ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

〇ンマのマン〇

2022年06月27日 | TV番組関連

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少年ドラマ・シリーズ:1972年から1983年に掛けてNHKで放送された、主に中学生向けのTVドラマ・シリーズ。1972年の「タイム・トラベラー」【動画】から1983年の「だから青春 泣き虫甲子園全99作品。1972年1月の放送開始から1973年3月迄は毎週土曜18時枠、1973年度から1975年度は月曜から水曜日、1976年度と1977年度は月曜から木曜日の18時枠の帯番組として放送され、1978年度から1983年度迄は特番として、断続的に放送された。 SFミステリーコメディー、海外作品等、多種多様な内容の作品が取り上げられた。
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18年前の記事「新八犬伝フォーエバー」で書いた様に、子供の頃、NHKのTV人形劇新八犬伝」【動画】を夢中になって見ていた。1973年4月2日から1975年3月28日に掛けて、平日の18時30分~45分に放送されていた。そして当時、其の直前に同じNHKで放送されていたのが少年ドラマ・シリーズ。此の少年ドラマ・シリーズも何作か見ており、第1作「タイム・トラベラー」、第9作「続 タイム・トラベラー」【音声】、第25作「夕ばえ作戦」【写真】、第29作「まぼろしのペンフレンド」、第54作「なぞの転校生」【動画】、第63作「明日への追跡」【動画】、第75作「未来からの挑戦」【動画】、第87作「その町を消せ!」【動画】、第90作「七瀬ふたたび」【動画】といったSFが、特に好きだった。(筒井康隆氏、石山透氏、光瀬龍氏、眉村卓氏といった錚々たる作家の原作が使われているのだから、何と豪華な事か。)又、第52作「長くつ下のピッピ」【動画】や第81作「孤島の秘密」【音声】といった海外ドラマも面白かったっけ。

「新八犬伝フォーエバー」の中でも書いたが、1970年代位迄は収録テープが非常に高価だった事から、「TV局では殆どの番組に関し、放送し終えたら、其の収録テープを順次重ね撮り(上書き)する。」という状況だった。詰まり、当時の番組で映像が残っているのは、とても稀有なのだ。

少年ドラマ・シリーズも例外では無く、NHKに映像が残っている作品は少なかった。其処でNHKは「NHK番組発掘プロジェクト」を立ち上げ、「手元に古い番組の映像が残っていないか?」と広く呼び掛けた所、少年ドラマ・シリーズに関しては部分的に見られる物も含めると、全99作品中、32作品が入手出来た。と言う。

発掘”された作品の1つ、第86作「蜃気楼博士」【音声】が先日NHK BSプレミアムの番組「プレミアムカフェ」で、全12回が一挙再放送された。1978年1月9日から月26日に掛けて放送された此の番組、自分は見た事が無いのだけれど、都筑道夫氏の原作を使ったミステリー。

「都築氏のミステリーが原作。」というだけでも興味が惹かれるのに、“蜃気楼博士”と呼ばれる主役の久保寺俊作を演じているのが俳優井上昭文氏だというのだから、見ない訳にはいかない。時代劇の悪役として有名な彼だが、個人的には「ハレンチ学園」の丸ゴシ先生役【動画】や「愛の戦士レインボーマン」のダイバ・ダッタ役【動画】等、子供向け番組でのエキセントリックな役が印象深い。(彼と汐路章氏が非常に似て感じるのは、自分だけだろうか?)「脇役専門といった感じの彼が、主役を張った作品。」というだけでも、非常に貴重だ。


【井上昭文氏】


【丸ゴシ先生(井上昭文氏)】


【ダイバ・ダッタ(井上昭文氏)】


【汐路章氏】

ミステリーとしては突っ込み所が在る内容だったが、井上氏の演技が光る、面白い作品だった。又、今から44年も前の作品という事で、“時代”を感じる場面や台詞が結構在ったのも興味深かった。番組の最後に登場したゲストも指摘していたが、「(スマホなんて無い時代なので)固定電話が、当たり前の様に使われていた。」、「矢鱈と喫煙シーンが登場する。」といった物。そして、刑事同僚に言った犯行現場に凶器を残すなんて、頓馬(とんま)な犯人ですねえ。といった台詞が、とても印象に残った。頓馬なんて言葉聞いたの、久し振りだ。思えば、すっかり死語だもんなあ。と感じたので。

1980年から1981年に掛けて放送されたTVアニメに「タイムパトロール隊オタスケマン」というのが在る。じっくりと見た事は無かったので、内容は知らないのだけれど、何故か其のED曲は覚えている。「アーウー・オジャママン」【動画】というタイトルなのだが、其の出出しトンマのマントに誘われて 悪い事してるでしょ(アーウー)♪という物。という事は、少なくとも此の時代(41~42年前)には、頓馬という言葉が普通に使われていた。訳だ。


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2 コメント

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>悠々遊様 (giants-55)
2022-06-28 02:03:53
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

大村崑氏と言えば、オロナミンCのCMと「どてらい男」の支配人・岡田弥太郎役辺りが、自分の中では最も古い記憶。

とは言え、「頓馬天狗」の事は情報として知っており、決め台詞の「姓は尾呂内、名は南公。」というのも、「当たり前だのクラッカー。」同様、有名ですね。
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Unknown (悠々遊)
2022-06-27 19:58:21
こんばんは
うわ~懐かしいものを思い出しました(笑)。
私が思い出したのは1959年から1960年ころにTV放送されていた「頓馬天狗」のほう。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A0%93%E9%A6%AC%E5%A4%A9%E7%8B%97
鞍馬天狗をもじったコメディ時代劇で、大村崑氏が主役でした。番組スポンサーが大塚製薬で、大村崑氏とはそのころからのCMコンビになるんですねえ。
今となっては内容の方はほとんど覚えていませんが、主題歌の方は今でも覚えていて口ずさめますよ(笑)。
https://www.youtube.com/watch?v=Z9cEicQQ46I
いやあ、懐かしい。
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