「保守」という言葉

出先にあった東京新聞の私の嫌いな山口二郎のコラムなのだが、
一箇所だけ非常に印象に残った部分があったので書き留めて
おきたい。

>本来の保守主義とは、人間の能力の限界をわきまえずに、
>計画や統制で世の中を変えようとすることに、
>懐疑的な態度を示すものだが、今の保守論壇には、
>特定の考えを絶対化する硬直したイデオロギーがあふれている。

この部分だけは、本当にそうだよなあ、と思った。

そもそも「保守」という言葉は、保ち守る、すなわち
現状維持的なイメージがつきまとう言葉だ。

長い間「革新」といえばマルクス主義的なものを指す時代が
続いてしまったために、それと対比する言葉として
「保守」という言葉が使われてきてしまったのではないか。

しかし、本当の革新というのは、計画や統制でなく、
ミクロな主体の工夫や努力の集大成からこそ生まれるものであり、
計画や統制に懐疑的な一般に「保守」と言われているものこそ、
実は本当の意味での進歩や革新の原動力なのではないかと思う。

それなのに、そういう謙抑的な思想に「保守」などという
どちらかと言うと後ろ向きに聞こえる名前を付けてしまったことが、
「保守」であることの後ろめたさ、ひいては、
「保守」を標榜していたはずの人達の計画や統制への傾倒を
招いてしまったように思えてならない。

いい加減、マルクス主義的な考えを座標軸とした「保守」「革新」という
言葉に代わって、そういう謙抑的な思想こそが
未来の進歩につながるのだということを示すような
適切な言葉を作り広めることはできないだろうか?

それだけで世の中の雰囲気が相当変わるのではないかと思う。

明治の人は新たな概念に対して、哲学とか自由などといった
言葉を作ってその概念を定着させて行ったという。

同じことができないはずは無いのだけれど。
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喫緊のテーマ

>公務員法改正案、今国会成立は困難に
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070426AT3S2501825042007.html

前にも書いた通り、これには大反対だったから、
とりあえず、通らなくてよかった。

まあ、このまま棚上げになればいいんだけど。

ちなみに、時間がない原因はこういう法案だそうだ。

>与党は国民投票法案や教育改革関連3法案、
>社会保険庁改革法案などの審議を優先する。

なんだよ、愚法ばっかりじゃないか。
もう、ぜんぶ棚上げして明日から休んでいいよ。

ちなみに「明日への道標」的には、
今の日本の喫緊のテーマは日銀法の改正だと思っています。

一刻も早く彼らの無制限な独立性に縛りを掛けないと
大変なことになるぞ、と。

でも、国会は肝心なことはやってくれないんだよね...。


P.S.
「明日への道標」内で「日銀法改正」で検索
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ライオンズへの提言

あんまり書いたことが無かったが、
私はライオンズが所沢に来た年以来のライオンズファンである。

その頃はよく西武球場に行っていたのだが、その後、
大学生になってバイトが忙しくなってからは遠ざかってしまい、
まして社会人になってからは正直ほとんど忘れていた。

ところが、去年の秋頃、パリーグの優勝争いが盛り上がっていた頃に
たまたま子供と一緒に球場に行って、それが結構面白かったので
それ以降、ちょっとしたマイブームになっている。

一方で、昔に比べてやや観客の入りが悪くなっているようで、
これに関してはちょっと心を痛めている。

ついては、観客動員を増やす作戦をちょっと考えてみた。


①とにかくメディア露出を増やすこと

はっきり言って、巨人の観客動員が多いのは、
メディアでの露出がダントツに多かったことに尽きると思う。

ここの所は阪神の方が観客動員が好調だったりは
するようだが、まずはメディア戦略が最優先であることには
変わりないと思う。

幸い、昨今の地上波の巨人戦の視聴率の低下によって、
巨人戦の放送回数が減ってきている。
一方で、ネット配信やCS放送など新しいメディアは確実に増えている。

特に、BSと共に大半のテレビでチューナーが標準装備になった
e2 byスカパーは世の中の予想以上に成長するのではないかと思う。

ここは、歴史的な転機にもなりうる局面だと思うので、
とにかく先行投資と思って採算度外視で露出度を上げていくべきだ。

具体的には、Yahoo動画等でのネット配信の開始、
ライオンズの中継を行うテレビ埼玉の地デジ放送をできる限り広範囲の
ケーブルテレビ等に再送信できるようにバックアップすること、
また、CS放送でもライオンズの放送の多いJ‐SPORTS-PLUSを
オプションチャンネルではなく標準セットの中に組み込んで貰うよう
働きかけていくこと、などが考えられる。

もちろん、そのためにスポンザーになるなどの多少のコストは
投資と思ってどんどん払うべきだ。

時々、メディアで見ることができると、客は球場に来なくなると
言う人もいるようだが、歴史を見れば全くそうなってはいない。

とにかく、メディア、メディア、メディアである。


②地域密着より東京マーケットを狙え

最近、ホークスや日ハムがそれぞれ観客を増やしているのを見て、
これからはプロ野球は地域密着だと言う人がいる。

しかし、その2球団とライオンズは置かれている立場が違う。

札幌や福岡であれば東京ドームは地理的にも心理的にも遠い。
そういう環境で地元球団が頑張っていれば何となく情が移ってくる。

その内、地域で一番人気の球団になって、この町の人は
この球団を応援するのが普通だという雰囲気になれば、
あとは、自然に人が集まってくる。

こうなればしめたものだ。

しかし、埼玉県であれば東京ドームも近い。
場所によっては所沢より水道橋の方が近い所がいくらでもある。

この状況で埼玉県で一番人気になるのはちょっと難しい。
一番人気でもないのに地域密着と言っても空回りするだけだ。

逆に地域密着を示すために「埼玉」や「所沢」の名前を入れれば、
それ以外の地域のファンを逃がしてしまうだけになる可能性が高い。

むしろ、埼玉で一番人気を目指すより、「埼玉+東京」で二番人気を
目指した方が、達成できる可能性は高いし効果もあるのではないか。

特に、日ハム札幌移転後の日ハムファンが狙い目だと思う。

かつて、東京ドームの日ハム戦でも1万人くらいは入っていたはずだ。
その半分でも所沢に連れてこれればこれは大きな力になる。

そのための戦略としては、年に数試合でいいから、
東京ドームで主催試合をやったら良いと思う。

来年、大宮あたりで主催試合をやることを検討しているらしいが、
それよりも何と言っても東京ドームである。


ということで、今日はちょっと趣向を変えて書いてみました。

明日からグッドウィルドームで対ロッテ3連戦です。
普段、あまり球場に行かない方も、たまには如何ですか?
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久々の良い人事

>東証人事:官邸VS財務省で不協和音 官僚OB起用で

>東京証券取引所が10月発足の「東証自主規制法人」の理事長に
>財務事務次官OBの起用を内定したことをめぐり、塩崎恭久官房長官が
>26日、不快感をあらわにした。渡辺喜美行政改革担当相も足並みを
>そろえて批判を展開しているが、尾身幸次財務相や財務省OBの
>伊吹文明文部科学相はそろって擁護。「首相官邸VS財務省」を
>背景にした「閣内不一致」となっている。
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/seisaku/news/20070427k0000m020123000c.html

塩崎、渡辺といったポルポト派の残党のような連中が、
これだけギャーコラ言っていることからも解るように
非常に良い人事だと思う。

97年以来、日本経済はポルポト的な清算主義者達に蹂躙され続け、
それによって苦難の道を歩んだ訳だが、財務省側には、
そういう連中と対峙して日本経済を守ろうと尽力した人達が
多かったように思う。

確かに、東証の社長には政治によって無理やり産業「強盗」機構の
元社長が押し込まれたが、お目付け役に適切な人物が就任することで、
東証の暴走の懸念は多少和らいだと言ってよいだろう。

こういう人事ができたのも清算主義者達の権勢に
やや陰りがでてきたからとも言えるわけで、
そういう意味で日本での本当の資本主義復活に向けた
一里塚とも成り得るものではないだろうか。

資本主義を愛する一国民として素直に歓迎したい。
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地デジ詐欺

>区域外再送信、民放との協議決裂 大臣裁定申請へ

>東京キー局などの番組を同時放送する「区域外再送信」が
>地上デジタル放送で実施できるかをめぐり、
>対立する県内のケーブルテレビ(CATV)と民放局の社長らは
>16日、県庁内で村井知事を交えて協議した。

>再送信に同意を求めるCATV側に対し、民放側は拒否の姿勢を崩さず、
>協議は決裂。これを受け、加入世帯数が県内1、2位のエルシーブイ
>(諏訪市)とテレビ松本ケーブルビジョン(松本市)は、
>東京キー5局に再送信の同意を求める総務大臣裁定を
>今月中に申請する方針を明らかにした。
http://www.shinmai.co.jp/news/20070417/KT070416ATI090021000022.htm

1週間ちょっと前の長野県のニュースだけど。

要するに、今までケーブルテレビが東京のキー局の番組を、
長野県内に再送信するのを認めてきたのだが、
地上波のデジタル化を機に禁止してしまおうという話だ。

根拠となっているのは民法連の「申し合わせ」だという。

そんなもの、お互いテリトリーを守って
競争せずに行きましょうというカルテルと一緒だろう。

巨額の国費をつぎ込んで地上波のデジタル化を行う唯一のメリットは
電波の効率的な利用による多局化だけだと思ってたけど、
デジタル化後に視聴できる局はむしろ減るんじゃないか!!!

もはや、詐欺だな。

ちなみに長野以外でも問題になっているのは、
テレビ大阪やサンテレビが認可上府県内局になっていることを盾に、
府県外への再送信を認めないとしている関西のケース
(一部、JCOMが強硬突破したらしい。がんばれJCOM!)

また、東京でもテレビ神奈川やテレビ埼玉の東京都内への
再送信が、デジタル放送では不可能になっている。

個人的にもテレビはほどんどみないと言いつつ、
テレビ埼玉の野球中継は結構見ていたから、
これが東京のケーブルで見れなくなるとしたら大ショックだ。
(ウチはマンションだからアンテナ立たないのね)

それにしても、こういうマスコミ関係のネタって
本当にマスコミでの扱いが小さいよね。

いつもみたいに、「三丁目のおばあちゃんは、
毎週楽しみにしていた番組が見れなくなって、
晩御飯が喉を通らない程がっかりしています」
てな感じの煽り番組でも作ってくれるといいんだけど(笑)。



P.S.
そういえば、前にこんなのも書きました。

「まねきTV」のこと
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「官から民へ」と「中央から地方へ」

昨日の「地方分権」話の続きのような続きでないような...。

タイトルの言葉は、どちらもどっかの総理が
盛んに言ってたみたいだけど。

でも、「官から民へ」ってのは、
基本的に政府による世の中のミクロなことへの
余計な介入を減らして、自由にやっていこうという
思想であるのに対して、「中央から地方へ」ってのは
むしろ地方自治体の肥大化を通じてミクロへの公権力の
介入を増やす方向なんだよね。

本来、全く逆の思想だと思うんだけど。

なんで、そんなものが並べて語られていたのか、
今もって謎だ。

とは言っても、そのどっかの総理は「官から民へ」といいつつ、
民間への強権的な介入を徹底的に強めたり、
特区だなんだと不均一な規制を導入して市場を歪めたりしてた訳で
結果だけ見れば、唯一の例外の「郵政民営化」を除いて
「官から民へ」はウソでした、というのが結論なんだろう。

多分、国民の多くが小泉内閣をよく総括できていないのは、
「郵政民営化」が小泉内閣の象徴だと思っているからだと思う。

あれは、小泉内閣の「例外」なんだよ。

そこが整理できれば、小泉はミクロ介入と大きな政府が
大好きな、典型的な自民党政治家だったということが
理解できるだろう。

じゃなきゃ、総理になんかなれないって。
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4分の1が公明党

私の住む、東京某区の区議会議員選挙の結果を見たら、
定員の約4分の1が公明党だってさ。

最近、何かというと地方分権が持ち上げられるけど、
みんな、こういう実態を解って言ってるのかね?

まあ、区議会で誰が何をしたなんて情報は、
よっぽど努力しなければ得られない訳で、
普段、真面目に仕事をしてたらそんなこと無理だわな。

だから、どうしても組織票で決まる選挙になる。

で、結局は、行政にべったり張り付いて、
福祉だの、公共事業だの、いろんなものを
引っぱり出すことが仕事になってる人達だけで
地方自治体が運営されることになってしまう訳だ。

そんな地方自治体にこれ以上、権限や裁量を与えることが、
はたして一般の国民のためになるのかね?

まあ、税金を引っ張り出すことで生活してる人達は
声が大きいから(それが仕事だからね)、どうしても
地方分権を求める声ばかりが大きくなりがちだ。

だからこそ、そうでない一般の国民は
地方分権を阻止するための声を上げていく必要が
あるはずなんだけど、なかなかそうならないのは
歯がゆい限りだねえ...。
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中学受験、降りた(2)

昨日の続き。

>何か私が子供に自分の考えを押し付ける父親のように
>思われた方もいるかもしれないが、必ずしもそうではない。

と書いた。

長男は今、中二になっているが、彼の時も受験をしたいと
言い出したのは実は彼の方であった。

社会科見学のつもりでN研の講習に行かせたことがあって
それが彼にとって面白かったことと、
また、近所に受験する子供が多くて、
中学受験が身近であったことが原因だったと思う。

私の方は、中学は近所の中学へ行って都立高校を
目指せば十分だと思っていたから、当初はむしろ
中学受験に反対していた。

しかし、丁度、長男が5年になる直前の年の
近所のN高校の進学実績が壊滅的だったことをきっかけに、
考えが少し変わった。

すなわち、公立と私立の差はもはや個人の努力では
埋められないのではないか、であれば、これ以上
中学受験に反対し続けることは、彼の人生を
スポイルすることになるのではないか、と。

で、結局5年の春から彼の希望通りN研に通わせ始め、
最終的にはN研で70の大台まで成績も伸びて、
それなりに納得のできる結果を得ることができた。

それは、それで良かったと思っている。

では、一方長女の方だが。

こちらも、長男を見ていたためか、
やはり受験したいと言うので、今度は4年の時から
N研に通わせた。

しかし、他に特にのめり込む習い事のなかった
長男と違って、長女の方はあるスポーツをやっており、
受験とスポーツの両方をやりたいなとと調子のいいことを
言っていた。

いずれ、どちらかに絞らなきゃいけないよ、ということは
ずっと言いつつも、親の心情的には昨日書いたように
公立中学に傾きつつあった。

で、5年に上がるにあたって、5年になれば土曜日の
テストも増えるし、そろそろどちらかに絞るように言った所、
本人がスポーツの方を選択したのである。

もちろん、その際、親としてはそのスポーツの方を薦めた。

それでも彼女がどうしても受験を取りたいと言うのであれば、
それはそれで、やらせるつもりではあったが、
結果的には親が思っていた方を選んでくれたのである。

多少の誘導はあったにしても、
決して無理強いはしなかったつもりである。

今日も、またそのスポーツの大会に出て、
本人が楽しそうにやっているのを見て、
選択は間違っていなかったと改めて思ったのであるが。

もちろん、それでも「ゆとりの教育」への危機感は
持ち続けており、中学に上がればそれなりに学校の外で
補強して、万全の状態で高校受験が迎えられるよう
バックアップしてやらなければとは思っている。

ともあれ、とりとめの無いことを書いたが、
同じくらいのお子様のいる方のご参考になれば。
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中学受験、降りた

結構、このブログでは中学受験ネタもやってきた。

だから、最近、新小5の長女が受験から「降りた」ことも
ちょっと書いておきたいと思う。

親の立場からの理由を一言で言えば、女子の場合、
私立より公立の方が魅力的だったから、ということである。

男子と女子で何が一番違うかというと、
男子であればN研の偏差値で60を超えれば都立のトップ校より
進学実績の良い学校はたくさんあるのに対して、
女子であれば65は必要になる上に、選択枝が極めて狭いという点だ。

ちなみに、進学実績を重視するのは、そこに集まる生徒のレベルまで
含めた総合力が一番現れてくる数字だと思っているからである。

中学受験の偏差値に比して女子の学校の進学実績が伸びないのは
その後、伸び悩む女子が多いということを表していると思われ、
そうであれば、無理して女子校に入れるよりも、
都立高校で優秀な男子と机を並べた方が良いのではないかと思ったのだ。

確かに桜蔭だけは、さすがに進学実績は良いが、一方で
説明会に行って施設を見せてもらった時にグラウンドも無かった
ことはすごく引っかかっていたし、また、女子校というものに対して
私が娘に薦めるだけのイメージを持てなかったというのもある。

ちなみに某女子大出身で周囲に桜蔭出身者が大勢いたという
ウチの妻もイマイチ桜蔭に乗り気ではなかった。

一方で、筑附だけは最後まで本当に魅力的だと思っていたが、
定員が無茶苦茶少なく、実技教科もあって番狂わせもあると言われる
同校だけに絞って、ハードな受験勉強を続けるのは
分の悪い勝負だと思えたのだ。

ということで、とりあえず塾も公立コースのある塾に変えて、
今やっているスポーツもピアノも続けることになった。

それが本人の人生に取って、どう作用するかは解らないが、
決して、そんなに悪い選択ではないだろうとは思っている。

ところで、ここまで書いてきたことから、
何か私が子供に自分の考えを押し付ける父親のように
思われた方もいるかもしれないが、必ずしもそうではない。

その辺りについて、明日続編を書いてみたいと思っている。
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「年齢差別」は悪なのか?

>中央省庁、臨時職員募集で年齢差別 「反省」と陳謝

>一部の中央省庁で非常勤職員らの募集時に年齢制限を設けていたことが
>20日、衆院厚生労働委員会で明らかになった。審議中の雇用対策法
>改正案は民間企業のこうした年齢差別を禁止しようとしている。
>「国家公務員法でも年齢差別が禁止されている」(柳沢厚労相)だけに、
>質問した加藤公一氏(民主)は「これでは民間企業の納得は得られない」
>と強調した。

>厚労委の審議では、文科省が非常勤職員の応募資格を「おおむね30歳まで」、
>外務省も外交史料館の技術職員の募集で「30歳以上(40歳未満)」、
>とそれぞれ年齢を制限していたことが明らかになった
http://www.asahi.com/life/update/0420/TKY200704200376.html

本当にこれでいいのかなあ。
そもそも、「年齢差別の禁止」って社会に取って良い事なんだろうか?

例えば、自分を補佐してくれる人を取りたいと思った場合に、
普通、やっぱり自分よりある程度若い人がいいと思うだろう。

なんやかんや言っても、長幼の順を重んじる文化ってのがある訳で、
いくら仕事上とは言っても年上の人を使うってのは、
やりにくいし、それ故にギクシャクすることにもなる。

また、新しく来た人に一から覚えてもらうべきことが
たくさんある仕事なら、できればある程度若くて
吸収力が高い人が望ましいと思うのも当然だろう。

もちろん、そんなの取る側の一方的な理由で、
「差別の禁止」の方がもっともっと重いんだと言うのかもしれない。

だけど、若い時期、年老いた時期ってのは誰にでも平等にあるのだし、
性別や出生地による差別と比べれば、そんなに問題にするような
ものとも思えないんだけどなあ。

一方で、これによって企業の活力が低下すれば、
経済にマイナスの影響を与えて、皆が困ると思うのだが。

そう言えば思い出すのが、昔の職場にいたA先輩とB先輩だ。

年長なのはA先輩で決して仕事ができない人とも思わなかったのだが、
要領がよくて上司から可愛がられていたB先輩の方が
先に役が付いてしまったことがあった。

それまで、たまには皆で飲みに言ったりカラオケに行ったりも
していたのだが、その時を境に本当にピタリとそういう事が
なくなってしまった。

やっぱり人間はロボットじゃないんだから、
年齢を無視した人事ってのは、いろいろ弊害も多いって。

募集時の「年齢差別」の禁止みたいな
変な法律は作らない方がいいと思うよ。
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教員のレベルアップのためには

><教育3法案>衆院で審議入り
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070417-00000121-mai-pol

>論戦の焦点の一つが、政府・民主党ともに盛り込んだ教員免許の更新制だ。
>政府案は、免許の有効期間を10年とし30時間の講習を義務付ける。
>「不適切な教員に厳格に対処する」(首相)ため、特別の研修の実施や、
>改善しない場合の免職などの処分も法定化した。
 
>これに対し、民主党案は政府案を上回る100時間の講習を課すという内容。
>同時に、免許取得に1年間の教育実習を含む大学院修士の学位取得を条件付けた。
>厳格化によって、支持団体の「日教組寄り」という批判をかわすと共に、
>「更新制より養成の充実が解決策」(西岡武夫・元文相)という考え方だ。

はっきり言って、教えるのが下手な先生に、
何時間講習を受けさせても、それで教えるのが上手になるとは
まったく思わないのですが。

自民党が30時間とか言うなら、民主党はそんなの全く無駄で
税金の浪費だと批判すればいいのに、さらにエスカレートさせて
100時間ですか...。 とほほ...。

もう、アホかと、バカかと。

まして、修士の学位とらせるなんて、何の関係もないだろ。

それにしても、自民党がバカなことを言い出すと、
必ずそれを助長するのが民主党。
そんなんだったら、日本に野党なんて要らないよ。

と、批判ばかりしていても仕方ないので、
ここで私の対案を示しておこう。

それは、学校の教員の採用を事務員や用務員の採用と一本化した上で、
適性に応じて配置することにする、というものだ。

例えば一般の企業でも、営業が得意な人もいれば、
営業は苦手だけど事務なら十分できる人もいる。

職業に貴賎はないけど、やはり能力の差が出やすい職種と
そうでない職種があるのも事実だろう。

学校においても、まずは教壇に立てそうなのをたくさん採用して、
その中で、授業の上手い人はそのまま教員をやらせ続け、
そうでない人や、途中で衰えた人は、事務員や用務員に
配置転換することにする。

これを続けていけば、
教員全体のレベルは間違いなく飛躍的にアップすると思うよ。
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盗人町村

>「合併せず」路線、古張氏が無投票当選 福島・矢祭町長
http://www.asahi.com/politics/update/0418/TKY200704180004.html

マスコミがこの手の連中に甘いことが非常に気に入らない。

確かに、地方の財源が乏しいことは解るし、
東京の税金がある程度、地方に再配分されることにも
理解があるつもりだ。

だけど、それも地方側に誠意ある合理化努力があってこそだ。

例えば、矢祭町の財源はこうなっている。

>自 主 財 源
>町税等の自主財源が8億1,085万円で全体の23.4%を占め、
>前年比2億2,531万6千円減の21.7%減となています。

>依 存 財 源
>地方交付税、国県支出金、町債等の依存財源は26億
>6,160万1千円で全体の76.6%を占め、前年比6億7,469
>万5千円減の20.2%減となっています。

7割以上を地方交付税などに依存しながら、
偉そうに自立だ独立だなどと言って欲しくない。

都市部なら多くの自治体が10万人以上であるのに対して、
彼らがたった7000人のために行政機構一式を維持して
「合併しない」などと突っ張っていることが許されてよいのか?

もはや「盗人猛々しい」としか言いようがないだろう。

安倍内閣も、たいして合理化にもならない道州制なんかに
血道を上げるよりも、この手の「盗人町村」を追い込む方が
よっぽど意義があるんじゃないか?

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やっぱり失敗でした

>都心を国直轄に…猪瀬直樹氏、「東京DC特区」構想を提案
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070417i311.htm

>政府の地方分権改革推進委員会が17日開かれ、作家の猪瀬直樹委員が、
>東京都の中心部を国直轄の「東京DC特区」とする構想を提案した。

>自治体の税収格差の是正が狙いで、大企業が多く法人関係税が集中する
>特区の税収を、財政の苦しい地方の自治体に回すとしている。

>米国の首都ワシントンDCをイメージした特区は、千代田、中央、港、
>品川、新宿、江東など、おおむね12区にわたり、人口は約300万人。
>猪瀬氏の試算によると、特区内の地方税収は3・3兆円(2004年度
>決算ベース)で、地方税収全体の約1割を占める。特に、法人2税は
>1・5兆円で、全自治体の2割を超える。

>猪瀬氏は「東京は、自己努力の結果ではない税収が入り、独り勝ちしている」
>と指摘するが、実現のハードルは高そうだ。


これって、単に「三位一体改革」が失敗でした、というだけの
話なんじゃないの?

それまでは国税の割合を高くして、
そこから一定の基準で地方に分配していたものを、
始めから徴収したその地方の税収にすることにしたら、
東京が一人勝ちするのは目に見えていただろう。

失敗を糊塗するために「特区」なんかを考えるんじゃなくって、
始めから「三位一体改革」とやらをチャラにする方が
王道だと思うんだけど。

それにしても「三位一体改革」は日本を変える大改革で、
抵抗勢力を打ち倒してでも、断固進めるべきだと煽った
マスコミさんは、何か言うことないの?

まあ、今度は公務員の人材バンクを煽るので忙しくて、
それどころじゃないのかも知れないけど。
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地に足のついた教育議論を

なんか、安倍も教育、教育といってるんだけど、
具体策になるとロクなものが出てこない。

>国立大授業料、大学や学部で差…再生会議が提言素案

>適切な競争原理と成果・実績主義の徹底を基本とし、
>予算配分に一段とメリハリをつけるのが柱だ。
>具体的には、現在は全国ほぼ一律の授業料・入学金について、
>理系を高くして文系を安くするなど、大学や学部別に
>差をつけることや、60歳以上の教員の給与を段階的に
>削減することなどを提案している。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070414i101.htm

これをやって、いったい何が嬉しいの???

ただでさえ、理系離れが問題視されているのに、
これ以上、それを加速させてどうしたいのだろうか?

訳が解らん。

とか思いつつ、マスコミのバイアスもあるのかなあと思いつつ、
教育なんちゃら会議のホームページに言ってみた。

まあ、大半は愚にもつかないペーパーばっかりなのだが、
一つだけ、結構、秀逸なものをみつけた。

陰山委員より資料の提出があった
ゆとり教育の見直しと学力向上のための具体的方策の提案


特に「ゆとりの教育の問題はどこにあるか」の項目は
深く、頷きながら読んでしまいました。

今、大事なのは、下らない制度イジリじゃなくって、
こういう地に足の付いた議論なんだと思うんだけど。

安倍には解らないんだろうなあ...。


<おまけ>
本文とは関係ないけど。変な名前を付けるから...。

南ア、旧町村長ら4氏争う
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000000704160004

何処の話だ?(笑) ついでながら清水候補の主張がまたスゴイ。

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だったら、始めから...

>日本証券業協会:上場廃止株の市場創設へ 投資家に配慮
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kinyu/news/20070415k0000m020108000c.html

だったら、始めから上場廃止になんかしなければいいんだよ。

一応、整理ポストか何かに入れ続けて、
投資家に注意喚起さえしておけば十分だろう。

例えば、ライブドアの株主が不測の大損害を蒙ったのも、
財務内容の問題そのものよりも、
上場廃止に伴う投げ売りの影響が大半だったはずだ。

そもそも、ライブドア株なんかを真面目に財務分析して
買ってる奴なんて、どう考えてもほとんと居ない訳で、
もし、当時から上場廃止後でも流動性が確保されていたなら、
あんな大暴落は起こらなかっただろう。

自らの決定が事実上その株式の流動性を断つことになり、
それが、多くの投資家に致命的な損害を与えることを
知りながら、安易な選択をした東証は万死に値すると思う。

ともあれ、その企業が投資に値するか否かなどは、
市場参加者の多様な価値観の中で決まればいい話であって、
唯我独尊の東証に代わって、証券業協会が幅広い投資の
機会を提供するのなら良いことだとは思うけど。


P.S.
そういえば、昔は債務超過になったチッソなども、
店頭管理銘柄などと言ってちゃんと取引できてたんだけどなあ。

なんか、だんだん自由な資本主義が後退し続けてきたけど、
そろそろ、ちょっと反転の兆しが出てきたかな。
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