長い河の流れのごとく

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G7の行方?

2007-02-08 | Weblog
欧は円安発言、米は適正。円の問題が議題にならないと楽観的に日本国内では報じているが本当だろうか?為替の問題は世界にとって重要である。アジアの通貨でも特に信任が厚い通貨・円。為替においては今その価値が、’85年の水準と言う。1ドル360円から見ると120円と言うのは相当な円高のように思えるが実効価値は250円ぐらいの水準と言う。市場での適正水準となっているようだが今回のG7会議ではプラザ合意のように人為的な方法で円安を是正しそうだ。すなわち有無をも言わず金利の引き上げが行われそうだ。調整幅がどの程度になるかわからないが相当な幅になると予測する(私的には1ドル80円ぐらいかの調整か?)。その後は再度円安方向であろうと思う。
この予測が当たれば日本国はスタグフレーションに陥るようだ。国自体がおかしくなる。
今回のG7会議、口先だけなら良いのだが。
しかし別の見方をすれば、相当な円安への調整がありそうだ(1ドル180~240円?)。何の資源も無い日本。工業生産のみの付加価値輸出(原料は全て輸入)中心。生活物資は大半が輸入。人口の構造が少子高齢化。社会的には非正規雇用者が沢山いる。年金債務の増加。その他社会保障債務増加方向、増税議論。何一つとっても円高になる要素は無い。又、それに加えて団塊の大量退職。その退職金はファンド、外貨預金に回る。すなわち円安方向とならざるを得ない。外部の問題を考えたときには仮想敵国の問題がある。核兵器の問題がある。自国の軍事力は憲法でがちがちになっている。地球温暖化の世界的な問題にしてもその負担額は大変なものになる。
この予測が当たればこれまた大変なことになる。
真実の日本国というのは、もうとんでもないところに来ていそうだ。
誰が全てを打ち明けるのか?その後はどうするのか?IMFの出番か?