明日への道標~みんなが幸せになるために

さあ、また書き始めよう。どうしても伝えたいことがあるから。

ワーキングプア

2006-08-14 | 政治
ネット上で結構引用されてる、コレ。

>NHKスペシャル「ワーキングプア 働いても働いても豊かになれない」
http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/workingpoor.html

あいかわらず、「社会福祉」バラマキで全て解決します的な
話ばっかりでイヤになるな。

まず、パイを増やそうって話が先だろう。

例えば、ポルポト竹中が暴れていた2003年頃と今年を
比べれば、新卒学生の就職状況は段違いな訳だし、
さらに、極論を言えばバブルの頃は土木作業員が足りなくて、
手配師が日本中を走り回ってた訳だ。

「人手不足倒産」なんて言葉が流行語になってたくらいなんだから。

ワーキングプアを真面目に解消しようと思ったら、
まずは、経済をちゃんと成長させること、これに尽きるし
これをちゃんと議論すべきだろう。

それでも「100万円の貯金があると生活保護が受けられない
なんて酷い」なんて話の方が受けちゃうんだからなあ。

そんなもん、政府がタダで金をやるって時に
個人のこだわりを一々聞いてたら収拾つかんだろうが。
普通に仕事してる人だって、耐えがたきを耐え
忍びがたきを忍んで仕事してる人はいくらでもいるんだから。

で、結局は最後は「新自由主義」を悪者にしておしまい。

何度も言うけど、小泉、竹中のやってきたことなんて
「統制経済主義」の極致であって「新自由主義」の対極だぞ。

まあ、ねじれねじれて彼らがワーキングプアの元凶で
あることだけは、たまたま当たってるけど。

それで良しとするしかないか?

2006-08-12 | 政治
>安倍氏、脱「小泉路線」へ傾斜 参院選視野に

>安倍官房長官が、小泉改革の継承者という立場を微修正し、
>徐々に「脱小泉」を模索し始めた。首相就任を見越して、
>小沢民主党との全面対決になる来年夏の参院選を早くも
>視野に入れているからだ。今年1月以来になる「お国入り」で
>支持者を前に行った自民党総裁選への立候補宣言でも、
>地方への配慮を色濃くにじませた。
http://www.asahi.com/politics/update/0812/007.html

どうも、この人はよく解らんな。

例の本も本屋でパラパラとはみたけど、
経済関係のことはほとんど興味ないみたいだし。

ただ、小生が一番懸念していたのは、
安倍が「小泉後継」ということで苦手の経済を
ポルポト竹中に丸投げするのではないかということだったから、
その懸念についてはちょっと薄らいできたかな。

幸か不幸か総裁選がワンサイドになりつつあることで、
安倍にとって小泉に依存する必要性が薄れてきてるからね。

とはいえ、それが旧来の土建屋政治に戻るだけなら、
なんだかなあ、という感じではあるのだが。

ここまで書いて、3年半前に書いた文章を思い出した。

>「究極の選択」小泉vs亀井
>「統制経済大好き」の双子の兄弟の不毛。
http://homepage3.nifty.com/~fwhh1899/page157.htm

結局、我々の選択枝は、民間経済へのキチガイじみた介入を
繰り返す政権か、公共事業をキチガイのように拡大しつづける
政権しかないということなのだろうか?

そのキチガイの度合いがもっとも高いポルポト竹中を排除できれば、
それで良しとするしかない、ということなのだろうか?

なんか、元気のなくなる話だなあ。

大正解

2006-08-11 | 政治
>企業年金連合会、運用利回り20%超に

>企業年金連合会は2005年度の決算結果を発表した。
>資産運用利回りは22.70%と20%を突破、過去最高を記録した。
>全体の6割を占める国内外の株式の運用が好調だったのが主因。
>この結果、約1兆8000億円の剰余金が発生。04年度末に
>約5400億円あった積み立て不足が解消したうえ、
>1兆3000億円の積み立て超過となった。
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20060811AT3S1101911082006.html

だ、そうだ。

そういえば、民主党が年金、年金って騒いでいるころ
こんなことを書いたっけ。


>でも、年金なんてそれだけ取り出して解決できる問題じゃない。
>だって、原資がなければ、掛け金を増やすか、給付を減らすか、
>もしくは税金を突っ込むか、しかないんだから。

>経済を回復させて債券や株で運用する年金資金が
>もっと運用利回りを上げられるようにする以外に
>年金問題の本質的解決なんてあり得ないのだ。

>それでも、経済の活性化に資する郵政民営化には反対なんだから
>もう、この政党はお話にならないよ。

>さらに言えば、この政党はマルクス主義の尻尾みたいなのを
>引き摺っていて、やたら企業とか銀行とかを敵視するけど、
>今の時代、それらを所有している最大の「資本家」は我々の年金資金なんだよ。

>企業を苛めるのは、結局、自分の年金資金を苛めてるのと
>同じ事だということが全然解ってない民主党のような政党こそが
>我々の年金資金を細らせているということを国民は知るべきだろう。

>はっきり言えば、最も効果的な年金対策は「民主党の解党」だよ。

>こともあろうに、その民主党が「年金、年金」言っているのは
>噴飯ものだという以外にない。
http://blog.goo.ne.jp/fwhh1899/e/15689ee987c1311a482ee825f7e76ccb


ともあれ、あそこで民主党を無視して年金を放置して大正解だったね。

企業や銀行を潰して喜んでいたカルトの連中がおとなしく
なりさえすれば、年金問題なんてそれだけで解決するんだから、
それよりも、国家百年の計を睨んで郵政民営化のような本当の改革に
済々と取り組んだ方が良かったのは当たり前。

まあ、私もアンチ小泉だが、この判断だけは高く評価せざるを得ないね。

匿名性

2006-08-10 | 政治
結構、愛読していたPogemuta氏のブログが閉鎖になった。
ちょっと、残念。

>職場で、このサイト及び小職について発言される方が
>いらっしゃるので、閉鎖します。

>当サイトを印刷して見せたりしているのを見た時、決意しました。
>職場バレしてもペナルティを受けるような内容は書いていませんが、
>それはそれとして、匿名性を前提として運営してまいりました。
>これまでも、職場における多少の流布はありましたが、
>ここまでおおっぴらにされては、閉鎖する以外の途はありません。
http://d.hatena.ne.jp/pogemuta/

だ、そうです。

本当は誰に対しても黙ってりゃよかったんだろうけどね。

ちなみに、私はHPの時代から、もうかれこれ10年
書き続けてるけど、カミさん以外の誰にもHPやブログの
存在を、話したことはありません。

どんなに信用できそうな人でも、
なんかのはずみでポロっと漏れてしまうことは、
完全には否定できないと思っているから。

まあ、そもそも別に悪いことしている訳じゃないけど、
やはりリアルの世界とリンクすると、書くことによって
関係ある人に迷惑がかかるかも、と思うことで筆が鈍ったり、
また、こういう立場だからこう書いているんだろうというような
ステレオタイプな見方をされたりするのはイヤだからね。

その分、実名で書いているよりは信用度は落ちるかも
しれないけど、メリットとデメリットはトレードオフだから
これはもう仕方がないと割り切っている。

とは言っても、同じタイトルで10年も書いてる訳で、
ネット上では、結構「老舗」の部類に入ってきており、
その間、そうデタラメは書いていないことは解って
いただけると思う。

そういう意味で考えれば、匿名でもそうやって
ネット上でのキャラを育てることは可能なんだよね。

だから、そうやって育てたネット上のキャラを
人生の途中で失ってしまったりしないように、
これからも、リアルの世界では絶対に誰にも
ブログの話をすることはないだろうと思う。


なぜ「ねじれ」を認識できないのか?

2006-08-09 | 政治
この前は、「小泉は緊縮財政だからダメだったんだ」とか
言う主張に反論したけど。
http://blog.goo.ne.jp/fwhh1899/e/4a2ec50fd0ecb79a14656fb18e9bec73

今度はこれ。
>小泉改革に「光」はあったのか
http://www.elneos.co.jp/0608kennja.html

前半部分の不良債権処理の強行が諸悪の根源という部分は
まさにその通りなのだが、せっかく、そこまで解っていながら、
なぜ、「利益追求の民間競争を推進した小泉政権」を
批判する結びにつながっていくのか?

小泉内閣の異常なミクロ介入にこそ
最大の問題があったことを理解するなら、
市場原理の回復こそを主張すべきなのに。

明日への道標では「市場重視」を掲げつつ
民間経済へのミクロ介入を繰り返した小泉内閣の
「ねじれ」を再三に渡って問題にしてきたけど、
相変わらず、その「ねじれ」が理解できていない文章の
なんと多いことか? 

どうやったら、理解が広がるんだろうか?

自民党は麻生氏のショーアップを

2006-08-02 | 政治
>「消化試合なら参院選厳しい」 山崎、加藤、高村氏ら
http://www.asahi.com/politics/update/0801/009.html

なんか、総裁選は盛り上がらないと言ってる人が多いんだけど。

なんでかなあ。

せっかく、麻生が「ネットアイドル」と言われるほどの人気が
あるんだから、自民党はもっと麻生をショーアップして
総裁選を盛り上げれば、最終的に安倍になったとしても
結構、若い人達にアピールすると思うんだけどな。

郵政選挙の時も、マスコミや多くの政治家達は
郵政民営化なんかで選挙をしても国民はついてこないとか
言っていたにもかかわらず、結果はああなった訳で、
最近は彼らの論調が必ずしも当てにならなくなっている。

マスコミには人気がないけど、ネットでは人気のある麻生が、
勝たないまでも、ちょっとした旋風を巻き起こせば、
また一歩、政治が変わってくるのではないだろうか?

また、それによって若い人の関心が自民党に向かえば、
来年の参議院選挙にもつながっていくことになる。

いい案だと思うんだけどなあ。


<リンク>
麻生太郎オフィシャルページ
http://www.aso-taro.jp/index.html

P.S.
明日から一週間程、自宅を離れます。
その間、多分更新できませんのでよろしくお願いします。

敵対的TOB

2006-08-01 | 政治
>王子、北越株の敵対的TOB強行
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060801AT1D010BJ01082006.html

最近はマスコミも、世の中も敵対的TOBに
慣れてきてしまったようだが、私にはどうしても
違和感をぬぐい去ることができないのだ。

資本主義において、
その資産を一番高く評価して手に入れようとする人は
その資産を一番有効に使うことができると思っているわけだから、
その人がそれを手にいれれば、結果として
世の中全体の効率は高まるはずだ。

最近、いろいろな所で散々聞かされた論理だ。

だけど、敵対的TOBでも本当に同じように行くのだろうか?

いくら会社は株主のものと言っても
実際それを動かしているのは、会社を構成している人達だ。

納得の行かない敵対的TOBを掛けられたことで、
その人達が憎しみを持ったり、士気が下がったりすることの
マイナス面を勘案してもなお、世の中全体の効率は上がると
本当に言いきれるのだろうか?

経済学というのは計測できないものを捨象して、
単純なモデルを作って、物事の是非を判断するような所がある。

計測できない人の心を捨象すれば、
社会主義や共産主義はすばらしい制度であるはずだった。
だけど、そんなものは机上の空論だった訳だろう。

「敵対的TOBが社会の効率を高める」という議論にも
どうしても同じ匂いを感じてしまって仕方がない。

また、仮にそれで社会の効率が多少高まるとしても、
一部の人の幸福を大きく蹂躙しながら、
多少、全体の効率を上げることに、
そんなに大きな意義があるのだろうか、とも思う。


P.S.
テレビ業界みたいに既得権で免許を押さえちゃってるような業界は
敵対的TOBでもしないと参入できないから仕方ないけどね。