、苗字が変わるってのは、今じゃ許せないことなのだろうけど、話題にならないのは、これも局の操作で、話題にならなくされてるような気がしてならないね。
娘「へーん、こういうのがあったのだ。懐かしいの?」私「何年ぶりに聞くかしら。この方、すごく今の方がまとも」などと言う会話を交わしながら聞き入ってしまいました。ブログの話題にしてくださったことがこんなに嬉しいのは何故?笑
「赤色エレジー」の物悲しいジンタの調を懐かしく聴きました。当時、NHKの「天下堂々」(だったと思います。篠田三郎が出ていたドラマ)のBGMに、この歌が替え歌で使われていたことを今でも覚えています。
書き込み頂いた件ですが自分は戦前回帰というより、江戸時代から変わらない部分だと思います。
ナツメロのほうは、正直半分くらいしかわからないのですが、「他人の関係」のパッパッパヤッパーは「私の彼はサラリーマン」っていうアホ歌と似てることで知ってました。御存知ですか?
時事ネタで吼えたと思えば、仮面ライダーのネタや避妊具のネタ等を取り上げ、そして今回はあがた森魚氏の「赤色エレジー」を取り上げる。己がブログながら、この一貫性の無い無軌道ぶりには全く呆れ返ってしまいます。
あがた氏、本当に普通のおっちゃんになっちゃいましたね。何か憑き物が落ちたかの様な(笑)。懐メロ番組を見ていて良く思うのは、失礼ながら人気全盛の頃に比べれば皆さん下降線に入っている訳ですが、当時は何かギラギラしていた感じが概して抜け落ち、良い意味で柔和な表情になっているのが印象に残ります。
浜さん、御存知でしたか。今ではウォルト・ディズニー・カンパニーやジャニーズ事務所辺りが諸権利に煩い会社として有名ですが、長谷川町子さんもかなり権利関係には煩い方だった様に思います。かなり昔の話になりますが、確か幼稚園のバスが車体にサザエさん等の絵を描いていたのを訴えたというニュースが在りました。まあクリエーターとして、自らが生み出したキャラクターを守るというのは、当然と言えば当然なのかもしれませんが・・・。
「私の彼はサラリーマン」、勿論知ってますよ。バブル期の徒花とも言われているシャインズが歌っていた曲ですね。あの振りは明らかに「他人の関係」を意識したものだと思います。何しろシャインズの2人、伊藤洋介氏&杉村太郎氏の幼少時にあの曲がヒットしていますから。
そう言えば、シャインズが解散してもう14年経つんですね。伊藤氏は勤務していた山一證券から、シャインズとしてCMに出演したのが縁で森永製菓に移籍(あのまま残っていたら、山一の破綻を当事者として味わっていた訳ですから、何とも皮肉なものです。)、そしてその後にエイベックス所属の東京プリンの片割れとして活躍していますし、杉村氏に到っては就職予備校「我究館」の運営やTOEICの勉強法等の書籍を著す等、華麗な転身を遂げたのはビックリでした。
ほかにも「ええ?こんなひともこれに出てくるの」という感想を持つ歌手が増えたのもあります。
「古めかしい」番組だと思っていたのがウソのようです。
「思い出のメロディ」の曲を懐かしむ年代になった自分を感じる今日この頃ですが、あの頃の曲を聴くと、夜中の通販(笑)ではないけど、あの時代の「絵」が浮かんでくるんですね。自分はこうやったなぁ、みたいな・・・
「銀色の道」も久々に聴いたんですが、ダークダックスさんもお一人欠けたんですね~
ところで「天然の美」、先日、この曲のことを話題にしたとこやったんで聴けてうれしかったです。メロディは知ってたけど、タイトルがそれやということを先日初めて知ったんですよ。そこまでは知らない年齢やったみたいで~(笑)
長々と失礼しました。また、お邪魔させていただきます