小選挙区制の帰結か

こういう状況で、成功するしないは別として、
自民党内で安倍を引き摺り下ろそうというという
具体的な動きが全然出てこないのは寂しい限りだ。

これも、衆議院の小選挙区制の帰結なのだろうか?

確かに小選挙区制にすることによって、
各政党は各選挙区に一人ずつの候補しか立てなくなるから、
政策本位の選挙になるという面はあったのだろう。

しかし、一方で公認を得られるかどうかの
ウエイトがどうしても大きくなるために、
必然的に党執行部の力が相対的に大きくなる。

その結果、選挙互助会として発達してきた一方で、
曲がりなりにも政権奪取を競い合っていた「派閥」も
次第に形骸化が進んでくる。

小選挙区制の当初の理想は解らなくもないが、
一方でこの自民党の活力の低下はどう考えればよいのか?

これまで党内の派閥間での擬似的な政権交代の機能が
自民党の大きな強みであったのだが、
小選挙区制での数回の総選挙を経て
もはや、全く機能しなくなってしまっている。

もし、小選挙区制がもはや所与であるのならば、
その環境の中で、従来の「擬似政権交代」の機能に変わる
なんらかの仕組みを作り出さない限り、自民党は
「実際の政権交代」に追い込まれるしかないのではないか?

まだ、私にもその「仕組み」のアイディアは無いんだけど。


P.S.
明日から数日、東京を離れます。
多分、ブログの更新もできませんのでご了承下さい。
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「インチキ改革系」閣僚をパージできるか

いかにも、日経らしい社説

>参院選での与党の敗因ははっきりしている。
>年金の記録漏れ問題で有権者は政府に裏切られたような
>感情を抱き、政府不信の声が渦巻いた。
>この問題が国会で表面化した際の柳沢伯夫厚労相の対応も
>迅速・的確だったとは言い難い。
>内閣支持率の急落に驚いた安倍首相が急きょ、
>陣頭指揮で網羅的な対策をとりまとめたが、
>有権者の怒り・不信を鎮めることはできなかった。

(略)

>政局不安によって改革の動きを停滞させてはならない。
>日本経済は回復基調にあるが、国際競争の中で安定成長を
>続けるには不断の構造改革が不可欠である。


多分、この社説を真に受けていたら次の衆議院で
自民党は再び歴史的敗北を喫して下野することに
なるだろう。

年金の事務の不備だの、閣僚の失言だのの、
そんな揚げ足取りみたいなネタだけで
ここまで負ける訳がない。

むしろ、「改革」と称してグチャグチャやってるけど、
結局、世の中を混乱させているだけで、
日本や日本国民の利益になってないのではないかという
安倍内閣の政策自体への不信感が、
極めて大きくなっているからではないのか。

そういう人達の声に耳を傾けることなく、
安倍の脳内の「美しい国」に向けて暴走しても、
誰もついてこないだろう。

なんと安倍は続投するつもりのようで、
自分以外の内閣、党の人事の刷新は行うらしい。

安倍がこの選挙をどう理解し、どう反省しているかは、
その人事にはっきりと表れるだろう。

安倍がちゃんとした反省ができているかどうかを
見極める最大のポイントは、塩崎だの、渡辺だのといった
インチキ改革系の売国議員をパージできるか否かだ。

日経は例によってインチキ改革系の閣僚を持ち上げて、
「彼らを留任させないと外国人が日本の株を売ってくる」
などという「いつものデマ」を、外資系アナリストなどの
コメントの形で掲載して、脅しを掛けてくるだろう。

しかし、惑わされてはいけない。

そんなものがデマであることは不良債権騒動の時
証明済みだ。

ここで、安倍が「オトモダチ」でもある彼らを切って
方向転換できるか否かが、来るべき総選挙で自民党が
政権を維持できるか否かを決める、
まさに、最後のチャンスだと思う。

ここで、彼らを切れなければ、本当に下野が視野に入る。

賢明な判断がなされることを期待したい。



P.S.
そういえば、昔こんなの書いてたのを思い出した

麻生の「右」と安倍の「右」

あと、「さくらの永田町通信」さんのこのコラムに
結構、感銘を受けたのでリンクしておきます。

歴史的惨敗
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「経済財政諮問会議」を閉鎖せよ

さすがにマスコミが言う程は、自民党は負けないと
思ってたけど、見事に予想がはずれた。

どう考えても、単なる年金の事務の問題だけで、
これだけ負けるとは考えにくいから、
背景にはもっと根深い自民党への不信があるのは
明らかだ。

そして、その不信の最大の元凶は
「経済財政諮問会議」にあると思う。

自民党が再起するための絶対の必須条件は
まず、「経済財政諮問会議」を閉鎖すること、
そして、総裁を同会議に批判的だった政治家に
交代させること。

この2つが無ければ絶対に再浮上できないと思う。

ここ数年の極端な不況も、諮問会議が「改革」と称して
銀行や企業を潰して回ることを主導したことから
発生している。

ここに来て、その破壊行為の度合いが
一時ほど極端で無くなったことから、全体の経済は
少しずつ回復しているものの、相変わらず、
どっかのインチキ経済新聞の思い込みみたいなことを、
ゴリ押ししては、あちこちで問題を引き起こしている。

民間から正式に選ばれた訳でもないカルト経済人や
エセ学者が「民間委員」などと僭称して、
独善的な「改革」を主張するのを聞くに付け
ほとんど殺意すら感じる。

多分、私と同様の思いで、自民党から離れた人達は
たくさんいるのではないだろうか。

選挙が強かったと思われている小泉も、
本当に勝ったのは期待感だけで勝った最初の参院選と
最後の衆院の郵政選挙だけだ。

「郵政民営化」というのは諮問会議ネタというよりは、
小泉が長年温めてきた政策である。

結局、小泉も諮問会議ネタの「改革」では
決して選挙に勝っていないのだ。

今、まずやるべきは、この諮問会議を閉鎖すること。

全てはそこからだ。

そして、諮問会議政治からの転換の象徴として、
小泉後継として諮問会議に軸足を置く安倍を下ろし、
竹中時代にその路線と幾度も対立を繰り返した
麻生を総裁に据えて、再出発を図るべきだ。

現在の路線がここまで明確に否定された以上、
過去を反省し、人心を一新する以外、
自民党再生の道はない。
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官僚がclerkになったら

選挙の前日だが、今回は全く情熱が沸かないので
ネタとしては「パス」。

ということで、池田ナントカの所より。

>だから最近の官僚たたきで、公務員になる学生の偏差値が
>顕著に下がっているのは、ある意味ではいいことだ。
>霞ヶ関は、もはや日本のthe best and the brightestが
>行くべきところではない。

>そして、官僚がただのclerkでしかなくなれば、
>民間がそれにミスリードされることもなくなるだろう。
>その意味で、キャリア官僚というシステムを
>解体することが究極の公務員改革である。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/059e292546d5b12de0591f462339c2b8

最近、こういうことをいうのが流行りみたいだが。

だけど、そうなったとしても政府自体は存続し続ける訳で、
その中で政府の意思決定における官僚のウエイトが下がる分、
政治家のウエイトが上がることになる。

もちろん、それこそ民主主義だ!というような
おめでたい人はそれでいいのかも知れない。

だけど、はっきり言って政治家なんて、
he best and the brightestとは対極に位置するような
連中ばっかりだぞ。

もちろん、最終決定は政治家がするとしても、
彼らだけにまかせておいてまともな決定がなされるとは
思えない。

典型的なのは97年以降の経済の混乱であって、
官僚の言うことを無視してバカな政治家が暴走を始めると
ロクなことにならないというのは証明済みだろう。

そう言うと、今度は政策毎に任期付きで
人を集めれば良いと言い出す人が出てくる。

だけど、あとでトラブルがあっても
どうせその時には自分はそこにいないだろうという
人達であれば、時流におもねったことだけを
言っていればいいだろう、ということになりかねないし、
実際なんちゃら諮問委員会なんてそんな奴らばっかりだ。

そういう現実を考えると官僚はclerkでいいとは
とうてい言えないと思うのだが。

もちろん、天下りや特殊法人の問題などについては
政治家が一定のレベルで目を光らせることは必要だと思う。

だけど、あまりやりすぎるて、
「角を矯めて牛を殺す」ことになっては元も子もない。
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「競争」の前提条件

昨日のブログで経団連の御手洗会長について少し書いた。

競争だ、成果主義だと盛んに言い立てる経団連の会長自身は、
大企業のオーナー一族出身で、自分は労せずしてその地位を
手に入れたんじゃないのかと。

こういう人がむやみに競争、競争というのは、
純粋に競争が個人のインセンティブになるということを
信じているからではなく、自分は生まれつき競争に勝った側に
入れるのは確実だから、そちら側が賞賛される世の中に
しておけば、何かと都合がいいだろうということではないのか?

さらに言えば、実際には頑張ったか否かよりも、
どこに生まれたか、もしくは政治的に上手く立ち回ったかで、
勝ち負けが決まってきたとしても、
「あー、これは競争の結果だから仕方ないよね」と
言い切れる世の中にしたいだけなのではないのか?

共産主義諸国の崩壊を見て、「結果平等」なんて言っても
結局、特権階級は太る一方で、一般国民は労働意欲を無くすだけだから、
これからは「機会の平等」で、あとは競争だよね、という方向に
多くの人達が賛成するようになった。

私も基本的には賛成だ。

でも、実際には「機会の平等」なんてありえないのだ。

そして、今や「平等でない機会」が「平等でない結果」を生んだとしても、
その「平等でない結果」は競争の結果であると片付けらてしまう。

そのあたりの閉塞感が今回の自民党の苦戦に
繋がっているのではないか。

前に、選挙に強いというイメージを持たれている小泉前総理が
本当に勝ったのは、最初の参議院選挙と
最後の衆議院の郵政選挙だけだったと書いた。

最初の総裁選も郵政民営化を掲げて戦ったのだから、
結局、小泉が支持されたのは郵政民営化だけということになる。

そして、郵政問題で焦点となった世襲公務員の特定郵便局長達こそ、
生まれつきの特権を与えられた典型的な人達であった。
そして、そこに切り込んだからこそ、小泉は2つの選挙だけは
勝利することが出来たのではないだろうか。

安倍もそこから何か学べないのだろうか?
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お前が能力主義を語るな

>「入社時から給与に格差を」経団連会長、フォーラムで
http://www.asahi.com/business/update/0726/TKY200707260448.html

なんか、安倍の「改憲」もそうだけど、
左翼全盛の時代にタブーだったことを言うこと自体が
目的になってしまっているような人達がいて困ったものだ。

「結果平等」から「機会平等」へという考え方は悪くない。

頑張った人に報いることが、仕事に対する
インセンティブになるのは確かだろう。

だけど、入社時の「格差」は何を基準にするんだ?

>御手洗冨士夫会長(キヤノン会長)は、学生を成績や論文で評価し、
>入社から給料に格差をつける仕組みの導入を提案した。

「は?」って感じだな。

そんなものが、どれだけビジネスの能力を関係するのか?
「格差」を付けること自体が目的としか見えない。

よく、こんなセンスの奴が会長になれたな。

と思ってWikiを見てみたら。

>1961年:3月:中央大学法学部法律学科卒業。
>在学中より司法試験を目指すが果たせず、
>同年4月、叔父御手洗毅が創業者の一人であったキヤノンに入社。
>1995年:社長を務めた従兄弟の肇の死去を受けて第6代社長に就任する。

なんだ。世襲か。

こいつも、自分は世襲で地位を手に入れたのを棚に上げて、
あっちこっちに出かけては「能力主義、能力主義」言ってるんだから、
ほとんど、マンガみたいな奴だなあ。

というか、安倍内閣の周辺にはこんな奴らばっかり。
だから多くの国民に受け入れられないんだろう。

世襲でもいいけど、せめて謙虚になってくれよ。
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何が一番良いのだろう?

先日の「スズメ撲滅運動の思想」でも書いたのだが、
最近の「改革」と称するものにはロクなものがない。

もし、これで参議院の与党が過半数を割って、
衆議院から送られてくる法案が片っ端から廃案に
なるのならば、インチキ「改革」がストップすることで
社会の混乱も治まり、国民も少しはホッとできるのではないか。

多分、そう思って今回自民党に投票しない人が
多いのではないかと思う。

ただ、そう上手くいくかというと疑問もある。

衆議院で作ったタダでさえロクでもない
「なんとか改革法案」が、野党が多数を占める参議院を
通すために、さらにロクでもない修正を加えた上で、
結構、通ってしまいそうな予感もある。

もともと、そのロクでもない「なんとか改革法案」ってのは
マスコミ受けを狙って作られていることが多いから、
民主党はむしろそのデタラメ度を上げる方向で
寄与しそうな気もする。

そうなると、何のために自民党を過半数割れに
追い込んだのか、ということにもなりかねない。

もちろん、それで安倍が辞めて、麻生なり福田なりに
首班が変わるのならそれなりに意義もあると思うが、
安倍も死んでも地位にしがみつきそうな勢いだし。

何が一番いいのかねえ…。

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自殺行為

これって自殺行為でないかい。

>プロ野球選手会がNPBを提訴へ

>労働組合・日本プロ野球選手会(宮本慎也会長=ヤクルト)は20日、
>東京都内で臨時大会を開き、FA権取得期間の短縮や、FA選手を獲得した
>球団に対する補償金の撤廃など、選手の保留制度の改善を求め、
>日本プロ野球組織(NPB)を提訴することを全会一致で決議した。
>年内にも法廷闘争に入る構えだ。
http://www.daily.co.jp/baseball/2007/07/21/0000475152.shtml

全く何を言ってるんだか。

確かに米国は日本よりFAを行使しやすい制度になっているのだが、
一方で全国放送の放映権料を各球団に分配するなど
球団間の財政格差を是正する制度とセットになっている訳で。

日本のように特定の球団だけがテレビ放映のメリットを
独占しているような国でFAをどんどん自由化して行ったら、
ますます某球団が選手を引き抜きまくるようになるぞ。

シーズン前から結果が解っているようなプロスポーツに
なったら、誰がそんなものを金を払って見に行くんだ?

仮に自分がFAのメリットを享受できても、
全体が衰退してしまったら元も子もないだろう。

球団と選手の契約ってのは、一見単なる商行為にも見えるけど、
一方で、面白いゲームを成立させるための「決めごと」、
すなわち、三振でアウトとか、スリーアウトでチェンジとかの
ルールと同じような側面もある。

じゃあ、金をたくさん払ったチームはフォーアウトまで
チェンジしなくていい、という野球があったら面白いか?
ということ。

選手会はちょっと頭を冷やして考えるべきだろう。


P.S.
巨人戦の視聴率がこのままどんどん低迷して、
地上波での中継がなくなってしまえば、
各球団の財務の差は相当程度均衡するから、
そうなればFAをちょっと緩めてもいいとは思うけどね。
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「スズメ撲滅運動」の思想

また、ひろゆきの「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」より。

>たとえば、昔の中国は農家が多かったのですが、
>スズメがそのお米を食べちゃうのですね。
>そこで、毛沢東という中国の偉い人が
>「スズメ撲滅運動」ってのをはじめました。

>中国中のスズメを絶滅させてしまえば、
>お米の被害が減るんじゃないかと思ったわけです。

>「スズメ撲滅運動」の結果、スズメが減って、
>スズメによる被害は減りました。

>でも、スズメは害虫も食べたりする生き物なのですが、
>天敵のいなくなった害虫が増えて、お米の収穫量は
>もっと減ってしまったのです。

>最終的には、食料不足で何万人もの餓死者が出たそうです。

>表面的に物事を見て、解決させようとしても、
>何もいいことがなかったという例ですね。

なんか、まるで最近の日本の「改革」騒動を見ているみたいだ。

スズメを減らしたら害虫が増えてたいへんなことに
なりますよ、なんていったら、やっぱりボコボコに
されたんだろうなあ。

まあ、そもそも共産主義そのものが、
「スズメ撲滅運動」的思想の典型みたいなものだからね。

いや、言いたかったのは
別に何でも現状維持が良いということじゃなくて、
何かを変えるなら、その影響をしっかり考えろということ。

すくなくとも、目先の問題に思いつきだけで
条件反射するような「改革」はロクな結果にならないと
いうのは、古今東西変わらない真理みたいだね。
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「安定」とか、「調和」とか

>全国情勢 自公、過半数は困難 自民は30議席台も 
>民主 第1党の勢い
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/20070721/20070721_003.shtml

これまで、マスコミが言う程自民党は負けないんじゃないの、
というのが私の見立てだったのだが、その「マスコミの言う程」の
ラインがどんどん下がってきている訳で。

安倍は嫌いだけど、総合的には自民党の方が民主党よりは
マシと思ってる私にとっては、喜ばしくもあり、
一方で、心配でもありなのだが。

ただ、これで仮に自民党が負けるとして、
それがどういうメッセージとして扱われるのかが問題だと思う。

本当に、年金問題とか、政治と金とか、
そういうものが原因となっての結果なのだろうか?
多分、そんなことで動く程、バカばかりじゃないと思う。

本当は、もっと根源的な今の自民党に対する不信みたいなものが、
あるのではないかと思うのだ。

小泉は選挙に強かったことになっているが、
明確に勝っているのは期待感だけで勝った最初の参議院選挙と、
最後の衆議院の郵政選挙だけだ。

はっきり言って、小泉が「改革」と称してやってたことなんて
昔から言ってた郵政民営化を除けば、
机上の空論に基づく破壊行為ばっかりだったと思う。

で、結局そんなものは支持されていなかったのだ。

その上、また安倍になって公務員なんとか改革をやりました、
今度は憲法改正です、道州制です、なんて言われると、
そりゃもう、いい加減にしてよ、となるだろう。

あと一週間で自民党が起死回生を狙うのであれば、
ルサンチマン剥き出しの「改革」を叫ぶのではなく、
もっと「安定」とか、「調和」とかを重視した路線への転換を
明確に打ち出すしかないと思うのだが。

ただ、安倍内閣が塩崎、渡辺らのインチキ改革の元凶みたいなのを
前面に並べてしまった以上、もうダメかもしれないけどね。

なんで安倍なんかを首班にしたかなあ。
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4th Mediaに入ってみた

今回、4th Mediaとやらに入ってみた。

ブロードバンドTVとかIP放送とか言われてる奴なんだけど、
要するにインターネットを通じて多チャンネルのテレビ放送を
流します、というもの。

ちなみに、IP放送もいろんな会社があるが4th MediaはNTT系。

彼らに言わせると、地上派、衛星放送、ケーブルテレビに
次ぐ、第四のメディアということらしい。

入った理由は、最近マイブームであるパリーグの試合を
見たかったこと、あと、今入ると9末まで無料だから
とりあえず気軽に試してみられることがまず挙げられる。

しかし、さらにもう一つの理由として
政治的にホットな問題となっているIP放送というものが
実際どんなものなのか見てみたかったという点も大きい。

ご存知の方も多いと思うが、ネットを通じてテレビ番組を
流すのは、法律的には「通信」にあたり、著作権法上、
「放送」よりも格段に手続きが面倒なようになっている。

いろいろ屁理屈は付いているようだが、
要するに既存のテレビ局がIP放送の普及を警戒して、
規制緩和に抵抗(!)していることが背景にあるといわれている。

昨年の12月に成立した著作権法の改正によって、
一応、一定の条件を満たすIP放送については、
著作権上の手続きを簡素化することになった。

ただ、その一定の条件というのが曲者で、
通常の放送と同時に流している番組だけということになっていて、
IP放送独自の番組は今だに「放送」としては流せないようだ。

技術的にはIP放送なら電波の帯域の制約がない訳だから、
いくらでもチャンネルは増やせるはずなんだけど、
「放送が可能である以上のチャンネルは作らせないよ」
というのが既存のテレビ局様のご意向のようだ。

こうやって、テレビ局の既得権は守られて行くわけだね。

ともあれ、4th Mediaに入っての感想だが、
まず、画質などは普通の地上波に特に見劣りすることはない

ただ、ネックはやっぱり最初のいろいろな設定だ。

多分、ここに来てくれているような方には
全然問題ないと思うが、普段あんまりネットに親しんでいない
世の中の平均的なオジサン、オバサンが独力でやるのは
ちょっとしんどいんじゃないかなあ。

あと、チャンネルの切り替えなども遅いね。

その辺りは技術の進歩は早いから、その内なんとか
なるんだろうけど、やっぱり難題は著作権法か。

いっそうのこと、海外にサーバーを置いてIP放送を
始めるとかいう突破口はないものか、と。
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「弱者」への思い

まあ、失言は失言なんだろうけど。

>麻生外相発言は「適格性を欠く」 塩崎官房長官

>塩崎恭久官房長官は二十日午前の記者会見で、麻生太郎外相が
>日本と中国のコメの価格差をめぐり「アルツハイマーの人でも
>分かる」と発言したことについて「発言としては適格性に欠いて
>いたものだと思う」と批判した。

>一方、野党は麻生発言に反発しており、共産党の市田忠義
>書記局長は二十日、「アルツハイマーで苦しむ人々や家族の
>気持ちもわきまえない重大な発言だ。到底許すことはできない」
>との談話を出した。
http://www.chunichi.co.jp/article/politics/news/CK2007072002034231.html

だけど、これを非難している人も、
例えば、官僚や社会保険庁あたりの人達の人格を
頭から否定するような発言を繰り返しているわけで。

アルツハイマーの人達の気持ちを考えないのは無条件に「悪」で、
官僚の人達の気持ちを考えないのは無条件に「悪」ではないとすれば、
何か、議論としてバランスを欠くように思えてならない。

こういう時に野党やマスコミが青筋を立てて応援してくれるような
人達は決して社会的に「弱者」ではないと思うから、
むしろ、そういう応援も無く虐げられ続ける人達にこそ、
思いを到らせることができる人間でいたいと思った。
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村上判決の日にホリエモンを想う

今日、村上氏に実刑の判決が出たらしいが、
こっちの方は別になんの感慨も無い。

くしくも、ちょうど今、2ちゃんねるのひろゆき氏の
2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」を読んでいるのだが、
そこにホリエモンに関する記述があり、たまたまこの日に
読んだ奇縁も感じつつ感慨にふけっている。

ひろゆき氏のホリエモンに対する評価は非常に高くて、
こんなことも書いている。

>数年前、はてなの社長である近藤さんが「今突然1億円が
>欲しいと思ったら、宝くじを買うか、サービスを作って堀江さんに
>売るしかない」とおっしゃっていましたが、面白いものを
>作り出す才能がある人にとって、堀江さんが逮捕される前であれば、
>ライブドアにサービスを売ってお金を稼ぐという一つの手段が
>ありました。

>ライブドアを堀江さんが動かしていたことは、
>才能のある人が面白いものを作り出す原動力になっていたのです。

当時、ライブドアの株価が異常に高いと言っていた人もいたけれど、
それは、そういうホリエモンの新しいものに対する目利きや
それをビジネスに仕立てる才覚に価値を認めて投資する人が
たくさんいたからだ。

だけど、そんなものはバランスシートには乗らない。
バランスシートなんて、会社の目に見える財産だけを、
保守的に表現しているに過ぎないのだから。

実際、いろいろな価値観がぶつかりあうのが市場であり、
その中の最大公約数として、彼が極めて大きな評価を
得ていたことだけは間違いないのだ。

そういう大きな価値や、それに対する投資が、
誰もそんなものに基づいて投資なんかしていない決算書の、
重箱の隅を突くような齟齬で、全部ぶちこわされた訳だから、
返す返すも残念で仕方がない。

ひろゆき氏も言っている。

>ライブドアが面白いサービスを作り、そのサービスを使った
>ユーザーが面白いと感じることが無くなると思うと、非常に残念です。

私も全く同じ思いである。

別に村上氏はどうでもいいけど。
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バカなのか?煽ってるのか?

>【経済コラム】カムバック小泉!あなたはまだ必要だ-W・ペセック
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003015&sid=aO_MIe9hR3I0

ブルンバーグあたりはよくこの手のコラムを載せるのだが、
単にバカなのか?日本をクラッシュさせるために煽ってるのか?
それが良く解らん。

今時、日本で小泉の「構造改革」のお陰で景気が良くなったなどと
言ったら笑いものだぞ。

小泉が「構造改革」と称してやっていた「破壊行為」を
やめたからこそ景気が良くなってる訳で。

にも関わらず、ここまで小泉を持ち上げて、
安倍にも小泉のようにやれというのは、
もう一度、日本をクラッシュさせて美味い汁を吸いたいという
勢力の意向を受けて煽ってるんじゃないのか?

さすがに日本人ももう騙されないとは思うけど。

ただし、単なるバカだという線も捨てがたいので、
皆さん、読んで判定して頂ければ。

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浅薄な発言

>「報告遅かった」 首相、東電を批判
http://www.asahi.com/national/update/0717/TKY200707170632.html

こんなの慌てて報告して報告が間違っていても
やっぱり叩かれる訳で。

特に、原発がからむと異様な執着を示すマスコミや
「市民団体」が多数存在する状況で、
極めてセンシティブな問題なんだから、
首相自らが火に油を注ぐようなことを言ってどうする。

日本のエネルギー政策における原子力の重要性を
考えるならば、いかにマスコミや「市民団体」あたりの
ヒステリックな議論から東電を守るかを
考えるのが政府の役目ではないか。

もちろん、それは「なあなあ」で良いと
言っている訳ではない。

問題があれば原因を究明し、
どうすれば再発が防げるのかを冷静に議論し、
電力会社と共に対策を講じていくことは大切だ。

だけど、それを単に誰が良いの悪いのという議論に
矮小化させると、結局、単なる魔女狩り騒ぎに
陥ってしまうというのは何度も体験済みではないか。

にも関わらず、ここでそんな発言をしてしまう所が
安倍の浅薄さなんだと思う。

こういう発言を喜ぶような人はもともと野党に
投票する人たちであって、安倍がリップサービスを
した所で自民党にはこない。

一方で、もともと自民党に好感を持っていた人でも
この発言を聞いて嫌気が差して逃げていく人が
たくさんいると思う。

参院選の結果はまだ予断を許さないと思うが、
その器量に無い人をトップに選んだことが、
大きくマイナスに作用していることだけは
間違いないと思う。
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