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「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

「ゆるキャン△」に登場しない大井川鐡道を巡る その51 千頭駅周辺

2024年06月25日 | ゆるキャン△

 川根両国駅から千頭駅へ徒歩で移動中に上図の川根大橋の横を過ぎました。
 川根両国駅で列車より降りたのが14時9分、その後両国吊橋へ行って上から川根両国車両区を30分ほど見物し、線路沿いの道をたどって側線の留置車輌を見、再び線路に沿ってここまで来ました。時計を見ると14時59分でした。

 

 それから4分後の15時3分に千頭駅前に着きました。まずは上図の奥大井観光案内所へ寄って、まだ買っていなかったゆるキャンポスターを2点購入しました。

 

 続いて、観光案内所前にて営業していた上図の屋台にて、あの豚串を購入しました。

 

 各務原なでしこも食べた、あのBUTAKUSHIです。千頭駅に来てこれを食べないわけにはいきませんね・・・。

 

 BUTAKUSHIを味わった後は、お決まりのコースとなりました。上図のカフェ「うえまる」へ吸い込まれるように寄りました。

 

 そして各務原なでしこも食べたダムカレーをいただきました。ゆっくりと40分ほど過ごし、上図のゆるキャンコーナーもチェックしました。

 アニメ3期では、「音戯の郷」内のカフェスペースにて各務原なでしこがダムカレーをいただいていますが、そこがカフェ「うえまる」が最初にオープンした場所だったそうです。その後に千頭駅前のバス停の向かいの建物内に移転し、さらに移転して現在地にて営業している、という流れだそうです。

 なので、アニメ3期の描写は、カフェ「うえまる」が2019年に最初に「音戯の郷」内にてオープンした頃のものであるわけです。テーブルや椅子はそのまま現在も置かれて、休憩スペースになっています。

 

 千頭駅前に行きましたが、帰りのバスの時刻までまだ一時間余りもありました。それで、もう一ヶ所、以前からちょっと気になっていたお店に立ち寄りました。

 

 そのお店は、千頭駅の東側の車道沿いの南側に位置しています。そこへ向かう途中で、右手に上図の転車台を見ました。あの転車台のNゲージキットも最近に買いましたが、まだ作っていません・・・。

 

 そのお店は、上図の「井川メンパ工房」でした。メンパとは、スギやヒノキなどの薄板を曲げて作られる円筒形の木製の箱のことで、いわゆる曲げわっぱです。日本各地の伝統工芸品となっており、地域によって呼称が異なります。静岡県では静岡市葵区の井川にその工法が伝承され、上図の「井川メンパ工房」など数軒が昔ながらの曲げわっぱを作り伝えています。
 店主とお弟子さんの二人が出て来られましたので、陳列してある製品の概要や井川メンパの歴史などをうかがいました。そのついでに、ゆるキャンの件も聞いてみました。

 実は、この「井川メンパ工房」の製品であるメンパに、ゆるキャン原作者のあfろさんが興味を示し、取材と許可願いに行ったのですが、断られたそうです。そのことは「井川メンパ工房」の店主さんがブログなどで「なぜ断ったのか後悔している」旨を述べていることからも分かりますが、話をうかがった時にその背景事情とかについて聞いておけばよかったな、と思います。

 ですが、それ以上に、ゆるキャンの大井川キャンプ編のストーリーで井川地区がほぼスルー状態になっていることの理由が、ある程度うかがえます。
 周知のように、ゆるキャンには各地の名産品や木工品がよく登場して、幾つかはキャンプで使われています。メンパも木工品ですから、静岡出身のあfろさんも知っていたでしょう。そして漫画にて各務原なでしこ、志摩リン、土岐綾乃が井川でメンパを買ってキャンプ飯の食器として楽しむシーンも原案に入れていたのでしょうが、井川メンパの職人さんに取材も断られたため、井川でのメンパ食事シーンを削るしかなくなり、井川での行動場面をボツにして切り捨てるしかなくなったのでしょう。

 店主さんの話では、取材を断った時に、あfろさんがものすごく困った顔をしていた、との事でした。それはそうでしょう。静岡の伝統工芸品としても名高い井川メンパをゆるキャンにて紹介しアピールする絶好のチャンスを失ったわけですから。

 それで、結果的には井川地区を不自然なほどにスルーする形で原作コミックのストーリーが描かれています。孫ライダーズの二人は井川で給油だけして通り過ぎ、各務原なでしこも井川線アプト式列車の旅を奥大井湖上駅までとしています。原案では井川駅まで乗ることになっていたのかもしれませんが、結果的にそれは実現しませんでした。

 ですが、個人的にはそれで良かったのだろう、と思います。もし井川メンパがゆるキャンに登場して注目され、大勢のファンが買いに殺到したらどうなるでしょうか。職人の手作り生産で量もきわめて限られる井川メンパですから、あっという間に無くなって注文にも対応出来ないに決まっています。山梨県の西嶋和紙のように、伝統工芸品でありながら一定規模の工場もあって大量生産もきき、ゆるキャンとのコラボグッズも積極的に出しているケースとは違うのです。

 なので、「井川メンパ工房」の店主さんがあfろさんの取材を断ったのは、ある意味正解であったと思います。他の井川メンパの職人さんも断ったそうですが、同じ事情によってでしょう。  (続く)

 


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