◆ 小下図 ダ・ムーラ邸 4号大 ( 30 × 21.5 cm )
何年か前、いつものようにネットでヴェネツィアの画像を検索していて、ふと一枚の画像に目が止まりました。
いかにもヴェネツィアらしい建物を写したものですが、見覚えのある建物ではありませんでした。
便利な世の中になったものだと、つくづく思います。
その建物の正体を知るべく更に検索をかけたところ、すぐに目的の建物が分かりました。
Palazzo da Mula(パラッツォ・ダ・ムーラ)。
ヴェネツィアン・グラスで有名なムラーノ島のほぼ中央の運河沿いに建っています。
貴族ダ・ムーラ家が夏の別荘として既存の建物を購入し、改装したもののようです。
因みに、クロード・モネの作品に「パラッツォ・ダ・ムーラ」がありますが
これとは別の建物で、本島のカナル・グランデ沿いにあります。
本番では20号で描く予定です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/a8/5b55a0044671dd0a3b24aa45eb2d48a0.jpg)
ドローイングペンでの描き起こし。
ダ・ムーラ邸の真ん前の運河上にはヴァポレット(水上バス)の停留所がドカンと設置されています。
この構図ですと、一階の下半分ほどは停留所で隠れてしまいます。
現在この建物は自治体の支所として使われているとのことで
住民の利便性を考慮して設置したものと思われますが、もちろん省略します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/bf/ecd9837f51d08f99b87aa081d79a57e1.jpg)
ガッシュで彩色。
ヴァポレットの停留所はおろか、ボートの係留杭すらない古いモノクロ写真を見つけ
それも良さそうだと、運河上には何も入れないことにしました。
が…、係留杭はヴェネツィアの風物の一つでもありますし
それくらいは入れた方がいいのではないかと迷いが出てきました。
それはまた本番の際に再検討します。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
本日のおまけ
最近になって、YouTube の埋め込み位置がページの中央に変わっていることに気づきました。
以前は、記事や画像と同じく左揃いだったのが、いつの間にか!
レイアウト上、統一感が無くなって嫌なのですが
YouTube の仕様が変更になったようですので仕方ありません。
-----------------------------------
マジック(手品・奇術など)は、高度になればなるほど見る人を驚かせてくれます。
しかし、映像だけで見せられると、本当に実演したものかどうか疑わしくなります。
現代のデジタル技術を使えば、どのようなものでも作れるからです。
それを逆手に取るように、デジタル技術を駆使してマジック風に見せているのが、ザック・キングの作品です。
彼は映像作家であってマジシャンではありません。
綿密な制作による高度な完成度に加え、ユーモラスな演出をしているので
少しも興醒めさせずに、最後まで魅せてくれます。
------------- Ichiro Futatsugi.■
何年か前、いつものようにネットでヴェネツィアの画像を検索していて、ふと一枚の画像に目が止まりました。
いかにもヴェネツィアらしい建物を写したものですが、見覚えのある建物ではありませんでした。
便利な世の中になったものだと、つくづく思います。
その建物の正体を知るべく更に検索をかけたところ、すぐに目的の建物が分かりました。
Palazzo da Mula(パラッツォ・ダ・ムーラ)。
ヴェネツィアン・グラスで有名なムラーノ島のほぼ中央の運河沿いに建っています。
貴族ダ・ムーラ家が夏の別荘として既存の建物を購入し、改装したもののようです。
因みに、クロード・モネの作品に「パラッツォ・ダ・ムーラ」がありますが
これとは別の建物で、本島のカナル・グランデ沿いにあります。
本番では20号で描く予定です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/a8/5b55a0044671dd0a3b24aa45eb2d48a0.jpg)
ドローイングペンでの描き起こし。
ダ・ムーラ邸の真ん前の運河上にはヴァポレット(水上バス)の停留所がドカンと設置されています。
この構図ですと、一階の下半分ほどは停留所で隠れてしまいます。
現在この建物は自治体の支所として使われているとのことで
住民の利便性を考慮して設置したものと思われますが、もちろん省略します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/bf/ecd9837f51d08f99b87aa081d79a57e1.jpg)
ガッシュで彩色。
ヴァポレットの停留所はおろか、ボートの係留杭すらない古いモノクロ写真を見つけ
それも良さそうだと、運河上には何も入れないことにしました。
が…、係留杭はヴェネツィアの風物の一つでもありますし
それくらいは入れた方がいいのではないかと迷いが出てきました。
それはまた本番の際に再検討します。
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本日のおまけ
最近になって、YouTube の埋め込み位置がページの中央に変わっていることに気づきました。
以前は、記事や画像と同じく左揃いだったのが、いつの間にか!
レイアウト上、統一感が無くなって嫌なのですが
YouTube の仕様が変更になったようですので仕方ありません。
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マジック(手品・奇術など)は、高度になればなるほど見る人を驚かせてくれます。
しかし、映像だけで見せられると、本当に実演したものかどうか疑わしくなります。
現代のデジタル技術を使えば、どのようなものでも作れるからです。
それを逆手に取るように、デジタル技術を駆使してマジック風に見せているのが、ザック・キングの作品です。
彼は映像作家であってマジシャンではありません。
綿密な制作による高度な完成度に加え、ユーモラスな演出をしているので
少しも興醒めさせずに、最後まで魅せてくれます。
------------- Ichiro Futatsugi.■
ムラーノ島の内側にある大運河に面した建物ですね。
私も最初ダ・ムーラ邸と読んだ時、あれ、これどこにあったっけ、と検索をかけましたが、
そう、知って見ると、ああ、あそこのか、とすぐに。
かなり古い時代の物の様ですが、あの装飾と、古さ加減が重々しくて、なかなか魅力的ですよね。
下図では背景が白いままですが、勿論最初から黒くするお考えで始められたのでしょうが、
ヴェネツィアの建物で、背景が黒、というのは初めて見たように思いますが、
確かに、壁の色、白い窓枠や装飾の白いメダル型がとても引き立って、成程なぁ、と思いました。
実作が楽しみです!
おまけの方は、成程なぁ、と思いつつ、そのアイディアに笑えますね。
裏の仕掛けの作り方、用意を思いつくまでが大変なのでしょうが。
レーベル上げの、あのコーチ役知ってます。名前は出ませんけど、アメリカズ・ゴット・タレントの今の司会役で、
でもあの体つきからして、以前は何かスポーツのプロ選手だったんだろうと。
最後に別のサイトが出たので、見に行き楽しんで来ましたよ。
ダ・ムーラ邸は偶然知ったのですが
規模も小さく、本島に建ち並んでいる建物のような華やかさもなく
少し寂れた感じが逆に面白いと思って描くことにしたのです。
背景は最初から暗くする予定でしたが
あえてペンで塗り潰さずに絵の具で行こうと描き始めました。
途中で思い直してペンも入れたのですが
ここまで暗くする必要があるかどうか、本番では再検討するつもりでいます。
この邸が面しているムラーノで一番広い運河は Canal Grande di Murano と言うのだそうです。
小さな島ながら、本島と張り合っていますねぇ。
ムラーノ人もプライドが高そうですねぇ。
それにしても、建物の真ん前にヴァポレットの停留所を作らなくてもいいのにと思います。
建物が小さいだけに、とても目立って邪魔なのです。
ザック・キングのマジック風動画は、本当によくできています。
名人というのは、発想力が豊かで、難しいことをいかにも簡単そうに見せてしまう人。
そんな思いを再認識させられました。