塗装後のインテリアパーツの組み付けの続きです。ステップ5で組み付けた右壁面の給排気機構を取り付けました。エンジンとトランスミッションを繋ぐシャフトのカバーもピッタリの位置におさまりました。
左壁面の装備ボックス類部分を組み付けました。左側の無線機が通信士席の真横に位置するのが分かります。通信士は装填手も兼ねますので、砲塔の真下に席があります。
これで戦闘室の空間が出来上がりました。こだわるならば、弾薬箱や各種装備品の箱を自作して追加する方法もありますが、今回は西住家の移動用車輌ですから、弾薬箱や各種装備品の箱は不要であろうと判断しました。
Ⅱ号戦車の本来の乗員は三名で、車長兼砲手、装填手(通信士)、操縦手の席があり、上図の空間内には装填手(通信士)と操縦手の席が見えます。車長兼砲手の席は砲塔底部に取り付くので、砲塔空間内に位置します。
続いてエンジンルームの組み立てに取り掛かりました。右壁面の艦底色の塗り残し部分があるので、そこを塗りました。
今回のインテリア追加パーツの主役であるエンジンとその給気管です。まずエンジンを組み付けます。
エンジンがピッタリおさまりました。エンジンルーム内の各パーツとの組み合わせにおいてズレや干渉が無いように調整して組み入れました。
エンジンの後端に100均のゴムバンドから作ったファンベルトを回してセットし、エンジンの後ろの通気区画板を組み入れてエンジンからの排気管を繋ぎました。この排気管から通気区画を通る管が、外のマフラーに繋がるのがよく分かります。
通気ファンのボックスを組み付けました。コンプレッサーからの通気管を繋いでセットし、エンジンからのファンベルトも回してはめ込みました。
最後にエンジンの吸気ノズルに繋がる給気管をセットして全てのパーツを取り付けました。これで今回のキットで省略されていたエンジンルームの再現工作が完了しました。
かくして、完全なフルインテリアの状態で車内空間が仕上がりました。車体は上部を接着せずに取り外し自在として、この内部状況をいつでも見られるようにしたいと思います。
この後は車体外面の塗装作業となりますが、このまましばらく保管します。春めいて暖かくなってきた頃に他のキットと一緒にまとめて塗装する予定です。 (続く)