住んでおられる方々には申し訳無いのだが、「(東京都)府中市」というと「3億円事件」、「府中刑務所」、そして「東京競馬場(府中競馬場)」位のイメージしか無かった。
昨日、そんな府中市を訪れたのは、大國魂神社で行われている例大祭「くらやみ祭」を見る為。大國魂神社の起源は111年5月5日というから、もう1900年以上も前になり、武蔵国の総社。で、くらやみ祭は「嘗て、街の明かりを全て消した深夜の暗闇の中で行われていた。」事から、そう呼ばれる様になったのだとか。
「400軒近くの屋台が出る。」と聞いていたが、実際に歩いて見て回ると300軒在るか無いかという感じ。でも、普通の祭と比べたら、格段に多い。飲食関係の屋台が主だが、花売り場が結構在ったり、何よりも「子供の頃、大きな祭に行くと良く見掛けた、見世物小屋風の御化け屋敷。」が在ったのは嬉しかった。レトロでおどろおどろしい看板に加え、入り口で呼び込みをしている婆ちゃんの口上等、“昭和の匂い”をプンプン感じさせてくれるのは堪らない。以前には「蛇女の見世物小屋」【動画】も在った様だ。
大國魂神社の脇に在る旧甲州街道で、20時から「競馬式(駒競)」という儀式が行われた。一般通行止めとされた約150mの道路を、6頭も馬が3往復駆けて行く。
2番目の馬には田中勝春騎手、3番目には藤田菜七子騎手(可愛かった!)が騎乗していた【動画】のだが、最前列で見られた事も在り、馬の可愛らしい表情や走りの迫力を堪能出来た。