明日への道標~みんなが幸せになるために

さあ、また書き始めよう。どうしても伝えたいことがあるから。

健康増進法施行令の改正案にパブコメを送ろう!

2019-01-06 | 政治
1. はじめに

2020年4月に全面施行される改正健康増進法の施行令に関するパブコメの募集が1月19日を期限として始まっている。施行令というのは、国会で可決された法律の実際の運用の詳細を所管官庁が定めるものだ。ただ、実際には与党国会議員の同意が得られないものを定めるのは難しいと思われるので、彼らの意図を反映したものとなるのだろう。

法律自体は受動喫煙の防止をいう意味では全く不十分なもので、屋内の公共の場所は全面禁煙という世界の常識からもかけ離れたものとなっている。しかし、その点については、今回はひとまず横に置こう。一方で、その施行令の内容によっては、さらなる骨抜きになるのか、少しはマシなものになるのかが大きく異なってくる。

多分、裏では、ここまでにかなりギリギリの攻防が行われたはずで、パブコメで集まった意見がどこまで反映されるかは解らない。一方で、これまでの例を踏まえれば、おそらくタバコロビー側は組織的に大量のパブコメを送ってくると思われるので、それをもって「国民は規制を緩めることを望んでいる」との口実にされないよう、良識を持った国民がしっかりした規制を求める意見を送付しておくことは大切である。

その際の材料として頂けるよう、私が気になった点を纏めておきたい。なお、下記リンク先の「健康増進法施行令の一部を改正する政令案等(概要)」を参照した。
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495180293&Mode=0

2. 喫煙を主目的とする施設の要件(リンク先資料(2)①)

喫煙を主目的とする施設の要件の一つとして以下の規定がある。

>ii 喫煙を主目的とするバー、スナック等
>・ たばこの対面販売(出張販売を含む。)をしていること
>・ 設備を設けて客に飲食をさせる営業(「通常主食と認められる食事」を主として提供するものを除く。)を行うものであること

私が飲食店の全面禁煙に拘るのは、通常の社会生活を送っていれば必ずしも常に自分で飲食店を選択できる訳ではないことから、飲食店を公共の場所として全面禁煙にしない限り受動喫煙を防止することはできないと考えるからだ。一方で、喫煙者だけが喫煙を目的として集まる施設を否定するものではない。

しかし、上記の要件はその場所で「タバコの出張販売」を行っている体裁さえ作れば、かなり広い範囲の一般の飲食店を喫煙店として残すことができてしまうように見える。

「タバコの出張販売」とはすでにタバコの小売の許可を得ている業者が、許可を得ている場所以外の場所に出張して販売することで、一応、許可は必要なようだが、既存店との距離等の条件は無いようで、事実上、いくらでも出店できそうだ。

また「通常主食と認められる食事」を主として提供するものを除く飲食店とは、風営法関連においてはバー・ダイニングバー・ガールズバー・ダーツバー・居酒屋・立呑み屋・バル等のかなり幅広い業態を含むものとして運用されているようで、健康増進法でも似たような範囲を指すことになると思われる。

これらを踏まえると、例えば居酒屋の店員がタバコ小売業者の出張販売員を兼務しているということにして「出張販売」の許可を得るような方法で、かなり広い範囲の飲食店を「喫煙可」にすることが可能であるように見える。

本来、「喫煙を主目的とする施設」の要件なのだから、例えば売り上げに占めるタバコの割合が一定以上であることや、客全員がタバコを購入する必要があることなどの「喫煙が主目的」であることを担保するための何らかの条件を付けないと、規制の大きな抜け穴になるのではないか。

3. 喫煙専用室等の技術的基準(リンク先資料(3)②)

これについては、論点がいくつかあるので順番に見ていこう。

① 加熱式タバコ専用喫煙室に面積基準
今回、紙巻タバコの喫煙室については、その中での飲食は認められないということなったので、飲食店側にとって喫煙室の面積を小さくしようというインセンティブが働く。一方で、加熱式タバコの喫煙室は、その中で飲食もできるということから、極端な話、9割が喫煙室ということも出来てしまう。

先ほど書いたように、通常の社会生活を送っていれば常に飲食店を自分で選択できる訳ではなく、取引関係や会社の上下関係等によって、そのような飲食店の利用を事実上強要される人が出てくる。

「加熱式タバコ専用の飲食可能な喫煙室」を法が認めてしまった以上、そういう被害が避けられない状況となってしまっており、そのことは極めて遺憾ではあるが、せめて、法にある通りそれが飲食店の「一部」であることをしっかり担保することが重要だ。

原案ではこの点には全く言及が無いが、例えば、面積の上限を店舗の面積の1割とする等の規定が望まれる。

② 出入口の気流の速度
本来、気流がどうあれ飲食店内に喫煙室を設置した段階で店内の空気は汚染されるので、虚しい議論であることは承知している。ただ、最低限、紙巻タバコ用、加熱式タバコ用共、原案の「毎秒0.2m」は死守して欲しい。

これを、ここでわざわざ書くのは、最近、JTの親密メディアで「加熱式タバコ専用の喫煙室にまで毎秒0.2mを求めるのは過剰だ」というような記事を頻繁に見るからだ。タバコロビー側はここを崩したがっており、彼らが組織的に送付するパブコメがこの点に集中する可能性がある。

やっとネット上でも浸透してきたようだが、加熱式も紙巻と同様に有毒ガスを発生させており周囲に有害だ。加熱式タバコ用の喫煙室の基準を緩めることのないようコメントしたい。

③ 加熱式タバコ喫煙室を用いたフロア分煙
これは象徴的なので、メディア等でも大きく取り上げられたが、論点としては上記の①、②の合わせ技である。すなわち、広大な飲食可の喫煙室ができてしまうこと、気流の規制の対象外になっていることが問題であり、当然、反対すべきものである。

④ 経過措置
あまり注目されていないが「※3」に経過措置についての記載がある。しかし経過措置の内容も、期限も現時点では全く記載されておらず、また政治的圧力によって大きな穴が開けられてしまうリスクが大だ。経過措置を削除するか、内容・期限を明確化するようコメントしたい。

これらの論点も踏まえ、ぜひ皆様にはパブコメを送付して頂きたい。下記のリンク先の一番下に「意見提出フォーム」がある。

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495180293&Mode=0

受動喫煙防止に対する厚労省案について

2018-02-17 | 政治
厚労省案もかなり固まってきたようだ。飲食店の全面禁煙化という世界で当たり前の法律が国会で議決できないという今の日本の状況は極めて遺憾であるが、最後の条件闘争の中で少しでも受動喫煙被害を減らすために主張すべきポイントについて書いておきたい。

まず、現状の厚労省案を復習しておこう。飲食店は原則禁煙とした上で、喫煙店とする場合には以下の条件を課している(飲食店以外はどうでも良いので割愛)。
1.喫煙店への20歳未満の立ち入り禁止
2.喫煙店を選択できるのは以下の条件を満たす店のみ
① 客席100平米以下
② 個人または中小企業(資本金5,000万円以下)が経営
③ 既存店のみ(新規は不可)
④ 喫煙店であることの標識の掲示

これに対して受動喫煙防止議連は「スナック・バー以外は店舗面積にかかわらず、原則、屋内禁煙とするべき」と主張している。

個人的には受動喫煙防止議連を応援する者ではあるが、もっと実質的な「実」を取れる戦い方があるのではないかと思っている。その為の論点を示したいと思う。

1.「喫煙店への20歳未満立ち入り禁止」について
この条項自体は大変、良く出来ていると思う。これによって、ファミリー層の顧客を想定している店、高校生・大学生のアルバイトに依存している店は自主的に禁煙店化されることになるだろう。

おそらく、スナック・バーの大半と居酒屋の相当部分は「喫煙店」を選ぶだろうが、それ以外はかなりの割合で「禁煙店」を選ぶことになるのではないだろうか。

この条項については「一旦、喫煙店と決めたら、フラフラすることは許さない」、すなわち時間帯や曜日などで「喫煙店」の看板を出したり、引っ込めたりする運用は認めない、という点を明確化して頂きたい。そうすれば、中間領域の飲食店の禁煙店化はさらに促進されるだろう。

2.「個人または中小企業が経営」について
この条項も今の日本の政治力学を踏まえて、よく考えられた条項だと思う。

ただ、この条項は運用によってはザル法になりかねない。例えば、大企業が資本金5000万円以下の子会社を設立して、そこに自社の店舗を譲渡すれば規制の対象外になってしまう。規制に実効性を持たせるためには、資本金5000万円を超える大企業を親会社を持つ中小企業は大企業扱いであることを明確化する必要がある。

また、フランチャイズチェーンの扱いにも課題がある。チェーン店によっては同じ看板を掲げていても、個人や中小企業によるフランチャイズ店であることも多い。大企業によるチェーン店だから大丈夫だと思って行ってみたら、実はフランチャイズ店で喫煙店だったなどということになれば目も当てられない。混乱を避けるために、大企業のフランチャイズ店については個人や中小企業であっても規制の対象とするべきだ。

3.「喫煙店であることの標識の掲示」について
これについても幾つか注文を付けたい。

まず、店頭に「喫煙店」の掲示が必要なのはもちろんであるが、「喫煙店」であることが店の前に立って初めて解るのでは困る。例えばビルの飲食店街であれば、ビルの入口の店舗一覧の看板の所で解る必要があるし、ロードサイド店舗であれば車で駐車場に入る前に解る必要がある。

これらを考えれば、喫煙店はその全ての看板において、その面積の3分の1は喫煙店であることの表示とするよう義務付けるのが有効だと思う。また、駅構内などに店の広告を出す場合も同様である。

また、雑誌やガイドブックなどで紹介される場合も、何等かの識別手段が必要である。一番良いのは、喫煙店は商号の中に必ず「喫煙」の文字を入れることを義務付けることだ。例えば「喫煙バー○○」、「喫煙居酒屋××」などのように。これも是非検討頂きたい。

4.優越的地位の濫用等に対する歯止め
そもそも飲食店を全面的に禁煙化する必要があるのは、世の中では実質的に個人が飲食店を選択できないことが多いからだ。例えば、取引先の接待で接待される側が喫煙者であれば禁煙店はセットしにくいし、企業においても部長が喫煙者の部署の忘年会も喫煙店で開催されることが多い。

日本以外の全ての国のように飲食店が全面禁煙化されていれば、こんなことは議論する必要もないのだが、どうしても喫煙店を残すのであれば、この点は真正面から議論する必要がある。

やるべきことは、自分が喫煙者であるからと言って喫煙店で接待を受けることは優越的地位の濫用であり、また非喫煙者の社員を喫煙店での忘年会に参加させることはパワハラであるということを法によって明確化することだ。

もちろん、こういうことは水面下に隠れてしまいやすいので、全て取り締まることは難しいが、それが「悪」であることを法律で明確にしておくことは一定の歯止めになる。

この点はぜひお願いしたい。

5.まとめ
はっきり言って書いていて気分が悪くなる議論だ。日本が他の全ての国と同じように当然のように飲食店の全面禁煙化が実現するのであれば全て不要な議論なのだから。

とは言え、理不尽を噛みしめながらも、少しでも世の中が良い方向に変わっていくことを願って書いた。これらの論点が一人でも多くの人と共有できれば嬉しく思う。

君子豹変して、加藤厚労相を全力で応援したい

2018-02-08 | 政治
ここに来て、厚労省の新しい受動喫煙対策案(加藤案と呼ぼう)が徐々に明らかになってきている。これに対して、世の中からは「自民党案丸のみだ」「骨抜きだ」「これじゃ意味が無い」などの厳しい言葉がぶつけられている。

だけど、私はそうは思わない。加藤案は現在の状況も踏まえて、極めてよく考えられた案だと、高く評価している。その理由を説明したい。

受動喫煙対策の主戦場は飲食店だ。その飲食店に関する加藤案の大きなポイントは以下の点だ。
1.喫煙店への20歳未満の立ち入り禁止
2.喫煙店を選択できるのは以下の条件を満たす店のみ
① 客席100平米以下
② 個人または中小企業が経営
③ 既存店のみ(新規は不可)

そして、その最大のポイントは上記の「2-③」、すなわち、「新規の喫煙店は認めない」という点だ。

皆さんは、飲食店の寿命について調べたことはあるだろうか。調査によって多少バラツキはあるが、多く見積もったものでも2年生き残るのが50%、5年で20%、10年生き残るのはせいぜい10%だ。

要するに2年後には半分、5年後には8割、10年後には9割の飲食店は入れ替わっているのだ。ここで「新規の喫煙店は認めない」という条項が強く効果を発揮してくる。

これを前提に、今後のシナリオを考えてみよう。

今、8割方の飲食店は喫煙店である(「分煙店」を含む)。加藤案が実現すれば、まず施行時に今の喫煙店の半分程度は禁煙店に転換するだろう。そうなると喫煙店:禁煙店の割合は4:6になる。

そして、その2年後に2:8、5年後なら1:9、10年後は0.5:9.5にまでなる(若干、丸めています)。それと同時に、喫煙店が圧倒的少数になれば、喫煙店は「特殊な店」という位置づけになっていくので、そこで忘年会をやったり、商談をしたりして非喫煙者が付き合わされる機会も減って行くだろう。

加藤案は一見、喫煙派の完全勝利に見えるし、多くの報道もそう報じている。しかし実際は相手に勝たせているようで、実は勝っているという、なんとも元財務官僚らしい巧妙な案なのだ。

むしろ、30平米以下のバー、スナックが喫煙店として未来永劫残ってしまう塩崎案よりも、厳しい案なのではないかとすら思う。

加藤案は喫煙派が「勝った、勝った」と喜ひながら着地する所がミソなので、このエントリーを書こうかどうか迷っていた。ただ、加藤案の最大のポイントである「新規の喫煙店は認めない」という所が注目を集めないまま有耶無耶にされて欲しくなかった。だから、このエントリーを書いた。

加藤案がそのまま国会で承認されることを強く願いたい。ガンバレ、加藤厚労相!


P.S.
Twitter上で、全ての飲食店に新規開業の飲食店の生存率を適用するのは適当でないのではないか、とのコメントがあったので、もう少し調べてみました。

帝国データバンクによると2016年に休廃業・解散した飲食店の業歴は以下の通りだそうです。なお、後ろの括弧内は比較のために「開業年10年当たり」に私が換算したものです。
10年未満  21.7% (21.7%)
10年〜30年未満 35.1% (17.6%)
30年〜50年未満 27.7% (13.9%)
50年〜100年未満 15.0% (3.0%)
100年以上     0.4%  (N/A)
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p170302.pdf

メカニズムは正直よく解りませんが、年を経るにつれて生き残っている飲食店は減っているはずなのに、休廃業・解散に占める割合の減少が緩やかな気がします。例えば、10年生き残る飲食店は1割未満のはずなのに、「50年〜100年」の所の数字ですら「10年未満」の1割より大きいのですから。

精緻な議論は、もう少し詳しいデータが無いと難しいですが、年数を経れば飲食店の経営が目に見えて安定するというものでもなさそうです。

それを考えれば、本文の割り切りも一定の合理性があると思いますが、如何でしょうか?

「希望の党」に投票すべき理由

2017-09-30 | 政治
今度の総選挙は「希望の党」一択。そう思っている。その理由を説明しておこう。

1. 受動喫煙対策
最大のポイントは受動喫煙対策。毎年、受動喫煙で15000人も死んでいる中で、世界の常識である飲食店の禁煙化もできない自民党は絶対に下野させないといけない。

希望の党も民進党からの合流者に配慮したのか、先日発表された基本政策に受動喫煙対策が明記されていない所に一抹の不安はあるが、先の国会会期では反対派が押し切った自民党と、東京都で実績を上げつつある都民ファーストという構図の中で、希望の党の方に期待が持てる、と考えるのが自然だろう。

では、受動喫煙問題以外はどうでもいいのか。

その通り、全くどうでもいいと思っている、その理由は以下の通りだ。

2.憲法
最初に言っておくと、私は憲法改正には反対だ。

だいたい左翼全盛の時代を知っている私くらいの世代は、憲法改正を主張する政治家、イコール気骨のある政治家、というイメージを持ちがちである。

確かに、当時、憲法9条を殊更に言い立てて、日本を弱体化させることに喜びを見出すような人達がマスコミを占拠していた状況で、あえて憲法改正を主張する人達には立派な人達が多かったのは事実だ。

しかし、時は流れた。

少なくとも、憲法9条に関わらず国が自衛権を持つことは当然だという考え方は定着し、自衛隊も十分は市民権を持つに至った。憲法を改正しなければならない喫緊の必要性は無くなったと言って良い。

一方で、今、憲法改正を主張する人達は、憲法改正を主張することのプラスのイメージを利用するだけではなく、憲法改正を一部の人への人気取りに使おうとする連中が大半だ。

例えば、参議院の一票の格差を是正するために、都道府県単位だった選挙区の合区が行われたが、それが気に入らないという人達のために、憲法を改正して一票の格差自体を正当化しようとする、とんでもない人達がいる。

また、教育関係のバラマキを正当化するために、教育の無償化(すなわち全て税金負担とすること)を憲法に押し込もうとする人達もいる。

今の政治状況で憲法改正の議論を進めれば、こういう下らない人気取りのための論点の押し込み合戦になる可能性が高い。

もちろん、希望の党が憲法改正を掲げているのは知っている。ただ、希望の党が衆参両院の3分の2が取れるとは思えないし、衆参両院で3分の2を持つ与党が存在しなければ、改正案が纏まるとも思えない。さらに、憲法改正というものに、異様な執念を燃やす安倍氏が退陣となれば、結局、憲法改正は実現しないだろう。

であれば、別に希望の党が憲法に関して何を主張していようが、どうでもいい。

3. 安全保障
ここは、自民党でも希望の党でも基本は変わらないと思う。民進党の「リベラル」と称される人達さえ入れなければ、特段問題にはならない。

4. 原発ゼロ
最初に言っておくと、私は原発賛成派だ。

もちろん、原発には一定のリスクはある。しかし、今の日本の生活水準を今のコストで維持するためには現時点では原発を利用することには合理性がある。まだまだ、自然エネルギー云々は夢物語だ。

ただ、希望の党も原発ゼロの目標としているのは2030年だと言う。今すぐ全部止めろ、というなら困るが、どうせ希望の党の政権も長くないだろうから、一時的に少し減らす方向に動くとしてもたいした問題ではない。

もちろん、そこでふらふらするコストは発生するが、前述した受動喫煙防止が進捗するのであれば、許容すべき政治的コストだと思う。

5.消費税
私は基本的には10%への引き上げは賛成だ。

景気対策には、日銀の政策金利による金融政策と、政府の公共投資や増減税による財政政策がある。

これまで、マスコミの反政府、それと対をなす親日銀の姿勢の結果としての「弱い財務省」「強い日銀」体制の下で、景気の維持の機能は完全に財政政策にシワ寄せされてきた。日銀のほとんど趣味のような利上げの尻ぬぐいまでもが財政政策で行われ、結果として日本は天文学的な借金を抱えるに至ってしまった。

もはや、財政政策に頼る余地が無くなってきている中で、やっと黒田総裁の指名によって金融政策主体の経済運営となりつつある。この点は、私が唯一、安倍政権を高く評価する点である。

せっかく黒田総裁が頑張っているのだから、今のうちにやるべき財政再建は確実に進めるべきであり、消費税を10%に上げるのはそのための一つの手段だろう。

希望の党が消費税引き上げの凍結を主張しているのは知っている。それ自体は賛成できないが、財政再建が数年遅れることと、前述の受動喫煙対策が進むことを天秤に掛ければ、やはり受動喫煙対策の方を優先的に考えたい。

受動喫煙対策が進めば、受動喫煙が無くなると共に、喫煙率自体もそれなりに下がるだろうからタバコによる社会的コストが削減される。よく、喫煙者はタバコ税を払っているなどと偉そうに言うが、医療費等のコストまで含めればタバコによる社会的コストの方がはるかに大きい。受動喫煙対策には財政再建に資する面もある。

もう一言言っておくと、消費税を10%に上げるが、財政再建以外で使ってしまおうという自民党案は最悪だ。いったん他に使ったが最後、既得権になるので、そのくらいなら増税しない方がよっぽど良い。

6. まとめ
ということで、今回の総選挙は「希望の党」一択である理由を述べた。

「希望の党」が総選挙で勝利し、自民党が下野すれば、受動喫煙対策が進む可能性が高い一方で、デメリットは十分に小さい。

仮に、「希望の党」が政権取得まで行かなくても、自民党が過半数を割れば、自民党は公明党か希望の党に頭を下げないと政権維持ができなくなるので、受動喫煙対策が進捗する可能性は高い。

現在の状況を踏まえれば、希望の党に投票するのが一番、良いと思う。

それでも「都民F+公明」で過半数を取らせるのがベスト

2017-06-26 | 政治
これまでネット上で「反受動喫煙」界の世論をリードしてきた永江一石氏の最新のエントリーがこれ。

「完全禁煙支持率10%以下!!都民ファーストの候補たちがアレ過ぎて支持は本日をもって撤回いたします!!!!」
https://www.landerblue.co.jp/blog/?p=33693

これまで彼が質量共に素晴らしい情報をネットに投下してきたので、自分であんまりブログを書く必要も感じなかったんだけど、これはちょっと待てよ、と思った。

私の考えは、「それでも、都民F+公明、で過半数を取らせるのがベスト」
理由を述べていこう。

1.どちらが実質的に禁煙が進むか

永江氏のエントリーの元になったアンケートはこちら。
http://nosmoke-shutoken.org/news/enquete201706/

質問項目:「飲食店の受動喫煙防止対策で、もっとも妥当と考える方法を1つお選びください。」
a. 建物内は全面禁煙. 建物内は全面禁煙
b. 店内は全面禁煙(喫煙室設置は可)
c. 店内に喫煙室設置
d. バーのみ喫煙可
e. 狭い店舗は喫煙可
f. 喫煙席/禁煙席による分煙も可(店頭に喫煙/禁煙/分煙の表示義務のみ)

bとcの違いが良く解らないが、おそらくbは飲食のできない喫煙室可、cは飲食できる喫煙席可ということだろう。

もちろんaがベストなのは言うまでも無いし、aでなければ完全に受動喫煙が防げないのも知っているが、私は厚労省案を応援しようと決めた段階でbまでは許容しようと腹を括っている。

一方で、自民党の下村都連会長はこんなことを言っている。

「小さい飲食店で分煙室を作ったら商売にならないわけで、配慮規定がないと商売が成り立たないんじゃないか、と飲食関係の人たちから強い要請がある。一人一人の生活を成り立たせるために配慮すべきです。その業界の人たちの反対があれば、聞く耳を持つ必要がある
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170621-00010009-bfj-pol

これって、要するにe、fをやりますってことだろ。

都民Fの議員がbを選択したことを殊更に非難して「反受動喫煙票」を分散させれば「都民F+公明」で過半数を取れなくなる可能性が高い。

そうなれば、自民党も含めて受動喫煙対策を協議する必要が出てくる。そして、自民党は対策をe、fレベルに落とすべく、ひっくり返って抵抗するだろう。

そこまで想定すれば、bを許容してでも「都民F+公明」で過半数を取らせる方が、はるかに望ましい選択枝だということが解るはずだ。

もちろん、なんでも妥協すればいいと言う訳ではない。国政の自民党案のように飲食店の8割から9割が例外になるような妥協案ではお話にならない。だけど、厚労省案レベルの禁煙環境が実現するなら、第一歩としては大成功の部類だ。

2.全国への波及も考えるべき

東京では、やっと「まともな」受動喫煙対策が纏まる可能性が出てきた。
しかし、東京だけで終わりにはして欲しくない。やはり日本中、どこへ行ってもちゃんと飲食店は禁煙であって欲しい。

そう考えれば、やはり国家ベースで受動喫煙防止法を成立させて貰う必要がある。しかし、タバコ族はちょっとやそっとでは動かない。

唯一、タバコ族を動かす方法として考えられるのは、東京で都民Fが歴史的勝利を、自民党が歴史的敗北を期すること、そしてその大きなファクターが受動喫煙問題であることを彼らに理解させることである。

彼らは、今はタバコ関連の票や献金を重視していたとしても、それが選挙で致命的に不利だ、と理解すれば必ず手のひらを返す。

そこまで展望すれば、東京の「反受動喫煙票」を「都民F、公明」に集中すべきことがご理解頂けるだろう。

3.まとめ
それにしても、やっと受動喫煙問題にスポットがあたり始めて嬉しい限りだ。

前述のアンケートにしてもa、b以外を選んでいるのは2人だけ。大きな流れが来ていると感じている。

この流れを実際の政治に反映するためには、今回の都議選で「都民F+公明」に圧勝させることが必要だ。

ぜひ、都議選では「都民F」か「公明」に投票頂くとともに、ネット上で受動喫煙撲滅のための世論を広げていくことに協力して頂きたい。

よろしくお願い致します。


大学進学の負担を減らすために

2016-12-04 | 政治
相変わらず、無責任な人達なんだよなあ。

「大学まで教育無償化」「経産省解体」民進党、公約の目玉政策原案発表
http://www.sankei.com/politics/news/161201/plt1612010032-n1.html

「高速道路無償化」や「子ども手当」と同じ発想。懲りてないんだなあ。

ただ、大学生を持つ家庭の負担が重いのは事実。
何か良い方法は無いものだろうか。

今、やるべきことは大学への進学者を減らして、
その分、進学した人に集中して税金を投入することで、
結局、全体のコストを増やさず(できればむしろ減らして)
大学進学者の負担を減らすことだと思う。

今や、いわゆるFランク大学では、
大学と言っても中学生の数学や英語の復習が必要な所も多い。
そういう大学を出ても、大学の知識を生かす仕事には付けない。

こういう所でも、学生一人当たり多額の税金が投入されている。

これらの定員を大きく絞ることで予算を浮かせて、
その分を残った大学に集中することで、学生の負担軽減が可能になる。

あとは、Fランク大学と言えども既得権となっている定員を
どうやって削るのか。そこが最大の問題だ。

ざっくり言ってしまえば、Fランク大学の学費を高くして進学者数を減らし、
一方で、学力の高い大学の補助を増やせばいいのだが、
日本では学力を語ることへのタブーが存在するので
制度設計への工夫が必要だ。

ではどうするか。

1、 大学一般への補助金を大きく絞る
2、 大学に進むに相応しい学力を持つ学生に大学進学補助金を出す

これによって、大学の学費一般は上がるが、
大学に進むに相応しい学生の負担はむしろ減ることになる。
なお、総額では使用する税金は減るように設計する。

似た仕組みとしては、以下のものがあるが、
低所得者に限らない点、全体の税金の投入額はむしろ減る点が異なる。

給付型奨学金 月3万円 政府、18年度から2万人
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS02H0N_S6A201C1MM0000/

あと、一点注意しておきたいのは、このような制度では
しばしば高校や大学の成績が基準になることがあるのだが、
高校、大学のレベルはそれぞれ異なり、また、教師の恣意も入るので
極めて不公平だ。

これについては、センター試験の点数など、客観的な指標を用いるべきだ。
私大への進学者であっても補助金を受けたいのであれば
センター試験の受験を義務付けることにすれば良いだろう。

配偶者控除の政府与党案が酷すぎる件

2016-11-26 | 政治
本当にこんな支離滅裂な案で決着するのかよ。

>配偶者控除、年収制限「150万円以下」で決着
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20161125-OYT1T50163.html

そもそも、前提となる議論が事実誤認だらけ。

<事実誤認1>
「配偶者控除で専業主婦世帯が優遇されている。」

例えば次のような収入の2世帯を考えてみよう。
A:夫1200万円、妻ゼロ
B:夫600万円、妻600万円

この場合、世帯で言えばどちらも収入は1200万円だ。
そして、実際の世帯の生活水準も世帯の収入で決まる。

この両者の課税がイコールであって初めて公平な税制と言える。
では、実際はどうなっているのか。

まず、上記のそれぞれの世帯の人的控除は以下の通りとなる。
(議論を単純化するため、子供等の扶養控除は無視。)
A:基礎控除38万円+配偶者控除38万円=76万円
B:基礎控除38万円×2=76万円

ここまでは公平だ。そもそも、これらの人的控除は、
「基礎的人的控除(配偶者控除・扶養控除・基礎控除)は、
憲法25条の生存権を保障するための最低生活費控除」
https://www.nta.go.jp/ntc/kenkyu/ronsou/48/tanaka/hajimeni.htm
である訳だから当然の話だ。

問題なのは、夫、妻それぞれの控除後の所得に累進課税を適用する点だ。
結果として、実態的な世帯収入は同じなのに、Aのように夫のみに収入が
片寄っている家庭には高い所得税率が適用され、Bのように夫婦で収入が
半分ずつの家庭は低い所得税率で済む。

一部で吹聴されている話と異なり、本当に優遇されているのは、共働き世帯なのだ。

ただでさえ、累進税率で不当に高い税金を取られている専業主婦世帯が、
さらに、本来、憲法で保障されている権利であるはずの「配偶者控除」まで
取り上げられるというのは、いかに無茶苦茶な議論であるかが、よく解るだろう。

ちなみに米国などでは、二分二乗方式といって、
夫婦の収入を一旦合算し、それを夫婦それぞれに二分の一ずつ振り分けて
税額を計算している。こうすれば、AもBも所得税は同じとなり公平だ。

<事実誤認2>
「所得税の配偶者控除の額が『壁』となって女性の就労を妨げている。」

実は「壁」と言われているものの要因は4つある。
(女性のパート就労を想定した議論なので、その前提で議論するが男女逆の場合でも同様。)

① 夫の所得税の配偶者控除:103万円
妻の収入が給与所得控除(65万円)+妻本人の基礎控除(38万円)の計103万円を超えると、夫の配偶者控除が無くなる。

② 夫の住民税の配偶者控除:100万円
住民税はでは基礎控除に当たる非課税限度額が35万円なので計100万円

③ 夫の社会保険(年金、健康保険)などの扶養の範囲:130万円
妻の収入がこれを超えると、夫の社会保険が適用にならず、自分で加入が必要

④ 夫の企業等から支給される扶養手当:103万円のことが多い
国は関係なく、一部の企業が独自に税制上の配偶者控除の有無を基準に手当を支給している

実は、この中で①の所得税だけは「壁」を無くして「スロープ」にするために、
すでに下の図のように、きちんと手当てがなされている。


実際に「壁」が残っているのは、上記の②、③、④なのだが、
なぜか①だけに政治的スポットライトが当たってしまった結果、
本当は「壁」なんて無い所得税の世界だけがこねくり回されている。
本来、②、③、④が変わらないと、なんにも意味がないのに。

ちなみに、所得税で、改善の余地があるとすれば、
上の図で解るように、妻の所得が65万円から141万円の間で、
夫と妻の控除が重複して受けられてしまう不公平さの部分だ。
(別途、夫の基礎控除もあるので、妻の所得が103万円丁度なら
夫婦で3人分(38万円×3)の控除が受けられる。)

しかし、今回の政府与党案では、以下のように配偶者特別控除の適用を拡大し、
控除が重複する範囲を増やすことで、この不公平も拡大している。


<まとめ>
結局、政府与党案は、現実に存在しない所得税の「壁」を「150万円に引き上げる」ために、
ただでさえ同じ収入の共働き世帯より不当に高い所得税を取られている専業主婦世帯から
憲法上の当然の権利である「配偶者控除」を取り上げるなど、
不公平を拡大させる支離滅裂なものだ。

「配偶者控除」を取り上げるのは年収1220万円以上の人であり
所得の再分配だというのかもしれないが、所得の再分配は累進税率によって
すでに行われており、控除まで使って更なる再分配を行う意味は全くないし、
そもそも共働きで世帯年収1220万円の家庭は、遥かに安い所得税で済んでいるのである。

実際に、今回「配偶者控除」を取り上げられる層は、
どちらかと言えば本業に一生懸命で、議員の回りでロビー活動などを行うことは
なかなかできない人たちだ。

そういう人達を踏みにじることで、辻褄を合わせるような政治は本当に最低だ。

<あるべき対応>
最後にあるべき対応について、まとめておこう。

1. 人的控除の一本化
今回の議論の発端は、税金の仕組みを知らない一部の人が、
「配偶者控除」という言葉だけを聞いて、何か専業主婦が優遇されて
いるのではないか誤解して騒ぎ出した所から始まっている。

それで、政府与党も何かしない訳にはいかないと思いこみ、
こんな支離滅裂な案を作成するに至っている。

まずは、基礎控除、配偶者控除、扶養控除を「基礎的人的控除」として統合し、
情緒的な議論にならない基盤を確立すべきだ。

2. 本当の「壁」の除去
上記の通り、住民税、社会保険料、一部の企業の配偶者手当において、
妻の所得が一定の額を超えると、不連続的に負担が増えるのは事実だ。
それは、当然解消すべきである。詳しくは述べないが以下を検討すべし。

住民税:所得税同様の手法を導入
社会保険料:一番、難題ではあるが、扶養範囲の縮小等を検討
配偶者手当:経済界と協議、法規制も検討

いざ、正面突破!

2016-10-31 | 政治
受動喫煙防止対策、業界団体から反対相次ぐ


予想はしてたけど、酷いもんだね。

ただ、飲食店やホテルなどの業界は、タバコ農家やタバコ販売店ほど
一枚岩ではない気がするし、政治に命を懸けてないように見える。

最後は、喫煙室設置費用とか、経営安定資金とか名目を付けて、
金を握らせて強行突破するのが吉かと。

現在、タバコが原因で発生している健康保険をはじめとする
膨大な社会的コストを考えれば、相応の掴み金は正当化できる。

五輪に伴う外圧をテコとして利用できるこのタイミングは
これまでタバコロビーの妨害で遅々として進んでいなかった
煙害対策を動かす千載一隅のチャンスだ。

このチャンスを逃すようなことがあれば対策は10年以上遅れるだろう。

今こそ、金に糸目はつけず、正面突破あるのみだ。

厚労省の健闘を期待したい。

なぜか静かなタバコ族

2016-10-20 | 政治
厚労省のタバコ規制案がでたら、もう少しタバコ族議員が
キーキー大騒ぎするのかと思ってたら、案外静かでちょっと不気味だ。

その理由として以下の2つの仮説を考えてみた。
【仮説A】通さない訳に行かないとあきらめている。
【仮説B】簡単に潰せるとタカをくくっている。

通すべき理由なら山ほどある。
・国民の間の支持が高い
・国際的にも常識となっている内容だ
・通さないと安倍政権が力を入れる五輪開催の支障になりかねない
・条約を批准しながら、国内法が制定されない憲法違反の状態が続いている
・連立相手の公明党も積極的だ

だが、そうは行かないのが自民党だ。

これまでも強力な組織票に乗ったタバコ族議員が、
あらゆる喫煙規制にことごとく抵抗し、現状のタバコ天国を作ってきた。

普通に考えれば、今回も、そう簡単に行くとは思えない。

と、書いたが、実は面白いデータが見つかったので紹介しよう。

① たばこ農家数の推移
http://www.jtga.or.jp/outline/kousakumenseki/kousakumenseki.html

② たばこ販売組合員数の推移(29ページ、31枚目のスライド)
http://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_tabacco/proceedings/material/tabakoa270529.pdf

これを見ると、タバコロビーの中心であるタバコ農家とタバコ販売組合員の数が、
ここ10数年で凄い勢いで減少していることが解る。

(ちなみに、タバコ販売店自体はあまり減っていない。
タバコ販売店の内訳がタバコ専業の店からコンビニに代わったことで、
タバコ販売組合にまで入って政治活動に血道を上げる人が少なくなったのだろう。)

ここで先ほどの、2つの仮説に戻る。

【仮説A】通さない訳に行かないとあきらめている。
【仮説B】簡単に潰せるとタカをくくっている。

これまで日本の政治を見てきた人なら、
残念ながら【仮説B】なんだろうな、と思うのではないだろうか。

でも、もしかしたら景色は変わっているのかもしれない。

意外と通るんじゃないの、と言ったらナイーブに過ぎるだろうか。

やっと、まともな煙害対策 3

2016-10-16 | 政治
昨日に引き続き、ネット上のコメントを斬る!

④一部のマナーの悪い奴のせいで禁止場所などが増えていく。
喫煙者は禁煙者に文句を言う前にマナーの悪い喫煙者に文句を言うべきでは?

今回の禁煙ルール案は非喫煙者に迷惑を掛けないための最小限の内容なのだから、
これがキツイと感じる喫煙者がいるとすれば、
その人も十分にマナーの悪い喫煙者の一人である。

これまで人に迷惑を掛けまくっていたんだと猛省して貰いたい。

⑤タバコの次は酒だろ?そしてほかにも飛び火していくんだろうさ。

受動酒も受動ファーストフードも無いんだから、
他のものではタバコの場合のような、社会的コンセンサスが得られないのは明らか。

自分たちのやっていることが、どれだけ別次元で社会から嫌われてるのか、
しっかり認識して欲しいな。
(もしくは認識してるけど、わざと煽ってるのかな?)

ところで。

こういう案が出て来たら、タバコ族議員みたいなのが、
キーキー騒ぎ出すのかと思ってたら、今の所、意外と静かだね。
様子を見ているのか、ウラで暗躍しているのか…。
不気味ではあるな。