昨日の「タイガースv.s.ジャイアンツ」戦は、ハラハラ&ドキドキさせられる展開だった。*1今季は比較的「投手の見切り」が良い原辰徳監督だったが、昨日の場合は先発のセス・グライシンガー投手を引っ張り過ぎてしまった感じが。「2対5」とジャイアンツが3点リードして迎えた7回裏、1点を返されて「3対5」となった時点で交代時期と感じたが、昨日から9連戦という事で「出来るだけ中継ぎ投手を使いたくない。」という思いが原監督には在ったのだろう。でも、結果的には中継ぎ陣を継ぎ込まなくてはいけなくなったのだから、何とも皮肉。この回に「5対5」と追い付かれてしまい、流れは完全にタイガースに向いたと確信したのだが・・・。
「5対5」で迎えた9回表、マウンドに上がったのは藤川球児投手。タイガースの抑えと言うよりも、球界を代表する抑えと思っている彼。「こりゃあ三者凡退で終わるな。」と諦めていたのだが、先頭打者の坂本勇人選手がこの日2本目となるホームランを放ち、結局試合は「5対6」でジャイアンツの勝利に終わった。愛するジャイアンツが勝ったのは勿論嬉しいが、それよりも嬉しかったのは解説していた岡田彰布氏の「坂本評」。辛口批評、特にジャイアンツに対しては「其処迄言わなくても良いのでは?」と思ってしまう事すら在る彼が、「坂本選手の打撃、昨年とは段違いに良くなった。」と褒めてくれたのは心底嬉しかった。同席していた御調子者の解説者が褒めた所で「ジャイアンツ命だし、余り真実味が無いなあ。」と思ってしまうが、辛口の岡田氏の言葉だけに「やはり坂本選手は成長し続けているんだなあ。」と心強さが。
野球と言えば、「サウスポー・キラー」(著者:水原秀策氏)という本を読んだ。2004年に「このミステリーがすごい!」大賞の第3回大賞を受賞した作品。
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人気球団オリオールズの左投手・沢村は或る日、自宅マンションの前で見知らぬ男に暴行を受ける。男は「約束を守れ。」と謎の言葉を残して去って行った。何故自分が暴行されたのか全く心当たりが無く、戸惑うばかりの沢村。
その後球団には、沢村が暴力団と癒着しているという告発文書が送り付けられる。一方マスコミには、彼が八百長を行っているという告発文書が同一人物から送り付けられ、彼は結局、自宅謹慎処分を受けてしまう。
果たして彼を罠に嵌めたのは一体誰なのか?その目的は?四面楚歌の中、沢村は自分を嵌めた人間に対して戦いを挑む事を決意する。そして彼が辿り着いたのは、周到に計画された恐ろしい陰謀だった。
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プロ野球界を舞台にしたミステリー。沢村の所属するオリオールズ、プロ野球を少しでも知っている人なら「ジャイアンツをモデルにしているな。」と判る事だろう。「選手としては超一流だが、監督としての能力には疑問符の付く、行き当たりばったりの投手起用をする。」という葛城監督は先ず間違い無く“ミスター”をモデルにしているのだろうし、ジャイアンツの内情を思わせる記述が興味深い。戦力を集め過ぎて、遣る気の失せた二軍選手。“上”へのアピールと、自身のストレス発散の為だけに、選手達を特訓の名目でいびるコーチ。如何にも在りそうな情景だ。又、技術的な事も良く調べておられる様で、野球好きならば面白さを感じる作品ではないだろうか。
「犯人探し」で言えば、ズバリ当てられた。「最も疑わしくない人間を疑え。」、「事件によって最も利益を得る者が犯人。」という犯人探しの鉄則に則り、そしてタイトルの「サウスポー・キラー」を念頭に置けば、恐らくは犯人が御判りになる事だろう。唯、犯行動機に関しては、「果たして其処迄するかなあ?」という疑問は残るけれど。
総合評価は星3.5個。
*1 昨日と言えば、BS2で20時から22時迄放送していた「BS永遠の音楽 アニメ主題歌大全集」が良かった。この手の番組は民放でもたまに放送されているが、2005年以降毎年放送されているこの番組は別格。「この人が出演するの!?」というサプライズが半端では無く、NHKの底力を感じる。
“水木のアニキ”やささきいさお氏、“ミッチ”、前川陽子さんといったレギュラー陣も嬉しかったが、サプライズ・ゲストとしては山本正之氏やしまざき由理さんが挙げられるだろう。「タイムボカンの歌」(動画)や「ヤッターマンの歌」(動画)を歌っている山本氏の姿だけでも永久保存版に値する。(それにしても山本氏、異常に力が入っていたなあ。)又、しまざきさんの「面影」(曲)がカラオケでの十八番(「Gメン’75」[動画]で彼女が歌った曲はどれも好き。)の自分だが、「ハクション大魔王の歌」(動画)や「みなしごハッチ」(動画)等、彼女の歌う“アニソン”も好き。
そして個人的に最大のサプライズは、あの熊倉一雄氏が「ゲゲゲの鬼太郎」(動画)を歌ってくれた事。この歌は何人かの方がこれ迄歌っておられるが、自分の中では熊倉氏の歌以外には考えられない。御年82歳の熊倉氏、登場した際には蹌踉めかれたので「大丈夫かなあ?」と不安に思ったが、歌い出すと声量も在って健在振りを見せてくれた。その後の動きを見ていると、どうやら蹌踉めきも恐怖を表す演技だった様で、流石トラヒゲ!これからも永く御元気な姿を見せて欲しいものだ。
恐らく今年中に再放送が在ると思われるので、見逃された方は是非その機会に見られては如何かと。
「5対5」で迎えた9回表、マウンドに上がったのは藤川球児投手。タイガースの抑えと言うよりも、球界を代表する抑えと思っている彼。「こりゃあ三者凡退で終わるな。」と諦めていたのだが、先頭打者の坂本勇人選手がこの日2本目となるホームランを放ち、結局試合は「5対6」でジャイアンツの勝利に終わった。愛するジャイアンツが勝ったのは勿論嬉しいが、それよりも嬉しかったのは解説していた岡田彰布氏の「坂本評」。辛口批評、特にジャイアンツに対しては「其処迄言わなくても良いのでは?」と思ってしまう事すら在る彼が、「坂本選手の打撃、昨年とは段違いに良くなった。」と褒めてくれたのは心底嬉しかった。同席していた御調子者の解説者が褒めた所で「ジャイアンツ命だし、余り真実味が無いなあ。」と思ってしまうが、辛口の岡田氏の言葉だけに「やはり坂本選手は成長し続けているんだなあ。」と心強さが。
野球と言えば、「サウスポー・キラー」(著者:水原秀策氏)という本を読んだ。2004年に「このミステリーがすごい!」大賞の第3回大賞を受賞した作品。
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人気球団オリオールズの左投手・沢村は或る日、自宅マンションの前で見知らぬ男に暴行を受ける。男は「約束を守れ。」と謎の言葉を残して去って行った。何故自分が暴行されたのか全く心当たりが無く、戸惑うばかりの沢村。
その後球団には、沢村が暴力団と癒着しているという告発文書が送り付けられる。一方マスコミには、彼が八百長を行っているという告発文書が同一人物から送り付けられ、彼は結局、自宅謹慎処分を受けてしまう。
果たして彼を罠に嵌めたのは一体誰なのか?その目的は?四面楚歌の中、沢村は自分を嵌めた人間に対して戦いを挑む事を決意する。そして彼が辿り着いたのは、周到に計画された恐ろしい陰謀だった。
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プロ野球界を舞台にしたミステリー。沢村の所属するオリオールズ、プロ野球を少しでも知っている人なら「ジャイアンツをモデルにしているな。」と判る事だろう。「選手としては超一流だが、監督としての能力には疑問符の付く、行き当たりばったりの投手起用をする。」という葛城監督は先ず間違い無く“ミスター”をモデルにしているのだろうし、ジャイアンツの内情を思わせる記述が興味深い。戦力を集め過ぎて、遣る気の失せた二軍選手。“上”へのアピールと、自身のストレス発散の為だけに、選手達を特訓の名目でいびるコーチ。如何にも在りそうな情景だ。又、技術的な事も良く調べておられる様で、野球好きならば面白さを感じる作品ではないだろうか。
「犯人探し」で言えば、ズバリ当てられた。「最も疑わしくない人間を疑え。」、「事件によって最も利益を得る者が犯人。」という犯人探しの鉄則に則り、そしてタイトルの「サウスポー・キラー」を念頭に置けば、恐らくは犯人が御判りになる事だろう。唯、犯行動機に関しては、「果たして其処迄するかなあ?」という疑問は残るけれど。
総合評価は星3.5個。
*1 昨日と言えば、BS2で20時から22時迄放送していた「BS永遠の音楽 アニメ主題歌大全集」が良かった。この手の番組は民放でもたまに放送されているが、2005年以降毎年放送されているこの番組は別格。「この人が出演するの!?」というサプライズが半端では無く、NHKの底力を感じる。
“水木のアニキ”やささきいさお氏、“ミッチ”、前川陽子さんといったレギュラー陣も嬉しかったが、サプライズ・ゲストとしては山本正之氏やしまざき由理さんが挙げられるだろう。「タイムボカンの歌」(動画)や「ヤッターマンの歌」(動画)を歌っている山本氏の姿だけでも永久保存版に値する。(それにしても山本氏、異常に力が入っていたなあ。)又、しまざきさんの「面影」(曲)がカラオケでの十八番(「Gメン’75」[動画]で彼女が歌った曲はどれも好き。)の自分だが、「ハクション大魔王の歌」(動画)や「みなしごハッチ」(動画)等、彼女の歌う“アニソン”も好き。
そして個人的に最大のサプライズは、あの熊倉一雄氏が「ゲゲゲの鬼太郎」(動画)を歌ってくれた事。この歌は何人かの方がこれ迄歌っておられるが、自分の中では熊倉氏の歌以外には考えられない。御年82歳の熊倉氏、登場した際には蹌踉めかれたので「大丈夫かなあ?」と不安に思ったが、歌い出すと声量も在って健在振りを見せてくれた。その後の動きを見ていると、どうやら蹌踉めきも恐怖を表す演技だった様で、流石トラヒゲ!これからも永く御元気な姿を見せて欲しいものだ。
恐らく今年中に再放送が在ると思われるので、見逃された方は是非その機会に見られては如何かと。
もう完全に苦手としてしまいました。
私は、昨日は延長戦になると見てました。だから、あそこは藤川ではなくアッチソンでしょう。
岡田、中畑の解説はおもしろかったですね。ボケとつっこみの漫才みたいで。
坂本、まだ20歳ですね。うらやましいですね。若いコがこんな活躍するなんて。こっちは40のおじさんが中心ですから。
ラジオでは、「坂本はつなごうとして、結果ホームランになった。」と、彼の粘りを賞賛しておりました。
思い出されます。
平田薫
西岡
そして今なら大道ですかね。
おっと、すべてGだ・・・
そういえば
「右殺し」はないですよね。
当たり前か・・・