軽トラックが止まってスイカが降ろされた。
あんたにあげると言われた。
どうしたのと聞くと毎年スイカワインに挑戦していて今年もやるから農家からもらってきたという。
ほんとにスイカワインなどできるのだろうか。
去年挑戦したと言ったが初耳。
きっとできなかったんだろうな。
八色スイカならうまいだろうと切ってみたが甘くない。
日照が足りなかったのだろう。
そして糖度が低く廃棄されたのだろう。
スイカ好きだから水代わりに食べることにしょう。
満月が昇る前に川鵜たちがねぐらに急ぐ。
友人が川のアユを持ってきた。
親指と人差し指を広げたぐらい。
てんぷらにするがお客さんが来ない。
ほかにどう料理しよう。
安くしてと頼んだがいつも通り。
若鮎のウルカにしたりウナギの餌にしょう。
海老で鯛を釣るみたいだ。
今日のおかずはナス味噌。
味覚が昔を恋してる。
学食は休みなのにクラブの先生に夕飯を頼まれた。
自分でするしかない。
キュウリの畑や自宅の草刈りやウナギ釣りやヤマメ釣りの予定が狂った。
スタッフは予定がいっぱいで頼めない。
春学校が閉鎖されて帰れない寮生のご飯を作った。
4人分のスタッフの仕事があって学食が崩壊しなかった。
お世話になったお返し。