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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く38 その7 「ガルパン模型の数々です!!」

2022年07月17日 | 大洗巡礼記

 大洗模型展示会の続きです。今回の展示品を大別するとガルパンのキャラクターと戦車に分かれ、ごく一部にガルパン以外の展示品が混じっている、という感じでした。例えば上図の雛壇の展示品では、13体のキャラクターフィギュアが陳列されていましたが、上から二段目の左端の1体のみがガルパン以外のアニメキャラクターのように見えました。何のキャラクターであるかは、作品別の説明札が付いてなかったので分かりませんでした。

 

 プラウダ高校チームのカチューシャが寝ていたアレです。いちおうトランぺッターのキットは確保してありますが、買ってから5年が経つのに未だに作る機会がありません。コミック版の作中車に模型的に魅力がある車輌が多いので、そちらをドンドン作っていますので・・・。

 

 このような、大洗女子学園チームの全車輌を揃えた展示が複数ありました。聞く所によれば、ガルパンファンがプラモデルにも挑戦してまず目指すのが大洗女子学園チームの全車輌の製作であり、しかもそれを達成出来ずに挫折して終わってしまうケースが大半であるそうです。半分ぐらい作るのはまだマシな方で、2、3両作って「もういいや」となったり電池が切れたりするのだそうです。

 

 劇中シーンの再現、という形の作品も多かったです。これは最終章第2話の有名なシーンですが、こういった有名なシーンをそのまま再現している作品と、それに何らかのアドリブや工夫を加えて意外性を加味した作品とがあり、私自身は後者の作例があるかと期待していたのですが、その趣の作品は一つも見当たりませんでした。創意工夫のインスピレーション溢れる発想力の豊かな方が、あの梅原屋の御大以外にいらっしゃらなかったのでしょう。

 

 こちらは最終章第3話に登場した継続高校チームのT-26軽戦車。これがチームの大半を構成していたのには少しガッカリしました。コミック版の「フェイズエリカ」のように多彩な戦車群を繰り出してくるのかなと楽しみにしていたのですが、BT-42の他にはこのT-26軽戦車、そして外観未確認ではありますがヨウコのⅢ号突撃砲、と3種類しか出ていないようです。頭にアンテナみたいなのを付けた奇抜なあのお方と、その搭乗車T-34/76は出ないのか、と残念に思います。

 

 このような、プラッツ発の1/35スケールのキャラクターフィギュアと組み合わせた作品もかなりありました。

 

 特に上図のようなⅣ号戦車とあんこうチームの組み合わせは他にも幾つか見かけました。ガルパン模型の定番だからでしょう。逆に言えば、折角の展示会に似たような作品が集まってくる傾向というのがあって、それが展示会の陳列内容において変化が乏しくなりがちな原因の一つにもなっていると思います。


 博物館や美術館の一般的な展示では、こういった「似たカテゴリーの展示品」は極力避けるのが基本です。そのために陳列品選考の段階で似たような品は入れません。それによって展示品の一つ一つにそれぞれの「カテゴリー」や「特性」をシンボライズさせ、展示品の魅力を最大限に引き立てるわけです。

 そのことを知っていたのかどうか分かりませんが、同時期に神戸で開催されていた関西地区のモケジョさんたちの合同内覧展示会では、事前に出品候補の選考会が行われて、似たような作品は陳列候補から落とされていたと聞きました。似たようなのが並ぶと個々の作品のアピール力が薄れるから、陳列がマンネリ気味になるから、というのが理由だったそうですが、応募数が3000以上であったためにスペースの関係で絞る必要があった、という事情も介在したようです。


 対して、こちらの大洗での展示会は選考とか選別とかは一切無くて、出品者が出したいものを出している、という形式でした。そのためか、全体的に見渡すと雑然として統一感が無いのも当たり前で、内容的に似たり寄ったりになっていたのはある意味仕方のないことだったと思います。主催側が自由自在をメインとして、何らかの基本方針やコンセプトを設けることはしていなかった、というのを主催のにせおじ氏に直接に伺って納得した次第です。

 

 出品者が出したいものを出している、という形式の展示会ですから、上図のように出品者が自由自在に制作した作品が幾らでもありました。それ自体は別に悪く無いのですが、自由自在すぎて何の作品かよく分からないのがあったりして、一見すると珍品奇品コンテストの出展品に見えてしまうのでした。
 しかも上図の作品には説明札がありませんでしたから、どのようなポジションの作品なのかが分からず、派手なブルーの車体色や三つ葉葵の御紋には何かのイメージやメッセージが秘められているのかな、と首を傾げたくもなりました。古風な表現でいうと「判じ物」の類でした。 (続く) 

 


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4 コメント

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アレ (T_HAJOE)
2022-07-18 19:42:40
>カチューシャが寝ていたアレ
これはビジョンモデルのだそうです。
トランペッターとの違いは後ろのソリに付いているブレーキがあります(トランペッターにはない)
プロペラが逆なのは同じらしいですが...

>応募数が3000以上
これだけ数があれば種類を最大化するという目的で絞るのもアリですね
今回は2回目で会場を広い場所にしたこともあって展示物の総数も読めないのがねぇ....
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Re. アレ (ホシノ)
2022-07-18 20:07:20
あー、ヴィジョンモデルもありましたね。中古でもあんまり見た事ないですね。

アレ、ソリが長いから意外にサイズが大きいんですよね。軽戦車より大きい。スペースけっこうとるなあ、と思って見てまして、ウチの保管陳列スペースにそんな余裕無いなあ、と思いまして・・・。
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Unknown (Unknown)
2022-07-19 09:49:45
青いⅣ号戦車はJリーグ水戸ホーリーホックとのコラボ車輌と思われます。
アプリゲームの戦車道大作戦に出てくるみたいです。
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青いⅣ号戦車 (ホシノ)
2022-07-19 20:45:04
アプリゲームの戦車道大作戦、ですか。ガルパンのゲーム関連は全く知りませんので・・。コラボ車輌でしたか。御教示有難うございました。
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