ステップ3では車輪類を組みつけます。転輪は塗装後に取り付けますので、ここでは上部転輪のE2だけを付けます。ガルパン仕様への追加工作として、車体前面の増加装甲板と予備履帯ラックの追加があります。
ステップ4およびステップ5では戦闘室と主砲基部を組み立てます。いずれもガルパン仕様への工作があります。ステップ4ではA27の照準孔を埋めます。
ステップ5では戦闘室天板関連をそっくり交換し、ビノキュラーのA18およびテレスコープのA17のレンズフード部を長くします。またキューポラの跳弾板A26は形状が異なるので、プラ板で自作しますが、その作業は車体と戦闘室を組み合わせて固着させた後に行う予定です。
ステップ4で組み付ける車輪パーツは、ここでは上部転輪のE2だけとします。後期型の鋼製転輪でタイヤゴムが無いので塗装時の塗り分けが不要であるからです。またキットにはない車体前面の増加装甲板をタミヤの有名なキットのD4で追加します。さらに予備履帯ラックもE3で追加しますが、この時点では保留としました。
組み上がりました。
ステップ4に進み、関連のパーツを全て切り出して準備しました。
まず、砲基部ザウコップのA27の左寄りにある照準孔を埋めます。劇中車には無いからです。
劇中車のシーンを見ますと、ザウコップの左寄りにある照準孔が無いことが分かります。ヨウコはおそらくテレスコープで照準を合わせているのでしょう。
組み上がりました。
ステップ5では、まず戦闘室天板関連をタミヤの有名なキットのパーツと全て交換します。製作前は気付かなかったのですが、組み立て直前にキットの戦闘室天板関連のパーツをチェックした際に、各所の形状や特徴が劇中車のとは異なることに気付いて、作業を中断したのでした。
よく見ますと、御覧のように劇中車は戦闘室天板の範囲だけが前期型タイプのままなのでした。モデルとなったフィンランド陸軍の現存車輛が、おそらくは前期型から後期型への過渡期の生産型で、車体は前期型のタイプのままであることに因むのかもしれません。
それで戦闘室天板のA30は、タミヤの有名なキットのB41に交換しました。これに取り付けるハッチやキューポラや照準器なども全てタミヤのパーツに交換しました。またB41の3か所にあるピルツは劇中車にありませんのでカットします。
組み上がった戦闘室天板部分です。全てタミヤの有名なキットのパーツを転用しました。ビノキュラーのA18およびテレスコープのA17のレンズフード部が短いので、劇中車に合わせてプラ棒で長くしました。
組み上がった戦闘室天板を仮組みしてみると、ピッタリ合いました。タミヤとドラゴンの両方のキットの寸法が完全に一致していることが改めて分かりました。 (続く)