ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「ドクター・デスの遺産 -BLACK FILE-」

2020年11月20日 | 映画関連

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「苦しむ事無く、殺して差し上げます。」。或る闇サイトで依頼を受け、人を安楽死させる連続殺人犯“ドクター・デス”。警視庁のNo.1コンビ犬養隼人綾野剛氏)と高千穂明日香北川景子さん)は捜査に乗り出すが、遺族は犯人に感謝し、嘘の証言で守る。ドクター・デスは猟奇殺人犯なのか?救いのなのか?貴方は、此の正義に驚愕する。
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小説家中山七里氏の作品を最近、好んで読んでいる。先月、「カインの傲慢」という彼の作品を読んだが、此れは「刑事犬養隼人シリーズ」の第5弾。記憶違いで無ければ、シリーズで初めて読んだ作品だったが、今回見た映画は第4弾の「ドクター・デスの遺産」を原作とした「ドクター・デスの遺産 -BLACK FILE-」。

1989年以降、合計130人の患者を安楽死させた実在の医師が存在する。2011年に83歳で病死したジャック・ケヴォーキアン氏だ。彼をモデルにして書かれた小説が「ドクター・デスの遺産」。15年前の記事「安楽死」の中で書いた様に、自分は安楽死を否定出来ない。「罹患した祖母が、激痛で七転八倒し続けた挙句亡くなった。」のを見て来たので、「治る見込みが無く、死に向かっているだけの患者が、激痛で苦しみ続けているならば、安楽死という選択肢を与えて上げたい。」という思いが在る。だから、今回の映画に登場する“ドクター・デス”に付いては、認められない部分も在る(自身のプライドを守るだけに、或る2人を殺害し様とした点。)けれど、否定出来ない部分も少なく無い。

原作を読んでいないので何とも言えないのだけれど、映画に関して言えば“単調さ”を強く感じた。“真犯人”は早い段階で判ったし、展開自体も余り引き込まれない。又、「最後の最後に犬養が向かった場所を、相棒の高千穂が何故判ったのか?」という点も、理解出来なかった。(彼女が犬養の娘から貰った〇〇〇に絵が描かれていたが、場所がハッキリ判る様な物では無かった様に思えたが・・・。)

「『北川景子さんは本当に綺麗で、スタイルが凄く良いなあ。』と再確認しただけの作品。」と言ってしまったら失礼だろうけれど、そういう感じしか無い。総合評価は、星2.5個とする。


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