朝から3日連続の秋晴れとなった。午前中、息子宅に我が家の柿を届け「まなびいプラザ」で朝刊2紙を読んで帰宅したが、汗を掻いた。午後は「図書館」で昨・今夕刊を読んで帰宅したが、汗が滲んでいた。夜のストレッチは涼しい風が吹き抜けていた快適だった。
(東証7営業日連続の値下り)
5日の東京株式市場は、世界的な景気動向の不透明感からほぼ全面安の展開となった。日経平均株価(225種)は2019年5月以来となる7営業日連続の値下がりとなり、終値は前日比622円77銭安の2万7822円12銭だった。約1か月ぶりに2万8000円の大台を割り込んだ。ここ7営業日の下落幅は2400円超に上る。前日の米株式市場で、原油高によるインフレと金利上昇への懸念から主要株価指数がそろって下落した流れを引き継ぎ、東京市場でも半導体関連の銘柄などで売り注文が膨らんだ。米政府の債務上限問題や中国の不動産大手の経営危機も投資家心理を悪化させ、日経平均の下げ幅は一時1000円に迫った。市場では「岸田政権の人事は構造改革姿勢が弱いとみられている」(野村証券のチーフ・エクイティ・ストラテジスト)との見方も出ている。(ヨミウリ)
<真鍋淑郎氏ノーベル物理学賞>
スウェーデン王立科学アカデミーは5日、2021年のノーベル物理学賞を、コンピュータ-による気候変動予測を始めた世界的な気候学者の真鍋 淑郎 ・米プリストン大上席研究員(90)ら3人に授与すると発表した。コンピュータ-による地球気候モデルを開発し、二酸化炭素(CO2)の増加が地球温暖化や気象、海洋などの変化の要因であることを予測した研究が評価された。日本人のノーベル賞受賞は2年ぶりで、28人目(うち米国籍は真鍋氏含め3人)となる。物理学賞は15年の梶田隆章・東京大宇宙線研究所長に続き、6年ぶり12人目。真鍋氏への授賞理由は「地球温暖化を予測する地球気候モデルの開発」。同時受賞するのは独伊の研究者2人。真鍋氏は、1958年に米気象局(当時)の研究員として渡米。67年、高速コンピュータ-を使い、大気の運動と気温の関係を定めるモデルを開発し、「CO2が2倍に増えると地上気温が2.3度上昇する」と世界で初めて予測した。さらに、89年には大気、海洋、陸上の気象の相互影響を組み込んだ本格的な温暖化予測に成功。その成果は、世界の科学者らでつくる「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が90年に発表した第1次報告書に取り入れられ、温暖化シュミレーションの発展に道を開いた。97~2001年には日本を拠点に、科学技術庁(現・文部科学省)の研究組織で、地球温暖化を研究するチームを率いた。賞金は1000万スウェーデン・クルーナ(約1億2700万円)で、真鍋氏には4分の1が贈られる。授賞式は、アルフレッド・ノーベルの命日の12月10日にストックホルムで行われる。新型コロナウイルス対策のため、受賞者を招かない形で開かれ、受賞者は居住国でメダルを受け取る。
真鍋淑郎氏 (まなべ・しゅくろう) 1931年、愛媛県生まれ。東京大理学部卒、同大で博士号取得。58年に渡米し、米海洋大気局上席気象研究員、米プリストン大客員教授を歴任。科学技術庁(現・文部科学省)の地球フロンティア研究システム地球温暖化予測研究領域長も務めた。2015年にベンジャミン・フランクリン・メダル、18年にスウェーデンのクラフォード賞を受賞した。(ヨミウリ)
2020年、東日本、西日本ともに、冬の平均気温が統計開始以来最高となっあ。観測史上初めて9月の気温が新潟県三条市で40℃を上回った。大気中の二酸化炭素濃度の前年平均値が定点観測箇所の全てで史上最高を更新したと気象庁が発表している。「二酸化炭素が2倍増えると地上気温が2.36℃上昇する」。1967年に真鍋淑郎博士が予測していた。氏は「不器用」から医師を断念し志望先を地球物理学に転じたという。(ヨミウリ寸評)
(東証7営業日連続の値下り)
5日の東京株式市場は、世界的な景気動向の不透明感からほぼ全面安の展開となった。日経平均株価(225種)は2019年5月以来となる7営業日連続の値下がりとなり、終値は前日比622円77銭安の2万7822円12銭だった。約1か月ぶりに2万8000円の大台を割り込んだ。ここ7営業日の下落幅は2400円超に上る。前日の米株式市場で、原油高によるインフレと金利上昇への懸念から主要株価指数がそろって下落した流れを引き継ぎ、東京市場でも半導体関連の銘柄などで売り注文が膨らんだ。米政府の債務上限問題や中国の不動産大手の経営危機も投資家心理を悪化させ、日経平均の下げ幅は一時1000円に迫った。市場では「岸田政権の人事は構造改革姿勢が弱いとみられている」(野村証券のチーフ・エクイティ・ストラテジスト)との見方も出ている。(ヨミウリ)
<真鍋淑郎氏ノーベル物理学賞>
スウェーデン王立科学アカデミーは5日、2021年のノーベル物理学賞を、コンピュータ-による気候変動予測を始めた世界的な気候学者の真鍋 淑郎 ・米プリストン大上席研究員(90)ら3人に授与すると発表した。コンピュータ-による地球気候モデルを開発し、二酸化炭素(CO2)の増加が地球温暖化や気象、海洋などの変化の要因であることを予測した研究が評価された。日本人のノーベル賞受賞は2年ぶりで、28人目(うち米国籍は真鍋氏含め3人)となる。物理学賞は15年の梶田隆章・東京大宇宙線研究所長に続き、6年ぶり12人目。真鍋氏への授賞理由は「地球温暖化を予測する地球気候モデルの開発」。同時受賞するのは独伊の研究者2人。真鍋氏は、1958年に米気象局(当時)の研究員として渡米。67年、高速コンピュータ-を使い、大気の運動と気温の関係を定めるモデルを開発し、「CO2が2倍に増えると地上気温が2.3度上昇する」と世界で初めて予測した。さらに、89年には大気、海洋、陸上の気象の相互影響を組み込んだ本格的な温暖化予測に成功。その成果は、世界の科学者らでつくる「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が90年に発表した第1次報告書に取り入れられ、温暖化シュミレーションの発展に道を開いた。97~2001年には日本を拠点に、科学技術庁(現・文部科学省)の研究組織で、地球温暖化を研究するチームを率いた。賞金は1000万スウェーデン・クルーナ(約1億2700万円)で、真鍋氏には4分の1が贈られる。授賞式は、アルフレッド・ノーベルの命日の12月10日にストックホルムで行われる。新型コロナウイルス対策のため、受賞者を招かない形で開かれ、受賞者は居住国でメダルを受け取る。
真鍋淑郎氏 (まなべ・しゅくろう) 1931年、愛媛県生まれ。東京大理学部卒、同大で博士号取得。58年に渡米し、米海洋大気局上席気象研究員、米プリストン大客員教授を歴任。科学技術庁(現・文部科学省)の地球フロンティア研究システム地球温暖化予測研究領域長も務めた。2015年にベンジャミン・フランクリン・メダル、18年にスウェーデンのクラフォード賞を受賞した。(ヨミウリ)
2020年、東日本、西日本ともに、冬の平均気温が統計開始以来最高となっあ。観測史上初めて9月の気温が新潟県三条市で40℃を上回った。大気中の二酸化炭素濃度の前年平均値が定点観測箇所の全てで史上最高を更新したと気象庁が発表している。「二酸化炭素が2倍増えると地上気温が2.36℃上昇する」。1967年に真鍋淑郎博士が予測していた。氏は「不器用」から医師を断念し志望先を地球物理学に転じたという。(ヨミウリ寸評)