気分はガルパン、、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ゆるキャンから始めたNゲージ その24  大井川鐡道井川線のDB1形機関車を作る 下

2023年11月19日 | ゆるキャン△

 塗装前の組立が完了した、ワールド工芸の「KATO 8t」のキットである。大井川鐡道井川線の初代ディーゼル機関車として戦前から活躍したDB1形機関車の、現時点で唯一の適応キットとされる。

 右の白いのは鉄道ホビダスのきかんしゃトーマスのキットに付いていたラスティーのDB1形機関車だが、御覧のようにサイズが異なり、高さも長さも違っている。致命的なのは幅も違っていてサイズが狭いため、車輪がNゲージの線路にはまらない点であった。それでこの白い機関車についてはいずれ別の活用法を検討することにして、ひとまず箱に仕舞った。

 

 かくして上図の2輌は、現在も井川線の川根両国車両区にて健在であるDB8とDB9の再現として、塗装にとりかかることにした。

 

 参考にしたのは、上図の現役時代の塗装カラーをまとったDB9の写真である。千頭駅のホーム南側の転車台の上に載っている珍しい場面であるので、ネット上で見つけて、転車台の製作用の参考資料として保存している。以前に千頭駅を製作しているが、転車台だけはまだ未着手のままなので、いずれ作ろうと考えている。

 この写真によって、車体が赤色でクリーム色の帯が入り、屋根もクリーム色であり、足回りの軸部などが明るいグレーであることが分かる。このカラーに合わせることにした。

 

 サーフェイサーを薄く吹き付けた後、ミスターホビーの57番のエアクラフトグレーで上図のように下地を作った。その後、もう一度同じ色を薄く吹き付けた。足回りの軸部などはこの色のままに塗り分けておくことにした。

 

 クリーム色は、34番のクリームイエローと11番のつや消しホワイトを混ぜて作った。先に作ったDD100形機関車の帯のクリームよりは薄いカラーなので、ホワイトで彩度を低くして調整した。

 

 続いて赤色の部分を3番のレッドで塗った。最初はマスキングテープで塗り分けたが、小さいのでテープが剥がれやすく、塗料もテープ内に染みたりして失敗したため、筆塗りで塗り直した。

 ところが、翌日に川本氏が遊びにきた際に「これは違うで、屋根は赤やで」と指摘してきたので、驚いた。

 

 それで別の写真を検索して、上図のDB8の画像を見つけたが、確かに屋根は赤色であった。ただ、風雨にさらされて塗料が剥げ落ちて、下のクリーム色が露出している状態であった。川本氏によれば、クリーム色の上に赤色を重ねているから、上の赤色が剥げてくるとこうなる、ということであった。

 そういえば、同じツートンカラーのDD100形機関車のほうは屋根が赤色だったな、と思い出した。

 

 そこで屋根を赤色に塗り直した。

 

 塗装後に線路に「入線」させてみた。あー、ええ感じですね、可愛いですね、と嫁さんもスマホで撮影していた。

 

 カメラの高さを車輌に合わせると、上図のようにリアルに見えてくる。戦車も鉄道もこれは同じだな、と思った。

 

 川本氏によれば、DB1形機関車が現役で運用されていた頃は、客車だけでなく貨車のほうも色々と引いていたそうである。それで貨車も幾つか要るな、と考えて鉄道コレクションの第1弾の貨車セットを2つ、中古ショップで買ってきてあったので、DB1形機関車のついでに仕上げることにした。

 この貨車セット、商品名は「私鉄木造貸車 ワフ・ト」だが、大井川鐡道井川線のcワフ0形、cト100形とサイズおよび外観がほぼ同じなので、井川線のジオラマで使えると思って、後日さらに1セットを追加購入したので、DB1形機関車が牽引する最大6輌の貨物列車が再現出来ることになった。

 鉄道コレクションのパッケージに入っていた時点では車輪がプラスチック製なので、これを金属製の車輪に交換しておいた。上図はその交換後の姿である。

 

 かくして、DB1形機関車2輌も完成したので、大井川鐡道井川線の初代、2代目、3代目の現行形の三車種が揃った。残るは、各務原なでしこもアプトいちしろ駅にて「ブッピガン」を見物したアプト式電気機関車のED90形であるが、これは「ていくわん」のキットが完売し絶版となって久しい今となっては、どうにもならない。

 ただ、2024年4月からのゆるキャンのアニメ3期に大井川鐡道が登場して、井川線のアプト式列車も出ることが確実になったため、それを契機としてNゲージの井川線車輌の新製品がリリースされるかもしれない、という噂がある。

 そういえば、トミックスもカトーもグリーンマックスもマイクロエースも、大井川鐡道本線の車輌はそれぞれに出しているが、井川線の車輌は今に至るまで全然出していない。ゆるキャンのアニメ3期のブームにあやかって仕掛けてくる可能性が無いとは言えない。個人的には、期待せずに楽しみに待つことにしようと思う。  (続く)

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ゆるキャン△の聖地を行く35 ... | トップ | 知波単学園 九七式中戦車(... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ゆるキャン△」カテゴリの最新記事