週刊文春の連載コラム「ホリイのずんずん調査」に付いては当ブログでも何度か取り上げているが、10月9日号は「『共通10』の南野陽子はすごかった」というタイトルだった。南野さんは「森田一義アワー 笑っていいとも!」の木曜日にレギュラー出演され、この曜日のコーナーには「共通10」なる物が在ったとか。「10個の単語を一つずつ挙げて行き、全てに共通する点は何か?」を当てるクイズで、例えば「『伊豆』、『大仏』、『中学生』、『暴露』、『印鑑』、『新米』、『英雄』、『富豪』、『日』、・・・」という単語が挙げられて行った場合、その共通点は「単語に『国の略称』(伊、仏、中、露、印、米、英、豪、日)が含まれている。」という事になる。
堀井氏によると、このクイズ・コーナーでの南野さんは凄く強かったのだとか。上記した「国の略称」に付いては2語目で正解する等、何時も彼女が一番に正解を出している(一抜け)感じで、「この娘は凄く頭が良いんだなあ。勘も凄く良いんだろうなあ。」と思っていたと言う。
ところが今回、具体的にデータ分析を行ってみた所、意外な結果が。今年の5月1日~9月25日(7月31日分はデータ抜け。)の間、同コーナーで出題された40問の内、南野さんが一抜けしたのは17回。2位のおすぎ氏が7回なので圧勝は圧勝なのだが、堀井氏の印象は「半分にも到ってないの!?もっと圧勝していた感じがするのに・・・。」といった感じで、又、「抜け順の平均値」を出すと、南野さんはおすぎ氏や笑福亭鶴瓶氏等と数値が割合近い物になってしまうのも意外だったとか。
「何故こうも印象と違うのか?」じっくりとデータを分析した結果、堀井氏は一つの結論に達する。「南野さんは勝つ時に、圧倒的な勝ち方をしていたからだ。」と。上記した「国の略称」の場合を例に挙げると、彼女は出題から15秒で正解し、それから約4分間は誰も正解が出せなかった。つまり「正解者ゾーン」に南野さんだけが居るという映像が、約4分間も映し出されていた訳で、こういう圧倒的な勝ち方をする事が視聴者の側に「南野さん恐るべし。」というイメージを作り上げた可能性を示唆。「やはり平均値では世界は判らない。世界を征服するのは量数では無く印象なんだ。2008年夏、南野陽子にそう教わりました。もう秋だねえ。」と堀井氏は冗談めかした文章で最後を締めていたが、確かに「『印象度』と『平均値』との温度差」は存在し得る。
セ・リーグのレギュラー・シーズンは、ジャイアンツの優勝で幕を下ろした。終盤に奇跡的な追い上げをしたジャイアンツだったが、ジャイアンツ・ファンの自分はずっとジャイアンツの優勝に悲観的だった。どれだけ「ジャイアンツの優勝は堅い。」と言われようともその思いは変わらず、優勝を決めた試合前、否、その試合の半ば迄も不安の方が遥かに大きかったのは嘘で無い。「何故そんなに悲観的なのか?」という声も在ろうが、それこそ「『印象度』と『平均値』との温度差」が存在しているからこその不安としか言いようが無い。
結果的にジャイアンツは2連覇を果たした。2年共にその“平均値”が高かったのは間違い無い。しかし、少なからずのジャイアンツファンには「昨年のクライマックスシリーズで、ジャイアンツを大惨敗させたドラゴンズ」、「今季ずっと強烈な強さを見せ付けていたタイガース」という拭い去れない印象度、これは恐怖心とも置き換えられるが、そういった物が存在している様に思う。今でも心中に「ライオンズと日本シリーズを闘う事になったら、勝てないのではなかろうか。」という思いが、それこそ澱の如く在る一定年齢以上のジャイアンツ・ファンも居ろう。これは理屈では無く、印象度の強さから来る恐れなのだ。
堀井氏によると、このクイズ・コーナーでの南野さんは凄く強かったのだとか。上記した「国の略称」に付いては2語目で正解する等、何時も彼女が一番に正解を出している(一抜け)感じで、「この娘は凄く頭が良いんだなあ。勘も凄く良いんだろうなあ。」と思っていたと言う。
ところが今回、具体的にデータ分析を行ってみた所、意外な結果が。今年の5月1日~9月25日(7月31日分はデータ抜け。)の間、同コーナーで出題された40問の内、南野さんが一抜けしたのは17回。2位のおすぎ氏が7回なので圧勝は圧勝なのだが、堀井氏の印象は「半分にも到ってないの!?もっと圧勝していた感じがするのに・・・。」といった感じで、又、「抜け順の平均値」を出すと、南野さんはおすぎ氏や笑福亭鶴瓶氏等と数値が割合近い物になってしまうのも意外だったとか。
「何故こうも印象と違うのか?」じっくりとデータを分析した結果、堀井氏は一つの結論に達する。「南野さんは勝つ時に、圧倒的な勝ち方をしていたからだ。」と。上記した「国の略称」の場合を例に挙げると、彼女は出題から15秒で正解し、それから約4分間は誰も正解が出せなかった。つまり「正解者ゾーン」に南野さんだけが居るという映像が、約4分間も映し出されていた訳で、こういう圧倒的な勝ち方をする事が視聴者の側に「南野さん恐るべし。」というイメージを作り上げた可能性を示唆。「やはり平均値では世界は判らない。世界を征服するのは量数では無く印象なんだ。2008年夏、南野陽子にそう教わりました。もう秋だねえ。」と堀井氏は冗談めかした文章で最後を締めていたが、確かに「『印象度』と『平均値』との温度差」は存在し得る。
セ・リーグのレギュラー・シーズンは、ジャイアンツの優勝で幕を下ろした。終盤に奇跡的な追い上げをしたジャイアンツだったが、ジャイアンツ・ファンの自分はずっとジャイアンツの優勝に悲観的だった。どれだけ「ジャイアンツの優勝は堅い。」と言われようともその思いは変わらず、優勝を決めた試合前、否、その試合の半ば迄も不安の方が遥かに大きかったのは嘘で無い。「何故そんなに悲観的なのか?」という声も在ろうが、それこそ「『印象度』と『平均値』との温度差」が存在しているからこその不安としか言いようが無い。
結果的にジャイアンツは2連覇を果たした。2年共にその“平均値”が高かったのは間違い無い。しかし、少なからずのジャイアンツファンには「昨年のクライマックスシリーズで、ジャイアンツを大惨敗させたドラゴンズ」、「今季ずっと強烈な強さを見せ付けていたタイガース」という拭い去れない印象度、これは恐怖心とも置き換えられるが、そういった物が存在している様に思う。今でも心中に「ライオンズと日本シリーズを闘う事になったら、勝てないのではなかろうか。」という思いが、それこそ澱の如く在る一定年齢以上のジャイアンツ・ファンも居ろう。これは理屈では無く、印象度の強さから来る恐れなのだ。
以前にも書いたのですが、自分はV9時代の記憶が殆ど在りません。ですから長嶋茂雄氏のイメージも、監督としての物しか無いんです。「V9時代のジャイアンツを知っている人」と「V9以後のジャイアンツしか知らない人」とでは、自ずとその認識に違いが出て来るのかもしれませんね。
“ダメ虎”と揶揄され続けて来たタイガースも、今や常に優勝争いに絡む強いチームへと変貌しました。永遠のライバルが強くなったのは嬉しいのだけれども、今季の様に(ジャイアンツ・ファンとして)胃が痛くなる様な相手になってしまったのには複雑な思いも(苦笑)。
CSではドラゴンズorタイガースのどちらが勝ち上がって来ようとも、ジャイアンツが苦戦を強いられるのは確実でしょうね。
私のようにV9時代を多少なりとも知っている年代は、そうではないでしょう。
今でこそ阪神は優勝戦線に顔を出し、
そして優勝することもしばしばですが
子供の頃は
「生きている間に優勝できるのだろか」と
真剣に思っていたし
(そのあとに「いや無理やろな」がつくのですが)
大学生活も終わりにならんとする頃に
何を思ったか急に豪打爆発で優勝したのです。
ということを踏まえ
(例にも出されています)
85年、マジックが1になっても
「いや何が起こるか判らない」と
ネガティブになるのも至極当然でした。
それだけ「平均して」
巨人より順位が下だったということです・・・
取り留めのない文になりましたが
昨年のように「印象度」大きなことが起こるのも、
制度の生み出した「あや」みたいなもんなんでしょうか・・・
どうしても自分の好きなチームに対しては、心配する気持ちの方が勝ってしまうもの。他チームのファンからすると「そんなの杞憂に過ぎない。」と一笑に付されてしまう様な心配を、贔屓チームだからこそ持ってしまうファンって少なくない様に感じます。空前絶後の破壊力を有した1985年のタイガースですら、当時自分の周りのタイガース・ファンは「このまま優勝出来るとは思えない。」と不安を口にしていましたし。
裏切られた経験回数の多寡は判りませんが(それこそ「量数」と「印象」の違いと言えるかもしれませんが。)、タイガース・ファンが抱える不安の根底とジャイアンツ・ファンのそれとでは若干種類が違うかもしれませんね。あくまでも私見ですが、タイガース・ファンが抱える不安の根底には「ギリギリの所で勝てない。」という思いが、そしてジャイアンツ・ファンの場合には「此処ぞという場面で、一方的な負け方を喫してしまう。」という思いが在るのではないかと。前者の場合、1973年(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%AA%E7%A5%9E%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%82%B9#.E8.BF.B7.E8.B5.B0.E3.81.8B.E3.82.89.E6.97.A5.E6.9C.AC.E4.B8.80.E3.81.B8.EF.BC.881970.E5.B9.B4_-_1985.E5.B9.B4.EF.BC.89)や今季等が該当するでしょう。そして後者の場合は黄金期のライオンズとの日本シリーズ、昨年のドラゴンズとのCS等が該当するかと。
又、こちら(http://harachan.exblog.jp/262816/)に記されている様に、1986年のセ・リーグ公式戦がトラウマになっているジャイアンツ・ファンも少なくないかと。勝ち星で2つ上回っていたジャイアンツが、勝率で上回っていたカープに優勝を持って行かれたあのシーズン。シンパシーを感じていたカープが相手だっただけに、個人的にはそのショックが多少緩和されたものの、それでもトラウマになっていますから。
確かにそうですよね。
どこかで純粋に信用してない自分がいるんですよね。
しかし。
実はそういった恐怖心はタイガースファンの方が大きいんではないでしょうか?
ジャイアンツファンとは桁違いに裏切られた経験回数が恐怖心というか、またかの諦め感が出てしまった今シーズンだと思います。
もちろん全てのタイガースファンがそうでは無いでしょうが、少なくとも私の周りのタイガースファンはシーズン終盤に情けないほどの落ち込み方で見守っていましたよ。
ファンなら一番の後押し所なのに。。。。
私も恐怖感はありますが、良い所に希望を持って応援します!