明日への道標~みんなが幸せになるために

さあ、また書き始めよう。どうしても伝えたいことがあるから。

「名」と「実」

2004-09-30 | 政治
前に、こう書いた。

>>再生機構、大京と関連5社への支援決定
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20040928AT3L2804V28092004.html
>それにしても、「支援決定」って何だよ。
>「国家権力の濫用による乗っ取り成就」と正しく書けよ。
>あっ、そうだった、お前もグルだったな。

でも、良く見たらやや違うみたいだ。
いや、今の所、本質的に違う。

何が違うかというと産業「解体」機構に
「株式」すなわち「議決権」を渡さなかったということだ。
「解体」機構は下位取引銀行の融資を肩代わりしただけである。

これなら、実質的に通常の「なんとか公庫」の融資と変わりない。
タイムリミットの中で仕事をしたという形だけ作りたい「解体」機構に
「名」だけを与えて、実質的には大京が逃げ切ったように見える。

もちろん、これに併せてUFJが債権放棄をさせられている。
本当はそんなことしたくなかっただろうが、
「解体」機構を入れないと「不良債権とみなす」という、
金融庁のふざけたルールがあるから仕方なかったのだろう。

要するに、本質論を言えば国家権力が介入して、
UFJの株主の財産を大京の株主に移転したということだ。

もちろん、何ら合理性もなく政府がそんなことをするのは
資本主義の原則に反することで許されないことだと思う。
しかし、政府が国家権力の濫用によって、
民間企業を乗っ取り、解体することだけは阻止できそうだ。

その背景にはやはり良識ある国民が増えてきたことがあると思う。

つい1、2年前までは、企業や銀行を潰すことに
至高のエクスタシーを感じるキチガイばかりが、
あちこちの掲示板に雲霞の如く存在していた。

しかし、それはすなわち日本経済自体を
潰す道だということを多くの国民が学習したのだろう。
今や、竹中の暴虐を非難する声が相当の広がりを持ち始めた。

まだまだ流れを完全に変えるには到らないが、
奴らも余り無茶をやりすぎると足元を掬われると
思い始めたのではないだろうか。

もちろん、油断は大敵だ。

これからも奴らはあらゆる汚い手を使って
企業や銀行の乗っ取りと解体を仕掛けてくるはずだ。
大京についても奴らの息の掛かったスポンサーに
国家権力を駆使して安く売り飛ばすことを策略しているだろう。

良識ある国民は今後とも監視を強め、
ネットを通じて声を上げ続けることが必要である。
国賊に乗っ取られた政府に日本経済を潰されないように。

「賢者の政策」「愚者の政策」

2004-09-29 | 政治
>新内閣に望むこと、「年金」「景気」が8割 世論調査
http://www.asahi.com/politics/update/0929/002.html
>「年金・福祉問題」が52%で最も多く、「景気・雇用」28%、
>「外交・防衛」9%が続き、「郵政改革」は2%で
>「憲法改正」(5%)よりも少なかった。

残念な結果だな。
「郵政民営化」が最優先課題に決まってんじゃんか。

本来「官から民へ」の「構造改革」を掲げたはずの小泉内閣が
全然、「正反対」の民間企業潰しばかりやってたから
これだけ経済がボロボロになっちゃったんだけど、
その「ねじれ」を正しく指摘するメディアが無いから、
「改革」自体がダメだと多くの国民に思われちゃったんだろうな。

それにしても一位が「年金・福祉」なんてますますがっかりするね。
どうせ、マスコミが「年金、年金」騒いだから
洗脳されて上げた奴が多いんだろうけど、前にも書いた通り、
どっかから金が沸いてくるか出生率が上がらない限り、
そんなスパッとした解決なんて無いことくらい理解しろよ。

出生率を急に上げるのが難しいとすれば、
経済の回復以外に年金問題を解決する方法なんてあるはずないだろ。

それも含めて、次の「景気・雇用」は非常に大事なんだけど、
まさか、いまさら「財政出動」を求めてる訳じゃないだろうね。
それよりも、「郵政民営化」をはじめとする、
経済を活性化する真の「構造改革」こそが大切なはずだ。

もちろん、小泉竹中の「故意の」経済破壊活動を
止めさせるのが、まず、第一だとは思うけどね。

それにしても、「郵政民営化」のような、
世の中の仕組みを変えて「民」の活力を導き出すことで
経済を活性化させる方法っていうのは、
なかなか多くの国民に理解してもらうのが難しいんだよね。
「消費税」導入による「直間比率是正」の時もそうだったけど。

政府が直接ミクロに手を突っ込むような政策の方が解りやすいから
知的レベルの低い人達には、良く見えるんだろうね。
「不良債権処理の強行」しかり、「公共事業拡大」しかり。

でも、だいたいそういう政策は副作用の方が
大きくて、うまく行かないんだよね。
まさに、共産主義、社会主義がその極致だけど。

「賢者の政策」とは国民の意欲やガンバリの総和を
国家経済浮揚のために生かすための仕組み作りの政策であり、
「愚者の政策」とは国民の意欲やガンバリを活かそうとせず、
なんでも政府が直接、無理やり手を下すような政策であると思う。

どっちが効率的で上手くいくかなどということは、
歴史を見ても明白だと思うのだが。

「ねじれた」内閣

2004-09-27 | 政治
>第2次小泉改造内閣が発足、郵政民営化推進鮮明に
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20040927AT1E2700U27092004.html

「官から民へ」もいい。
「郵政民営化実現内閣」もいい。

だけど、3年に渡って多くの民間企業をわざと潰し続けた
統制経済論者のポルポト竹中が「金融」は外れたとは言え留任で、
おまけに奴が「郵政民営化担当」じゃあ信用できる訳がない。

新内閣でも相変わらずこの「ねじれ」が続いている。
だから、小泉いったいどっちの方向を目指しているのか全く解らない。

前に紹介した麻生総務相のHPより、
>「官僚に、民間へ介入する機会を与えたり、
>民間の学者さんに急に権力をもたせたりすると
>権限拡大に利用されると言うのが教訓」と改めて認識し、
>今後の参考にして行かねばならないと思っているところです。
http://www.aso-taro.jp/kamanosato/200409.html

彼は組閣直前にこれだけ明確な態度で竹中をこき下ろしている。
「統制経済の竹中」を取るか「市場経済の麻生」を取るか、
身を捨てて、小泉に対して明確な二者択一を迫っているように読める。
まさに、小泉内閣の「ねじれ」の急所を突いた文章だ。

ところが、蓋を開けたら両者共留任。
なんだよ、それ?

その他でも産業「解体」機構を批判した中川経産相が留任、
郵政民営化に積極的な武部が幹事長、
与謝野が政調会長など、評価できる人事もあるのだが、
一方でポルポト竹中の子分の伊藤なんとかが金融相だったり、
産業「解体」機構担当相などという訳の解んない役職が
残ったりして、「統制経済路線」も健在だ。

いったい、この内閣はどっちに行きたいのかね。

とはいえ、結局支持率は欲しいんだろうから、
国民が是々非々で声を挙げてくしかないんだろうね。
それにしても、マスコミは相変わらずトンチンカンだし...

食い逃げされないか?

2004-09-20 | 政治
>郵政公社:民営化前の不動産参入解禁 改正法提出へ 
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20040920k0000m010116000c.html

ちゃんと、民営化するならいい。
だけど、自由化だけ食い逃げされる恐れはないのか?
固定資産税や法人税が優遇されてたら、
不動産事業だって、まともな競争にならないだろう。

投信販売についても認めるらしい。
しかし、なんで民営化の目鼻もついていないうちから、
こんな話がバンバン出てくるのか全く理解できない。

公平な競争が担保されるなら自由化は結構だけど、
ちゃんと「確実な民営化」とバーターにしとかないと。

とはいえ、現状では肝心の民営化自体が心もとない。
族議員の反対は織り込み済みだろうが、マスコミあたりまで、
>目指す方向は間違っていないが、今の方針は中途半端。
>下手すると民営化しない方がましかも
http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2004/09/20/20040920ddm002070161000c.html
みたいな郵政族が泣いて喜びそうな論調があふれている。

何度も書くけど、ポイントは
「年間1兆円の免税(=補助金)廃止」と「無償での国家保証廃止」だ。
そして、それらは「民営化」自体と表裏一体だ。

それさえ担保されれば、市場の競争の中で
そんなに簡単に「肥大化」なんてできるはずがないんだから、
「中途半端」などといわれるべきものではない。

とにかく「民営化」だけを目標に突っ走ればいいんだよ。
唯一、この点だけは小生は小泉を高く評価するね。

どうも、マスコミの連中って常に「市場に委ねる」よりも、
「政府がなんとかする」方に心情的に安心感を持つみたいだね。
それで、屁理屈つけていつも結論をそっちに持っていく。
左翼カルト世代の連中は死ぬまで変われないんだろうね。

ともあれ、小生が小泉内閣の政策の中で唯一評価しているのが「郵政民営化」。
3年に渡って「政府が民間経済におかしな介入をすると経済がダメになる」
ということを、身をもって示しつづけたこれまでの小泉内閣だが、
心機一転、これだけはちゃんとやるっていうならテーマ絞った上で応援するよ。

まあ、「明日への道標」の他の小泉批判記事とねじれるけど、
別に小生がねじれてるんじゃなくて小泉がねじれてるんだから仕方ない。

高木社長応援の世論を盛り上げよう

2004-09-16 | 政治
>再生機構:過去最高 二百人スタッフ投入
>ダイエー 再生機構に情報開示 資産査定、自主再建姿勢は堅持
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=FN&action=m&board=1008263&tid=a5c0a5a4a5a8a1bc&sid=1008263&mid=45688
(新聞は消えちゃうとイヤなので、掲示板のコピペにリンク) 


社長、甘すぎるよ。
汚い奴らに追い詰められて仕方なかったのかも知れないけど。

並行して査定させて、最後は民間ファンドを取るつもりかもしれないけど、
一旦、奴らを中に入れたら、勝手に一方的な情報をリークして、
「ダイエー自主再建不可」っていう世論の煽動を始めるに決まってるじゃんか。
まともな常識が当てはまらないヤクザなんだから。

UFJは銀行法があって、ヤクザを中に入れざるを得なくて
結局、潰されたけど、流通業者にはそんな法律ないんだから、
徹底的に戦って、絶対に敷居をまたがせないように、
しなくちゃだめだったんだよ。

とはいえ、入れてしまったものは仕方ない。

あとは、良識ある国民がいかに竹中一派の煽動を黙殺し、
高木社長を応援する世論を盛り上げていくかに
すべてが懸かっている。

97年以降、多くの国民を苦しめてきたデフレ不況は、
企業や銀行を潰し、解体することを
至上の喜びとするカルト達によってもたらされたものだ。
企業を潰せばデフレが加速し、その結果さらに次の企業が潰れるという
無限ループを回りつづけてきた。

いま、ダイエーを解体しようとする国賊達を打ち払い、
ダイエーを守り抜くことこそが、このデフレ不況の無限ループを
ストップするための極めて重要なポイントである。

正直言って、形勢は一気に不利になったことは否めない。
しかし、こんなことで日本経済を潰されてたまるものか。

良識ある多くの国民の声だけが日本を救う力となりうる。
決してあきらめることなく、声を上げ続けよう。


P.S.
高木社長もさすがに弱気になっているかもしれない。
ぜひ、応援のメッセージを送って欲しい。

メッセージはこちら。
http://www.daiei.jp/toiawase/daiei/


P.S.2
こんなのあるんだね。

>全省庁に再生機構非難のメールを出そう
>http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=FN&action=m&board=1008263&tid=a5c0a5a4a5a8a1bc&sid=1008263&mid=45680
>産業再生機構の問題行動をすべての省庁に訴えよう。御協力お願いします。

http://www.e-gov.go.jp/policy/servlet/Propose

どうせ、まともには読まないんだろうけど、
「解体」機構非難のメールが殺到すれば、
さすがに非難が集まってること自体は認識するだろう。

ポイントは「内閣改造」

2004-09-15 | 政治
昨日のコメントから
>時間切れイコール自主再建案受け入れとなってくれりゃいいんですが。
>銀行が自主再建案をも受け入れないなんてことになるとどうなっちゃうんでしょう。
http://blog.melma.com/00099352/20040914231827

ちょっと、コメントでも書いたんだけど、
なんかイマイチだったから、ちゃんとまとめてみよう。

ます、ダイエー自身にとっては
ここまで再建計画に沿って利益を出してきてるんだから、
銀行が自主再建案を受け入れなかったとしたら、
そのまま済々とこれまでの再建案に沿って進めばいいだけ。何の問題もない。

問題は銀行の方。

そもそも、ダイエーは計画とおり順調に再建されており何にも問題なかった所に、
キチガイの大臣が「ダイエーは不良債権だ」とかわめくから、
こんな事態になってしまっている。

不良債権を半分にするとかいうオナニーに等しい金融庁の命令に従うためには
なぜかそこに売り飛ばすと「不良債権ではない」扱いになる産業「解体」機構に
ダイエーを持ち込まざるを得ないというのが銀行の立場。

そりゃ、銀行だって経済合理性に反した債権放棄を迫られる
産業「解体」機構なんかにダイエーを持ち込みたくないのはヤマヤマだが、
そうしないと自分がキチガイの竹中に殺されるからね。

そう、ここまで読んで解るだろうが、
本来は何一つ問題がない所にキチガイの大臣が暴れて
問題が発生してしまったというのが現状。
つまり、このキチガイさえ除去すればダイエーも銀行も、
全く問題ないということになる。

となれば、今の最大のポイントはキチガイが続投するか否かという所だ。
内閣改造は9月中にもある。小生は5分5分とみている。

最大の問題はキチガイが金融相を離れると株価が暴騰してしまうこと。
いくらキチガイの応援メディアがキチガイを持ち上げても、
キチガイが金融相を離れたとたん日経平均がいきなり1000円以上も上がったら、
さすがに国民も、これまで騙されていたことに気付くだろう。

さすがに、小泉にとってこれはリスクだ。
しかし、続投させるほうもリスクは大きいことも理解すべきだ。

昨年までにこのキチガイがボロボロにした日本経済は、
キチガイがUFJ潰しのために潜伏している間に、
財務省が巨額の為替介入で外需を呼び込んだお蔭でやや持ち直しかけた。

そして、またこの春からキチガイが暴れだすや否や
景気が減速し始め、今やまた微妙な状況になってきている。
このままキチガイを続投させれば、間違いなく、また下にいくだろう。
今度、経済が下降を始めたら小泉はあと2年の任期は持たないはずだ。

どっちもリスクなら前向きなリスクをとってくれよな。

なにはともあれ、キチガイの後任の金融相に、
キチガイでない人が付けばダイエー問題は一発解決。
失速しかかった景気も再加速するだろう。

キチガイの留任、もしくは同類のキチガイが後任についたら、
その時は...また、修羅場を経て、さらにデフレが進んで...

考えたくもないよな。

全ては「逆回転」を始める

2004-09-14 | 政治
>ダイエー再建、再生機構への持ち込みはかなりぎりぎりの状況=金子産業再生相
http://charge.biz.yahoo.co.jp/vip/news/rtr/040914/040914_mbiz2241357.html

けっこう、ゾクゾクしてきたよ。

ここ数年、「エセ改革」を叫ぶ統制経済論者にボロボロにされてた日本経済だけど、
やっと民間企業の力で一矢を報いることができる可能性が高まってきたからね。

本来、利益の上がってる会社に取っては「時間」は味方なんだよ。
だから、徹底的にダイエーが粘れば最後は必ずダイエーが勝つ。
あとひと踏ん張りだ。皆で高木社長を応援しよう!

ここでダイエーが勝てば日本の景色が変わってくる。

いままで、本業で利益が上がってても
潰れる会社があったのは、まさにデフレが原因だった。
そして、企業を潰して解体することにより、
資産の投売りや関係する個人の消費の減退によって
また、デフレが加速するという無限ループを回りつづけてきた。

何かのはずみでそのループが止まりそうになると、
政府はまたワザと民間企業をなぶり殺し
絶対にその無限ループを止めてなるものかという
強硬な姿勢を示しつづけてきた。

しかし、ここでダイエーが政府の圧力に打ち勝ち、
その無限ループを止めることができれば、
デフレ阻止に向けた大きな転機になるだろう。

政府よる民間企業のなぶり殺しさえストップできれば、
日本のデフレは必ず止まる。
そうすれば全てはこれまでと「逆回転」を始める。
そして、日本経済はあっという間に復活する。

高木社長が救うのは単にダイエーだけではない。
日本の資本主義経済を救おうとしているのだ。

いま「時間」は正しきものの味方だ。
熟柿が落ちてくるのを待とうではないか。


P.S.
何か急にアクセスが4倍以上に増えたのだが、
誰かがリンクしてくれたのかな?
ご存知の方は教えてください。

「ねじれ」に対応する難しさ

2004-09-11 | 政治
最近、どうも自分の文章にパンチがないと思う。

前に「ねじれねじれて」と題してこう書いた。
>今回のダイエーの件を例にとれば、
>「ダイエー自主再建」と「郵政民営化」こそが整合的であり、
>「産業『解体』機構の介入」は「郵政国営維持」と整合的だろう。
>普通に考えればこういう組み合わせになるはずだ。
http://blog.melma.com/00099352/20040905231009

「明日への道標」の立場は前者の組み合わせだ。
小生から見れば「産業『解体』機構」と「国営郵政公社」は
どちらも全く同じように見えるのだが、
一方で「産業『解体』機構」を作った奴が
一方で「郵政民営化」をやるといってるのだから訳がわからない。

そういう分裂病的症状の小泉、竹中に対して、
「明日への道標」が言論の一貫性を保とうと思えば、
是々非々の立場をとらざるを得ない。

これがすごく難しい。

徹底的に叩く文章ならいくらでも書けるが、
この部分は叩いて、この部分は賛同するという文章になると、
どうしても、切れ味がにぶる。
その結果、読者への訴求力が落ちてきているような気がする。

まあ、小生がねじれてる訳じゃないから仕方がないけど...

でも、世の中みると前者の組み合わせの人って、なぜが少ないねえ。
小泉竹中の盲目的信者か、盲目的反対者ばっかりだ。
どちらも自分の発言の中身がねじれていることなんか気がつかないのだろうか。
どっちにしてもバカ丸出しだぞ。

あと、マスコミでは後者の組み合わせが、まだまだ多いこと多いこと。
しょせんは、左翼カルト世代のシッポを引きずった
統制経済指向なんだろうけどね。
それでも、これに引っ張られる国民も少なくないみたいだしね。

まあ、心強いのは日によっては1000件を超える
アクセスが頂けるようになってきたこと、
また、「明日への道標」に近い思想を持ったBlogが、
いくつか立ち上がりつつあること。

まあ、ボチボチやってきますので今後ともヨロシク。

社会主義者の新聞

2004-09-09 | 政治
ほんと、このカルト紙の経済ネタは低劣すぎて、
ついつい取り上げちゃうよな。

>郵政4分社化 形だけの改革ここに極まれり
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20040909ddm005010152000c.html

もう、端から端まで噴飯の嵐だな。

>民間会社となれば、規模拡大に動くことは当然予想される。

っていうけど、「規模拡大」に動いて何か問題あるの?
というか、民間と競争条件がイコールになれば、
「規模拡大」なんてよっぽど努力しなきゃ不可能だ。 

今の郵政の強さの源泉は年間1兆円にも登る
免税(=補助金)と無償での国家保証だ。
それがはずれたら、正当な経営努力でしか「規模拡大」できないんだから、
自由に頑張って「規模拡大」を目指してもらったらいいじゃん。

補助金が無ければそんなに簡単に行かないことが解るだけだから。

>民営化後の貯金、保険には貸し付けの拡大を認めることになっているが、
>運用の大半は国債投資になるだろう。民営化会社が、がんばればがんばるほど、
>国債の安定消化が進むというのでは、何が改革なのかということになる。

自由競争になれば経済合理性がなければ国債は買えなくなる。
だって、競争条件が同一であれば、それなりの運用をしなきゃ
ちゃんとした金利を払って預金を集められないんだから。
国債ばっかり買ってられるはずがないだろう。

ちなみに、一方で、全く反対に郵政民営化によって
国債の買い手がいなくなり、国債が暴落するという人もよくいる。
しかし、どちらも市場原理が全く解っていない。
経済実態に対して国債が買われ過ぎれば売られるし、
買われ過ぎれば売られる。それだけのことだ。

>郵政改革の場合も、官営金融の規模縮小や小口の貯蓄や決済に特化した
>ナローバンクへの道を明確に提示するのであれば、形も生きてくる。

ほら、また出た社会主義思考。
スーパーは過剰だからダイエーは潰すべきとか、メガバンクは3つで十分とか、
そんなことは政府が決めることじゃないだろ。
それと同じ発想だ。

それに「官営金融の規模縮小」なら民営化して自由にやらせればいい話だろうが。
民間になって競争条件が公正なら、あとは縮小するも拡大するも利用者の判断だ。

>民営化とはいいながらも、最終的な民営化時点でも国は持ち株会社の
>3分の1超の株式を保有する。

NTTだってJTだって一定割合は国が持ってるよ。
それでも国家機関故の免税と無償での国家保証がはずれれ、
顧客の評価を得なければ生き残れない状態に移行することは
大きな進歩じゃないか。

>民営化という形にこだわったことの結果である。

っていうけど、「民営化という形」こそが改革の肝なのが
なんで解らないのかな。

この新聞はダイエーへの産業「解体」機構の介入にもこだわったように、
もともと、社会主義者や共産主義者の新聞なのだろう。
だから、郵政民営化の意義も解らず、とにかく難癖つけて反対したいのだ。
とはいえ、一生懸命考えた反対理由がまるでトンチンカン。

まあ、こんなしょうもない新聞を発行してたら、
そりゃ、会社更生法にも追い込まれるわな。 

「日経平均」の政治利用

2004-09-08 | 政治
>号外:日経平均定期銘柄入れ替え発表~カネボウは削除されず・・・。
http://www003.upp.so-net.ne.jp/mhoshina/market.html
(直リンできなかったので9/7のコメント参照)

カネボウの株価が上がっている。
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=3102.t&d=c&k=c3&a=v&p=m25,m75,s&t=3m&l=off&z=m&q=c&h=on

なぜだろう。
産業「解体」機構の介入が評価されたのだろうか?

ちょっと、株をかじったことのある人なら知っていると思うが、
そんなこととは全然関係なくて、
最初に挙げた「日経平均」の指数構成銘柄の入れ替えで、
誰もが除外を予想していたカネボウが除外されなかったことが原因だ。

日経平均というのは実は日経新聞社が選んだ225銘柄の株式の価格を、
旧50円額面に揃えて単純合計した上で、ある特定の数値で割って算出している。
http://www.nikkei.co.jp/nkave/about/calculate_1.html

たかが指数なのだが、この採用銘柄の変更は市場に大きな影響を与えることになる。
なぜなら、世の中にはETFを含む各種投信、裁定取引業者など
日経平均に沿って株式を運用している人が山ほどいるからだ。
(ちなみに、年金運用はTOPIXが多い)

つまり、そういう人は銘柄入れ替えに合せて、
除外された銘柄を売却して、新規採用銘柄を購入する
必要が出てくるのだ。

さあ、ここでカネボウの話だ。先ほどのリンク先より。

>カネボウは10月1日付で10対1の株式併合を控えています。
>これは、日経平均ファンドなどにとっては、非常に悩ましい状況を引き起こすのです。
>つまり、保有している1000株が併合で100株になってしまうため、
>日経平均ファンドとしては、前日、9月30日終値近辺で、
>9000株(併合後で900株)を「買い増す」必要に迫られるのです。

結論だけ言えば、日経平均に合せて運用している人達が、
これから10月1日までに猛烈にカネボウ株を買う必要があるということだ。

これだけの株式の併合がある場合、
上記のような買い圧力による歪みによって指数が市場を代表しなくなるため、
誰もが今回の入れ替えでカネボウは指数構成銘柄から除かれると思っていた。

しかし、日経は「あえて」カネボウを残したのだ。
日経がそれによる影響を知らないはずはない。確信犯だ。
じゃあ、そのココロは?

これはもう、竹中のダイエー乗っ取りの援護射撃としか考えれらない。

一時再生銘柄として600円を超えるまで囃されたダイエーは
竹中の介入によって一時200円割れまで売り込まれた。
今や「市場に評価される再生策」などと言ってる奴が
一番市場に嫌悪されているという漫画のような状態になっている。

しかし、ここでカネボウの株価が華々しく上昇すれば、
理由を知らない一般の国民は、産業「解体」機構が
市場から評価されたものと勘違いをしかねない。
それは、産業「解体」機構のダイエー乗っ取りの絶好の後押しになる。

ズバリ、それが狙いだと思う。

日経が「エセ改革」の盟友の竹中を助けるために、
本来、公共性があるはずの「株価指数」を政治利用しているのだろう。
もはや、「指標」としての「日経平均」は死んだも同然だ。

ちなみに米国のダウにしてもイギリスのFTにしても、
報道機関が指数の算出方法を決めている。
それは彼らがそれなりの公共心を持って
指標をメンテナンスしていくと期待されていたからだろう。

しかし、日経は完全にその期待を裏切った。
このツケは国民の日経への不信感という形で広がっていくはずだ。


P.S.
カネボウの上昇をみんなが勘違いしないように、
ぜひ、コピペをあちこちに貼ってください。
お願いします。

ねじれねじれて

2004-09-05 | 政治
どうも、郵政民営化を竹中が担当してるのに強烈な違和感がある。

小生は再三書いている通り、もともと小泉が言っていた、
「官から民へ」「市場重視」の方向性には全面的に賛同してきた。
財投の資金源であり、族議員の集票マシーンである郵政の民営化こそが
「改革の本丸」であることも全く賛成である。

しかし、そういう改革の方向と、ポルポト竹中によるこの3年間の
政府のミクロへの全面介入路線とは全く正反対の方向にある。

今回のダイエーの件を例にとれば、
「ダイエー自主再建」と「郵政民営化」こそが整合的であり、
「産業『解体』機構の介入」は「郵政国営維持」と整合的だろう。
普通に考えればこういう組み合わせになるはずだ。

当ページの主張は前者の組み合わせである。
一方で、左翼カルト世代が牛耳るマスコミの多くは
後者の組み合わせと言えるだろう。

マスコミは、あれほど上滑りな「改革」熱で大騒ぎしたはずが、
本丸のはずの「郵政民営化」には極めて冷淡である。
ただ、もともと連中は何かにつけて「政府は何とかしろ」といってきた人達だ。
要するに未だに「政府が何とかする」のが一番うまく行くと思ってるのだろう。
それは間違っていると思うが一貫はしている。

解らないのは「産業『解体』機構の介入」と「郵政民営化」を
平気で組み合わせて主張するポルポト竹中だ。
どうして臆面もなく、こんな「ねじれ」たことが言えるのだろう。
日本をどうしていきたいのかがさっぱり見えない。

さらにいえば、こんな説得力の無い人間が「郵政民営化」を担当することで、
「どうせ郵政を解体して売り飛ばすつもりだろう」などという憶測が広がり、
民営化自体の支障になることも懸念される。

下馬評では奴が内閣改造で郵政民営化担当相に任命されるというが、
どうして、小泉がここまでこの狂人を重用するのか全く理解できない。
本当に郵政民営化を成功させたいのであれば、
もっと、まともな常識を持った人間を充てなければ
できるものもできなくなってしまうのではないだろうか。

騙されてることに気付け

2004-09-04 | 政治
>ダイエー再建:銀行側も資産査定、再生機構活用へ準備
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20040904ddm008020083000c.html

いわんこっちゃない。

昨日、
>高木社長、ダメじゃん。これが致命傷にならなきゃいいけど。
http://blog.melma.com/00099352/20040903080751
って書いたけど、どうして突っぱねられなかったんだろう...

この、ポルポト竹中プロバガンダ紙は
>金融庁や日銀は「再建問題の枠組みを決める期限はぎりぎり来週いっぱい」と指摘。
>来週中に決着がつかなければ「ダイエー向け債権の扱いは相当厳しいものになる」と、
>主力3行に通告している。ダイエーと主力3行は最終決断を迫られそうだ。
などと、勝ち誇ったように書いてやがる。

ほんとにバカみたいなことでは政府批判を繰り広げる連中が、
肝心な時には政府べったりってのは何なんだろうね。
というか、金融庁については反日勢力に乗っ取られてるから、
反日マスコミは仲間だと思ってるんだろうな。

そもそも、黒字のダイエー向け債権が優良債権だという
当たり前の事実を認めれば何にも問題ないし、
百歩譲って不良債権としても、竹中のオナニーに等しい
不良債権の半減目標を下ろせば何にも問題はない。

そもそも何も問題の無い所に、奴がわざと問題を発生させているだけだ。

そんな下らない話で、多くの失業者を発生させ、
その彼らや関係者の消費減退や解体された企業の資産の投売りで
デフレを加速させて、何が嬉しいのか全くわからない。

デフレが加速すれば次から次へと第二、第三のダイエーが出てくるだろう。
こんなことをやっていては日本経済は、
このデフレの無限ループを永遠に回りつづけることになる。

そろそろ、みんな気づけよ。
騙されていることに。

ともあれ、これで9月の内閣改造で竹中が更迭されず、
あと3年このキチガイが居座り続けるなら日本経済は本当に死ぬぞ。
だれか、小泉の洗脳を解ける奴はいないのかよ。



P.S.
票や金にならない民間企業がいくら政府に不当に扱われてもダンマリの政治家が、
票や金の源泉になる組織の利権維持には汲々としている様を見ると
政治に絶望するね。これじゃ日本はいつまで立ってもダメだよ。

>郵政民営化の基本方針、10日の閣議決定目指す
>そもそも「民営化」の土俵に乗ろうとしない反対派議員の大合唱の前に、
>議論が収斂(しゅうれん)する気配はない。
http://www.asahi.com/politics/update/0903/007.html

緊急警告!だまされてはいけない!

2004-09-03 | 政治
>ダイエーと主力3行、資産査定の早期実施で調整
>資産査定は主力銀行と、ダイエーが公募したスポンサー候補が並行して実施する案が有力。
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20040903AT1F0201U02092004.html

ダイエーは絶対こんなものを受け入れてはいけない。

産業「解体」機構によるダイエーの乗っ取りが時間切れになりそうなのは、
もう、3末までに資産査定の時間がなくなるからである。
資産査定だけ先行させてしまえば、産業「解体」機構の、
乗っ取りのタイムリミットが3月まで伸びるだけだ。

もし、タイムリミットまであと半年あるとなれば、
竹中はあらゆる卑劣な手を使って乗っ取りを画策してくるに違いない。
資産査定を「並行して」などと言っても、国家権力の濫用により、
最終的に産業「解体」機構が強制的に押し付けられるのは明らかだ。

それを防ぐためには、この段階での資産査定など、
断固として拒否する以外にない。

一見、妥協案の提案のように見えて、
応諾すればたいへんなことになる。

もちろん、高木社長は百も承知だろうが、
良識ある国民が声を上げることで、
竹中の野望を粉砕していかなければならない。


P.S.
ここが勝負の分かれ目だと思います。
日本の資本主義を守るために、ぜひあちこちに
コピペを貼っていただきますようお願いします。


P.S.(at0:21)

>ダイエー再建、資産査定開始で合意・主力3行と社長
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20040903AT1C0300203092004.html

高木社長、ダメじゃん。これが致命傷にならなきゃいいけど。

うにさんへのコメントも兼ねて

形式的には「正しい会計」というのは何通りでも可能です。
そのたくさんの可能性の中で企業の内容を最も適切に現すものを選んでいくのが、
企業財務の醍醐味だと思いますが、一方で悪意を持てば、
いくらでも実態からかけ離れた「悪い」結果も作れてしまうのです。

ダイエーを解体しようと思えば竹中はそれをやるでしょう。
現にUFJでやっていますから。

通常はそこで企業と会計事務所のギリギリのせめぎ合いがあり
ある程度妥当な所に落ち着くものですが、
問答無用の権力の濫用によれば、どんな無茶な会計でも通ってしまいます。
高木社長が本当にその怖さを解っているのか疑問です。

絶妙のタイミング

2004-09-01 | 政治
>ダイエー、独自再建計画具体化へ仕入れ販売組織再編
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20040901AT1D0107P01092004.html

いいねえ。高木社長の心意気を感じるよ。
絶対に産業「解体」機構なんかに行かないぞってね。
絶妙のタイミングだ。

ちなみに内容はこちら。
http://www.daiei.co.jp/newsrelease/2004/0901/index.html

ますます、がんばって欲しいものだね。

一方で、それを受けての例の「会社更生法」新聞のコメント。
>ダイエーの「徹底抗戦宣言」とも受け取れる内容。
>今後の協議に微妙な影を落としそうだ。
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20040902k0000m020037000c.html

なにが「影を落とす」だ?
あいかわらず悪意プンプンだよな。

普通は苦労した人はそれなりに厚みが出たりするんだけど、
このクソ新聞だけは卑屈の上にも卑屈になっただけだな。
そんなんだったら、世の中に存在するだけ害悪だから、
もう廃刊にしちゃえよ。

ちなみに、この新聞、このデフレ下でいきなり利上げ主張したり、
経済問題に関しては本当に常に支離滅裂。
まあ、他の新聞もひどいとは言ってもねえ。

レベル的に言えば

明日への道標>>>>>>>読売>>>>>朝日=日経>>>>>>会社更生法新聞

って感じだな。
もう、存在自体が「悪」だよ。


P.S
ダイエーに関して力の入ったコラム発見。
このページには正直負けたと思った。
絶対に読んでください。

http://d.hatena.ne.jp/sakura-hurai/20040831#p3