◆松本厳誠会の道場生(当道場出身者で高校、大学で活躍している選手も含めて)は、ほとんど怪我をしません。
県内の高校生を見ても、怪我人の多いことに驚かされます。特に腰を痛めている選手が多いようです。すでに中学生の段階で腰痛持ちの選手もいます。当道場出身の松澤昌希選手(帝京大)は現在はもちろんのこと、高校時代もほとんど怪我をしませんでした。
◆これには訳があります。
練習に入る前のストレッチは最低でも30分かけて入念に行いますが、併せて松澤展明代表が考案した、体操競技の基本技を練習の一環として取り入れています。
◆松澤展明代表は今は空手一筋ですが、長いこと体操選手として活躍しました。その経歴も紹介しておきましょう。
1978年日本体育大学卒業。
日本体育大学体操競技部出身。ロス五輪金メダリスト具志堅幸司、森末慎二選手らと共に競技生活を送る。4年間学生寮で日々研鑽、4年次に日本体育大学第一学生寮寮委員(体操競技部寮長)を務める。同年長野吉田高校教員。体育、英語を教えるかたわら、競技生活に専念、長野国体体操競技長野県代表チームに選抜される。1980年~ 長野県体操競技選手権大会個人総合4年連続優勝。
◆中高年の人たちも腰痛が治ったと言って喜んでいます。
子どもたちの体は、この“松澤プログラム”によって、バランスの良い状態で鍛えられていきますので(小学校低学年から始めると大変効果があります)、中学、高校になっても、また他の競技に進んだ子たちも、ほとんど怪我をしないようです。
「腰が痛い」と言っていた中高年の人たちも、半年もすると皆さん良くなるようです。76歳になるNさんも、ストレッチ会員として道場に来ますが「こりゃいいねえー」と言いながら、満足して帰って行きます。時には基本練習も自分のペースでこなしていきます。
●長く空手を続けるためにもバランスの良い体を造りましょう。