明日への道標~みんなが幸せになるために

さあ、また書き始めよう。どうしても伝えたいことがあるから。

壊したのは誰なんだ

2008-01-13 | 経済
>賃上げで世の中に活力を

>戦後、日本企業は高度成長を達成し国際化やハイテク
>競争など幾多の困難を乗り越えてきた。実現できたのは
>働く者を大切にする経営があったからだ。経営者には
>もう一度、雇用と賃金を重視した新たな日本型経営を
>構築してもらいたい。 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2008011302079100.html

最近、この手の議論をよく聞くが、
そもそも、それを壊したのは誰なんだよ。

日本には株式の持合構造の下で、長期的視点に立った
経営が可能な環境があり、その中で従業員を大切にし
その忠誠心を高めることを重視した経営が
広く行われてきた。

そういう市場の中から自然に生まれてきた優れた慣行を
「改革」の名の下に強制的に破壊した政治家が悪いのは
言うまでもないが、それを煽ってきたのは、
他ならぬお前らマスコミじゃないか。

何を今さら言ってるんだ、と思う。

お前らが破壊したものは、そう簡単には元には戻らないよ。

頼むから、これに懲りて経済に変な介入をするような
ことを主張することは、もう止めてくれよ。

なんか、今度はまた、マスコミが
労働分配率を高めることを規制や強制で行うように
主張しそうで怖いんだけど。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
資本分配率を下げること (労働分配率を上げることは)
2008-01-14 13:22:21
年金の原資は、保険料か運用利回りしかない。
株式配当を減らすということは、保険料を上げずに
年金を支給する唯一の方法を塞ぐということ。
だから、労働分配率引き上げを主張する者は、同時
に年金保険料引き上げか支給額引き下げを主張しな
いと整合しない。
Unknown (石神@管理人)
2008-01-15 23:55:03
なかなか、的を得た指摘だとは思います。

ただ、まずは内需を改善しないと、
そもそも株価が上がらないし、
金利も上げられないようにも思いますが。

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