明日への道標~みんなが幸せになるために

さあ、また書き始めよう。どうしても伝えたいことがあるから。

カウントダウン

2007-09-30 | 政治
あと、十五分ほどで郵政民営化が実現する。

おとといも書いたが、改めて感慨深いものがある。

何か、ネット上を見ていると、
民営化会社はすぐにでも成り立たなくなるのではという
意見と、逆に強すぎて他の民業企業を圧迫するのでは
ないかという両極端の意見を見かける。

ただ、市場というのは多くの場合
うまい所で均衡がもたらされるものである。

先日「たとえ話」として書いたように、
市場の中でうまく行かないケースというのは、
そこに人為的な悪意がある場合が多く、
逆に関係者がみんなでうまく行くように努力している
ケースでは、通常、良い結果が出ているように思う。

無論、成功が約束されている訳ではない。

じわじわと成長していくかもしれないし、
じわじわと市場を奪われていくかもしれない。
その辺りは今後の民間企業としての
努力の大きさに左右される。

ただし、あまり極端なことが起こることは、
心配する必要は無いと思う。

ともあれ、これから民間の一員に加わる新しい企業を、
今後は暖かく注視していきたいと思う。

期待しています。


「名前」の大切さ

2007-09-29 | 政治
郵政民営化に関して、あまり論点にならなかったのだが、
もし私だったら徹底的にこだわったであろう点がある。

それは、新会社の「名前」だ。

たかが「名前」というなかれ。

通常、「名前」というのは付けた人の思いが込められる
ものであり、一方で付けられた側も呼ばれているうちに
自分はそういうものだと無意識に思うようになる。

決して、おろそかにして良いものではないのだ。

にもかかわらず、なぜ政府は持株会社に
「日本郵政」などという「名前」を認めたのか?

「政」の字だけはあり得ないだろう。

持株会社であれば、例えば「日本郵便グループ」等に
すべきではなかったか。

政府が「政」の字を許したということは、
今後とも彼らに政治的な振る舞いをすることを
許容していると受け取られても仕方がないだろう。

せっかく市場の中で公正な競争を行わせることを
目指して民営化したのに、これでは画竜点睛を欠くと
しか言いようがない。

こういう人間の心理的な問題の重要度に対する理解を
著しく欠いた人に法制面を主導させたことが、
このような結果を招いてしまったのだろうが、
のちのち、これが悪い方向へのバネとなって
働くことにならなければ良いのだが。

もうすぐ郵政民営化

2007-09-28 | 政治
郵政民営化が10月1日からスタートする。

正直、96年に「明日への道標」がスタートして以来
かれこれ10年以上、追いかけてきたテーマだけに
感慨深いものがある。

特に97年の橋本行革の時や、2002年の公社化法案の時、
また2005年の郵政選挙の時などは、
繰り返しテーマとして取り上げた。

さらに言えば、結構本業がヒマな時期もあったので、
コピペ職人みたいなことをやって、2ちゃんねるや
Yahoo掲示板などのトラフィックの多い所に、
相当、ベタベタ関連コピペを貼り付けもした。

特に郵政民営化はマスコミが取り上げにくい
テーマであったようなので、数少ない記事に
読者がちゃんと集まるように、あちこちで誘導も行った。

結構、10年でコピペを貼り付けた件数を合計すると
びっくりするような件数になってるんじゃないかなあ。

小泉が本格的に郵政民営化に取り組み始めたころ、
マスコミはむしろ冷淡であったのに対し、
ネット世論の方が先に賛成が優勢になったように思うが、
それに微力ながらも貢献できたかな、と
ちょっと思ってたりして。

なかなか思う方向には進まない世の中だけど、
何か一つくらいはスカッとするような話があっても
いいじゃないか。

福田政権の暗雲

2007-09-27 | 政治
>町村官房長官、教育再生会議存続を表明

>町村信孝官房長官は26日の記者会見で、教育再生会議について
>「引き続き活動していただく。会議の報告を実現していく姿勢は、
>福田内閣でも変わらない」と表明した。
 
>また、「文相、文部科学相を経験した私が官房長官にいるわけだから、
>教育問題をおろそかに扱うことはない」と強調した。
>ただ、12月にとりまとめが予定されていた第3次報告は
>「多様な議論もあるようなので、多少はずれ込む」との見通しを示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070926-00000916-san-pol

これみて、アチャー、と思ったよ。

与謝野時代に、せっかくナントカ会議に振り回される政治が
終わりを告げる方向になったかと思っていたのだが、
「振り出しに戻る」だな。

また、「スズメ撲滅運動」のような
後先考えない思いつきの「改革」ばかりが
強行される時代が続くのだろうか。

まだ、この発言だけで結論を出すのは早いかも知れないが、
「福田政権に暗雲漂う」という感じだな。

官房は町村派がどうしても取りたかったのだろうけど、
あとで自民党が政権を失った時に、「あの時、与謝野を
留任させておけばよかった」と思っても遅いからね。

早期解散?あるわけ無いだろ

2007-09-26 | 政治
>会期延長か給油先送りか 解散含み、新政権苦渋
http://www.asahi.com/politics/update/0926/TKY200709260001.html

なにか、マスコミには希望的観測なのか、
解散が早そうな予測が多いけど、はっきり予言しておく。

絶対、任期満了かその近辺まで行く。
早期解散はない。

なぜなら、解散権を持つ首相の選択として
早期解散のメリットは何もないもの。

民意を問う、と言って解散して、
衆議院選挙で与党で過半数は取れたとしても、
再度3分の2を取ることはできないだろう。

その時に、じゃあ衆議院で過半数を得たからと言って、
突然、参議院の民主党が政府与党が提出する法案に
片っ端から賛成するようになる、なんてあり得るか?

確かに、郵政選挙の時は総選挙の結果を受けて
参議院の議決が変わったが、あの時は

①事実上シングルイッシューの選挙であり、かつ
②自民党が3分の2を取るほどの大勝利であり、かつ
③反対派も自民党で次回選挙の公認の心配があった、

という3つの特殊事情があった訳であって、
今回は状況が全く異なる。

であれば、民意を得たという「名」を得るために、
衆議院の3分の2による再議決権という「実」を捨てる
などという選択はあり得ないことが解るだろう。

次回の総選挙は2009年の9月近辺まで無い。

ちょうどそこが福田氏の任期でもあるから、
その総選挙で大勝すれば福田総裁のまま2010年7月の
参議院選挙に臨むだろうし、不安が残る結果であれば、
そこで麻生氏か誰かに交代ということではないか。

いずれにしても2009年から2010年までの1年間は
再議決権もない完全な片肺状態にはなるので、
2009年までに必要な法律は全て通して、
最後の1年は予算さえ通れば政権が立ち往生しないように
準備を進めるのではないだろうか。

2010年以降は?

まあ、あとは野となれ山となれ、だろう。

もったいない話

2007-09-25 | 政治
昨日のは今読み返すとちょっと誤解を生みそうかもしれない。

確かに「金で安定を買う」のは必要だと思う。
だけど、決してそれが望ましいと思っている訳ではない。

昨日こんな風に書いた。

>小泉内閣以来、政府が改革を称してやっていたことは
>大きく分けると次の3つになると思う。

>一つ目は民間経済を政府の思い込みで統制するもので、
>これについては改革に値しないと何度も書いてきた。

>二つ目は政府部門についてこれまで溜まってきた
>無駄や不合理を合理化するもの。これは私も大賛成。

>三つ目は二つ目に乗じた単なる官僚等のバッシング。
>これは大反対。

>ただ、二つ目は大賛成と書いたが、
>これについても進め方は大切だ。

一つ目のお陰で経済を崩壊させて「改革」への失望を生み、
また一つ目と三つ目であまりにも大勢の敵を作ってしまった。

それさえなければ、二つ目をもっと進めることは
できたはずなのに。

もちろん、郵政だけでも歴史的な大仕事だったとは思うが、
道路特定財源なり、その他諸々の特別会計なり、
本当はもっと、もっとできることがあったはずなのに。

これで、もう当分手を付けることはできないだろう。

もったいない話だったねえ。



P.S.
組閣はとりあえず大半が居抜きなのであまり感想はないが、
与謝野が外れたことと、渡辺美智雄のバカ息子が
残ったことが残念だね。

金で安定を買う発想

2007-09-24 | 政治
>福田氏、道路財源の一般化に慎重 安倍路線の転換示唆
http://www.asahi.com/politics/update/0921/TKY200709210348.html

郵政の次は道路だと思っていたから、
これはすごく気に入らない。

道路族のドンと言われた古賀氏の復権なども背景に
あるのだろうか。

とはいえ、一方でやむを得ないなあ、という気持ちもある。

小泉内閣以来、政府が改革を称してやっていたことは
大きく分けると次の3つになると思う。

一つ目は民間経済を政府の思い込みで統制するもので、
これについては改革に値しないと何度も書いてきた。

二つ目は政府部門についてこれまで溜まってきた
無駄や不合理を合理化するもの。これは私も大賛成。

三つ目は二つ目に乗じた単なる官僚等のバッシング。
これは大反対。

ただ、二つ目は大賛成と書いたが、
これについても進め方は大切だ。

こういう分野は無駄であると同時に、金で票を買うことで、
政治の安定をもたらしているという面もあるからだ。

特に左翼カルトが全盛だった時代には、
こういう仕組みがなければ日本は左翼陣営に
堕ちてしまっていた危険すらあっただろう。

今でも野党がとても政権を任せられる状態でない以上、
自民党が負けない程度の無駄は、コストと思って
負担せざるを得ないとも考えられる。

そういう意味では経済的な影響から言っても
選挙の集票力から言っても最大の郵政を処理できたことだし、
道路については、しばらく許容せざるを得ないかなあ、
というのが正直な所だ。

「改革」も良いが、そういう目配りがないと、
結局、かえって大きなしっぺ返しを喰らいかねないことを
認識しておく必要があるだろう。

総裁選雑感

2007-09-23 | 政治
当ブログが熱烈応援していた麻生氏だが、
残念ながら大逆転は果たせなかった。

ただ、あれなら一定の影響力は残せたんじゃないかな。

ネット上ではいったん役職から降りた方がいいという
声も多いみたいだけど、私はもし声が掛かるなら
なるべく受けた方がいいと思う。

小泉内閣の時にポルポト竹中と戦ったように、
表舞台でカンカンやり合ってこその麻生氏だと思う。

福田氏みたいに、溜めに溜めてから出すような戦略は
向かないんじゃないかあな。

あと、福田についての判断はこれからだな。

「小泉改革」の全面承継みたいなことを言ってるから、
不安はあるけど、一方で挙党体制でやるみたいだから
そう暴走もできないかもしれない。

なにしろ、小泉から古賀までが
呉越同舟で支持してるんだから。

まずは、組閣を見て判断したい。

当ブログでいうポルポト系の議員が
要職から排除されれば、とりあえず支持したいと思う。

もう一つ、今回の総裁選を通じて違和感があったのは、
何か麻生氏のイメージとしてオタク系とネトウヨの
支持みたいな話ばかりが語られていたこと。

ただ、私に言わせれば麻生氏の最大の魅力は
小泉内閣時代にポルポト竹中との戦いの中で見せた
実態経済への深い造詣だよ。

「経済」の麻生だ。

実際、私の巡回先の経済関係ブログでも
麻生に好感を持っている所は非常に多い。

そのあたりの認識がもっと広がってくれれば
また違った展開もあったかなあと思うと
ちょっと残念ではあるが。

インチキ経済新聞その2

2007-09-22 | 政治
昨日に引き続いて。

>社説2 ついに始まった電機再編(9/22)

>日本の電機の弱点はプレーヤーの数が多すぎて、
>資金力や研究開発で海外のライバルにひけを取っていることだ。
>「ドル箱に育つ」と期待された薄型テレビでも、
>米市場ではサムスン電子など韓国勢に押されている。
>携帯電話メーカーは国内に11社あるが、
>ごく一部を除いて国際競争力は皆無に等しい。
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20070921AS1K2100221092007.html

あと、このインチキ経済新聞が大好きなのは、
企業の数を減らして寡占で利益を確保しろ、ってヤツ。

普通は、いろんな企業があって、
それらの競争の中で技術やサービスの革新が進み、
競争力が向上すると考えるのが当然だと思うんだけど、

彼らの理屈で言えば、旧共産主義諸国の独占企業が
一番競争力があったはずだけど、ほんまかいな、と。

日本でも昔は政府が
「日本の自動車メーカーは○社であるべき」
みたいなことを言ってたらしいけど、今はさすがに
そんな時代錯誤なことは言わなくなってる。
(マスコミの奴隷に乗っ取られた金融庁は除く)

にも関わらず、インチキ経済新聞を始めとする
経済マスコミだけが、いまだに統制経済の思想を
引き摺っている。

まあ、宗教みたいなものだから
仕方ないんだろうけど、読んで本気にしちゃう人も
いるから、本当は止めて欲しいんだけどねえ…。

インチキ経済新聞

2007-09-21 | 政治
>また日本の株式市場で買いの7割を占める外国人投資家は
>財政を含む構造改革の行方に注目している。
>「改革は後退」とみて株を売れば株価は下がる。
>公的年金や企業年金の一部は株式で運用しているから、
>困るのは現在と将来の年金受給者だ。
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20070920AS1K2000220092007.html

このインチキ経済新聞が言う所の「改革」とやらを強行したら
株価は7000円台まで一気に落っこちた事を忘れてはならない。

一方で、このインチキ経済新聞が言う所の「改革」なんて
全然やっていない中国やインドの株などは、
ここ数年で大きく上昇している。

結局、外国人だって経済が良くなると思えば株を買うし、
ボロボロになると思えば株を売る。
ただ、それだけのことだ。

だけど、一般の投資家にはその姿はよく見えないから、
それを良いことにこのインチキ経済新聞はデタラメを書く。

でも、もうまともな人は誰も騙せないよ。

ちなみに、よくこのインチキ経済新聞に出てくるアナリスト等は
このインチキ経済新聞に迎合したコメントをよく発表しているが、
それは単にインチキ経済新聞に名前を載せてもらった方が
トクだからだ。

もしくは洗脳されて信者になってしまった人も
いるかもしれないけど。

それにしてもこんなインチキ経済新聞が
月々4千幾らかで値段がついて売られていることが、
私には不思議で仕方がない。

書いてる人とか恥ずかしくないのかなあ。


P.S.
そういえば、昔こんなの書いたなあ。
http://homepage3.nifty.com/~fwhh1899/page155.htm

「勝ち馬」狂時代

2007-09-20 | 政治
>安倍首相が失意の誕生日

>安倍晋三首相は21日が53歳の誕生日だが、
>退陣表明後の13日に「機能性胃腸障害」と診断され
>都内の病院に入ったまま。担当医師は「病状の回復は
>見られない」としており、退院のめども立っていない。

>自民党総裁選での圧勝翌日だった1年前とは打って変わり、
>失意の病床で迎える“寂しきバースデー”になった。
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20070920-258931.html

今さら安倍を叩く気はない。

だけど、そう1年前は総裁選で圧勝した人が
結局1年持たなかったという厳然たる事実は消せない。

小選挙区制になって党本部の力が強くなりすぎたからかも
しれないが、あまりに勝ち馬に乗ろうという政治家が
増えすぎたことが、自民党の失敗の原因だと思えてならない。

今日、無茶苦茶腹が立ったのは、
例の後藤田なんちゃらがテレビに出て
麻生のことをあることないこと無茶苦茶言っていることだ。
これ、2ちゃんねるで晒されてるんだけど。

要するに福田が勝つと確信しているから、
負けるはずの人には何言ってもいいと思っている。
テレビで目立ちさえすれば大満足だ。

この人、消費者金融の時もそうだったけど、
とにかく溺れる犬は叩け、それだけだ。
それで資金繰りが付かなくなって倒れる人がいたって
知ったことじゃないと。

ここまで極端な基地外は例外かもしれないけど
でも、とにかく勝ち馬に乗ればいいと思ってる
政治家なんて、コイツと五十歩百歩だろう。

そんな政治家ばかりが増えたことが、
政治不信を生んでいるんじゃないかと。

何か、嫌なものばかり見させられるよね。

>勝ち馬に乗ることだけが勝ちだとはとても思えない。

と言ったタイゾー君には拍手を送りたいけど。

やっぱ、福田じゃ選挙負けるよ

2007-09-19 | 政治
>「小泉内閣はすごい改革をした。50年、100年続いた
>制度を根幹から変えてしまった」
>「小泉内閣があれほど大きな改革を成功させたのは
>国民の信頼があったからだ」

>福田氏は17日の大阪市での街頭演説で小泉氏を礼賛した。
>小泉路線への傾倒は日増しに強まる傾向だ。小泉内閣の
>官房長官を長く務めたので当然ともいえるが、平成16年
>5月にたもとを分かつ形で辞任しただけに違和感はぬぐえない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070919-00000046-san-pol

どうも、福田の路線は小泉路線の全面継承らしいな。
これで本当に自民党は次の衆議院選挙に
勝てると思ってるのかね?

はっきり言って今回の参議院選負けたのも
インチキ改革の歪み故だろうに。

それに対して麻生は以下の通り。

>その一方で、小泉構造改革については「継承する」と
>言いながらも、地域格差問題では「光が強ければ影も色濃くでる」
>「改革の痛みには鎮痛剤や輸血などの手当ても必要だ」
>と修正を強調。参院選の敗因も「小泉政権から引き継いだ
>負の遺産が大きなマイナス要因」と断じている。

>党内基盤が脆弱(ぜいじゃく)な麻生氏が地方党員の支持を得るには
>「経済政策の軌道修正は不可避」との読みがある。加えて、
>麻生氏は総務相時代に郵政民営化などをめぐり、小泉氏の
>ブレーンである竹中平蔵経済財政担当相(当時)と激しく対立。
>竹中氏と親しい中川秀直前幹事長とも仲が悪く、
>小泉改革を全面支持するわけにはいかないようだ。

そんなもの、地方だけじゃなくて都市部だって、
経済をボロボロにしたポルポト竹中のインチキ改革を
否定する人は山ほどいるよ。

そして麻生はそういう路線と戦ってきた実績があるからね。

そもそも小泉なんて期待感だけで勝った最初の参院選と
最後の郵政選挙以外は勝ててない訳で、決して全面的な
国民の支持を受けていた訳じゃないことに気づけ、と。

それにしても、こういう福田と麻生の路線の違いが、
もっと多くの人に伝わっていけば流れも変わってくるだろうに。

いかんせん、時間が無さ過ぎる。

でも、最後に自民党の国会議員の皆さんに問いたい。

本当に福田でいいの?

これで失敗したら本当に取り返しのつかないことになるよ。

奇跡の大逆転を夢想する

2007-09-18 | 政治
>勝ち馬に乗ることだけが勝ちだとはとても思えない。

>ましてや、派閥の親分が右だからと言って右に向くような、
>そんな先祖も驚きの先祖返りをするような選択しかできない
>ようならば、はっきり言って政治家なんて誰でもできるじゃないか。

>本当にこの国の未来を託せるのはどちらの候補者なのか。

>議論が尽くされたとは到底思えないこの段階で、
>結論を出すことなど私にはできない。

>最後の最後まで、じっくりと両候補者の政策主張に耳を傾け、
>いくら歳が若いからといっても国民を代表する政治家の
>一人として、投票のその瞬間まで自らの政治信条に照らし、
>私は一票を投じたいと思います。

>杉村太蔵
http://www.sugimurataizo.net/2007/09/post_291.html

何か、小泉vs橋本の時の構図に少しだけ似てきている。

予定調和的に党内のボスが話し合って決めた候補で
本当にいいの?という疑問が語られ始めている。

あと、何か一つはずみになるようなことが起これば、
もしかすると麻生が勝つ確率も全くゼロとは
言い切れないかも、とちょっと夢想している。

真偽の程は不明だが、福田擁立の際の
党内のボスの話し合いの音頭を取ったのが
マスコミ関係者であるという噂話が流布している。

もし、それが完全に否定されなければ、
森がことあるごとに政権の正当性を問われて
苦しんだのと同じように、福田も何かと
同様の問いに苦しめられることも考えられる。

一方、ここで麻生が奇跡の大逆転を成し遂げれば、
当初の小泉フィーバーとまでは行かなくとも、
相当の旋風を巻き起こすことができ、
自民党の支持率回復に繋がるのではないだろうか?

自民党の国会議員の諸先生方も、
少しはそういう頭の体操をしてみても
よろしいのでは?


P.S.
そういえば、ライオンズも3連勝で3位まで6.5ゲーム。
こっちも奇跡の大逆転はないか?

「話し合い解散」って何だ?

2007-09-17 | 政治
>麻生氏、話し合い解散に否定的=総裁選

>自民党の麻生太郎幹事長は17日夜、福田康夫元官房長官が
>衆院解散・総選挙をめぐり「野党との話し合いもある」と
>述べたことについて「正直わたしの感性とは違う」と
>否定的な見解を示した。羽田空港で記者団の質問に答えた。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007091700375

まだ、あきらめきれず総裁選ネタ。

福田の言う「話し合い解散」って何だよ。
解散権は首相の最大の武器じゃないのか?
それについて野党と「話し合う」って?

麻生が「正直わたしの感性とは違う」と言ったというが
それがまともな感覚ではないかと。

そもそも衆議院の3分の2を持っていることが、
政権の最大の武器なんだから、
それをみすみす解散で失うなんて、
戦略としてありえないだろう。

確かに、参議院で否決された法案の衆議院での
再議決は、そんなに頻繁にはやれないだろうが、
その切り札がある、というだけで、
民主党もある程度の所で妥協せざるをえなくなる。

だから、衆院解散を任期満了ギリギリまで引っ張ることで
2年間乗り切って、次の1年は予算以外通らなくても、
政権が立ち往生しないように準備をしておくというのが、
政権が死に体にならない唯一の方法だと思うのだが。

福田は野党と何を話し合おうと思っているのか?

彼も、総裁選への出馬の経緯を見る限り
結構マキャベリストの素養はありそうなので
何か腹に秘めた戦略があるのかもしれないが、
どうも、そのあたりも見えてこない。

生産的でない「話し合い」にはまり込んで
足元をすくわれないか心配だ。

それでも勉強する理由

2007-09-16 | 教育
>薄れる高学歴志向、「勉強役立つ」東京低く・国際6都市
>小学生調査

>東京の小学生は、ソウルや北京、ヘルシンキ、ロンドン、
>ワシントンに比べ、勉強が役に立つと考えている割合が低く、
>高学歴志向も強くないことが、ベネッセ教育研究開発センターの
>「学習基本調査・国際6都市比較」でわかった。

>家庭や塾など学校外での勉強時間はソウルや北京の方が
>東京より長く、東京では勉強する層としない層の二極分化も
>目立った。
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070915AT1G1402V14092007.html

そりゃ、今の日本の世相を見ていればそう思うだろう。

勉強してきた人が報われているケースなんて殆どないから。

官僚なんて悲惨なもんだし、医者だって勤務医はかなり
ひどい状況になってきている。

民主主義ってのは、突き詰めれば「数」で全てが決まる
訳だけど、そこはある程度、本音と建前があって、
それなりに「知」も尊重するような運営があった訳だ。

だけど、今の日本では、そういう本音と建前みたいなものは
全て取っ払うのが「正義」とされるようになってきたから、
とにかく、剥き出しの民主主義になってきている。

それは、すなわち「衆愚政治」だ。

子供なんて、今何が強いのかということには敏感だから、
こんな時代に「知」に憧れを持つ子は少ないのは、
まあ、当たり前だわな。

ただ、大人の知恵として言えば、
こんな時代がいつまでも続くかどうかは
必ずしも定かではない。

時代なんて、あっちにもこっちにも大きく振れるものだ。

古今東西を見れば、「知」が尊重される時代の方が
むしろ多いようにも思う。

だから、子供には現在の社会の状態とは別に、
何かうまくインセンティブを与えて、
それなりに勉強をさせておいてあげたいというのが、
私の親としての考え方である。

それがズバリと当たればいいのだが。

でも、仮に実利としては無駄になっても、
多分それなりに勉強しといた方が人生楽しいとは
思うけどね。


P.S.
「ゆとりの教育」路線などは、まさに「知」を軽視する時代の
象徴だったと思うが、それに対して一定の揺り戻しが
起こりつつあるということは、何かもっと大きな
時代の変化の前触れかもしれない。