ラストのステップ9です。指揮車用アンテナは不要で、砲塔を車体にセットして履帯や小部品を組み付けますが、履帯は塗装後にはめる予定です。そしてA型の作中車の一番の特徴である左側面のバトルアンテナを追加します。
ステップ9で取り付けるパーツはこの4点、C10、C11、C12、D12です。C10、C11、C12は組み合わせて一つの部品となります。アンテナ基部のようです。
組み付けました。
この組み付けたアンテナ基部の部品が、左側面のバトルアンテナの前方の基部にあたります。
いったん横にして、左側面のバトルアンテナの寸法と車体の寸法とを測り直してチェックしました。
作中車における左側面のバトルアンテナの状態です。長い手摺のように見えます。
後方は斜めに折れて車体側面に取り付くのがわかります。この角度も実車の設計図面などで調べて確認しておきました。
2ミリのプラ丸棒をカットして、前方の取り付き部分を上図のように作りました。C12の側面後方にピンバイスで穴を開け、丸棒を車体に対して垂直に、フェンダーに対して並行に差し込みました。
続いて、後方の取り付き部分を上図のように作りました。方形の板をプラ板で再現しました。
長いバトルアンテナのメイン部を丸棒でカットし、斜めに折れる部分も繋ぎました。
車体に取り付けました。横向きに付けたので、次第に下に垂れてくるのをプラ材などで支えて仮止めし、接着剤が乾燥して固着するまで待ちました。
二時間ぐらいして、完全に固着してバトルアンテナが仕上がりました。これがA型の識別点の最たるもので、日本の九七式中戦車チハの砲塔の鉢巻式アンテナと似たようなものであったようです。
以上で、塗装前の組み立てとバトルアンテナの追加工作が完了しました。
履帯は別に買っておいたベルト式パーツを使用します。 (続く)