ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

これぞ4番!

2008年11月03日 | スポーツ関連
一昨日に引き続き、昨日も東京ドームに足を運んだ。「病膏肓に入る」という故事成語が在るが、2日続けての野球観戦とは我乍らジャイアンツ病も相当重いな。」と思わずに居られない。

水野雄仁氏】


工藤公康投手&金本知憲選手】


この日も上記した3人の他に栗山英樹氏、柴田勲氏、田淵幸一氏、今中慎二氏、達川光男氏、高津臣吾投手、三浦大輔投手と、多くの解説者&選手を間近で見掛けた。スポーツ記者席の前を通った時に凄いオーラを感じ、ふっと横を見ると一心不乱にペンを走らせる江夏豊氏が。何とも言えない至福の時間。

さて肝心の試合だが、高橋尚成投手(ジャイアンツ)&帆足和幸投手(ライオンズ)の先発で幕を開けた。好不調の差が激しく、此処ぞという試合で勝てない印象の強い高橋投手だが、この日は好投したと思う。5回3分の1を投げて3安打2失点は、まあ合格点と言って良い。帆足投手は5回を投げて5安打1失点だが、彼の場合は決して調子が良いとは思えず、ジャイアンツ打線が攻めあぐねていたというのが正確な所だろう。

ジャイアンツ・ファンとしては8回迄、イライラしっ放しの展開。ジャイアンツ打線はライオンズ投手陣に対し、それなりに安打を重ねていたのだが、大事な場面で後一本が出ない。内角を重点的に攻められ、窮屈な打撃フォームで凡打を繰り返すアレックス・ラミレス選手。ラミレス選手以上に内角の厳しい所を攻められ続け、すっかり腰砕けの打撃フォームだった李承選手。この2選手が特に重症。良い選手を抑えるには内角の厳しい所を突くのは重要だし、逆にそういった攻め方をされるのは一流選手と認識されていると思わなければいけない。だから内角の厳しい所を突くのは問題無いのだが、それで死球を与えてしまうのは駄目故意死球で無いのは判っているが、この日のライオンズ投手陣が与えた死球4つは多過ぎる。プロとして反省が必要だろう。

「2-2」の同点で迎えた9回裏、1死ランナー無しから打席に入ったのはラミレス選手。此処迄の4打席は全く打てる気配が無かった彼だが、ライオンズの5番手投手・岡本真也投手が投じた球を、見事に左中間スタンドにサヨナラ・ホームラン。嘗て王貞治選手、そして今で言えば金本知憲選手の様に、例え凡打を繰り返していても、此処ぞという場面で結果を残すのが真の4番打者。ラミレス選手、天晴れだ!

ジャイアンツの若き投手2人、西村健太朗越智大祐投手が一昨日に続いて昨日も、中継ぎでしっかり抑え切った。彼等が踏ん張ったからこそ、流れがライオンズに行かなかったと思う。これは高中村剛也く評価して良い。

これで共に1勝1敗となったライオンズとジャイアンツ。この2戦を振り返ると、ジャイアンツ投手陣はライオンズ打線を良く抑えている。打たれたのは中島裕之選手だけと言っても良い。今後は彼に対してもっと厳しい所を突けるかが、ジャイアンツ投手陣の課題になろう。

そして完璧に抑えてはいるが、ライオンズの4番打者・中村剛也選手がこのままで終わるとは思えない。試合前の打撃練習では、ピンポン玉の様に球をスタンドに運んでいたし、何よりも今季のパ・リーグ本塁打王だ。ジャイアンツ投手陣は引き続き、細心の注意を払って貰いたい。

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4 コメント

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勝ちました。 (oumo)
2008-11-03 16:20:36
giants-55さま

二日連続でドーム観戦ですか?
うらやましいです。

東京ドームまだ行ったことないので、
ビール片手に日本シリーズ応援なんて
夢のようです。

さて、
昨日の試合は、地上波で放送があり
(沖縄です)
オリオンビール片手に応援しました。


西村&越智の好投につきますね。
(亀井もナイスバッティング)

ラミレスは
最後に真中外よりのスライダー
(一番打ちやすいところだったかも)
を完璧にとらえました。


予想に反して投手戦になっていますが、
第3戦から空中戦になるかもしれないですね。


明日も
応援頑張ります。
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Unknown (toshi16)
2008-11-03 20:22:16
かつての黄金カード。
やはり、1戦1戦、ドラマがあります。

どちらのファンでもないのに熱くなるのは、中盤以降も熱くさせるようなドラマがある様な気がします。

55さんの御指摘の、
『打たれたのは中島裕之選手だけと言っても良い。』
ですが、今後中嶋に乗せられて、他の選手が打ち始まる事も考えられます。
逆に、55さんが仰るように、中嶋を押さえて西武打線が沈黙する事も考えられます。

ただ1、2戦と、エースが登板し、3戦以降、少しレベルが劣る投手の先発が考えられる事から、巨人も楽観できないような気がします。

もっともこれは西武にも言える事で、ラミレスさえ押さえれば良いと西武投手陣が考えていると、痛い目にあうかもしれません。
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>oumo様 (giants-55)
2008-11-03 20:35:49
書き込み有難う御座いました。

何しろジャイアンツにとっては6年振りの日本シリーズですから、自分もかなり力を入れております。平日に西武ドームに行くのは無理なので明日からの3連戦はTV観戦しますが、第5戦迄で決着が付かず、東京ドームに戻って事になれば、生観戦しようかとスケジュールを調整中。

西村&越智両投手、気合いの入った投球を見せてくれました。日本シリーズでは未だ投げていない山口投手や東野投手といった若手選手も居ますし、レギュラー・シーズンでは今一つピリッとしなかった内海投手も、名誉挽回を図ってくれるものと信じています。(上原&高橋(尚)投手の出来も決して悪くなかった。)

この2戦、原采配に疑問を感じる点は無し。気になるのは小笠原選手の状態と、好不調の差が激しいクルーン投手。何とかジャイアンツに日本一になって欲しいです。
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上原を見習え (村長)
2008-11-04 13:36:17
 小笠原の手が痛々しい。
 かつて江川卓氏も言っておりましたが、「ぶつけては駄目」。緒戦の上原の内角攻めを見習って欲しい。
 死球の多い投手は「ワザと」ではないかもしれませんが、「当たってもよい」という気持ちはあると思います。
 西村、越智投手の件は渡辺監督も敗因にあげていましたね。
 青森北高校出身の細川捕手には頑張って欲しいけど、やはりジャイアンツ日本一奪還を祈らずにはいられません。
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