長い河の流れのごとく

長いようで短かく感じる時間の流れ、その煌く時間の姿を解く

日銀政策金利を上げたが

2007-02-22 | Weblog
これから色々と作用が出てくる。一番上げて欲しくないのは誰かと言うと、政府だろう。国債の利払いの金額が増える。確かに貿易の増収で企業からの税収は増えるが一時的に好転するように見えるだけだ。根本的な国債の発行残高は減っていない。約1000兆円ともいわれている。景気が良くなれば金利は上がる方向だ。
今は0.5%の利息でよいが、標準的な5%になれば50兆円の国債利払いが必要になる。国家予算80兆円の上に新たに50兆円以上の財源が必要だ。法人税は世界から見ても高止まり。財源の確保は何でするのだろうか?この構図で考えると超円安を人為的に作るしかない。今回の利上げで新たに2.5兆円の財源が必要になった。さてどうする。

日銀政策決定会合・金利の引き上げ

2007-02-22 | Weblog
まずは上々。有るべき姿に収斂していく始まりの第2歩目。ホップ・ステップだ。日銀の本領の発揮が行われた。難しい舵取り。世界の中の日本の有るべき姿の方向が示された。デフレ脱却と言う方向の始まり。経済の神様たちが考えた方向。景気が上向くのは大変に良い方向だ。地方にもその影響が出ますように。
別の見方をすれば団塊の大量退職金の囲いこみが始まるということだ。少しでも金利の良い銀行に預けたい。そこのサービスを受けたい。老後の生活資金の運用方法が金利が高くなると楽になる。しかし物価が上がればそれは焼け石に水と言うようなことになる。そこで安全的に高利回りの投資信託などにお金が動く。
目白押し的に規制の緩和が始まる中での金利の引き上げは、規制緩和前のワクチンの働きにもなる。
色々といわれているが、金利引き上げ効果が現れるまでには約半年かかる。良しにつけ悪しきに付け日本国内のあらゆる金利に影響が出るのは決めたこと。進むしかない。