明日への道標~みんなが幸せになるために

さあ、また書き始めよう。どうしても伝えたいことがあるから。

K女子中学、高校に行ってきた

2006-09-30 | 教育
先週に引き続き、娘と文化祭めぐりです。
今日は、割と近所のK女子中学、高校です。

おニャン子時代の生稲晃子みたいな女子高生が
いるんじゃないかと少し期待してたんだけど、
そちらの方はちょっと期待はずれ。
どうでもいいけど。

やっぱり女子校だけあって建物は綺麗、
というか、お城のよう。

敷地は狭いものの、都心の学校よりは若干余裕が
あり、狭いながらも校庭があった。

生徒達も明るく、環境も閑静、また宗教色もなく、
総合的に悪くはないのだけれど。

ウチの近所だと御三家に届かない中学受験生は、
だいたい、ここか、もう一つのキリスト教系のKに
進むことが多い。

ただ、悩むのは、このレベルでも私立にやるべきか?
どうかという所。

確かにウチにとって、私立に行かせる一番の目的は
「ゆとりの教育」からの避難。

その観点で言えば、授業時間数も公立より圧倒的に
多いし、進度も公立より早く、行かせる価値があると
いうことになる。

だけど、一方で進学実績が悪すぎる。

確かに「ゆとりの教育」からの避難も大切だが、
もう一つ言えば、やはり、できるだけ知的な事象に
対する関心を持った人達が、たくさんいるような環境で、
育って欲しいとも思っている。

進学実績と、学校内の平均的な知的レベルは
必ずしもイコールではないとは思うが、
強い「正」の相関があると考えるのが自然だろう。

そう考えると、いかにももの足りないのだ。

それよりは、普通の公立中学+塾で
公立トップ校を目指させた方がよさそうにも思う。

とはいえ、中学受験をやらせながら、
特定の数校以外は公立へ行ってまた高校入試だよ、
というのもちょっと酷なようにも思うし、
そもそも、公立トップ校に入れる保障もない。

そう考えれば不本意でも入れておくしかないのか?
でも、そのために何百万も払うのか?

などなど、なかなか悩みはつきないのだ。

まあ、こんなことを悩まなくてもいいくらい、
伸びてくれればいいんだけどね。

「2つの虚構」を生んだもの

2006-09-29 | 政治
昨日書いた「2つの虚構」を生んだ原因について考えていた。

もちろん、いろいろな要因はあると思うのだが、
たまたま、あるHPで面白いエピソードを見つけた。

>10年以上前のことだと記憶しているが、ワイドショー的番組にも
>何度か出演した。親しくなったテレビ局員に、私のテレビへの
>疑問を話したことがあった。

>「毎朝、同じ時間に各テレビ局が同じような番組をやり、
>同じ人物のインタビューを放送しているが、これでは、
>テレビ局がいくつもある意味はないと思う。それぞれの局が
>独自の判断で番組づくりをやるべきではないか」

>すると、意外な答えが返ってきた。
>「かつて、私も若い頃、同じことを考えて、独自の個性的番組を
>つくろうとしたことがありました。するとすぐに上司から叱られました。
>『そんなことをしたらクビだ』とまで言われました。
>『独自の番組が成功するとは限らない。失敗したら、視聴率競争に負ける。
>視聴率競争に負けないためには他局と同じことをやれ。
>同じことを徹底的にやりつづけろ』と上司から怒鳴られました」
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02939.HTML

「視聴率競争に負けないためには他局と同じことをやれ。
同じことを徹底的にやりつづけろ」

特に寡占企業のサラリーマン企業にはありそうな話だ。

たいしたホームランは打ちにくい環境にある一方で、
もしエラーをすれば致命的だからだ。

確かに、小泉首相の当初の選出の過程は透明性が高かった。
前任の森首相の選出が「密室」と揶揄され続けたのと対称的だ。

また、それまでどの政治家も言わなかった「郵政民営化」を
唱えている所だけ見れば、極めて「市場主義」的であった。

そこで、テレビ局は初っ端に従来の内閣と対比して、
「透明性」が高く「市場主義」的な新しいイメージの首相として
小泉を取り上げて、その結果、視聴率を取ってしまった。

そうなると、もうどうやっても転換はできない。

たとえ、経済財政諮問会議の運営がどんなに不透明であっても、
どんなに市場原理を無視してミクロ経済に介入したとしても、
「やっぱり王様は裸だ」などとは絶対に言えやしない。

いや、そもそも王様が裸か?裸でないか?など、
興味の対象ですらないのだろう。

ひたすら同じことを徹底的にやり続ければ、
そこそこの視聴率は維持し続けることができ、
人も羨む高給をもらい続けることもできるのだから。

そんなテレビが垂れ流し続けた「2つの虚構」に絡め取られて、
政治をめぐる議論は混乱し、小泉に対する合理的な批判勢力が、
育たなかったことが、彼の内閣が5年以上も続いた
大きな要因の一つであったように思う。

そして、そのさらに根源的な原因は
「テレビ業界の寡占」にこそあったように思うのだ。



P.S.
森田実氏のHPのエピソードを引用したけど、
別に彼の考え方自体に賛同している訳ではないので
念のため。


もうひとつの虚構

2006-09-28 | 政治
ミクロ介入しまくりの小泉内閣のことを
どこをどう勘違いしたのか「市場主義」的だなどと
平気で書くマスコミのデタラメぶりについては、
当ブログでも、何度も指摘してきた。

それと同様に、極端な密室政治である小泉内閣のことを
どこをどう勘違いしたのか「透明性が高い」などと、
平気で書くマスコミのデタラメぶりについて、
Bewaad氏のブログが指摘している。

>経済財政諮問会議の密室は良い密室?
http://bewaad.com/20060928.html

その上で、以下のように主張する。

>もちろんwebmasterとていっぱしの社会人ですから、
>そうした「密室」「舞台裏」を公開しろとか、
>不透明さがあってはならないなどというつもりはありません。

>物事はそう奇麗事ばかりも言っていられないのが現実であり、
>そのような部分があってこそうまくいくのだと考えています。

>ただ、透明性が確保されているなどという虚像に基づき正当性を確保し、
>他方で自らの不透明さには目をつぶって各省庁は不透明だと
>断罪しているという事実は、それを抵抗勢力に対抗するための
>うまい手法だとポジティヴに評価するのか、それとも汚いやり方だと
>ネガティヴに評価するかはさておくとしても、
>広く知られてしかるべきだとwebmasterは考えるのです。

まさに、おっしゃる通りだ。

もちろん政策というものは、決定過程が「透明だからいい」とか、
「不透明だから悪い」とかいうものではなくて、
その政策自体の良し悪しで判断されるべきものである。

しかし、それを飛び越えて「透明だからいい」などという
世の中の風潮がある中で、小泉内閣はそれを利用して、
「透明性」を装って強引に無理筋の政策を通してきている。

しかし、その「透明性」自体が虚構だったとしたら...。

結局、小泉内閣が「市場主義」的であったか否かの総括が
できていないのと同様、「透明性」があったか否かの総括も
できないままに、次の政権にバトンタッチ
することになってしまっている。

最近、いまいち世の中で政策議論が盛り上がらないのは、
そのあたりのモヤモヤが多くの国民の中で
うまく整理されていないからではないのだろうか。

既存のメディアだけ見てたら、何がなんだか解らないだろうからね。

こっちはいいねえ

2006-09-27 | 教育
昨日は新内閣の経済閣僚についてボロクソに書いたけど、
こっちはいいねえ。

>伊吹文科相、小学校の英語必修「全く必要ない」

>伊吹文明文部科学相は27日記者会見し、学習指導要領改訂の
>焦点の一つである小学校での英語必修化を巡り「美しい
>日本語が話せず書けないのに、外国語を教えてもだめ。
>必要は全くない」との考えを明らかにした。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060927AT1G2702C27092006.html

伊吹さんってこういうことがはっきり言える人だったのね。

味噌でも糞でも、「変える」のが「改革」であり
「正義」だという風潮の中で、これだけ「変えないこと」を
きちんと主張できる人は本当に貴重だ。

ぜひ、これからも頑張って欲しいと思う。

ついでながら、英語教育について、
前に書いた拙文を再掲しておこう。

>よく、アメリカの子供は小さいうちから
>英語を浴びるように聞いて英語ができるようになるのだから、
>日本人の子供にも早くから英語を聞かせれば
>出来るようになると勘違いしている人がいる。

>確かに、母国語くらいの密度で聞けばそうなるだろうけど、
>学校で週に数時間やるくらいじゃ、そんなの全然ダメだって。

>それで、もし母国語みたいに時間が掛けられないのならば、
>あとは、少ない時間で効率よく覚えるしかない訳で、
>そのためには、一通りの文法なども理解できる
>一定の論理的な思考力が必要になる。

>それならば、中学に入ってからで丁度いいではないか。

>もし、小学校で中途半端な英語をやる時間があるなら、
>それよりも、国語や算数をキチンとやって、
>物の考え方や論理的思考力を磨いておいた方が
>よっぽどよい。
http://blog.goo.ne.jp/fwhh1899/e/83b59379888b9c04f401f74c7b086ccb

ともあれ、これでやみくもに変えては失敗してきた
日本の教育の流れが変わるといいけど。

こりゃ、ダメだわ

2006-09-26 | 政治
とりあえず、今日は組閣だったわけだが。

こりゃ、ダメだわ。

特に、経済関係閣僚から竹中ポルポト派の残党が
駆逐されるかどうかが最大のポイントだと
思ってたんだけど。

財経相になった大田某(♀)なんて、
まさにポルポト派の残党の典型みたいなもんだろう。

せっかく、与謝野が諮問会議を変えつつあったのに、
これじゃ元の木阿弥じゃないか。

おまけに、その与謝野がなぜか閣外に。

彼も日銀に対する「甘さ」だけは頂けなかったけど、
それを除けば、それなりに安定感があって
良かったと思うんだけど。

結局、安倍も親ポルポト派って訳か。

加えて、NAISとか言う破壊軍団の仲間達も、
なんか要職についたみたいだし。

あと、金融担当も「再チャレンジ」とか言って
大騒ぎしていた山本とかいうアホ。

「再チャレンジ」を錦の御旗に、民間経済に対して
市場原理と相容れないしょうもない介入を仕掛けて、
竹中の二の舞にならないことを願うだけだね。

尾身財務大臣だけはよく解らないけど、
所詮は通産官僚だからね。「政策減税」とか好きらしいし。

あと、どうでもいいけど、新聞再販死守で暴れた
「新聞族」の高市某も入閣らしい。
こんなゴリゴリの利権議員は入れるなよ。

という訳で、悪態つきまくりな訳だが、
悪態もつきたくなるわな。

まあ、頼むから小泉内閣みたいな民間経済への妨害だけは
しないで欲しいんだけどね。何にもしなくていいから。


P.S.
こういうポピュリズム的なパフォーマンスも止めてくれ。

>安倍首相、自らの給与30%カット・閣僚は10%
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060926it13.htm

明日は組閣

2006-09-25 | 政治
明日は組閣らしいけど。
これで安倍内閣の性格が解る。

今まで安倍からは経済関係の発言はあまり聞かないけど、
人を見る目さえあれば、得手不得手があっても、
それは全然問題なしだ。

小泉みたいなのは最悪だけど。

まあ、経済閣僚に竹中ポルポト派の残党みたいなのが
入れば、安倍内閣は「売り」だし、そういうのが
排除されれば「買い」だ。

インチキ経済新聞あたりは、盛んにおかしなのを
入れようと、煽ってたみたいだけど。

福井日銀の暴走もあって、日本経済も微妙な所だから、
せめて政府の方だけは人選を誤らないで欲しいね。

個人的には麻生経財相を推します。

桜蔭の文化祭に行ってきた

2006-09-24 | 教育
実は、昨日小学4年生の娘を連れて桜蔭の文化祭に
行ってきた。

まだ4年なので、あんまり勉強させてないし、
その結果、当然N研の成績も全くの低空飛行なのだが、
ちょっとは刺激を与えればやる気になるかな、と、
いうことで。

それとは別に、菊川怜みたいな女子高生が
いるんじゃないかと少し期待してたんだけど、
そちらの方はちょっと期待はずれ。
どうでもいいけど。

内容の方はさすがにあまりくだけたものもなく、
また、文化部の研究なんかはビッチリ書き込んで
あって、ちょっと読むのはしんどいな、と。

まあ、基本的には真面目なんだろうねえ。

とは言っても、別に暗いわけではなく、
それなりにみんな楽しそうにやってるように
見えたから、それはそれでいいんだろう。

校舎は一方は新しくて綺麗、もう一方はやや古いけど、
オーソドックスな校舎でまあまあ。ただ、校舎の横に
グラウンドが無いってのは、ちょっとかわいそうかな。

ただ、都内の女子校で広大なグランドのある学校は
あんまり無いから、総合点としてはまずまずだろう。

と、ここまで今回の感想を書いたが、
あとはウチの娘の志望校としてどうか?という所だ。

基本的に、女性は外で働くのが幸福か?専業主婦が
幸福か?という議論に対しては私は答えを持っていない。

ただ、どちらを選ぶとしても、
また、どちらでも選べるような、十分な知的
バックグラウンドは持たせてやりたいと思う。

そういう面ではこの学校は最も適していると思う。

一方で、やはり女子校最難関ということで、
その呪縛のようなこともあるようだ。

ウチのカミさんの友人に桜蔭出身者が数名いるのだが、
そろって30台後半まで独身で、それぞれ上場企業の
管理職になって活躍しているらしい。

それはそれで良いのだが、やはり縁が遠かったのは
否めないようで、それもどうなのかなあと
ちょっと思ってしまうのだ。

そういう意味では共学の筑附や、比較的男性に
警戒感を抱かれない女子学院の方が「吉」という面も
あるのかなあ、と。

ともあれ、所詮は取らぬ狸の皮算用。

あんまり早くからやっても息切れするだけだから、
まあ、のんびり行きましょうということで。


P.S.
再来週は女子学院に行きます。
ウチの娘の年はサンデーショックなので、
日程的には桜蔭と併願可なのですが。

どうでもいいじゃん

2006-09-23 | 政治
>民主鳩山氏が「造反組復党はでたらめ」と批判

>民主党の鳩山由紀夫幹事長は23日、大阪府池田市内での
>街頭演説で、自民党の安倍晋三総裁が郵政民営化関連法案に
>反対し離党した衆院議員の復党に前向きな意向を示して
>いることについて「政策が政治家にとって命とすれば、
>政策が違うと追い出した人を復党させるのはまったく
>矛盾している。でたらめな政治だ」と批判した。
http://www.sankei.co.jp/news/060923/sei001.htm

相変わらず、この人バカだな。

世の中、全く考え方の同じ人など2人といないのだから、
政策が違う所で対立しても、同じ所では共闘するのは
当然だろう。

そりゃ、理想的には100%考え方が同じ人だけ集めて、
政党を作って国会の過半数を占められれば一番いいんだけど、
そんなことは不可能だからね。

確かに、目先の特定郵便局長会の組織票にころんで、
大騒ぎをやらかした造反組なんてロクな政治家じゃないと
思うけど、ほかにも別の面でロクでもない政治家なんて
いくらでもいる訳で。

だけど、そういうのを集めて国会の過半数を取って、
一つでも、二つでも必要とされる政策を
実現していくのが政治だろう。

もちろん、過半数を取れるなら、しょうもないのから順に
切り捨てていけば良いのであって、小泉の郵政選挙は
あれはあれで快挙だったと思うけど、参議院で過半数を
割るリスクがあるとすれば、当時の判断に固執するのは
愚の骨頂だと思う。

復党問題なんて「どうでもいいじゃん」という、
当たり前の感覚が広がっていけば良いのだけれど。

ただ、今度の参院選でマスコミの言うように、
小沢民主が勝つだろうとはどうしても思えないんだよね。
だって、マスコミ以外には人気ないじゃん。

もしそうなら、造反組の復党自体がどうでも良くなるけど。


いい建物を作れる社会

2006-09-22 | 政治
>JR国立駅舎:高架化工事に伴い解体決まる 東京
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060923k0000m040149000c.html

うーん、また何か、もめそうだな。
確かに、それなりの趣はあったからね。

こうなると必ず反対運動をする人がでてくるんだけど。

ただ、ちょっといい建物を建てると、
毎回壊す時に反対運動が起こって、
取り壊せなくなることが予想されるようになると、
だれもそんな建物は建てなくなるだろうね。

そう、壊す時に絶対反対運動が起きないような、
できるだけ特徴がなくて、地味で、つまらない建物
ばかりが建てられるようになるだろう。

それじゃ、世の中面白くないような気がする。

でも現にそうなりつつあるんじゃないか?

もう、役割を終えたものは潔くあきらめて、
次の良いものを作れるような社会にしていった
方がよいと思うけどね。

不毛な努力

2006-09-21 | 社会
>新司法試験合格者は1009人 1位は中大の131人
http://www.asahi.com/national/update/0921/TKY200609210391.html

>法科大学院(ロースクール)の修了者が受験する「新司法試験」の
>初の合格者が21日、発表された。受験者2091人(途中退席の
>4人を含む)の48%に当たる1009人が合格した。

>法科大学院修了が受験条件だったとはいえ、合格率が2~3%程度
>だった旧司法試験と比べると門戸は広がった形だ。一方、合格者数
>ゼロが4校に上るなど法科大学院間の格差が鮮明になった。


半分も合格かよ?

要するに、2年間高い学費を払ってつまらない授業に耐えたら、
弁護士の資格を上げます、ってことか?

なんか、受験生に求める努力の方向が間違っている
ような気がするなあ。

例えば、高校入試に例えれば、いままで学力検査で
合格者を決めていたものを、内申書と寄付金の額で
合格者を決めようっていうことだろ。

企業に例えれば、いままで営業成績で昇格者を
決めていたものを、会社にいた時間と幹部への
お中元の有無で、昇格者を決めようっていうことだろ。

不毛だよなあ...。

司法試験を目指して多浪して人生を棒に振る人を防ぐのなら
単に受験回数の制限でもすればよかったし、そもそもこんなに
合格者を増やせるなら、従来の司法試験のまま増やせば
よかったんだよ。

結局は法曹関係者が法科大学院にポストができるのが
嬉しかったってことだろ。

なんだかなあ...。

ただ、落ちた残りの半分はどうなるんだろう。

これまでなら学生の時と、せいぜい一年まで留年して頑張って、
だめなら就職という選択枝もあったけど、高い金払って
2年なり3年なり法科大学院に行ってしまうと
それこそ、引っ込みがつかないと思うけど。

ほんと、この人達の考えることは訳がわからん。

裁判員制度も始めるらしいし。



P.S.
そういえば3年程前にこんなの書いたな。
今、読み返してみても名文。(笑)

>「裁判員制度」を阻止せよ
>「魔女狩りの時代」の加速を許すな。
http://homepage3.nifty.com/~fwhh1899/page181.htm


P.S.2
5年で3回という受験資格制限はあることを見落としてました。(9/24追記)
http://www.moj.go.jp/SHIKEN/shinqa01.html#07


<おまけ>
ここ一ヶ月くらいでドミノ倒しのように茶髪の女が
減ってるけど、電通あたりが仕掛けたのか?

>ニッポン女性は黒髪回帰…ヘアケア業界はミニバブル
>2000億円市場、茶髪にパーマは激減
http://www.zakzak.co.jp/top/2006_09/t2006091911.html


飲酒運転

2006-09-20 | 社会
飲酒運転がよくないのは当然だ。

だけど、公務員の飲酒運転だけを大々的に取り上げる
マスコミってどうよ?と思う。

そりゃ、民間人の飲酒運転も公務員の飲酒運転も
危険度においては同じだろう。

もちろん、公務員の飲酒運転率が他の職業に比べて
高いというなら意味があるけど、そんなデータなど
見たことがない。

>飲酒運転、同乗職員も免職か停職 神奈川県が方針

>職員の飲酒運転、大阪府も原則懲戒免職へ

などと書いて、どこの自治体も懲戒免職にせざるを
得ないような煽り方をするのはどこかおかしい。

確かに、飲酒に甘い日本の社会の中で、
飲酒運転が大目に見られていたという問題はあると思うが、
それなら公務員も民間人も同様に適用になる
道路交通法の罰則強化を主張すべきだろう。

今の煽り方は、単なる公務員バッシングの延長としか思えない。

もし、公務員は公共性のある仕事をしているのだから
特別に厳しい規律が求められる、というなら、
公共性の名の下に再販制度で国に庇護されている新聞屋や、
タダで国民共有の電波を占有しているテレビ局の連中も
同様に厳罰に処すべきだと主張しろ、と。

ここまで今日書こうと思っていたのですが、
やっぱり期待を裏切らないアサヒがやってくれました。

>本社記者が酒気帯び運転 甲府

>山梨県警甲府署は20日、朝日新聞甲府総局の中川裕史記者
>(27)を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで検挙した、
>と発表した。現場で交通切符(赤切符)を交付されている。
http://www.asahi.com/national/update/0920/TKY200609200440.html

当然、懲戒解雇でしょうな...


P.S.
ちなみに上のアサヒの煽り記事。
速攻で消されてました。(リンク先はGoogleのキャッシュ)

なんか、「きっこのブログ」並みだな。


P.S.2
議員票はともかく、党員票ではもっと「オヤッ」っていう票が
麻生氏に入ってるかと期待してたんだけど。

まあ、ネットで書き散らしてる連中で、
「党員」はそんなにいないんだろうなあ。

あとは、ポルポト派の残党みたいなのが
主要閣僚で入閣しないことだけが、唯一の願いだね。

外人部隊の日本兵/宮下洋一

2006-09-19 | 読書日記
久々に読書日記。

フランスの外人部隊に35人の日本人兵士がいるという。

若い頃の自分自身が仕事を選ぶ時に、
多分、一番選ばないであろう選択肢だと思ったので、
逆にものすごく興味が沸いた。

どういう人が、どういう思いで、
外人部隊という人生を選択するのかということに。

読んでみて思ったのは、
彼らが意外と常識的な人だったということだ。

ただ、たまたま彼らの充足感や自己実現感を
満たしてくれそうなものがこの外人部隊だった。

そうは言っても普通は長期的な損得勘定や
危険な仕事であることを考えて、
踏みとどまってしまうことが多いと思うが、
彼らはそういう観点では仕事を選ばなかったのだ。

仕事を選ぶ時に、「好きなこと」と「損得勘定」を
どの程度でバランスさせるかということは、
多分、人間の永遠のテーマだ。

前に村上龍の「14歳のハローワーク」を批判して、
あまり若い内に、狭い世界観の中での「好き」に
こだわって、人生の可能性を狭めてしまうのは
もったいないと書いたことがある。

だが、分別のある大人が選ぶのであれば、
他人がとやかく言うことではない。

いすれにしても、彼らは私とは、好きなものも、
価値観も、多くの点で異なっている人達だと思う。

ただ、ぜんぜん共通点の無いと思われた彼らとも、
仕事から充足感を得られる人生を送りたいという点で、
同じであることに気づき、ちょっと親近感を
持つことができたのは想定外だった。


外人部隊の日本兵/宮下洋一

「裸の王様」の暴走、再び

2006-09-18 | 政治
>竹中氏退場で問われる安倍氏の経済政策、海外勢に懸念も
>[東京 15日 ロイター] 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060915-00000572-reu-bus_all

この手のインチキマスコミのデタラメ記事には、
ほとほと愛想がつきる。

まえにこんなことを書いたっけ。

>最近はマスコミが「市場の声」を「作っている」とさえ思う。
>「市場の声」といっても市場関係者全員にアンケートをとったものではない。
>逆に言えば「市場の声」と称して何を言ってもウラは取られないのだ。
http://homepage3.nifty.com/~fwhh1899/page88.htm

これを書いたのが98年だが、今も状況は全く変わらない。

相変わらず「市場は~~」、「海外投資家は~~」と言っては、
自分達の思い込みを垂れ流す。

私も市場関係者の知り合いは山ほどいるけど、少なくとも
ポルポト竹中なんかを評価してる人はほとんどいないぞ。

じゃあ、なんで彼らにはちゃんとした情報が流れず、
みっともない「裸の王様」になってしまうのだろうか。

これについても前にこんなことを書いた。

>なぜ彼らか「裸の王様」になってしまうのかそのメカニズムを少し解説しておこう。

>よく「○○証券アナリスト」とか「○○投資顧問運用部長」とか
>いう人たちのコメントが新聞で紹介されている。
>まず、こういう人たちはキ印経済新聞の論調に沿ったことしか言わない。

>なぜか?

>サラリーマンである彼らは上司や役員までが読んでいる新聞に
>名前が載れば、トクすることはあっても損することはない。
>だから、彼らは実際にはどう思っていようと
>新聞が引用してくれそうなコメントを提供するのである。

>中でも外資系証券会社のアナリストとかストラテジストというのは特にひどい。
>これも仕組みが解れば当然のことだ。
>彼らの主たる商売はいわゆる「セールス」の人たちと客先の機関投資家に同行することだ。
>その見返りに期間投資家はその証券会社に売買注文を出し、それが彼らの評価になる。

>ところが、機関投資家は名前の売れたアナリストを好む。
>確かな分析をしていても無名のアナリストではだれもありがたがらない。
>歌の上手い歌手より、歌は下手でもテレビによく出る芸能人をありがたがるのと同じだ。
>だから、新聞がコメントを引用してくれたり、顔写真を載せてくれたりするかどうかは、
>セールスが客先に連れていってくれるかどうかに直結し、彼らにとっては死活問題なのだ。
>うまくやれば年収数千万、ダメならクビである。

>かくして「裸の王様」の周りには王様を称え上げる「乞食」が群れをなし、
>王様は自らの倒錯した世界感にますます自信を深めていく。
>「乞食」達のおべんちゃらを「市場の声」だと思い込むようになってくる。
>「裸の王様」の暴走は起こるべくして起こったのである。
http://homepage3.nifty.com/~fwhh1899/page155.htm

これは、大きなメディアはどこも同じだ。

典型的なのが、2002年に日経が散々「柳沢を更迭して
不良債権処理を進めれば株価が上がる」と主張していた時だ。

その時の拙文を再掲しよう。

>あれ?柳沢が更迭されたら株は上がるんじゃなかったの?
>「市場の声」は不良債権処理を求めてるんじゃなかったっけ?
>キ印経済新聞の言う所の「市場の声」に媚びて
>竹中などに金融相を兼任させる小泉のバカさ加減には愛想も尽き果てたが、
>そもそも、そんな「市場の声」なんかどこにも存在しなかったのだ。
http://homepage3.nifty.com/~fwhh1899/page155.htm

結果は、ご存知のように株価は大暴落です。

まあ、だいたいこういうものですから、
くれぐれも騙されないように。



P.S.
いわゆる市場関係者の平均的な感覚を知りたかったら、
ここらあたりの定点観測がおすすめかな。

>今朝のドラめもん
http://www.fpeye.co.jp/fpeye/fpeye.php?fid=7


いつまで、やってるの?

2006-09-17 | 政治
>社保庁改革、非公務員化も=安倍氏が強調
>-3候補、教育改革でも論戦・自民総裁選
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060917-00000044-jij-pol

また、社会保険庁ですか。

安倍に限らず、麻生や谷垣も言ってるらしいけど、
まだ、やってるの?という感じだ。

社会保険庁改革とやらの不毛さについては
当ブログでも何度か書いてきた。
(下のバックナンバー参照)

そもそも、国民年金にしても、健康保険にしても
政府が簡単に手を引ける話じゃないんだから、
本質的には、看板の架け替え以外には
なにもやりようがないはずだ。

じゃあ、何でいつまでも取り上げられ続けるのかといえば、
ここを叩いていれば、マスコミ信者の票が獲得できる一方で、
政治的には極めて安全だという、政治家にとって
おいしいテーマだからだろう。

叩いても、別に強い政治力を持っている訳ではないから
選挙のマイナスにはならないし、また、結局最終的には
看板の架け替えしかできないことが解っているから
トンでもない所に議論が行ってしまう心配もない。

一方で、いったんマスコミの「叩いていいリスト」に
乗ってしまった以上は、豆粒みたいな不祥事でも
マスコミが大々的に取り上げてくれるから、
リークによる世論喚起も極めて容易である。

だけど、それでバンバン叩いて保険料の徴収率が上がるのか
といったら、国民の不信感が煽られ、また組織のモラールも
下がるのだから、どう考えても徴収率が上がる訳がないだろう。

さらに言ってしまえば、国民年金の加入者の中には、
フリーターや定職の無い人達も多く、その人達を全部
きちんと追いかけるなんて事実上不可能なんだから、
一定の「いいかげんさ」がないと業務が回らないのは
仕方のない面もある。

そりゃ、叩けばいくらでもホコリを出すことは
可能だろうけど、そんなことをやってて何の意味がある?

もう、いい加減、不毛な議論は終わりにしないか?


<バックナンバー>
そろそろ燃料切れのようで
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「組織論」は「機能論」から語れ
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麻生の「右」と安倍の「右」

2006-09-16 | 政治
「明日への道標」も10年程前に書き始めた当時は
「右」とか「保守系」とか言われることが
多かったような記憶がある。

当時はまだ、いわゆる戦後民主主義的タテマエが、
世の中の主流だった頃。

その中で、当時「右」と言われたような人たちは、
その頃、極端に軽視されていた(いや、むしろタブー視
されていたと言ってもよい)、秩序や安全保障などに関する
諸問題に対して、本当にこのままでいいのかと
問題提起することが多かったように思う。

つまり、決してそれらを絶対視している訳ではなく、
当時の反対方向への行きすぎに対して、
むしろバランス感覚を持って議論できる人が多かったのだ。

(もちろん、そういう状況を踏まえて、あえて極論を
振る場合はあっただろうけど。)

「明日への道標」も、当時のそういう人達の影響を
大きく受けていたと思う。

時は流れて、特に拉致問題が白日のもとに晒されて以降、
戦後民主主義的なタテマエを担ってきた人達が
信用を失い、世の中の雰囲気は大きく変わった。

その中で、いわゆる「右」的な価値感を絶対視する
一群の人達が目立つようになってきた。
彼らは好みのアイテムが違うだけで、むしろ
一昔前の左翼のように硬直的だったりする。

で、麻生と安倍の話になる。

マスコミ的には麻生と安倍は差がないような
言い方をする人が多いのだが私はそうは思わない。

すなわち、麻生はこれまでのバランス感覚を持った「右」、
安倍は最近の硬直的な「右」のグループに
それぞれ分類できるのではないかと思うのだ。

麻生の真骨頂が発揮されるのは、化石のようにアナクロな
新聞記者が、10年前のステレオタイプを引きづったような
しょうもない質問をしてきた時だ。

麻生はそういう記者をギャフンと言わせて、
最近のネット世代の若い人達の喝采を浴びるのだが、
彼の話はロジカルで面白く、議論を楽しんで
いるようにさえ見える。

一方で、安倍にはそういうことが出来ない。
結局、よく解らない精神論みたいな所に行ってしまう。

もちろん、能力や性格の問題もあるのだろうが、
一番の違いは合理的なロジックの世界で生きている麻生と
ほとんど信仰に近い世界で生きている安倍の違いだと
言ったら言い過ぎだろうか?

そして、それはそのまま先に述べた2つの「右」の
それぞれに該当する。

そう考えると、やっぱり安倍総理ってのはちょっとなあ...

ともあれ、私の見立てが間違っていればよいのだけれど。