自慰行為を覚えたサル

ちょっと初心者にはとっつき難いかもしれないけど、
とある会計士協会のペーパーが話題になっている。

真面目な解説はこちらでも見て頂ければと思うのだが、
金融機関などの決算が固まったこの時期に
証券化商品の会計方法を変えます!みたいな
話が突然でてきている訳だ。

当然、今の会計士協会は金融庁の奴隷だから、
裏には金融庁がいるのだろう。

まあ、下手すりゃ地方金融機関のいくつかが
いきなり飛んでもおかしくないようなルール変更だ。

もう、ここまで来ると金融庁ってのは
金融機関をぶっ潰すエクスタシーの中毒になって
いるとしか思えないな。

自慰行為を覚えたサルとでも言おうか。

さらに言えば世界中がサブプライム問題の
沈静化に躍起になっている中で、火に油を注ぐ
ことにも十分なりうる話だ。

すなわち、評価損に耐えられなくなった
金融機関が投売りを始めれば、さらに価格が下がり
さらなる投売りを呼ぶという連鎖を
発生させかねないということだ。

まさに、不良債権問題の時に企業や銀行の破綻の連鎖を
生んだ構図と全く同じである。

それにしても、いつもながら
連中の会計制度の悪用は目に余る。
それに関して前にこんなことを書いたことがある。

>そういえば、前に「会計基準」の作成を民間主体の組織に
>移すなどという大騒ぎがあって、結局そうなったのだが、
>あの時、大騒ぎした連中は、会計士達が金融庁の顔色を
>恐々と伺うだけになった今の状況をどう評価するのだろうか?

>とは言っても、本当は、
>連中は単に世の中を混乱させたかっただけで、
>同類の仲間に乗っ取られた金融庁が会計をもて遊ぶのは
>OKってことなんだろうけど。
http://blog.goo.ne.jp/fwhh1899/e/e2f2eff9d7cc568ac11ab509a03f39eb

はっきり言って、経済をなんとかしたいなら、
金融庁を潰さない限りダメだろう。
もはやカルトの巣窟としかいいようが無い。
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これはちょっと不安

日銀総裁の件と、ガソリン税の件では
福田首相を全面的に応援してきたけど、
これはちょっと不安だなあ。

>首相、景気対策で成長強化策を早期に打ち出す方針
 
>福田首相は30日夕、NHKの番組に出演し、米経済の
>減速や円高、原油高などの影響で不透明感を増している
>景気について、「財政出動は従来のようなことはできない。
>金利引き下げも限界がある」とし、「政策的に成長力を
>強化する方策を考えるべきだ。4月早々に成長戦略を前倒しして
>提案し、若干落ち気味の景気をテコ入れしたい」と述べた。

>中小企業の体質強化や地域経済の活性化に重点を置いた
>成長力強化策を早期に打ち出し、国内景気の活性化を
>目指す考えを示したものだ。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080330-OYT1T00486.htm

マスコミ受けを狙って、小泉や安倍みたいな、
変な社会改造運動みたいなことを始めないだろうね?

それは経済面ではもちろん、政治面でも決して
プラスにはならないと思うよ。

まあ、対象が「中小企業」とか「地域経済」とか言っているので、
あんまり社会の根幹を毀損するようなものには
ならないだろうというような気もするけど、
一方で財政出動には否定的な中で、
具体的に何をイメージしているのかがいま一つ見えない。

個人的には、特にあわてて何かをする必要が
あるとは思えないから、変なことをするくらいなら
何もしないでいてくれるのが一番だと思うんだけど。

唯一、お願いしたいのは変な「利上げバイアス」のある
日銀OBの日銀総裁を任命せず、
安定感のある財務省出身の総裁を任命してくれること。

それさえ、ちゃんとやってくれれば、
あとは民間のことは民間に任せておいた方が、
上手く回っていくと思うんだけど。
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ガソリン税関係の雑感

結局、一ヶ月間ガソリンの税金が下がるらしいけど。
まあ、ポピュリズムここに極まれり、だな。

世論調査では引き下げを支持する人が多かった
などというが、そりゃ単純に「税金が安い方がいいですか?
高い方がいいですか?」と聞けば、
「安い方がいい」と言うに決まっている訳で。

だけど、そう答えた人の中にも、
本当は総合的に考えれば必要なのは解っている人が
かなりの割合を占めていると思うんだけどね。

振り返ってみると、民主党が最悪なのは言うまでも
ないけど、与党も1月末に「つなぎ法案」の採決が出来たのに
マスコミにビビって見送ったのは大失策だったね。

議長裁定とか言っても、あの時イヤな感じがしたんだよね。
今後は、あんな見通しの甘い政治はやって欲しくない。

もう一つ言えば、そもそもの問題は
これまで「暫定」のまま何度も延長を続けてきた所にある。
本来だったらすでにその税率を「本則」にしている
べきだったのに。

これは道路族が「道路以外に使うなら暫定税率は廃止だ」
とか言うレトリックを使って、一般財源化を阻止するために
「暫定」で残してきたようなものだろう。

まあ、さすがにこれで道路族も懲りて
恒久化を受け入れるんじゃないの。

ともあれ、衆参のネジレが当たり前になり、
かつ、与党が衆議院の3分の2を占めているのは
あと1年半しかないのだから、これ以外も含めて
「暫定」で繰り回しているものは、全て恒久化しておくべきだ。

これは4月末のガソリン税の衆院での再議決が終わったら、
早速取り掛からないと、後で大変なことになると思うよ。
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「日銀法改正」に取り掛かれ

道路も決裂した訳だし、もう何も民主党に遠慮することはない。

政府は一刻も早く、総裁の承認について衆議院の優越を定める
「日銀法改正」案を国会に提出するべきだ。

先日、「日銀総裁は『財務省出身』にこだわれ」と書いた。
これは、今後5年間の経済を安定させ、ひいては政権を
安定させるために、最も大きなポイントとなる判断だと思う。

しかし、一方で民主党はこれを徹底して妨害しようとしている。

もはや、これ以上、無駄な時間を費やしてはいけない。

仮に、今すぐ法案を衆議院で可決したとしても、
どうせ民主党は参議院でサボタージュをするのだろうから、
再度、衆議院の3分の2で再議決するためには
60日が必要である。

そう考えれば、一日でも早い対応が必要である。

福田首相は武藤総裁がベストだと何度も言っていたはずだ。

一国の首相であれば、国民のためにベストと信じる政策を
何がなんでもやり遂げる義務があると思う。

また、一部で「弱いリーダー」と思われ始めている中で、
毅然とした姿勢を見せることは、今後の政局運営に
おいても大いにプラスになるだろう。

断固たる対応を期待したい。
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「競争」にシラける国民

こんなニュースがあった。

>終身雇用支持、86%に上昇=「平等社会」志向強まる-労政研調査

>厚生労働省所管の労働政策研究・研修機構が24日発表した
>「勤労生活に関する調査」によると、定年まで1つの会社に
>勤める「終身雇用」を支持する人の割合は86.1%と、
>前回の2004年調査から8.1ポイント上昇した。

>目指すべき社会についても、1999年の調査開始以来初めて
>「平等社会」が「自由競争社会」を逆転した。
 
>経済のグローバル化や構造改革の必要性が叫ばれる中、
>働いても豊かになれない「ワーキングプア」など所得格差の
>拡大が深刻化。調査結果は、急速な改革が社会に不安や
>新たなゆがみをもたらしたことへの反省から、
>保守的志向を強める人が増えている実態を浮き彫りにした形だ。
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco&k=2008032400606

この記事を読んで、前に私が経団連の御手洗氏について
書いた次の文章を思い出した。

ちなみに御手洗氏はキャノンの創業者の一族である。

>競争だ、成果主義だと盛んに言い立てる経団連の会長自身は、
>大企業のオーナー一族出身で、自分は労せずしてその地位を
>手に入れたんじゃないのかと。

>こういう人がむやみに競争、競争というのは、
>純粋に競争が個人のインセンティブになるということを
>信じているからではなく、自分は生まれつき競争に勝った側に
>入れるのは確実だから、そちら側が賞賛される世の中に
>しておけば、何かと都合がいいだろうということではないのか?

>さらに言えば、実際には頑張ったか否かよりも、
>どこに生まれたか、もしくは政治的に上手く立ち回ったかで、
>勝ち負けが決まってきたとしても、
>「あー、これは競争の結果だから仕方ないよね」と
>言い切れる世の中にしたいだけなのではないのか?
http://blog.goo.ne.jp/fwhh1899/e/1c1862fc73f11dfd8446af127d01d281

自由競争が大事だと思ってる人はたくさんいると
思うけど、もうみんなシラけちゃったんじゃないかなあ。

フェアな競争ならあった方がいいけど、
アンフェアな競争なら、まだ結果平等の方がいいや、と。

結局、ここ何年かでいい思いをしているのは、
世襲の奴、政治家に取り入った奴、何か既得権を持ってる奴、
そんなのばっかりじゃないか、と。

多分、多くの国民のそういう思いがアンケートに
出てしまっているような気がする。

だけど、一方で自由競争が進歩の母であるのは
また事実であると思うし、本当は政治がやるべきことは、
フェアな競争が行われる環境作りなんだろうけどね。

でも、中小企業オーナーの相続税8割減免なんて
言ってるような政治には何にも期待できないよなあ…。
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日銀総裁は「財務省出身」にこだわれ

>日銀総裁人事、一刻も早いほうがよい=福田首相
http://jp.reuters.com/article/domesticEquities/idJPnTK008867520080326

だから、そんなに慌てることないんだって。

一時的な空席リスクよりも、不適切な人物を総裁に
据えるリスクの方がよっぽど大きいんだから。

何か、見ていると与党首脳にも厭戦感が感じられて、
民主党がウンというなら誰でも良いという気に
なってしまっているように見える。

だけど、今後も政権を維持していこうと思うなら、
日銀総裁に誰を選ぶかは、まさに死命を決するほど
重要だと言っても過言ではない。

決して、いい加減な妥協をしてはならない。

何度も書いたが、三重野、速見、福井という最近の3人の
日銀出身の総裁は、いずれも極端に強い利上げバイアスを
持っており、無理な利上げを行い経済を失速させてきた。

これでもまだ、日銀出身の総裁を選ぶようなことがあれば
国民に対する重大な背任というほかない。

一方で、これまで大蔵省出身の総裁は
おおむね無理の無い政策運営をしており、
また最近まで副総裁であった武藤氏も市場の機微をよく理解し、
福井氏を支えながらも市場に適切なメッセージを送り続けてきた。

やはり、実績を考えればここは財務省出身者に
徹底的にこだわるべき場面だと思う。

もし私が福田首相であれば、日銀法を衆議院の再議決を
使って改定してでも、武藤氏の総裁就任を実現するだろう。

さらに言えば、この日銀法の改正は今やっておかないと、
5年後には不可能になっていると思われるので、
その時には本当に打つ手がなくなる。

そういう意味でも最善の手だと思う。

それ以外では、アジア開銀の総裁の後任を
日本が押さえられる手はずが整うという条件で、
元財務官の黒田氏という手もあるし、
また、年齢的にやや若いが前財務官の渡辺氏でも良い。

とにかく、いずれにしても財務省出身者を充てるべきだ。

民主党がいろいろ意味不明のことを言っているが、
財政と金融というマクロ経済運営の両輪が十分な連携を
持って運営されることは極めて大切である。

政治的に安易な道を選んで、経済面で禍根を残すことの
ないよう、毅然とした対応を願いたいと思う。
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「道州制」という脳内妄想

>道州制完全移行、2018年までに…総務相懇談会が中間報告
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080324-OYT1T00495.htm

なんか、最近、あんまり国民が注目していない間に
「懇親会」みたいなのが勝手に方針を出して、
いつのまにかそれが既定方針になっている、ってのが
多すぎる。

ただでさえ、地域格差が云々とか言われている中で、
本当に国民が理解して道州制を支持しているとは思えない。

「三位一体改革だ!」とか言って国の税金を地方に移したら、
東京にアブク銭が入る一方で、夕張みたいな悲惨なこと
になる自治体が出てきたように、地方分権論者の脳内妄想で
突っ走るとロクなことにならないというのは
経験済みのはずなんだけど。

とはいえ、日本での行政組織論は
常にスキャンダルを起点に語られる訳で、
例えば、大蔵省解体論にしても、社会保険庁解体論にしても、
機能論は全く抜きで、純粋なバッシング以外の
何物でも無いわけだ。

道州制論者がうっとうしいのは、
現在、道州は存在しないが故にスキャンダルも存在せず、
スキャンダル至上主義政治の中では最強の位置を
占めてしまっているということだ。

ここが一番、難しい所だよね。

実際、作ってみれば霞ヶ関と県庁を足して2で割ったような
ものができるとしか考えられないんだけど、
彼らの肥大化した脳内妄想はどこから来るのだろう?

なんとかならないものかねえ。


<バックナンバー>
「地方分権に異議あり!」
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「一時的なコスト」は飲め

1999年に「地域振興券」というのがバラまかれたことを
覚えているだろうか。

まあ、政策的には究極のポピュリズムなのだが、
一方で、これが公明党の与党取り込みの端緒になった訳で、
税金で政治の安定を買ったと言ってしまえば、
まあ、税金の使い方としてはあり得るのかなと。

多少の景気対策にもなったのだろうし。

もう一つ、この政策が許容できる大きなポイントを言えば
一時的な出費で済む政策であるということだ。

例えば、所得税や法人税の税率を下げてしまえば、
何年にも渡って国庫に穴が空く一方で、
「地域振興券」のような一時的な出費は、その年だけで済む。

そういう政策なら、政治的な必然性があれば仕方ないかなと。

なんで、急にこんな話を書いたかと言えば、
ガソリン暫定税率の話に繋げたかったからだ。

今、与党は3月末までになんとか野党と
暫定税率の延長で合意しようと努力しているようだが、
それよりもっと大事なのは4月末に間違いなく
元の税率に戻せることだ。

一方で、最悪なのは、
民主党からなんらかの妥協を引き出すために、
恒久的な税率の引き下げを飲んでしまうことだ。

日銀総裁の例を見るまでもなく、
現在、民主党は大局的な観点から落とし所を考えられる
政党ではなく、税率の引き下げを飲まない限り、
最後まで突っ張り続けるだろう。

であれば、いい加減、見切った方が良い。

福田首相は出口のない交渉を延々と続けるよりも
自ら途中で交渉を打ち切って、
「1ヶ月間の時限的な減税」をぶち上げるべきだ。

そして、それは単に追い込まれたからではなく、
景気にも配慮した「首相の決断」であるということを
強調すべきである。

そうすれば、時間切れで暫定税率の失効に突入するよりは
政治的に余力を残して決着できるし、
初めから「1ヶ月の減税」ということも宣言しやすいから
再決議もスムーズに進むだろう。

そして、そういう「首相の決断」を演出するなら、
1日でも早ければ早い方が良い。

追い詰められる前に、反撃を開始すべきだ。
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「改革」という言葉は使うな

>福田首相:防大卒業式で訓示「信頼回復へ全力で改革実行」
http://mainichi.jp/select/today/news/20080324k0000m010033000c.html

これは自分の反省も込めて言うんだけど。

もう、そろそろ「改革」という言葉を使うのは
やめにしないか?

結局、「改革」と言う言葉は「変えます」ということしか
言ってなくて、「じゃあ、どう変えるの?」という点では
常に同床異夢なんだよね。

でも、最初に「改革します」と言ってしまっている以上、
何か変えないと引っ込みが付かない状況が発生していて、
その状況を利用して、何かヘンな連中が出てきて
自分勝手な「改革案」をゴリ押しする。

そんな「改革」ならやらない方がマシだよ、と思っても、
その時には、もう誰も止められない。

ここ何年か、そんなのの繰り返し。

だから、「改革します」ではなくて、
「○○を××します」とちゃんと言えよ、と。

また、聞くほうも「改革」と聞いて、
それが自分のイメージしているような「改革」を指して
いるだろうなどという、根拠の無い希望的観測を
持つのはやめようよ、と。

それだけで、政治の状況は相当違ってくると思うのだが。
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そろそろ中選挙区制

与謝野氏へのインタビューでの選挙制度の話が面白い。

与謝野氏曰く。

>かつての中選挙区制では有効投票の二五%程度の得票で
>当選できたわけです。今は四五%ぐらいが必要ですから、
>そりゃあ「いいこと」しか口にできませんよ。
 
(略)
 
>日本の選挙制度の変遷を見ると、明治時代に小選挙区制で
>スタートしたものが大選挙区制に変わり、
>その後、原毅が小選挙区制を復活させましたが、
>昭和三(一九二八)年以降は基本的に中選挙区制に改められました。
>この中選挙区制導入の時に、小選挙区制の弊害がずいぶん
>議論されたのです。「小選挙区小人物論」というのもあって……。
 
>つまり、小選挙区制のもとでは、口のうまい小人物しか出てこない。
>それどころか、大人物だったはずの政治家まで、
>みんな小人物になってしまうと。(笑)
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20080319-02-0501.html

なんか、これ解るなあ、と。

小選挙区制になれば二大政党が政策で競うように
なるという触れ込みだったけど、
結局、マスコミに動かされる中間的な浮動票ばかりが、
重視されるようになっちゃったからね。

もちろん中選挙区制にも中選挙区制の弊害はある。

投票率が50%くらいで、その25%を取れば当選できるなら、
有権者の1割ちょっとを押さえるだけでよいから、
建設業とか郵便局とかの特定の勢力に過度に依存した
候補が当選してしまう点だ。

例えば、郵政民営化のような
自民党の最強の支持組織を敵に回すような政策は、
いくら小泉のカリスマ性をもってしても
中選挙区時代であれば絶対に無理だったと思う。

そういう意味では一旦、小選挙区制に移行した
意味はあったと思う。

ただし、一方でそういう特定の勢力に依存した議員は
それによって選挙が安定すれば、
自分の支持母体の利害に関する法案以外に対しては、
長期的な視野で対応することができるという
メリットもあるんだよね。

例えば、消費税の導入などは中選挙区制だからこそ
できたのであり、小選挙区制では
絶対にできなかっただろう。

まあ、一長一短なんだよね。

ただ、最近のポピュリズムへのあまりの傾斜を
見るにつけ、そろそろ中選挙区に戻すことを
真剣に考えた方が良いような気がしてきている。

その場合でも、昔のような3~5人区というのは
さすがにちょっと多いような気がする。
4人区や5人区では本当に支持団体ベッタリの
候補が当選してしまいそうだから。

2~3人での中選挙区でどうでしょうかね。
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先手、先手、強気、強気

どうも、最近の福田首相をみていると
今ひとつ吹っ切れていない感じがして不安だ。

政治が戦いだということを忘れているかのようだ。

1月末にブリッジ法案の採決を断念したのも、
マスコミに対して「良い子」でいたい、という甘さが
無かったか?

日銀総裁の件にしても、「民主党の重鎮がまとめて
くれなかった」というような泣き言が、マスコミに
漏れてくるようでは最低だ。

私はこれまで福田氏については、
一見温厚そうでありながら
極めて戦闘能力の高い政治家として
高く評価をしてきたつもりだ。

年金未納騒ぎの中で、自らの未納を発表して
菅のクビを飛ばしたことや、昨年の安倍退陣後の
満を持した出馬表明で一瞬にして勝利を確定させた
ことなど、その能力を示すエピソードは多い。

しかし最近はそういう「キレ」が見えない。

確かに参議院を押さえられているのは痛いとしても
衆議院の3分の2は持っている訳だし、
やりようによっては、こんな後手後手に
回らなくてもやれると思うんだけどなあ。

岡目八目の立場で一言いうとすれば、
「批判を恐れるな」ということだと思う。

例えば、1月末にブリッジ法案を強行採決していたら
多分マスコミには大いに批判されたと思うが、
それをやらなかったことで3月末に暫定税率が切れ
世の中が大混乱になれば、結局はもっと
批判されるのである。

どうせ批判されるならブリッジ法案を可決して
おいた方がよかったと思うだろう。

日銀総裁にしても、いつまでも決まらなくても
批判されるのだから、どうせ批判されるなら
思い切って日銀法の改正をやった方が良い。

そうやって、批判を恐れず先手、先手を
打って行けば政局の主導権が取れるはずだ。

しかも、そうやって行けば、
やるべきことはどんどん仕上がっていくから、
マスコミはギャーコラ言うかも知れないが、
見ている人はちゃんと見て評価してくれる。

もし、今の調子でこのまま弱気のスパイラルに
落ちていくだけなら政権は長くないと思う。

これまでのことは吹っ切って
先手、先手、強気、強気で攻めて欲しいと思う。
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「再議決」は普通のこととして使え

極めてとんでもない社説を見つけたので取り上げておく。

>「最後の手段」として、政府は日銀法改正を検討し
>始めたとも伝えられる。正副総裁の人事を、
>最終的に衆院での再議決で決められるようにするためだ。

>本当にそんなことを考えているとすれば、とんでもない
>心得違いである。衆院の与党の議席は2005年秋の
>「郵政選挙」で与えられたものだ。
>2年半を経て、しかも郵政と関係ないテーマのために、
>“数の力”を振り回すのは許されない。
http://www.shinmai.co.jp/news/20080320/KT080319ETI090006000022.htm

それを言うなら、民主党の参議院の議席は
「日銀総裁に反対します」と言って取った議席なのか?
で、彼らの場合は「数の力」を振り回していることに
ならないのか?

訳わからん。

郵政選挙で取った議席だから郵政以外に使ってはいけない
なとと言ったら、議会制民主主義なんて成立しないし、
3分の2を取ったのも選挙の結果である。

政府与党は再議決を使って、済々と日銀法の改正を
行うべきである。

何か、野党が参議院を押さえて大喜びしている
一部マスコミにとっては、この衆議院の3分の2による
再議決権は目の上のタンコブらしくて、
何か普通では使ってはいけないことのように言う論調が多いが、
憲法に普通に書いてあるルールである。

>第59条 法律案は、この憲法に特別の定のある場合を除いては、
>両議院で可決したとき法律となる。

>2 衆議院で可決し、参議院でこれと異なつた議決をした
>法律案は、衆議院で出席議員の3分の2以上の多数で再び
>可決したときは、法律となる。

>3 前項の規定は、法律の定めるところにより、衆議院が、
>両議院の協議会を開くことを求めることを妨げない。

>4 参議院が、衆議院の可決した法律案を受け取つた後、
>国会休会中の期間を除いて60日以内に、議決しないときは、
>衆議院は、参議院がその法律案を否決したものと
>みなすことができる。
http://www.houko.com/00/01/S21/000.HTM#s4

一時期、与謝野氏がこの3分の2の議決権のことを、
「普通のこととして使ってよいと思う」と
いろいろな所で盛んに発言していたようだが、
最近、あまりそういう話を聞かない。

政府や与党の政治家はマスコミのネガティブ
キャンペーンに負けないように、
ことある毎にこれが「普通に使える」規定だと
しつこく発言し続け、浸透を図るべきだ。

もう一つ言えば、これが使えるのもあと1年半である。

その間に、この規定を有効に使って、
それ以降ねじれが続いても政権が立ち往生しない準備を
念入りにしておくべきだ。

全ての同意人事の衆議院優越化、暫定税率等の恒久化などは
絶対にやっておく必要がある。

今、政府与党が道路で苦しんでいるのも、
1月末に、3月末の再議決を前提としたブリッジ法案の
衆議院での議決をためらってしまったためだ。

あれさえ通しておけば、こんなことにはならなかったのだ。

同じ轍を踏んではいけない。
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チベットで起きていること

最近、興味がちょっと内向きになりすぎていたことを
反省している。

チベットがすごいことになっているようだ。

ぜひ、この辺りから読んでみて欲しい。
(動画のリンクもあります。)

>チベット問題に厳しい視線を
http://blog.goo.ne.jp/kanataylfc/e/485e7f89d4594e462fbaa904109fce86

>BBCはチベット問題をどう伝えたか?
http://blog.goo.ne.jp/kanataylfc/e/b6431e849cb0d3f1640e76bef9ac28fd

私自身はテレビはほとんど見ないし、
情報源はネット中心で(新聞社サイトは見るが)、
マスコミの影響は比較的受けていないつもりでいたのだが、
やっぱり、マスコミが大々的に取り上げないと
ネットでも盛り上がらないという意味では、
マスコミの影響からは逃れられないんだなあ、と
改めて思った。

これだけのことが起きていて、何で日本はこんなに
静かなんだろう?
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もはや日銀法改正しかない

>日銀総裁候補に田波耕治氏・政府提示、副総裁に西村氏
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080318AT3S1800K18032008.html

いろいろやり取りはあったみたいだけど。

でも、昨日書いた、

>「空席」を恐れるあまり、民主党が「ウン」という人なら
>誰でもいい、というような選出方法は取るべきではない。

というラインは守ってくれてよかった。

また次官経験者を提示したことでいろいろ言う人もいるが、
誰を打診しても民主党がイチャモン付けるんで、
最後は親しいと言われる田波氏を
否決覚悟で出すしかなかったのだろう。

もちろん、田波氏も実力的には十二分に有資格者だけどね。

これで福田氏も、もはや日銀法改正しかないと、
腹をくくったのではないだろうか。

まあ、3月もここまで来てしまったので、
まずは道路を全力でやって、それが終わったら
2ヶ月掛けて日銀法の改正をやればいい。

もちろん、マーケットが荒れている中で不安もあるけど、
副総裁の2人だって素人じゃないんだから、
2、3ヶ月くらいは十分こなすだろう。

くれぐれも、あせって民主党推薦のロクでもない奴を
総裁にしないこと。

これだけは絶対に守って欲しい。
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急がば回れ

>政府、日銀総裁新人事案の提示見送り…民主との調整が難航
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080317-OYT1T00510.htm

武藤氏をあきらめたら折り合うのかと思ってたけど、
民主党の連中はまだゴネてるのかね。

昨日、テレビで鳩ポッポが良いといったはずの
黒田氏、渡辺氏もダメ。

挙句の果てに福井総裁の続投まで提示して
これもダメ。

もはや、ちょっと中央銀行総裁の選出過程としては
異常な領域に入って行きそうだから、
ここらでいっぺん水入りにした方がいいんじゃないか?

経済の「け」の字もマーケットの「ま」の字も知らない
小沢や仙石の「苺が好きだ」「ミカンは嫌いだ」レベルの
議論に、日銀総裁の選出が委ねられるのは
いくらなんでもマズイだろう。

「空席」を恐れるあまり、民主党が「ウン」という人なら
誰でもいい、というような選出方法は取るべきではない。

確かにマーケットが荒れているとは言え、
おかしな奴が選出されるくらいなら、
2、3ヶ月、空席の方がよっぽどマシである。

その間は白川氏に頑張ってもらおう。

今なら与党が衆議院の3分の2を持っているのだから
2ヶ月かければ日銀法を改正し衆議院の優越を
定めることは可能だ。

急がば回れ、だと思う。



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ネジレを前提とした法整備を
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