Night Ranger / Big Life (1987)

2006-01-09 00:13:46 | Music > HM/HR

Night Ranger:
Jack Blades - vocal, bass
Brad Gillis - guitar
Jeff Watson - guitar
Kelly Keagy - vocal, drums
Alan Fitzgerald - keyboard

1998年の "Seven" 以来となる新作のリリースが 5月に予定されている Night Ranger。彼らの音楽との出会いは 1987年発表の 4th アルバム "Big Life" まで遡ります。何だかんだともう 20年近く経つんですよね。本作は一般的には評価の低いアルバムかも知れませんが、私にとっては思い入れが強く Night Ranger の中でもお気に入りの一枚です。映画「摩天楼はバラ色に」の主題歌で David Foster プロデュースの "The Secret Of My Success" はそこそこのヒットを記録しました。"Color Of Your Smile" や "Carry On" といった NR 節満載のロック・ナンバーや "Love Is Standing Near", "Better Let It Go", "I Know Tonight" のポップな雰囲気も◎。シングル・カットもされたラストの "Hearts Away" も美しかったですね。そういえば "The Secret Of My Success" ですけど、この曲のサビって「シークレー・オー・マーイ・セクサス」って聞こえません? 『セクサス』って。何度聞いても「サクセス」には聞こえません(笑)。そんな下らない話はともかく、何気にこのアルバム 廃盤なんですね・・・(悲)。

今では本当にお気に入りの Night Ranger ですが、実を言いますと "Big Life" の第一印象はイマイチだったんですよね。あまりピンと来なかったというか・・・。でも音楽ってふとしたキッカケで突然『いいな』って思える瞬間が訪れたりしません? 私の場合はそれが風呂掃除をしているときだったんですよね(笑)。相変わらずこういう変な瞬間は覚えているんです。高校時代の話ですけど、実家で風呂掃除をしているときに、耳が淋しくてわざわざラジカセを持ち込んで流してました。知っている音楽も異なるシチュエーションで聴いたりすると印象が変わったりしますよね。私の場合、Night Ranger と風呂掃除は相乗効果があったようです。いや、風呂掃除の効率が上がったわけではないんで『相乗』ではないですね(笑)。まあ何れにせよ、このとき以来、彼らの魅力にハマってしまったわけで、カセットで持っていたこのアルバムは CD で買いなおし、他のアルバムも買い揃えました。

新作では帽子とサングラスのおじさん Alan Fitzgerald の替わりに元 Great White の Michael Lardie が参加しています。ライヴでは御馴染みですね。オリジナル・メンバーが恋しいから少し残念な気もしますが、それでもやっぱり楽しみです! そういえば ブラギさんは Vicious Rumors と掛け持ちになるんでしょうかね。


Night Ranger Official Website:
http://www.nightranger.com/


"Big Life" アルバム試聴(cd Universe)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000002Q7Z/

こんなの見つけました!☆Rod Morgenstein/T Lavitz 篇

2006-01-08 11:49:23 | Music > DREGS
 
まだ入手はしていないんですが、ネットをうろうろしていて Rod Morgenstein と T Lavitz が参加しているアルバムを見つけました。ウェスト・コーストの香りもする爽やかなロックです。


Steve Yanek Official Website:
http://www.steveyanek.com/


"Across The Landscape" アルバム試聴(cd Universe)
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=6878096

Joe Lynn Turner が Backstreet Boys のヒット曲をカヴァー!

2006-01-08 00:03:53 | Music > HM/HR
 
スバルの FORESTER という車の CM で Joe Lynn Turner が唄う "The One" が流れていますね。オリジナルは Backstreet Boys ですよ。原曲のイメージを崩さない爽やかな AOR 調のアレンジで、シングルが 2月1日に発売されるそうです。もしかしてこれが Dennis Ward とのコラボかな? 現時点では演奏メンバーなどの詳細は不明ですが、期待が高まりますなぁ。ちなみに私は車に疎いので FORESTER という名前すら知りませんでした(笑)。

※ 追記(MM さんからの情報)
以下で CM の動画がご覧になれます。『ジャストフィール』篇です。
http://www.subaru.co.jp/square/cm/forester/

T Lavitz 参加の "Boston T Party" ちょっとだけ詳細

2006-01-07 22:23:47 | Music > DREGS
 
以前、Jeff Berlin のソロと紹介した T Lavitz 参加のアルバムですが、詳細がわかりました。リリース元は T 参加の Cosmic Farm と同じく Tone Center レーベル。名義は Dennis Chambers, Jeff Berlin, Dave Fiuczynski, T Lavitz の連名になっているようです。まあ Cosmic Farm だってあれが本当にプロジェクト名なのか怪しいところですからね(笑)。連名だとわかりづらいから、あっしは Cosmic Farm って呼んじゃってますけど・・・。そのパターンでいくと、本プロジェクトは Boston T Party になるのかしらん??? ちなみにリリースは 1月31日だそうです。

Steve Winwood / About Time (2003)

2006-01-07 00:12:34 | Music > Rock/Pops
 
前作 "Junction Seven" から6年ぶりとなる 2003年にリリースされた Steve Winwood の目下のところ最新作。のっけからレイド・バックしたハモンド全開のサウンドが飛び出してきて、まさに 21世紀に甦った Traffic という感じです! 80年代のシンセで彩った華やかで躍動感溢れるポップ・サウンドも良かったですが、本作は R&B をベースにカリブやラテン、アフリカといったワールド・ミュージックからの要素も盛り込んだアーシーなロックで攻めてきました。ほぼスタジオ一発録りということで、インプロヴィゼーションも豊かで、演奏の生々しさもダイレクトに伝わってきます。突出して好きな曲があるわけではないのですが、アルバムを通してグルーヴ感たっぷりの演奏を味わえるアルバムに仕上がっていてお気に入りの一枚です。ところで "Phoenix Rising" って "Freedom Overspill" に似てません?(笑)


Steve Winwood Official Website:
http://www.stevewinwood.com/


"About Time" アルバム試聴(cd Universe)
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=5944206

Dominic Miller / Second Nature (1999)

2006-01-06 00:05:46 | Music > New Age
 
Dominic のガット・ギターが奏でる幽玄な世界はそのままに、ニュー・エイジともジャズ・フュージョンともつかない新たなサウンドを作り上げた 2nd アルバム。ベースとドラムのリズム・セクションを起用することで、前作以上にインプロヴィゼーション豊かなプレイを披露しています。フルートやハーモニカといった楽器の使われ方にどことなく Sting を感じるのは気のせいでしょうか。"Lullaby To An Anxious Child" はそんな Sting との共作曲です。ラストでは Elton John の "The Last Song" を甘く優しい音色のソロ・ギターでしっとりと聞かせてくれるという心憎い演出が待っています。


Dominic Miller Official Website:
http://www.dominicmiller.com/


"Second Nature" アルバム試聴(cd Universe)
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=6739148

It Bites / The Big Lad In The Windmill (1986)

2006-01-05 00:02:00 | Music > Rock/Pops

It Bites:
Francis Dunnery - guitar, vocal
John Beck - keyboard
Dick Nolan - bass
Bob Dalton - drums

去年、sorapapa さんに薦められて 2nd アルバムを聴いた It Bites のデビュー作。ひねくれ気味のポップなプログレなんですけど音像がクリアなので聴きやすいんですよね~。ギター・リフの歯切れの良さやちょっぴりキラキラしたキーボードもグッドです。爽やかで透明感があるサウンドなんだけど独特のフックがあってそれが不思議と中毒性につながっているのかも知れないなぁ。80年代のブリット・ポップっぽい雰囲気の "Whole New World" なんてまさにそんな感じ(笑)。あと "You'll Never Go To Heaven" のエンディングの部分って何となく Winger の "Headed For A Heartbreak" に似てません? ゆったりとしたリズム、透き通ったキーボード・サウンド、叙情的なギター・ソロ、こういうの大好きですね~。決して箸休めに聴くバンドではないですぞ!(←自分に言い聞かせてます・・・笑)

ちなみに今回偶然知ったのですが、来月 It Bites のオリジナル・アルバム三枚とライヴ・アルバムが紙ジャケ・リマスター盤として再発されるらしいですね。


It Bites Official Website:
http://www.itbites.com/

Kiss / Hot In The Shade (1989)

2006-01-04 00:03:15 | Music > HM/HR

Kiss:
Paul Stanley - vocal, guitar
Gene Simmons - vocal, bass
Bruce Kulick - guitar
Eric Carr - drums

何故か今まで未聴だった "Hot In The Shade" なんですが、ふと当時 MTV で流れていた "Forever" というバラードの PV を思い出し、どうせならということでアルバムを聴いてみました。Ron Nevison がプロデュースした "Crazy Nights" に続いてリリースされたということもあり、かなりポップな路線を予想していたのですが、これはかなり骨太なロックンロール・アルバムですねぇ(笑)。前作の "Crazy Crazy Nights" や "Reason To Live" といった煌びやかなキーボードが前面に押し出されたスタイルは影を潜め、ギター・リフ主導のハードなナンバーがガンガンのアルバムに仕上がっています。ただ僕にとって 15曲ってちょっと多過ぎるんですよねぇ(笑)。多いだけならまだいいんですが、似たような曲が続くもんだから、一曲一曲がいまいち印象に残らないんですよ。フックが無いと言ったらいいのかなぁ・・・。もっと曲数を絞ってアレンジも工夫すればよかったと思うんですがどうでしょう?(笑) もちろん Kiss らしいポップさはちゃんと残っていますし、彼らだからこその贅沢な要求なので、決して出来の悪いアルバムというわけではないですよ、念のため(笑)。そんな中 "King Of Hearts" の憂いのあるサビメロは印象的でした。

個人的な好みでいえば、楽曲の出来は前作に軍配が上がるんですが、本作のポイントを挙げるとすれば Bruce が非常にいい仕事をしているということでしょうか。ソリッドでキレのあるギター・リフやアコギの取り入れ方なんかセンスの高さが窺えますし、アルバムがハードな方向に流れたことで彼のギタリストとしての存在が浮かび上がってきたのかも知れませんね。"Forever" のコンパクトにまとめられた叙情的なアコギ・ソロなんかホント素晴らしいですよ。

残念ながら 1991年に心臓の病でこの世を去った Eric Carr にとって、本作は遺作となってしまいました。Peter Criss の跡を継ぎ、小柄ながらもパワフルなドラミングで Kiss の屋台を支え続けて来たんですよね。クレジットで彼の名を目にしたとき、ちょっぴり切ない思いがこみ上げてきました・・・。


Kiss Official Website:
http://www.kissonline.com/


"Hot In The Shade" アルバム試聴(cd Universe)
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1056778

Pink Floyd のトリビュート盤がいよいよリリース!

2006-01-03 13:34:25 | Music > Morse
 
去年の夏ごろにポストしたネタですが、Pink Floyd の名作 "The Wall" を丸ごとカヴァーしたトリビュート・アルバムの国内盤がもうすぐリリースされますね。もう五ヶ月経ちますから「やっとかよ~」という気がしないわけでもないですが(笑)。

モース先生をはじめ、プログレ畑の人が多数参加、Steve Lukather や Steve Porcaro といった TOTO 組の名前も見えます。ニュース記事はこちら(手抜き・・・笑)。国内盤のみ収録のボートラ三曲が気になります。

Steve Winwood / Arc Of A Diver (1980)

2006-01-03 01:13:21 | Music > Rock/Pops
 
これが一人のアーティストが独力で作り上げたアルバムとは・・・。Steve Winwood がヴォーカリスト、コンポーザー、キーボーディストとして素晴らしい才能を持っていることは広く知られていますが、本作ではすべての楽器を一人でプレイし、ミキシング、エンジニアリング、そしてプロデュースまでこなしています。まさにマルチな才能が全開ですね。アルバムはポップな楽曲にソウルフルなヴォーカルという Steve らしいスタイルに仕上がっています。軽快で明るい曲が多数収録されている点も◎。オープニングの "While You See A Chance" はやっぱり名曲ですねぇ(笑)。


Steve Winwood Official Website:
http://www.stevewinwood.com/


"Arc Of The Diver" アルバム試聴(cd Universe)
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1056810

Mr. Big / same (1989)

2006-01-02 11:07:09 | Music > HM/HR

Mr. Big:
Eric Martin - vocal
Paul Gilbert - guitar
Billy Sheehan - bass
Pat Torpey - drums

やっぱり凄いアルバムですよ、こいつは! 何だかんだと Mr. Big って正真正銘『スーパー・バンド』と呼べる数少ないグループの一つだったんじゃないでしょうか。でもね、今だから告白しますけど、デビュー当時は『スーパー・バンド』とか言われても正直あまりピンと来なかったんですよ(笑)。ただ B! 誌が Blue Murder や Banlands と並べて、やたら「スーパー・バンドだ!」なんて書き立てるもんだから、何となく自分も知ったかぶってスーパー・バンド呼ばわりしてましたけど、それも結局は雑誌の受け売りだったわけで・・・(笑)。だって Racer X なんて、まだ速弾き万歳のギター・キッズが興味を示すくらいの B級メタルだったし、Billy Sheehan も確かに David Lee Roth のバンドでは超絶プレイを披露していたけど、今ほど『スーパー・ベーシスト』として名が知られた存在ではなかったと思うんです。ギタリストの端くれだった僕も Paul Gilbert のプレイは気になってましたけど、Racer X は Jeff Martin のクセの強いヴォーカルがどうも苦手でイマイチ好きになれなかったというのが本音。Eric Martin に至っては全然知らなかったし、Pat Torpey だって Impellitteri のアルバムに参加していたなぁという程度なんですよね(笑)。

僕にとってはそんな四人の Mr. Big でしたが、アルバムはスーパー・バンド云々なんて忘れさせてくれるくらいの素晴らしい内容でしたね。超絶ユニゾンの疾走ナンバー "Addicted To That Rush" や切ないヴォーカルが心に沁みる "Anything For You"、クールな雰囲気の "How Can You Do What You Do" なんかがお気に入りです。ただ当時はしっかりと作り込まれた音が好みだったので、スタジオ一発録りを思わせるライヴ感のあるサウンドはちょっぴりスカスカで物足りなく感じはしましたが、それはまあ、まだ焼き魚の味もわからない小僧だったということでお許しを(意味不明・・・笑)。

そういえばデビュー当時の Mr. Big って何かと『ブルージーなハード・ロック』という形容をされていましたよね。これについては引き合いに出される Blue Murder や Badlands もそうでしたが、何をもってブルージーと呼ぶのかってことについては、色々あると思うんですよね。こと Mr. Big に関しては、ハスキーでソウルフルな声の持ち主である Eric Martin の存在が大きかったんじゃないでしょうか。少なくとも僕にとっては Eric の声こそが Mr. Big の最重要ファクターでしたから。もちろん四人揃っての Mr. Big であることは承知の上での話ですよ(笑)。Paul もかなりブルーズを意識したプレイをしていたと思うんですが、ちょっと違うんですよね~。彼自身のスタイルがコンテンポラリー過ぎて、どうしてもブルーズっぽく感じられないというか・・・。Joe Satriani や Steve Vai もそうですが、あまりに弾き方が正確で一音一音の譜割や鳴りがハッキリしていると、ブルーズ特有のルーズさがあまり見えてこないんですよ。まあ、どんなギタリストにも向き不向きはあるというだけなんですけどね(笑)。逆にブルーズ・ギタリストに Paul のように弾けと言ったって無理でしょ?(笑) 大切なのはオリジナリティですよね、オリジナリティ。だから Mr. Big のサウンドを過去からの借り物ではない新感覚のブルーズ・ハード・ロックにまで押し上げた功績ってやっぱり Paul のプレイ・スタイルに負うところが大きかったんじゃないかなぁって思います。Billy Sheehan にしたってあんなに個性的な音を出すベーシストはそうはいないですよ。唯一無比のトーンですものね。正直いうと Billy のベース・サウンドって好みから少し外れているんですが、彼の人柄やアーティストとしての姿勢を知ってしまうとそんなことはどうでもよくなってきますね(笑)。G3 のライヴで見せてくれたエンターテイナーぶりも素晴らしかったし、ホント尊敬できるアーティストです。そんな個性的な三人を支えるイケメン・ドラマーの存在も忘れてはいけないですね。最初、僕の目には一番地味に映った Pat ですが、意外にオール・ラウンダーだということがわかって以来、Mr. Big の幅広い音楽性を一本筋の通ったサウンドにまとめていたのは彼のドラムなんじゃないかという気がしてきました。まあ、あの Billy とリズム・セクションを組むくらいですから、そんじょそこらのドラマーなわけは無いんですけどね(笑)。


Mr. Big Official Website:
http://www.mrbigsite.com/


"Mr. Big" アルバム試聴(cd Universe)
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=1097096


明けましておめでとうございます!

2006-01-02 03:03:33 | Diary
 
皆さん、明けましておめでとうございます。

無事 2006年を迎えることができ、ホッとしています。まあ特に何があったというわけではないんですが、年の瀬は何かと慌しかったので(笑)。正月休み、大晦日から元旦にかけてはカミさんの実家に行っておりました。今は帰宅してブログの返信やら記事を書きながら相変わらずの~んびりとしています。

寒い日が続きますが、風邪などひかぬよう注意してくださいね~。また食べ過ぎで体調を崩さないように~。とか書いておきながら実は自分への戒めだったりして・・・(笑)。

明日以降、皆さんのブログへ挨拶回りに行こうと思っています。ドアの鍵は開けたままにしておいてくださいね(笑)。

では改めて、


今 年 も よ ろ し く お 願 い い た し ま す !