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「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

「ゆるキャン△」に登場しない大井川鐡道を巡る その48 両国吊橋へ

2024年06月19日 | ゆるキャン△

 14時9分、川根両国駅で下車し、向かいのホームに渡って列車を見送りました。

 

 列車はこのあと徐行運転に近い速度で5分をかけて、終点の千頭駅に入りますが、私は川根両国駅周辺の幾つかのスポットを見ながら、線路沿いに車道などをたどって千頭駅へ向かう予定でした。

 川根両国駅から千頭駅までは徒歩で約20分ぐらい、と川根本町の観光ガイドブックにはありましたので、見物も含めて30分程度を見積もっておきました。

 

 列車が走り去った後、川根両国駅の構内には静寂が戻ってきました。側線も含めて線路が4本もある駅は、井川線にはそんなにありませんから、この広さは印象的でした。

 

 降りたホームに戻って、一番東側の側線に停めてある貨車の近くまで見に行きました。上図はトーマスファミリーのキャラクターに扮したcト100形貨車です。

 cト100形貨車は大井川鐵道井川線で使用されている貨車の一種です。形式名に付された「c」は、中部電力所有の私有貨車であることを示し、昭和二十九年(1954)2月に計50輌が日立製作所などで製造されました。その後、中部電力の資産圧縮などによって計40輌が廃車もしくは解体され、2023年時点では10輌が在籍しています。

 この貨車は、Nゲージの模型ではそのものズバリの品は出ていませんが、よく似た貨車がトミーテックの鉄道コレクション第一弾「私鉄木造貨車ワフ+ト」のトの名で出ていましたので、中古ショップなどで計3セットを買いました。アルナインの金属キットで作ったDD20形機関車や客車に繋いで走らせたりもしています。

 

 そしてこちらはcトキ200形貨車です。昭和二十八年(1953)に井川線が中部電力の専用線として全通するのに備えて計50輌が三菱重工業や近畿車輛などで製造されました。
 その後、井川線の貨物輸送の減少と旅客輸送の増加にともなって多くがスロニ200形、スロフ300形、スハフ500形、クハ600形などの客車に改造されており、令和四年現在では5両が在籍しています。事業用として石炭ガラの輸送などに使用されているそうです。

 

 そうか、今回井川駅まで乗った客車のスロニ202も、帰りに乗ったクハ603も、もとはこのcトキ200形貨車だったのですか・・・。御覧のように全長11メートルの長い車輌ですから、客車に改造出来たわけですね・・・。

 この貨車も、Nゲージの模型ではそのものズバリの品は出ていません。似たような品が出ていないかとあちこち探しましたが、出ていないようです。

 

 川根両国駅の構内の側線の二種類の貨車を見ましたので、ホームを通って西側の出入口へ行きました。

 

 ホームの間の踏切から北側つまり井川側を見ました。右側に井川線の車両区である川根両国車両区があり、その建物と車両区内の留置車輌が少しだけ見えました。その川根両国車両区をもっとよく見えるポイントがあるので、そちらへ向かいました。

 

 川根両国駅の西口です。これが駅の出入口かと思うほどの細い路地裏道と階段があり、脇に「両国吊橋 上がる」の看板がありました。ゆるキャン聖地の一つである両国吊橋へは、川根両国駅からも歩いて3分ほどでいけます。

 

 上の車道にあがって北へ進むうちに、右下に川根両国車両区の敷地が見えてきました。1編成の列車が停まっているようで、DD20形機関車の脇に作業員が居るのが見えました。

 

 車道は行き止まりとなって歩道に転じ、上図のように両国吊橋の南詰に通じていました。

 

 両国吊橋の南詰の全景。以前のゆるキャン聖地巡礼の時は向こう側の北詰から渡りましたが、途中で引き返していますので、南詰まで渡っていませんでした。

 

 で、当然ながら渡りました。久しぶりのゆるキャン聖地スポットを楽しみました。アニメ3期でもこの両国吊橋は登場しています。  (続く)

 

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