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この前の胃と腸大会でも呈示がありましたが、大腸の低分化腺癌でinvasive micropapillary carcinomaといってもよい様な症例が報告され始めています。この名称は1993年はじめて乳癌で使われ、尿路上皮系でもしばしば経験されます。胃の症例報告も見られるようになりました。リンパ管様空隙の中に見られる微小乳頭状構造を特徴としますが、数多くの空隙の中で本当のリンパ管はごく一部です。病理ではinside-out patternというのがキーワードのひとつになっており、MUC1やEMA染色で描出されますが、大腸癌では通常MUC1はあまり染まりません。
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