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「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

継続高校 Ⅲ号突撃砲G型 作ります!! その1

2024年09月03日 | ガルパン模型制作記

 最終章第3話の終盤に登場し、大洗女子学園のあんこうチームⅣ号戦車を仕留めるという劇的なデビューをなした継続高校の恐るべきスナイパーの搭乗車が、その全容を初めて表したのは、第4話になってからの事でした。

 しかし、第3話視聴の時点で、その内部状況からⅢ号突撃砲G型であろう、との確信的な推測を得ていましたので、上図の登場シーンにおいてもさほどの驚きはなく、やはりそうだったか、と安堵するにとどまりました。

 

 ですが、上図のヨウコの不気味な狙撃術の凄さを第3話ラストで見せつけられていましたので、搭乗車が判明したところで事態の解決にはならない、絶望的なピンチの状態がなおも続くのだ、と我に返り、つかの間の安堵も吹き飛んで不安と緊張感とに再び包まれたことでした。

 これほどに、底知れぬ脅威感とかすかな畏怖感とを抱かせたガルパンキャラクターは、ヨウコが初めてでした。その次なる標的が白銀の世界に沈むのを見た瞬間に、果たして正気で居られるだろうか、と心配になったのを覚えています。

 

 なので、その搭乗車が行動する場面をみるたびに、さらなる不安と緊張と恐怖とに苛まれて手に汗を握るしかなく、その大いなる脅威が園みどり子率いる別動隊の働きによって排除されるまでは、本当に生きた心地がしませんでした。ヨウコと同じく、これほどに底知れぬ脅威感とかすかな畏怖感とを抱かせたガルパンの戦闘車輌は、これまでにはありませんでした。

 同じⅢ号突撃砲なのに、大洗女子学園カバさんチームの車輌よりも強そうに見え、ひょっとしたら終盤まで生き残って相手チームにプレッシャーを与え続けるのだろうか、と戦慄したほどでした。

 

 その恐るべきⅢ号突撃砲G型を、プラモデルで再現したのは第4話の初視聴から一か月後の2023年11月のことでした。当時は既に多くのファンがタミヤの有名なキットで劇中車を再現製作しており、ネット上でも雑誌や模型誌でもそれらの先行作品が色々とみられました。

 ですが、私の製作計画では、タミヤの有名なキット以外の製品で再現を試みる、という基本方針が劇場での視聴時点で定まっていました。その理由は二つありました。

 理由の一つめは、劇中車の特徴が三度の視聴にてG型の後期タイプと判明して随所に特徴が認められたため、G型の前期タイプを表すタミヤの有名なキットでは再現製作が困難であると理解したことでした。後期タイプの適応キットを探して仕入れるしかない、と思い定めて模型店へ急いだのは、初視聴した10月9日の翌日のことでした。

 理由の二つ目は、ガルパンのⅢ号突撃砲G型は、もう1輌を製作する予定であったことです。コミック版の「フェイズエリカのこぼれ話」に登場する黒森峰女学園チームの副隊長の摩或レンの搭乗車がⅢ号突撃砲G型前期タイプでしたので、既に手元にあったタミヤの有名なキットは、これの製作に活かそう、と考えたのでした。その場合、タミヤの有名なキットに含まれるフィンランド軍仕様のパーツ類が余るので、これをヨウコ車の再現製作用パーツとして転用しよう、と決めました。

 かくして2023年の11月中に、ガルパンのⅢ号突撃砲G型を、前期型と後期型の両方とも製作したのでしたが、先に制作したのは後期型のヨウコ車であり、使用したキットは上図のグンゼ産業のⅢ号突撃砲G型後期型の古い製品でした。京都市内のブックオフにて1500円で購入したものです。

 

 中身はドラゴンの旧製品ですので、割と作り易そうだなと感じました。最近のドラゴン製品は細密化、精緻化の傾向があって組み立てにも相当のカロリーを費やしますが、旧製品は総じてタミヤ製品のような抑えたランナー割とパーツ数にまとまりますので、作業も楽なほうに属します。履帯も有り難いことにベルト式パーツでした。

 

 組み立てガイド図も、ドラゴン製品の図面をそのまま引き継いでいます。説明文が日本語になった分、扱いやすくなっています。個人的にはグンゼ産業の販売キットは取り扱い易くて気に入っており、これまでにも黒森峰女学園チームのパンターG型や伯爵高校チームのⅣ号戦車G型などをグンゼ産業の販売品にて製作しています。

 

 ステップ1では車輪類を組み立てます。そのうちの起動輪B1およびB2は、劇中車に合わせてハブキャップ無しのタイプに置き換えます。AFVクラブのFV35194「ナースホルン/フンメル用 ホイール&サスペンションセット」に含まれる起動輪の後期型のH2およびH6のパーツです。

 ステップ2では、下部車体を組み立てます。パーツH10およびH12は、起動輪の置き換えに伴ってAFVクラブのFV35194「ナースホルン/フンメル用 ホイール&サスペンションセット」に含まれるH1に交換します。また、劇中車では下部車体の左右側面に増加装甲板が追加されていますので、タミヤの有名なキットからE10、E11のパーツを使用して取り付けます。

 

 車輪類のパーツと、置き換えた起動輪関連のパーツです。

 

 改めて劇中車の車輪類を確認してみましょう。御覧のように起動輪はハブキャップが省かれた後期の簡易タイプで、3個の上部転輪も後期型の鋼製穴開きのタイプになっています。
 タミヤの有名なキットではこれらが前期型タイプなので、そのままだと劇中車の再現が出来ないわけです。

 

 車輪類が組み上がりました。

 

 ステップ2に移る前に、劇中車の下部車体側面の様子を確認しましょう。御覧のように、増加装甲板が付けられています。

 

 ステップ2にて組み立てるパーツ類です。増加装甲板は、タミヤの有名なキットからE10、E11のパーツを使用して取り付けます。

 

 組み上がりました。この時点では、キットがズバリの後期型なのだから、タミヤの有名なキットを使って改造するよりははるかに楽に作れるかもしれない、この調子でスイスイ進めてゆこう、と思っていたのですが、そうは問屋が卸さなかったのでした。  (続く)

 


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