明日への道標~みんなが幸せになるために

さあ、また書き始めよう。どうしても伝えたいことがあるから。

大学進学の負担を減らすために

2016-12-04 | 政治
相変わらず、無責任な人達なんだよなあ。

「大学まで教育無償化」「経産省解体」民進党、公約の目玉政策原案発表
http://www.sankei.com/politics/news/161201/plt1612010032-n1.html

「高速道路無償化」や「子ども手当」と同じ発想。懲りてないんだなあ。

ただ、大学生を持つ家庭の負担が重いのは事実。
何か良い方法は無いものだろうか。

今、やるべきことは大学への進学者を減らして、
その分、進学した人に集中して税金を投入することで、
結局、全体のコストを増やさず(できればむしろ減らして)
大学進学者の負担を減らすことだと思う。

今や、いわゆるFランク大学では、
大学と言っても中学生の数学や英語の復習が必要な所も多い。
そういう大学を出ても、大学の知識を生かす仕事には付けない。

こういう所でも、学生一人当たり多額の税金が投入されている。

これらの定員を大きく絞ることで予算を浮かせて、
その分を残った大学に集中することで、学生の負担軽減が可能になる。

あとは、Fランク大学と言えども既得権となっている定員を
どうやって削るのか。そこが最大の問題だ。

ざっくり言ってしまえば、Fランク大学の学費を高くして進学者数を減らし、
一方で、学力の高い大学の補助を増やせばいいのだが、
日本では学力を語ることへのタブーが存在するので
制度設計への工夫が必要だ。

ではどうするか。

1、 大学一般への補助金を大きく絞る
2、 大学に進むに相応しい学力を持つ学生に大学進学補助金を出す

これによって、大学の学費一般は上がるが、
大学に進むに相応しい学生の負担はむしろ減ることになる。
なお、総額では使用する税金は減るように設計する。

似た仕組みとしては、以下のものがあるが、
低所得者に限らない点、全体の税金の投入額はむしろ減る点が異なる。

給付型奨学金 月3万円 政府、18年度から2万人
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS02H0N_S6A201C1MM0000/

あと、一点注意しておきたいのは、このような制度では
しばしば高校や大学の成績が基準になることがあるのだが、
高校、大学のレベルはそれぞれ異なり、また、教師の恣意も入るので
極めて不公平だ。

これについては、センター試験の点数など、客観的な指標を用いるべきだ。
私大への進学者であっても補助金を受けたいのであれば
センター試験の受験を義務付けることにすれば良いだろう。