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ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

ジャイアンツの独走は在り得るか?

2008年03月01日 | スポーツ関連
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バッハ、本物の顔再現 頭蓋骨利用、独で公開」(2月29日、共同通信

ドイツの音楽家ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685年~1750年)の本当の顔を最新の法医学技術で再現する作業が終了し、3月21日からアイゼナハの博物館、バッハの家で樹脂像が公開される。1908年にライプツィヒの教会前に建てられた全身像がバッハの姿だと思われてきたが、以前からある肖像画に影響されたとみて、所蔵するバッハの頭蓋骨複製から科学的に再現した。
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バッハと言えば、音楽室に飾られていた上の肖像画を思い浮かべる事だろう。そしてバッハの頭蓋骨を元に、最新の法医学技術で再現された彼の顔(グラフィック画像)が次の物。「迫力にやや欠けた室田日出男氏。」、はたまた「気に入らない客は追い返す、頑固一徹なラーメン屋店主。」といった雰囲気も。

              

話はガラリと変わって・・・。

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G抑えきれない不安・・・広岡氏『独走ありえない』」(2月28日、ZAKZAK

戦士よ、油断するな!!巨人OB会副会長、広岡達朗氏(76歳)が他球団のキャンプを巡回して出した結論は、何と「巨人の独走は在り得ない。」だった。

辛口で鳴る広岡氏は今春、敢えて巨人がキャンプを張る宮崎の地は踏まず、沖縄阪神ヤクルトオリックス日本ハム等を視察した。圧倒されたのは、阪神のブルペンだったという。「リリーフ陣が相変わらずしっかりしている上、昨年ボロボロだった先発陣も、故障で外れていた2人(安藤福原)が今年順調。投手陣は概ね、巨人より力の在る球を投げていた。」と警戒感をにする。

その上で、巨人の最大の不安はクルーンです。抑えがしっかりしていれば、先発投手は安心して自分の投球が出来、首脳陣も逆算して継投を考える事が出来る。ところが、安定感抜群の上原に比べ、クルーンは制球に難が在り、チームに与える心理的悪影響が大きい。その点、“後ろ”がしっかりしている中日、阪神は怖いですよ。と指摘した。

それだけではない。打線という物はどれだけ強化しても、相手が二線級の場合は滅多打ちに出来たとしても、エース級となるとそうは打てない。その場合、今年の巨人の機動力の無さでは点を取る手段が無くなる。打って(相手を)潰すしかないね。。確かに、巨人打線は昨年の打点王ラミレスを加えて迫力を増したが、盗塁の警戒を要する選手は見当たらなくなった。

更に、巨人は守備力も昨年より落ちる。アウトになると思った打球が味方の拙守でそうならなかった時、投手が受けるショックの大きさを考えてみて欲しい。野球は総合力。巨人は攻撃力はプラスでも、走力はマイナス、守備力もマイナスなのだから、楽観出来ない。と言い切る。

「阪神の各選手は自覚の在る良いキャンプを送っていた。やはり精神的支柱の金本の影響が強いのかな。巨人にもそういう存在が欲しい。見所が在るのは主将の阿部でしょうね」。とも。

愛するが故に、巨人の穴が気になって仕方が無い様子の広岡氏。素人目には100勝しなかったらおかしい程の戦力だが、球史に残る名監督の目には、そう映っていない。
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“広岡御大”の指摘、なかなか的を射ていると思う。昨年オフは例年以上に大補強を行ったとされるジャイアンツだが、個人的には「大補強」というよりも「名前の在る選手を手当たり次第に掻き集めた。」という思いしか無い。

グライシンガー投手は確実にプラス要因と考えるが、ラミレス選手はそれなりに働いてくれるとは思うものの、総合的に判断するとそれ程大きなプラス要因という気がしない。そして何と言っても、自分“も”クルーン投手の抑え起用は怖さを感じている。元々コントロールが良いという投手では無かったが、昨年は特にコントロールに苦しみ、ぶち壊しにした試合が結構在った。単にスランプだったというのでは無く、肉体的に不安を抱えている様に自分には感じられたのだ。四球を連発して同点に追い付かれる、又は逆転されるといったシーンが今季はかなり出て来るのではなかろうか。そうなると「自分が投げ切れなければ勝てない。」と、先発陣に強いプレッシャーが伸し掛かり、結果的に大きな失点を食らってしまう懸念が。

攻撃面では、昨年と比べ、大勝ちする試合の増加率よりも、惜敗の試合の増加率の方が上回る。様に予想している。やはり走力&守備力の低下が感じられるからだ。

過去にも大補強を繰り返して来たジャイアンツだが、成功したと思えるのは1975年オフの大補強位ではないだろうか。自分もジャイアンツの独走は無いと踏んでいる。流石にBクラスへの転落は無いと思うが、3位の可能性はそんなに低くない気がしている。

今季こそは日本一になって欲しいが、はてさてどうなる事やら。開幕投手は上原投手なのか?それとも内海投手なのか?それも気になる所だ。個人的には上原投手で在って欲しいが。

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14 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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無いですね。 (oumo)
2008-03-01 09:36:06
独走はありえないでしょう。

補強じゃないですからね。
バランスが悪いので、
プラス部分よりも
マイナス部分が大きくなると思います。

プラスは長打力
マイナスは守備、機動力ですね。

抑えのクルーンに関しても
あまり期待しないほうがいいかもしれません。

西村、林がしっかりやってくれることでしょう。


今年は
日本シリーズに出場して欲しいです。
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辰っちゃん漬け (tak)
2008-03-01 12:15:42
復元バッハはなんか拍子抜けするぐらいにフツーの人っぽい人相ですね。あの荘厳な楽曲からは想像し難いお顔立ち。
giants-55さまも仰るように頑固ラーメン屋のオヤジってことは何処となくアジアンな雰囲気もかもし出しているご風貌。
アタシには何となく脂の抜けた梅宮辰夫さんっていう風にも見えました
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おもしろい話題ですね (マヌケ)
2008-03-01 13:36:52
伊丹十三かと思いました。 これにカツラをかぶせたらそれなりに肖像画に近くなるのかもしれませんね。 写真がなかった時代の肖像画は高貴な人の必需品でしたね。 殿方はかっこよくデフォルメして姫君に肖像画とともに求婚の申し込みを行いました。 また、有名な画家に描いてもらうこともステイタスでした。 いろんな文学作品の中に肖像画は嘘をつくと書かれています。 宮廷に来た実物を物陰から見た女王が鼻の高さが違うから会いたくないと追い返したとか、ハンサムなので話をしたが、作法がなってないまだ子供だったり、会話がおもしろくなかったとか、息がくさくてだめだとか・・・笑えます。 まあ、今では写真でもデジタルで加工できる時代、お見合い写真も就職用の写真もちょっとくら嘘はありですよね。
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>oumo様 (giants-55)
2008-03-01 14:15:46
書き込み有難う御座いました。

「1+1」が2になる事も在れば、3以上になる事も在る。それどころかマイナスになる事も在り得てしまうのが、野球に於ける戦力補強。ジャイアンツはこれ迄に何度も大補強を行ない、「今季はぶっちぎりで優勝。」と評論家から御墨付きを得乍ら、ズッコケてしまった事が何と多かった事か。一人一人の潜在能力がどれだけ物凄くても、それ等があっちこっち別の方向に向いていてはマイナスにこそなりすれプラスにはなり得ない。一つの方向に纏まってこそ、物凄いパワーを生み出す訳で、昨年オフからの大補強が果たしてこの形になるのか極めて懐疑的です。

抑えとしてあれだけ完璧だった上原投手が先発に回るのですから、今季の抑えは誰がやっても数字は落ちるでしょうね。それでもジャイアンツの“未来”を考えた場合、先が長いとは思えないクルーン投手よりも、先の在る林投手や西村投手をダブル・ストッパーで起用して欲しかったです。これならば例え今季は結果が残せなかったとしても、来季以降に繋がる何かが生み出されると思いますし。

最悪でも日本シリーズに出て欲しいですよね。もう昨年の“悪夢”は真っ平御免です(苦笑)。
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>tak様 (giants-55)
2008-03-01 14:19:37
書き込み有難う御座いました。

「迫力にやや欠けた室田日出男氏。」に「脂の抜けた梅宮辰夫氏」と、何か一寸足りなさを感じてしまう顔立ちなんですよね。我々の頭に在るあのバッハの肖像画がキリリとしているだけに、余計にそう感じるのかもしれません。カツラが無いというのも大きいのかも。
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巨人独走はある (244)
2008-03-01 14:50:42
確かに守備面走塁面ではマイナス要素増えましたが広岡御大は昨年谷選手を絶対活躍出来ない選手とボロカスに言って大恥かいたのも忘れた様です



唯一の不安は外人投手が巨人移籍すると働かないジンクスが生きていれば大変なことになる可能性があるかもしれません…



グライシンガーがパウエル化し1年働かない様になりクルーン故障とかになれば独走の目は消えるでしょうがね(笑)
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>マヌケ様 (giants-55)
2008-03-01 15:28:18
書き込み有難う御座いました。

眉間の皺の入り具合や目の感じが、確かに伊丹十三氏っぽく在りますね。そう言えば、彼が自ら命を経ってから今年で11年。来年は十三回忌を迎える訳で、時が経つ速さを感じます。あれだけ才能を持っていた方の早過ぎる死は、改めて残念に思います。

自身の肖像画を好んで描かせていた者も居れば、西郷隆盛の様に嫌がって一枚も描かせなかったとされている者も。我々が西郷隆盛と認識している例の肖像画も、西郷とは一面識も無かった画家のキヨソネが、彼の没後に弟の西郷従道及び従兄弟の大山巌の写真を元にして、“想像”で描いたとされていますよね。

「自身の肖像画は実際以上に良く描いて貰いたい。」というのは人情かと。唯、三方ヶ原の戦いで武田信玄の軍にこてんぱんにやられ、命辛々城に逃げ帰った徳川家康が、恐怖の余り大小便を垂れ流してしまった情け無い姿を「一生この屈辱を忘れな為に。」と敢えて肖像画として描かせた、俗に言う「顰像(しかみぞう)」は例外的な存在と言えましょうね。
http://moa315.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_1e29.html
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>244様 (giants-55)
2008-03-01 15:42:43
書き込み有難う御座いました。

確かに広岡御大は昨年、「谷選手に期待出来ない。」という旨の発言されていましたね。ライオンズの監督時代には「自然食品の摂取量を増やし、逆に肉の摂取量を減らせ。」と食に厳しい姿勢を見せていたものの、その後に自身が“贅沢病”とも言われる通風になってしまいバッシングされた事も在りましたし。

唯、野球に対する熱い思いというのが感じられ、自分は彼が好きなんです。出来る事ならば、ジャイアンツの監督を務めて欲しかった野球人の一人。

グライシンガー投手のパウエル投手化(又はヒルマン投手化とも言えましょうが。)は先ず無いだろうと踏んでいるのですが、クルーン投手の「故障→長期戦線離脱」は充分在り得そうな気が。まあその方が生え抜きの若手選手を起用せざるを得ない状況になって、却って良いのかもしれませんけれども。

話は一寸逸れますが、こちらの写真(http://www.giants.jp/G/today-g/page20080229.html)を見る限りでは、公式戦突入前にラミレス選手は(ジャイアンツのフロントの思惑通り)既に大活躍といった感じかと。
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今年は阪神独走かなと (えっ) (iorin)
2008-03-01 20:55:26
巨人独走?クルーンの出来次第でしょうね。巨人の最近の優勝しているときは、2000年の河原、去年の上原と抑えがしっかりしていました。ここ最近巨人は、抑え、リリーフに泣かされてきたので西村、林、豊田、クルーンがそれなりの仕事はすれば非常に恐ろしい存在だと思います。クルーンがだめなら独走どころか優勝も危ういと思います。

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>iorin様 (giants-55)
2008-03-01 21:50:03
書き込み有難う御座いました。

上原投手のファンですので、彼を先発から外すのは大反対でした。その気持ちは全く変わっておらず、今季から再び先発に戻るのが嬉しいです。でも昨年のジャイアンツ優勝の大きな要因が、彼を抑えに起用した事に在るのも事実。あれだけ完璧な抑えをすれば、先発投手&中継ぎ投手は「8回迄何とか頑張れば、チームは勝てる。」と思った筈。これは打撃陣にも好影響を与えた事でしょう。iorin様が書かれている様に、抑えがしっかりした年のジャイアンツは強い。それだけに今季は非常に不安だし、仰る様に優勝も危ういと自分も思います。

今季のタイガース、伸び悩んでいる太陽投手が結構面白い存在になるかもしれませんね。
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