明日への道標~みんなが幸せになるために

さあ、また書き始めよう。どうしても伝えたいことがあるから。

義務教育「国庫負担」絶対死守!

2005-11-06 | 政治
また、小泉がおかしなことに固執している。



義務教育費の国庫負担、中学分廃止へ 政府方針
http://www.asahi.com/politics/update/1027/009.html


そもそも、地方自治体に権限や財源を委譲しようなどという、
「三位一体」改革自体、大反対である。

だいたい、地方議会など地場の土建屋とプロ市民の巣窟であり、
また、彼らの動きはニュース等にもならず国民の監視が
行き届かない中で、さらに地方自治体に金や権限を与えることが、
なんで「改革」などと言えるのかさっぱり解らない。

まして、今回のテーマは「教育」である。

多分、読者の皆様も、
「エキセントリックな人達に乗っ取られた自治体」
というのが、いくつか頭に浮かぶだろう。

これまででも、そういう自治体の教育を正常化するために、
政府は大変な苦労をしてきたはずだ。

もし、今回の「改革」とやらで教育に対する政府のグリップが弱まれば、
状況は致命的に悪化し、とんでもない学校が出現しかねない。

なぜ、そういうことに対する危機意識を訴える声が、
湧き上がってこないのか不思議で仕方がない。

自分とは関係ないと思わないで欲しい。

地方自治体というのは一部の「声の大きい人達」の声で政策がブレやすく、
あなたの住んでいる自治体だって、いつそうなるか解らない。

もし、金があれば私立にやるとか、引っ越すとか手の打ちようも
あるかもしれないが、そうでなければアウトである。

そうならないために、義務教育については政府が権限を持ち、
地方自治体の好き勝手にはさせないことが重要なのである。

小泉を見ていると、誰かが「なんとか改革」と名前を付けると
ダボハゼ式に食いつくのだか、その「改革」と称する政策の中身は
全く玉石混交である。

ケンカには強いので、その「なんとか改革」が通ってしまうことが
多いのだが、それが国民にとって致命的であることも多い。

あの総選挙の後だけに、自民党内には小泉に反対しにくい空気も
あるようだが、ここで政府が教育への責任を放棄するのであれば
国家百年の大計を失することになる。

自民党文教族や文部科学省の徹底抗戦に期待したい。

最強の「抵抗勢力」

2005-11-02 | 政治
道路特定財源の一般財源化、議論先送りの見通し 経財相
http://www.asahi.com/politics/update/1101/010.html


なんだ、与謝野さん、のっけから弱気だな...
と思ったんだけど、その先を読んでいったら納得が行った。


経済財政諮問会議でも、民間議員の奥田碩トヨタ自動車会長が
反対を表明している。


ああ、そういうことね。で、


議論の行方は、小泉首相が改めて年内の見直しを
指示するかどうかにかかりそうだ。


まさに、その通りだろう。

一般会計が危機的な状況にある一方で、
どう見ても無駄な道路がバンバン作られていくカラクリは
道路特定財源にあるということは前に書いた。

世間的には道路財源の死守に暗躍しているのは、
地方の土建屋や、その支持を受けている
道路族議員だというイメージが作られているけど、
実は「最強の抵抗勢力」は諮問会議にいるんじゃないか。

これじゃ、小泉がはっきりと腹をくくらない限り、
与謝野もうかつに手は出せないわな。

逆に小泉さえ腹をくくれば、あの衆議院選の後なんだから
なんとか出来ないことはないと思うんだけど。

まあ、小泉が奥田会長を切ったら拍手喝采してやるよ。
どうせ無理だろうけど。

それにしても、本当に諮問会議ってクズが多くてイヤになる。

「竹中更迭相場」がはじまった

2005-11-01 | 政治
東証大引け・大幅続伸で高値更新――改革期待で内需関連高い
http://www.nikkei.co.jp/news/market/20051101m1dsoiss1601.html


今日は、システムダウンがあったものの、
東証は261円上昇の大幅高だ。

日経は絶対に書けないけど、
あきらかに「竹中更迭相場」の幕開けだ。

2002年に竹中が金融相を兼任すると発表されてからの
大暴落を覚えているだろうか?

今回は、その全く逆のことが起きていると言ってよい。

つまり、竹中とその手下の伊藤なんとかが、
経済行政から事実上「更迭」されたことを受けて、
市場は一斉に歓迎の声を上げているのだ。

確かに、竹中が金融相からはずれて以降は、
政府による快楽犯的な企業潰しや、国家権力を
濫用した連中の企業乗っ取りの勢いは弱まり、
その結果、企業のマインドはやや改善してはきている。

しかし、まだ多くの民間企業が、
また竹中が奇声を発して暴れだすのではないかと恐れ、
慎重な姿勢を守っているというのが現状だ。

しかし、これで雲は晴れた。

これから、多くの日本企業は、
その持てる力を一斉に発揮しはじめるだろう。

今日の市場はまさにそれを織り込みに行っているのだ。

もう一つ言えば、
竹中が経済財政担当相からはずれることを
予想していた人は少なかったということから、
まだ、その効果は十分に市場に織り込まれていない。

また、日経を始めとした多くのマスコミは
この変化の重要性に、まだ気がついていないから、
市場もじわじわと織り込んでいくことになるだろう。

これからの株価の上昇は歴史的なものになる予感がする。

とはいえ、投資は自己判断でね。


P.S.
ちなみに2002年はこんなの書きました。
http://homepage3.nifty.com/~fwhh1899/page155.htm