松本厳誠会

NPO法人日本空手松涛連盟松本厳誠会のブログです。入会は随時受け付けています。お問合せは48-4344【松澤】まで

空手に関する記事 ~○○高校 平成16年度PTA会報より~ 連載④

2007-07-31 | 空手に関わる記事
                             気合突き

● 空手に関する記事~○○高校 平成16年度PTA会報より~連載③ のつづき

▼指導者が大酒飲みであることはまちがいないが、指導にはそれなりの定評があり、昨年は当道場から、全国中学生選手権、インターハイ、国体にもそれぞれ選手を送り込んでいる。

   (~県陵OBのぼやき~④ につづく :つぎは、世界の空手事情です) 

                                          
                        ~県陵OBのぼやき~ ④    
▲さてこの空手道、日本よりも欧米の方がはるかに盛んで、世界の空手人口は、サッカーに次いで第二位である。海外に仕事で出張する門下生の話によると、例えばオーストラリアでは、人口数千人のどんな小さな町にも空手道場があるとのこと。

■治安の悪い米国では、精神的にも肉体的にも力をつけ、自信を持ちたいという思いが強く、それを習得できる最良のものが空手であるということらしい。

◆中東のゲリラ根拠地でも空手が盛んで、日本の伝統型を熱心に練習しているという。こういう町でも空手が普及されている。良いか悪いかは別として、その人達も空手を必要としている。

■それなら平和な日本に暮らす自殺者の3万人にも役立つのではないかということで、医学的にも研究が進められているらしい。

◆専門家は次のように述べている。
空手の稽古をすることによって、快感ホルモン(βエンドルフィン、ドーパミン)を促すことが出来る。免疫力が高まれば、発病が抑えられ、うつ病も、ガンもその他の病も、空手の型の稽古が有効であることがわかってきた。

▼特に気合を発するのがうつ病にとてもよい。


   (~県陵OBのぼやき~⑤ につづく :つぎは、最終章です) 

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空手に関する記事 ~○○高校 平成16年度PTA会報より~ 連載③

2007-07-26 | 空手に関わる記事
                     国道158号線沿いの広くて新しい道場

● 空手に関する記事~○○高校 平成16年度PTA会報より~連載② のつづき

▼このところ新聞やマスコミでは、日本の子どもは学力が低下したと大騒ぎをしているが、健康な身体あっての学力であると思うのだが。

   (~県陵OBのぼやき~③ につづく :つぎは、いよいよ厳誠会が誕生します)

                                          
                        ~県陵OBのぼやき~ ③    
▲私のような者は学校ではあまり活躍を期待されなくなる一方、学校を一歩外に出ると、まわりには健康を求める人や、最近その大切さに気づいた人たちが、高校生も含めて大勢集まってくる。

■私事で恐縮だが、きっかけは二十数年前に健康のためにと趣味で始めた空手である。
長いこと一人で道場に通いながら楽しんでいたのだが、今から10年ほど前近所の子ども3人に教えてくれとせがまれ、あまり気乗りはしなかったのだが、泣く子には習い覚えた空手をもってしても勝てず、仕方なく公民館で教え始めた。

◆最初のうちはめんどくさいので適当にやっていたら、意に反して人がどんどん増えてしまい、2年前には自前の空手道場まで持たなくてはならないはめになってしまった。

■今では週3日、夕刻を過ぎると国道158号線沿いの道場には、どこからともなく、子どもやオジサンおばさんたちが50人ほど集まって来る。
わっしょい、ワッショイ、エイヤーなどと大声を張り上げて、老いも若きも大汗をかきながら、まるでお祭り騒ぎだ。普通はのんびり風呂に入ったり、その日の疲れを癒すべく一杯飲りながら楽しく食卓を囲んでいる時間帯である。

◆年齢層は4歳から75歳と幅広い。
このお祭り騒ぎが終わって灯りが消えるのは夜9時を過ぎてしまうこともあるが、健康目的の中高年の人たちには、自分のペースで思い思いに大騒ぎをしてストレスを発散してもらい、好きな時間に帰ってもらっている。

■私と同年代の中年男性などは、「まあず体が疲れるもんで、うちいけえるとよく寝れていいわ。腰も痛くなくなったしな。汗かくでビールもうめえしなあ」などとビールの量が増えたのに、ビールッ腹が引っ込んだとか言って喜んでいる。

◆道場の名誉のために付け加えておくが、けっして酒飲みのためだけの道場ではない。

▼指導者が大酒飲みであることはまちがいないが、指導にはそれなりの定評があり、昨年は当道場から、全国中学生選手権、インターハイ、国体にもそれぞれ選手を送り込んでいる。

   (~県陵OBのぼやき~④ につづく :つぎは、世界の空手事情です)  
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空手に関する記事 ~○○高校 平成16年度PTA会報より~ 連載②

2007-07-25 | 空手に関わる記事
●7月23日投稿 空手に関する記事~○○高校 平成16年度PTA会報より~連載① のつづき

・・・・が、如何せん脳味噌を鍛えることにあまり金をかけてこなかったので、思考回路がかなり偏っている。
▼そのことを最初にご理解いただき、笑わずに最後まで読んでいただきたい。

(~県陵OBのぼやき~② につづく)
                                          
                        ~県陵OBのぼやき~ ②    
▲最近憂うるは、この強者のオジサンたちの存在が、教育現場において年々意図的に軽視されてきているのではないかということである。

■私がそう思うのにはこういう訳がある。
厚生労働省の統計によると、98年以降の日本の自殺者は毎年3万数千人にのぼる。小さな町が毎年、地図の上から消え去る人数である。
一日平均100人が自殺していることになり、15歳から24歳に限ると一日4人という数字になるそうだ。さらに毎年増え続けているということである。

◆さらに小池百合子議員の言葉を信用するなら、表に出ない例も多く、実際にはその3倍はあるそうである。そしてその大半は男性で、日本はダントツ世界一。

◆ちなみにイタリアの自殺件数の平均は3千4百人で、人口が我が国の半分としても5分の1の少なさである。

■このことは私も授業で扱ったが、生徒が使っている、文部科学省が検定した教科書には、自殺の原因のひとつは、運動不足とデスクワークの増加による精神的ストレスであるとはっきり示されている。
教師用の指導書にも自殺防止の最良策はとにかく昔の生活を思い起こし、身体を運動させることであると書かれている。

◆ところが学校現場では、体育実技の授業時間は減る一方だが、座学は1時間でもよけいにと休日返上で増えている(先生も大変だ)。

◆私が本校の生徒で居たときは週4時間の体育実技が、現在は3時間、さらに数年後には週2時間になる。

■労働にたとえるなら、肉体労働を極力減少させ、精神的ストレスが伴うデスクワークの増加を図るといったところか。
体育の授業増が自殺減に単純に結びつくなどと、いくら単細胞の私でも思っていないが、青少年の体力の低下や運動不足をいかにも深刻ぶって指摘しておきながら、同時進行で運動の時間を減らしていくのはいかがなものか。

▼このところ新聞やマスコミでは、日本の子どもは学力が低下したと大騒ぎをしているが、健康な身体あっての学力であると思うのだが。

   (~県陵OBのぼやき~③ につづく :つぎは、いよいよ厳誠会が誕生します)
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空手に関する記事 ~○○高校 平成16年度PTA会報より~ 連載①

2007-07-23 | 空手に関わる記事
                      母校  県 陵(松本県ケ丘高校)

●以前読んだ○○高校のPTA会報の中に、空手にも関わる面白い記事がありました。今回は趣向を変えて、連載の形で(過去の記事を原文のまま)何回かに分けて紹介してみたいと思います。松本厳誠会誕生秘話もあります。とにかく面白いですから、まずは読んでください。
★会報の筆者が誰なのか、厳誠会関係者ならすぐにわかると思います。


                     ~ 県陵OBのぼやき ~            
◆この県陵で青春を謳歌して以来30年が経つ。県陵卒業30年といえば伝統行事「母校 愛のリレー」の当番である。奇しくもこのような節目に、思い入れがひときわ深い母校で職が与えられたことを素直に喜んでいる。

◆思い起こせば、今なお懐かしさがこみ上げてくる卒業学年の年、私の進路は担任のM十郎先生の「おまえの頭は半分筋肉のようだから、筋肉を鍛えることで生計を立てなさい」の一言で決まった。

■大学の体育学部に進んだ私はそれ以来、莫大な費用と膨大な時間をひたすら筋肉を鍛えることに費やした。

おかげで今では、生活費をもらいながら体を鍛えている。
時に、学問知識修むることにもう少し金をかけてもよかったと、反省もする。いずれにしても恩師とはありがたいものである。

◆冗談はさておき、現在私のデスクは大きな体育館の片隅の小さな部屋の中にある。
部屋は立派だが、兎に角狭いうえに人口密度が極端に高いので、夕暮れ時にはストレスで気が狂れそうになる。

必要に迫られて、夜寝るために大酒を飲んでいたら健康診断で引っ掛かってしまった。

■この部屋は通称タイケン(体育研究室の略)と呼ばれているが、本館に住む先生方から見るとこの部屋は遙か彼方にあるので、隔離部屋と呼ぶ先生もいる。
この隔離部屋は殺風景な通路を一所懸命歩いて、たどり着く頃には息切れがするので、訪れる人は数少ない。

おかげで本館との間を頻繁に往き来する私は、この学校に来てから運動不足とは無縁で、金を掛けずに健康を保っている。

はじめのうちは経済効果が高いことを喜んでいたが、必要に迫られる大酒に流れてしまうので、相変わらず生活は苦しい。

■赴任早々この部屋で私に与えられた仕事は電話番である。まさかこの年になって電話番をやるとは思わなかったが、電話が私の背中から30センチのところにあるので仕方がない。来年は生徒と同じように席替えをしようと思う。

◆部屋が立派なのはいいのだが、ここには、私と同様やはり若い頃体を鍛えることに金を使った、岩の固まりのようなグロテスクなオジサンたちばかり、私の他に5人もいるので、とにかくむさ苦しい。若干腹が出てきたが、今は昔、それぞれが全国レベルの一線舞台で活躍した強者の集団である。一世を風靡したというウワサも聞くが、ウワサなので私は知らない。

■さて、ここからが本題である。せっかく原稿を与えていただいたので、私の学校での専門分野の立場で最近やや深刻に感ずることを書かせてもらいたいと思うのだが、如何せん脳味噌を鍛えることにあまり金をかけてこなかったので、思考回路がかなり偏っている。
▼そのことを最初にご理解いただき、笑わずに最後まで読んでいただきたい。

(~県陵OBのぼやき~② につづく)
 
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怪我をしない道場生  ~ 松澤体操プログラム ~

2007-07-21 | 練習風景
◆松本厳誠会の道場生(当道場出身者で高校、大学で活躍している選手も含めて)は、ほとんど怪我をしません。
県内の高校生を見ても、怪我人の多いことに驚かされます。特に腰を痛めている選手が多いようです。すでに中学生の段階で腰痛持ちの選手もいます。当道場出身の松澤昌希選手(帝京大)は現在はもちろんのこと、高校時代もほとんど怪我をしませんでした。
◆これには訳があります。
練習に入る前のストレッチは最低でも30分かけて入念に行いますが、併せて松澤展明代表が考案した、体操競技の基本技を練習の一環として取り入れています。
◆松澤展明代表は今は空手一筋ですが、長いこと体操選手として活躍しました。その経歴も紹介しておきましょう。
1978年日本体育大学卒業。日本体育大学体操競技部出身。ロス五輪金メダリスト具志堅幸司、森末慎二選手らと共に競技生活を送る。4年間学生寮で日々研鑽、4年次に日本体育大学第一学生寮寮委員(体操競技部寮長)を務める。同年長野吉田高校教員。体育、英語を教えるかたわら、競技生活に専念、長野国体体操競技長野県代表チームに選抜される。1980年~   長野県体操競技選手権大会個人総合4年連続優勝。
◆中高年の人たちも腰痛が治ったと言って喜んでいます。
子どもたちの体は、この“松澤プログラム”によって、バランスの良い状態で鍛えられていきますので(小学校低学年から始めると大変効果があります)、中学、高校になっても、また他の競技に進んだ子たちも、ほとんど怪我をしないようです。
「腰が痛い」と言っていた中高年の人たちも、半年もすると皆さん良くなるようです。76歳になるNさんも、ストレッチ会員として道場に来ますが「こりゃいいねえー」と言いながら、満足して帰って行きます。時には基本練習も自分のペースでこなしていきます。
●長く空手を続けるためにもバランスの良い体を造りましょう。
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第9回日本空手松涛連盟長野県大会

2007-07-20 | 大会の結果
                        「親子団体型」  大久保チーム

●日本空手松涛連盟長野県大会が、松本県ケ丘高校で盛大に開催されました。県内各地から、160名の選手が集まりました。

◆道場生の親睦を目的に始めた大会ですが、9回を数えるまでになりました。
初心者から熟練者まで、年齢層も園児から五十歳代とたいへん幅の広い大会です。勝ち敗けにこだわる人も、そうでない人もそれぞれの目的に応じて出場できます。

■「おかあさん」たちがこれだけ多く出場する大会もめずらしいでしょう。皆さん、それぞれの目標を持って、日頃の練習の成果を試しています。

◆公式試合を目標としている人たちも大勢います。
年々レベルが向上し、今年は秋田国体(第62回国民体育大会:空手道競技9月30日(日)~10月2日(火) 秋田県・にかほ市象潟体育館) に長野県代表として4名の選手を輩出するまでになりました。沖縄の世界大会でも小学生が優勝しています。中学生は全中に、高校生はインターハイに出場しています。

◆「親子団体型」 理想的な親子関係であることが一目でわかります。  「古典型」 先達の実戦における命がけの攻防を彷彿させます。  「おかあさんの型(一般女子二部)」 旦那様はあらためて惚れ直すようですが、あらためて実感します “かあちゃんは強いっ !!”。

●ほんとうにすばらしい大会です。
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冷暖房完備!

2007-07-08 | 練習風景
●今年も暑い夏がやって来た。連日30度を越す猛暑が始まろうとしている。我が道場はクーラーがフル稼働している。星の数ほどある空手道場の中で冷暖房完備の道場はそう多くは無いでしょう。特にクーラーが無い家も多い信州では冷房している道場は皆無であると思います。

■専用の道場を持つ空手の団体は少なく、ほとんどが市の体育館、公民館などを借りていると思います。当然冷房はもちろん冬の暖房も無い状態だと思います。信州では体育館はマイナスの気温になり足から血を流しながら練習している道場もあると聞きます。当道場は冬は暖房をガンガンかけて汗ダクダクで練習しています。

◆寒いと動きも悪いし怪我をする。夏も暑いと集中できず効率的な練習ができない。すべては松澤代表の考え方です。さらに当道場は床は競技用のマットを敷いておりこれも怪我を防止する為の投資です。

★このように当道場は最高の環境で練習できるように、怪我をしないように考え、それに対する投資を惜しみません。こんな環境があればこそ優秀な生徒を輩出し、一般の生徒もまったく怪我をしないと言う結果につながっていると思います。
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アメリカ人留学生の空手体験入学

2007-07-05 | その他:徒然なるままに
●松本市民タイムスの記者として研修に来ているマット君と新井先生の会社の研修生であるアンドリュー君が空手の体験入学に来てくれました。二人とも大学生で、普段は特にスポーツ経験が無い方です。一昔前は空手は欧米人にとっては東洋の神秘!黒帯となれば指一本で人も殺せると信じられていた時代がありました。

■それほどでは無いとしても、まだまだ空手にはかなりの魅力があるようです。二人とも興味津々と、かなりの恐怖を持って緊張しての体験入学です。どこの国の人間でもやったことが無い人は体が硬いですね。笑ってしまうほど柔軟、ストレッチができない。これは慣れですね。でも若いと言う事は強いですね。かなりハードな練習にも弱音を吐かずに最後までついてきました。

◆今、世界でもっとも競技人口が多いスポーツは空手と言われています。少し前はサッカーでした。何故かと言うとボール一個あれば多くの人が遊べると言う事ですが、空手はそれこそ「空」手=なにも無くても練習ができます。オーストラリアにいた時に感じたのですが、かなり小さな田舎町にも空手道場がありビックリしたのですが、空手は世界的なスポーツであると改めて感じました。

★写真は二人の勇姿ですが、日本の良いお土産話しになると思います。
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日本松涛連盟 東海北信越大会が行われました2

2007-07-05 | 大会の結果
●7月1日、愛知県岡崎市で東海北信越大会が行われました。参加選手数は約850人。松涛連盟でもっともレベルの高い地方大会です。

■愛知、岐阜、静岡の東海3県のレベルは非常に高い!特に岐阜は昇級審査の時に千人以上が1日中かかって行うことで有名なくらい選手層が厚く、レベルが高い。選手の競技レベルが高いと、当然礼儀も正しく非常に気持ちが良く、怪我も無くスムースに試合が進んでいく。審判団のレベルも高く、審判を行った私も非常に良い刺激を受け、貴重な体験ができて良い勉強になった。

◆結果は
  大久保太陽選手 組手 小学校5年生の部 2位【写真】
  松澤代表       型   一般三部      4位 

★何より、みな同じ型・組手のルールの元で練習し、同じ目標を目指している仲間であるから、波長が合うと言うか、仲間意識を感じる。子供たちは一生同じ学年であり永遠のライバルであるのだから、仲間としてまたライバルとして頑張っていって欲しい。
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ストレッチと柔軟体操 ~松澤プログラム②~

2007-07-04 | 練習風景

●以前にも投稿したようにストレッチと柔軟体操は『松澤プログラム』の根幹をなすものです。このウォーミングアップを20~30分間行うことにより、怪我を防止するとともに、関節の可動領域を広げることができます。【写真は小学校低学年女子の股割りの様子ですが、子どもは、すぐにこれくらい出来るようになります。】

■試合では、特に股関節の柔軟を行うことにより、蹴り技を高く速く行うことができます。最近の試合の傾向として蹴りの多用があります。突きと蹴りのコンビネーションにより上半身、または下半身にスキができ、ポイントが取りやすくなります。特に上段廻し蹴りは高得点につながります。

◆ストレッチ&柔軟は、怪我の防止を目的としていますが、実技内容は地味であり、特に子供にとっては退屈です。しかし、最も必要なことですから、辛抱強くまた粘り強く指導しています。

◆大人には「肩こり・腰痛対策」として大変好評です。ふだん使わない筋肉を伸ばしてやることにより血流が良くなり、腰痛・肩こりとは無縁の体になります。とにかく毎日続けることです。ちなみに当道場の中高年の皆さんに「肩こり・腰痛」はありません。

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指導者の喜び

2007-07-03 | 当道場の考え方
●厳誠会のブログの担当者は複数います。それぞれの持ち味でページを作成していますので、ご承知おきください。

◆土曜日の練習で、小学1年生のA君が、今まで出来なかった松澤プログラムの倒立と、前転~垂直跳を初めてやりました。私は感激して、一緒に指導していた古畑先生と思わず抱き合って・・・・、とまではいきませんでしたが、顔を見合わせて「おいっ! やったぞお!!」。古畑先生も「スゲエーなあ、ふたつクリアーだっ!!」。

◆われわれはこのようなことに感激しながら、日々指導しています。はっきり言って、大会の成績は二の次です。「オイ、○男は最近大きな声で返事も出来るし、シャキッとしてきたな」。「○子はきちんと挨拶ができるようになったじゃん、いやあー みんなよくなってきたな」。
◆こういう日は、うれしくてうれしくて、たいてい定例会と称して、近所の“上高地レストラン”に一杯飲りに行きます。
●ささやかですが、至福の時です。
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第8回日本空手松涛連盟東海北信越大会 ~こだわりの型(古典型)~

2007-07-02 | 大会の結果
              松澤親子による常行二勢(17年12月 全国アルプス空手道大会)

◆7月1日(日)愛知県岡崎市総合体育館において、東海北信越地区から850人の選手が参加して盛大に開催されました。
当道場からは、選抜された15名の選手が出場し、2名の選手が上位に入りました。

■大久保太陽選手 組手 小学校5年生の部 2位
 松澤代表       型   一般三部        4位

◆大久保選手は、先の世界大会でチャンピオンになりましたが、東海北信越地区には強豪がひしめいていますので、そう易々とは勝たせてはもらえません。より一層の練習を積んでさらに上を目指し、技も心も成長していってほしいと期待しています。

◆松澤代表は、僅差の判定でメダルを逃しました。「常行二勢」という型を演武しました。故浅井主席師範が指導された古典型で、ジョウコウニセイといいます。この型は高度な技術を要するわりには、見た目、大変地味で、はっきり言って見せ場がありません。大会には不向きな型といえます。なぜ松澤代表がこの型にこだわるのか、それには訳があります。

◆浅井先生直伝の型
浅井主席師範が亡くなられる1年前の総本部技術講習会においての出来事です。全国の本部長の先生方に交じって、「常行二勢」の指導を受けていたときのことです。「まだ覚えてない人いますか」浅井先生が全体に声をかけられました。松澤代表は何を血迷ったか思わず「はいっ!」と、会場でただひとり挙手をしてしまったそうです。「はい、それじゃあ君、ここに来てください」浅井先生の前に呼ばれて、「はい、それでは一緒にやりましょう」。浅井先生の後ろについてマンツーマンの指導を受けました。それ以来「浅井先生直伝」ということを言いたくて、身近な人をつかまえてはうるさがられています(笑)。失礼、でもほんとです。
◆五段審査の得意型
五段審査の際、松澤代表は得意型として「常行二勢」を行いました。後で技術局長から「浅井先生が喜ぶなあ」と言われ、大変感激したそうです。
●厳誠会は「常行一勢~四勢」「浪手」に関しては、指導者クラスの黒帯5人が、どれか一つを得意型にしようという申し合わせをしました。希望にしたがって決めてみたら、まったくの偶然ですが、うまい具合に五等分出来ました。「ジョウコウなら、松本厳誠会に聞け」と言われるようになりたいものです。
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