気分はガルパン、、ゆるキャン△

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く37 その27 「大洗での半日です!!」

2022年04月11日 | 大洗巡礼記

 曲松商店街に着いてとりあえずカノウヤへ入ったところ、間もない11時半頃にHさんから「ブロンズに行きます」と連絡があり、カノウヤに居ると返信しました。程なくHさんもカノウヤにやってきて合流、そのまま上図のブロンズに移動しました。この日の昼食をブロンズでいただきましょう、ということでした。

 

 というのは、Hさんのガルパン模型作品がブロンズにも寄贈されているからでした。ブロンズにはしばらく御無沙汰していたため、その作品は見ているものの、あまり記憶が無く、この機会に改めてHさんに作品を紹介していただくことになった次第でした。

 

 これがHさんの作品です。劇場版のラストに登場したアンツィオ高校トリオのトラックです。フィアットSPA-38Rといいますが、その1/35スケールのプラモデルは未だに出ていません。ガレージキットがクリエルモデルやシェイプウェイズより出ていますが、Hさんのは多分クリエルモデルだったかと思います。今では全く入手不可能に近い製品だと聞いています。

 

 連写しましたが、二枚目はややブレました。展示場所が店内の角のコーナーにあたり、店内導線からちょっと離れていて、近寄って見ることが出来ません。それで望遠モードで撮りましたが、綺麗に撮るのはやっぱり難しいです。劇場版のあの有名なシーンを再現した意欲的かつ精巧な作品が、じっくりと眺められないのは残念でした。他の寄贈作品と並べてケースを上下左右に積み重ねてあるので、取り出して見せてもらうわけにもいきませんでした。

 なので、前回見た時の記憶があまり無かったのと同じく、今回もハッキリと見たというには程遠い状態でした。ブロンズの寄贈作品展示はやっぱり見づらいな、と改めて思いました。それで、Hさんとの質疑応答もほとんど無いままに作品を離れた位置から一瞥したにとどまりました。

 ガルパンに登場する戦車、車輌の中にはプラモデルが存在しないものが幾つかあり、プラモデルは出ていないがガレージキットは出ている、けれど入手困難、というものもかなりあります。上図のフィアットSPA-38Rは後者にあたり、これを忠実に再現製作している事例は、Hさんの作品以外には知りません。
 いずれにせよ、キットが存在しないというのは、模型的には厳しい状況ですが、それを克服しておられる方、めげずに自作で劇中車を再現製作している方が僅かながらおられます。私もそれを目指したい一心で色々努力を重ねていますが、腕の拙さが災いして「下手の横好き」レベルから脱却出来ないままです。なので、キットが存在しない劇中車の再現をされている方を見ると、真剣に尊敬してしまいます。
 Hさんは、その数少ない対象モデラーの一人で、前日に拝見したウイスコ型舟艇もそうですが、上図のフィアットSPA-38Rもなかなかの作域を示しています。入手困難なガレージキットをどうやって入手されたのかは分かりませんが、相当の困難を伴ったことと思います。さらにアンツィオのトリオの合唱姿を改造して再現し、荷台のCV33まで丁寧に作っています。熱っぽいぐらいのガルパン愛が全身にいっぱいつまっている方なのでしょう。だから愛車もしかるべき仕様になっているわけです。

 一緒に昼食をいただいたのち、帰途につくというHさんを永町商店街の駐車場まで見送りに行きました。渋い10円玉色のガルパンカーが走り去るのを見届けた後、道を引き返してカノウヤに再び向かいました。

 

 途中で鳥孝に立ち寄って挨拶しましたが、稲石さん夫婦は私の嫁さんの事ばかり質問してくるので、仕方なく写真を見せたりしました。「おー、小柄で顔小さいなー」とか「綺麗だねえ、お人形さんみたい」とか言われました。

 そもそも嫁さんの事は、大洗の方々には一切話していなかったので、なんで御存知なのかを訊ねたところ、江口さんに聞いたとの事でした。やっぱりそうか、そうだろうな、と納得しつつも、稲石さんが「どうやって知り合ったの?」と興味津々で尋ねてくるのに対して、経緯を簡潔に説明しました。

 契機は去る2020年7月のカノウヤ応援作戦の突然の中止撤収の件であり、その時に会った千葉のモケジョさん(当時の記事はこちら)がその後大阪に異動になって、交流サークル仲間のモケジョさん連中に加わったのが事の始まりだった、等を話しました。さらに嫁さんの年齢を聞かれ、私より26歳下であることを伝えると、「それもいいよねえ、いいじゃない」とやたらに面白がる稲石さんでした。

 

 鳥孝を辞してカノウヤに戻ると、柴沼さんの常連さんが2人来ていて店内のテーブル席にて大いに盛り上がっていました。カノウヤには何度も行っていますから、その2人とは顔見知りでした。その片方は大洗町観光協会の観光案内ボランティアの方でした。

 お茶および菓子を出され、早速に嫁さんの事を訊かれ、鳥孝で話したことを再度繰り返しました。カノウヤ応援作戦の突然の中止撤収の件が契機となった点に関して、柴沼さんは「縁というものは思いがけないところで付くものなのよ。あれ(カノウヤ応援作戦)の突然の中止は本当に申し訳なかったんだけどさ、でも星野さん一生懸命に働いてくれてね、そういうのがちゃんと報われたってことだよね」と笑っていました。

 その後は煎餅をいただきながらの大洗の町なかの噂話になりましたが、さらにもう一人近所の方が加わって座がより賑やかになりました。その方の話がプラモデルやフィギュア関連でしたので驚きましたが、聞けば息子さんが近所でホビースペースを運営されているということで、つまりは「大洗工廠」の店主さんの御母堂様だったのでした。色々と興味深い話をうかがうことが出来ました。

 

 そんなこんなで夕方まで長居をし、退出したのは18時過ぎでした。大洗駅に着いた時にはもう夜になっていました。

 

 駅の南の「うみまちテラス」はまだ営業中でしたが、帰りの列車の時刻が迫っていたので立ち寄らずに引き上げました。

 

 おなじみのヘッドマークにも別れを告げて、水戸へ帰り宿に泊まりました。翌朝は朝食後に出発して東京の秋葉原へ移動し、神奈川のガルパンモデラー仲間と落ち合って模型店巡りを楽しみました。
 相手とは以前に大洗で会い、それからずっとメール交流を続けていましたが、模型店巡りは初めてでしたので、どの店に入っても濃いガルパン模型談義が楽しめました。昼食時にはこんな事も訊かれました。

「星野さんのプラモ群は、確か、ガルパンGP第11戦車師団っていうのでしたね。なんで11なんです?」
「あー、それ最初はね、しばらくの間はGP第1戦車師団と名付けてたんですよ。でもサークルの会長さんがね、この方はAFV部会の代表さんでもあるんやけどね、ドイツの戦車専門でね、300輌ぐらいの車輌を史実通りにきっちり作ってて、第二次大戦のドイツ国防軍の第1装甲師団を完全再現されてるんですよ。それで御本人は「第1戦車師団」と呼んでるので、それと被るのは恐れ多くてこちらは第11に変えたんです・・・」
「あー、なるほど。ハハハハ、それで第1から第11になったわけですか。でもその第1装甲師団の完全再現ってものすごくないですか?」
「そら凄いですよ、第1装甲旅団とか第1歩兵旅団とか第37戦車駆逐大隊とか史実通りに作ってあるんですよ、第1戦車連隊なんてⅢ号戦車やⅣ号戦車ばっかりズラーッと・・・」
「壮観でしょうねえ、見てみたいですねえ」
「頼めば、見せてくれますよ」
「えっ、それじゃあ、今度京都に行きましょうかね、ハハハハ・・・」

 その相手の京都行きが、2ヵ月後に実現するとは、この時は思いもしませんでした。

 

 帰宅後に、届いていたガルパンの品2点です。嫁さんが待ち構えていて「DVD観よう、観ようよ」といい、夕食を食べながら視聴しました。が、本編終了後の「ダイコン・ウォー」には、嫁さんも私も呆気にとられてしまいました。
 コミックのほうは完結編でしたので、しまいまで読んで感想もきっちりと「完結」しました。この「プラウダ戦記」もなかなか面白くて良かったです。作者さん、お疲れさまでした。

 以上で、「ガルパンの聖地・大洗を行く37」のレポートを終わります。 (了)

 


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4 コメント

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SPA-38R (H(^^))
2022-04-11 19:36:33
>入手困難なガレージキット
これは3Dプリンタ出力品をディテールアップしたやつです。
レジンキットは1/72のを入手して参考にしましたが...
なので現時点でも入手可能です。

足回りは別のトラックのレジンキットからの移植なのでホイールベースが微妙に....

ARL-44もキットが出る前に3Dプリンタ出力品で作りましたがあまりこういった出力品は細部のディテールが甘いのでほとんど細部は作り直しになるケースが多いですね。
フルスクラッチよりはある程度フォルムができているので楽ってのがあります。
返信する
Re. SPA-38R (ホシノ)
2022-04-11 20:08:34
>3Dプリンタ出力品をディテールアップした

すると完全自作ですか。お見事です。3Dプリンタをお持ちなのであれば、何でも作れますね。
返信する
3Dプリンタ (H(^^))
2022-04-11 22:01:51
>完全自作
元はこれ
https://www.shapeways.com/product/YJU7PKUAX/pv187e-fiat-spa-38r-1-35?optionId=63682838&li=marketplace

3Dプリンタは持っているけどモデリングが挫折しちゃってるから現状ほとんど稼働してないですね
返信する
Re. 3Dプリンタ (ホシノ)
2022-04-12 18:38:07
本文でも「クリエルモデルやシェイプウェイズ」と書きましたが、シェイプウェイズでしたか。

あれは大雑把な造形なので、Hさんのディテールアップ術が凄かったのですね。
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